2006年02月25日

野党連合結論にいたらず

 前下院野党連合代表のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏(民主党党首)は、野党連合内で協議を行ったものの、本日の段階で野党連合として共同歩調で下院選への候補者の擁立を見送るか否かに関して結論にいたらず、26日に一端各党に持ち帰り検討を行った上で、再度最終結論に向けた協議を行いあらためて記者会見を開く方針を明らかにしました。

 今回の協議では、既に候補者擁立の方針を決定していたチャート・タイ党と、事実上選挙をボイコットする方針を決定していた民主党及びマハーチョン党との間で激しい議論が交わされたものの、昨日の時点では今回の解散は不当なものであるという認識で各党一致したものの、総選挙に向けた対応に関しては合意に至らなかったようです。
(タイ時間 21:00)
posted by Jean T. at 22:47| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

野党連合は総選挙を忌諱か?

 下院解散を受け行われる下院議員選出総選挙に野党連合側(少なくともマハーチョン党及び民主党)が、候補者送り込みを見送る方向で動いているとの情報があります。

 背景に、首相が自信の責任を認めず責任転嫁的に下院を解散したことが、国民の反政府感情をあおり、情勢を激化させることになり、結果として4月2日の総選挙の施行すら危うい状況になるとの読みがあると見られているようです。

 いずれにしても本日中に行われる予定になっている野党連合の共同会見で明らかになるものと思われます。
(タイ時間 17:50)
posted by Jean T. at 19:39| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タンマサート、5万人の署名受付を達成

 タクシン首相の罷免を求め署名活動を展開していたタンマサート大学の学生会組織は、昨日までに罷免審査請求ができる法定の5万人の署名の受付を達成した事を明らかにしています。

 同組織筋によると、2月10日から23日までの間に51,260人の署名を受け付け、また活動支援費用として総額438,653バーツの寄付金が寄せられたようです。

 尚、法定の署名数を達成したものの、中には無効な署名もあり得る為、今後も8万から10万人の署名を集める為に署名活動を継続する方針を明らかにしています。
posted by Jean T. at 11:07| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サノ氏は出馬せず

 電撃解散を受け動向が注目されていたワン・ナム・イェン派閥ですが、昨日緊急の会合を開き、リーダーのサノ・ティヤントーン氏及びプラッラーチャ・アムナート(国王への権威)という本で知られるプラッムワン・ルヂャナセーリ氏、サノ氏の親族三人が今度の選挙への出馬を見合わせる事が確認さたようです。
posted by Jean T. at 11:07| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国の利益を無視し自己保身に走った行為

 タクシン首相が下院議会の即日解散を決定した事に対して、民主主義市民連合は首相の辞任を要求する為の市民集会を予定通り2月26日16:00から都内サナーム・ルワンで開催する事を再確認しました。尚、解散決定以降の具体的な行動方針は別途本日協議を行う予定であるとしています。

 代表のスリヤサイ氏は、今回の解散に関して国の利益を無視し、己自身の問題を解決するために行った、あたかも下院議会を責任転嫁する為の道具のようにあつかった政治の私物化も甚だしい行為であると非難した上で、自身に持たれている指導者としての不適格性に関する指摘を無視し、己の不実をロンダリングする為に総選挙を利用し政治生命の引き延ばしを狙った行為は決して国民感情の緩和にはつながり得ず、むしろ政治情勢の悪化を招くのみであると指摘していました。

 また、サンティ・アソーク教団創設者のポーティラック師は、今回の解散決定は、国民の反政府感情がタクシン首相自身に由来しているという事を無視した行動であり、むしろ国民の反政府感情を煽るだけのものであると指摘した上で、市民集会への合流を決定した教団の今後の活動方針に関しては、当初の目的が達成されるまで継続すると語っていました。また、教団内の組織である道義軍議長のヂャムローン・シームゥアン少将も、解散だけでは問題は解決できないとした上で、問題の根源であるタクシン首相の完全退陣が達成されるまで活動を継続させる意向を明らかにしていました。

 一方、民主党副党首のサーティット・ウォンノーントゥーイ氏(野党連合国会対策委員長)は、既に総選挙に於いてタイ・ラック・タイ党が有利な状況に置かれるよう準備を進めた上で、現在の政情不安を議会側に責任転嫁し己の保身を図るために行われた解散であると非難しました。

 先だってタイ・ラック・タイ党側は党大会で、現在の政治状況に関する真相を地元住民に説明する為に各地区選出下院議員に30万バーツの支給を決定していました。

 サーティット氏によると、総選挙では政治倫理が欠如したタクシン首相の首相としての適格性及び今回の解散が果たして国民の利益に繋がるのかという疑問を中心に国民に訴えていく見通しであるとのこと。

 また、チャート・タイ党副党首のソムサック・プリサナーナンタグン氏は、既に既にタクシン首相の性格を知り尽くした党としては、今回の解散は予想の範囲内だったとした上で、いずれにしても今回の解散で政治情勢を緩和する事は不可能で、むしろ最悪の事態にまで発展する情勢の激化が懸念されると指摘していました。

 一方、タイ証券取引所のギッティラット会頭は、今回の解散決定は投資家の不安材料の払拭に繋がり評価できるとした上で、月曜の取引開始後に今回の解散決定の効果を見ることが出来るとの見通しを示していました。
posted by Jean T. at 02:12| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、解散理由説明でも姑息な発言に終始

 タクシン首相は、昨日20:30から放送された下院議会の解散説明の場で、国民に権限を返上することが政治的な対立を解消する上で最善の手段であるとの判断から解散に踏み切ったと説明しました。

 首相は、発言の中で、依然多くの国民が私を支持している中で、一部の政策によって利益を失った人物や政治組織があらゆる手段を講じて政府を崩壊させようとしており、政府はこれまで地道に彼らの非難に応える努力をしてきたが、彼らは全く聞く耳を持たなかったと語り、暗に市民集会側を非難した上で、「しかし私は衆愚の法理(ゴット・ムーを意訳)を持って私を服従させようとする彼らの行為を認めるわけにはいかない」とし、敢えて政府の権限を国民に返上し国民の評決を受けることが最善の解決策であると判断するに至ったと語りました。

 タクシン首相によると、識者や政治的に中立な人物と相談の上で決心したんだそうです。

 更にタクシン首相は国民に向かって、「現在の政府に再度政権を委ねたいか否かの判断は国民に委ねられている。結果如何であろうと私は喜んで受け入れる」と語った上で、しっかり「どうか私を信じ再度支持して欲しい」と訴えていました。

 解散が正式に決定するのに先立って、昨日朝タクシン首相は農業協同組合関連の会合で「私を追い出そうとしている者を受け入れる事は出来ない。しかしもし皆が私に飽きたというのであれば、どうか私を故郷に送り返して欲しい、また、もしまだ私を働かせたいと思うなら私に投票して欲しい。喜んで皆の為に全力を尽くして働く」と発言していたことから、遂に下院解散の方向で動き出したとの観測が支配的になっていました。

 今回の即日解散を受け、中央選挙委員会は下院議員選出総選挙の投票日を4月2日に設定する決定を行っています。また、この決定に伴い、3月2日から3日まで比例代表制選出候補の受付を行い、3月4日から8日にかけて各地方区の選出候補者の受付を行う方針を明らかにしています。尚、上院議員選出選挙は予定通り4月19日に行われます。
posted by Jean T. at 02:11| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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