2006年03月15日

首相、民主主義を守るために戦い続ける

 タクシン首相は昨日、訪問先のスリン県内で支援者等に向かって民主主義を守り、また向こう三年以内の貧困撲滅を達成する為に己を捨てて闘い続けると語り辞職の可能性を強く否定した上で、首相の辞職を要求している勢力の幹部は、自分が取り組んだ政策によって利益機会を失ったものであると非難しました。

 また、昨日夕方からブリラム県内で行われたタイ・ラック・タイ党の立ち会い演説会では、党幹部の多くが入れ替わり立ち替わり民主主義市民連合及び総選挙をボイコットした野党三党が手を組んで政府の信用失墜を狙っていると非難する発言を繰り返していたようですが、とりわけ同県内を地盤とするネーウィン・チットチョープ氏(首相府大臣)は、民主主義市民連合のヂャムローン・シームゥアン少将、ソンティ・リムトーングン氏及びサンティ・アソーク教団創設者のポーティラック氏はビジネス、政治、宗教何れに対しても利益にならない不良債権の様なものであると非難していたようです。

 一方、官邸前で開かれている市民集会の演台に立った弁護士会副会長のタナイ・アナンターヨー氏は、首相がパノムルン遺跡で移動閣議を開いた時点でクメール王朝の祟りに襲われ不運が始まっていたと皮肉っていました。

 因みに、そのタクシン首相は昨夜、クメール系のネーウィン氏の仲介でクメール式の怪しい祈祷を受けたらしいです。
posted by Jean T. at 02:09| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安全保障関連会議に首相夫人が参加した理由の開示を要求

 民主党のオンアート報道官は昨日、一昨日首相官邸内で開かれた緊急安全保障関連会議の席上に関係閣僚や当局者に混じってポヂャマーン首相夫人が参加していた事に関して、いかなる資格で、いかなる任務を帯びて会議に出席したのか明確な説明をするよう政府に対して要求しました。

 オンアート氏は、仮にタイ・ラック・タイ党の会議であれば党最大の出資者としてポヂャマーン夫人が参加する事は問題ないが、官邸という公共施設で安全保障に関わる機密情報を知る事ができる可能性がある会議に出席する事は極めて不適切であると指摘していました。
posted by Jean T. at 02:08| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チットチャイ副首相が筆頭副首相に就任した二つの理由

 昨日の閣議で序列三位の副首相であるチットチャイ・ワンナサティット警察大将を筆頭副首相に据え、これまで筆頭副首相だったソムキット・ヂャートゥシピタック氏を序列第三位の副首相に据える決定を行った事に関して、民主主義市民連合のスリヤサイ・ガタシラー氏は、連合押さえ込みの為に非常事態令を布告するための人事、若しくはタクシン・チンナワット警察中佐が首相を辞職した際に暫定首相として指名する事を視野に入れた人事であるかの何れかであるとの認識を示しました。

 尚、連合側は、たとえタクシン首相が暫定首相を指名して辞職したとしても、背後で影響力を行使できる限りは完全な"辞職"とは言えないとのスタンスを示しています。

 一方、スラポン政府報道官は、今回の人事は(首相の署名を要する)非常事態令発令とは一切関係ないとした上で、官邸前のデモ行動等の安全保障上の不安を抱えている中で選挙遊説の為に官邸を留守にする機会が多いタクシン首相の職務を代行できる立場として最も適切であるとの判断から行われたものであると説明していました。

 因みに非常事態令は原則として閣議で承認を受けた上で首相が署名して発令されるのですが、閣議を開くことが不可能な火急な場合は首相の署名のみでも発令が可能で、その場合は発令後三日以内に閣議の承認を受けることが義務づけられています。(閣議で承認を受けられなかった場合は発令そのものが無効になります)
posted by Jean T. at 02:08| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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