4月1日はサノ氏の誕生日で、同日朝にはプゥア・タイ党の主要幹部や議員が祝福の為に同氏宅を訪れる場面も見られたという。
先にサノ氏は同メディアの電話取材に対してプゥア・タイ党に合流する可能性があることを認めていた。
嘗てキングメーカーとして知られていたサノ氏は愛国党の主要創設メンバーで、第一次タクシン政権誕生時には最大派閥を党内で率いていたが、その後タクシン元首相直径系の派閥による巻き返しにより党内の影響力を失い幹事長ポストから下ろされていた。
また、サノ氏はチャワリット元首相辞任後の多数派工作の際にステープ現副首相一派により巻き返されたことに対して私怨をいだいていることを認める発言を現政権誕生時にしていた。
一方、前日にはクーデター派に信奉者が多い有名占い師が、間もなくタイに女性首相が誕生し情勢が好転すると占った。