2006年03月16日

首相、官邸から外務省に会場を変更

 本日10時、国王陛下の即位60周年記念式典関連の協議を行うため官邸に向かう予定だったタクシン首相は、直前になって協議会場が外務省に変更された事を受け、官邸に向かわず外務省に入りました。

 今回の会場変更に関して、スラポン政府報道官は、待ち受けている民主主義市民連合を避けたのではなく、協議参加者の移動上の便宜を考慮して変更したものであると説明していました。

(タイ時間 10:45)

 上記の様にスラポン報道官は説明していましたが、タクシン首相は協議参加者の前で「官邸前で待ち受けている群衆に直面したくなかったからなんだよ〜」と語っていたらしいです。

(タイ時間 12:00)
posted by Jean T. at 14:00| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、一時政界引退も選択肢としてあり得る

 タクシン首相は昨日朝、遊説先のブリラム県内で記者団に対して、一つの選択肢として一時政界から遠ざかるべきであるとの提案は検討に値するものであるとの認識を示しました。

 この発言は国内のビジネス部門から、経済に影響を与えている激化している情勢を沈静化させ、また国民が望む政治改革を進める上でも暫定首相を指名し首相を辞任するべきであるとの声が上がっている事を受けたもので、タクシン首相は一時引退は検討する価値がある提案であるとしたものの、あくまで一つの案でしかなく、国民が望む限りは今後も首相として国家の為に尽くす意向で、また最終的に国民が国家にとって最善であると判断した方法に従うつもりであると語っていました。

 尚、タクシン首相は、民主主義市民連合側に一時引退を提案したと一部で報じられている事に関しては、事実ではないと否定しています。

 今回のタクシン首相の発言に対して、ウィサヌ副首相は、タクシン首相は議会の解散により首相という身分を離れ暫定首相という身分になっているものの、解散期間中でも一時引退の為に首相を辞任することが可能であるとの認識を示しましたが、本来は総選挙後に辞任するべきものであると指摘していました。

 因みに政界との間に一時距離を置く(これ自体意訳ですが)を意味するタイ語である「ウェーン・ワック・ターン・ガーン・ムァン」のウェーン・ワックが俄に国内で流行語になりつつあり、既に歌まで作られていたりしてます(確かエート・カラバオだったと思います)。

 その1992年の5月動乱の中心人物の一人だったエート・カラバオに関しては、市民集会参加者の間から何故今回は応援に駆けつけてくれないのかと不満の声があがり、中には集会のステージ上で今やエートも政府側の人と皮肉った歌まで歌う人が現れたりしていますが、先日ネーション・チャンネルのグリサナー氏が電話でインタビューを試みた結果、集会には参加できないが心は集会側にある。今度の選挙では支持者無しに印を付けると語っていたようです。(そう言えば弟分のヒゥゴー@俳優兼シップ・ローが市民集会のステージ上で歌を歌ったりと活躍していますね)
posted by Jean T. at 03:05| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相を官邸前で迎え撃ち

 タクシン首相の辞任を求め首相官邸前でデモ活動を行っている民主主義市民連合は、官邸への入り口4ヶ所を塞ぎ、本日10時に官邸入りするタクシン首相に直接辞職を要求する書面を渡す方針を明らかにしました。

 尚、タクシン首相は国王陛下即位60周年式典の打ち合わせの為に本日官邸入りする予定になっているようですが、連合側は国王陛下に対する敬意に欠け、しかも国王陛下の権威を侵害してきたタクシン首相が式典の主催責任者を務めるのは極めて不適切であると指摘した上で、国民一致団結の元で国民が主催者となった世界に誇れる式典を実現する上でも国内対立の元凶であるタクシン首相は辞職するべきであると指摘していました。

 一方、1992年5月20日の歴史的拝謁シーンをそれぞれが都合良く考え、相手を攻撃する材料に使われている事に強い懸念を表明していたプレーム枢密院評議会議長は昨日19時過ぎ緊急記者会見を開き、「現在の不安定な情勢に関係している、それぞれが知識を持ち国の事を考えている社会的に地位がある者達は、それぞれが果たすべき役割を認識し、最善な形で国家・国民に利益をもたら事に注力するべきである。いまこそ、国家の為にそれぞれが協力し合い如何に現在の状況を解決するか考えるべきである」という内容の声明を発表しました。

 この声明を受け、民主主義市民連合は、これは国に対立をもたらし不安定な情勢をもたらした元凶であるタクシン首相に向けられた言葉であるとして、今後も断固たる姿勢で首相の辞任を求める方針を明らかにしています。

 一方、スラポン政府報道官は声明を受け、あらためて連合を交えた密室での対話を推し進める方針を明らかにしていますが、常日頃「衆愚の法理には屈しない。全ては民主主義と法律に則って進めていく」と語り連合に対して強硬姿勢を示しているタクシン首相と、強行に辞職を求めている連合との間で国家の利益の為の"合作"が成立するかに関しては、依然不透明な状況にあると言えるかもしれません。
posted by Jean T. at 02:55| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シン社提訴の名誉毀損訴訟に無罪の判決

 タイ・ポスト紙に掲載されたコラムで名誉を毀損されたとして、当時タクシン首相一族系だったシン社がコラムを書いたメディア改革キャンペーン事務局長のスピンヤー・グラーナロン女史やタイ・ポスト社を訴えていた裁判の判決公判が昨日刑事裁判所で開かれ、裁判所側は名誉毀損には当たらないとして無罪の判決を下しました。

 裁判所側は、シン社とタクシン首相・タイ・ラック・タイ党が不可分の関係にあると指摘したとされるコラムは、他者のデータを含まないシン社が公開しているデータにのみ基づき書き手の率直な考えを表明したに過ぎず、原告側に損害を与えたとは言えないと判決で指摘していたようです。

 この裁判は、タクシン首相一族のシン社保有株式がテマセク社に売却された事をきっかけに、社会的風圧が高まる中で、シン社側が顧問弁護士を通じて被告側に謝罪広告の掲載を条件に提訴を取り下げる意向が伝えられましたが、被告側はシン社側は企業として常に社会から監視され批判される立場にあることを認識するべきであるとしてシン社側の提案を拒否するという経緯を辿っていました。
posted by Jean T. at 02:55| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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