表向きには公務多忙の為との理由(ガンタティー外務大臣談)でフィリピンのグロリアちゃんとの面会を断られたタクシン暫定首相は、予定を一日早め30日16:45にタイ国際航空の特別機でコッソリとタイに帰国しました。
因みに先立つ15:30には夫人のポヂャマーン女史がイギリスからタイに到着している事が確認されているようです。
(タイ時間 17:45)
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表向きには公務多忙の為との理由(ガンタティー外務大臣談)でフィリピンのグロリアちゃんとの面会を断られたタクシン暫定首相は、予定を一日早め30日16:45にタイ国際航空の特別機でコッソリとタイに帰国しました。
因みに先立つ15:30には夫人のポヂャマーン女史がイギリスからタイに到着している事が確認されているようです。
(タイ時間 17:45)
チットチャイ暫定首相代行は29日、改めてスワンナプーム新国際空港の7月開業が可能であるとの考えを示しました。
発言の中でチットチャイ暫定首相代行は、ポンサック暫定運輸大臣からの情報として、火災が発生したタイ国際航空の機内食工場の完成が遅れている事を除き、サービスに供する上で必要な基幹部分の工事は既に完了している事を明らかにした上で、現状では7月の開業が可能であるとしました。
尚、チットチャイ暫定首相代行によると、5月2日に開かれる定例閣議後に関係閣僚と空港関係者とを交え建設作業緒進捗状況の視察及び協議を行う予定でいるようです。
一方、滑走路(報道により駐機エリア)のアスファルト部分にひび割れが生じているとされていることに関しては、このような話はまず真相を確かめてから持ち出すべきで、仮に事実ではなかったらとてつもない損害をもたらすことになるとマスコミ攻撃に終始し直接的なコメントは避けていました。
いずれにしても誰かが出来ないと言えば他の誰かが出来るという。また誰か遅れそうだと言えば他の誰かが大丈夫だという。しかし結果責任に関しては誰も負う姿勢を見せず第三者への責任転嫁に終始するという定番パターンになりそうな話ではあります。
各国首脳との間で私的会談を持つために各国を歴訪中のタクシン暫定首相は29日になって、急遽タイへの一時帰国をキャンセルし、香港経由でフィリピンへ飛び立ち、タイへは5月1日に帰国する方向で変更されていたことが明らかになっています。(丁度夫人のポヂャマーン女史がイギリスから帰国する日と一致するとの話もあるようです)
また、当初予定に無かった香港では28日夜に私設秘書官のパドゥン・リムヂャルゥンラット氏と面会していた事が明らかになっているようですが、奇しくも同時期にタクシン暫定首相が次期首相指名を辞退する事を当日の朝の時点で知っていたとされるバンハーン・シルパアーチャー氏が訪問中であることから、何らかの密談がもたれるのではないかとの憶測が飛び交っています。
国王陛下のご発言やチャワリット元首相のプレーム枢密院評議会議長との面会及び緊急談話の発表といい、何か水面下で大きな動きがあるのかもしれません。
一方、一部報道が未確認情報として伝えたところによると中央選挙委員会の一部の委員が辞職の方向で動き出しているようです。
その後、フィリピンのアロヨ大統領が国内の政情が不安定であるとの理由でタクシン暫定首相との面談を断った模様。
28日夕方、ナコン・ラーチャシーマー県県都内中心部で開かれていた民主主義市民連合主催の市民集会の舞台から約50メートル離れた植え込み付近でビニール袋で包まれたC4爆弾が発見され、一時集会参加者等を避難させた上で安全処理作業が行われる事態になりました。
警察側は、爆弾が発見された場所付近で目撃されていた長身の屈強そうな男が事情を知っていると見て身柄を追っているとしていますが、集会参加者の間からは集会を快く思わない警察側の自作自演だったんじゃないかとの声も上がっていたようです。
尚、処理されたC4爆弾は22:10に爆発するように仕掛けられた時限発火式のものだったようです。
一方、逮捕状が発行された事を受け28日15時過ぎ自ら警察犯罪制圧局に出頭したソンティ・リムトーングン氏は、同日20:30までに保釈金30万バーツで仮釈放されています。
ソンティ氏側は不敬罪の嫌疑を否定していますが、警察側は必要であれば毎週水曜日に事情聴取を行う方針でいるようです。
また、本件に関しては28日までに、経験上不敬罪の嫌疑には政治的な思惑が絡んでいると語る元公安警察局長のソムギヤット・プワンサップ警察中将を初め、元検事総長のカニット・ナ・ナコン氏、元タイ弁護士会人権分科会長及び元アジア・フォーラム事務局長のソムチャーイ・ホームラオー氏等が証人としてソンティ氏側を支援する方針を明らかにしています。
中央選挙委員会は28日、中央行政裁判所が下した再々選挙の実施を一時差し止める決定を副服として、憲法裁判所に不服を申し立てる方針を明らかにしました。
中央選挙委員会側は、行政裁判所の決定は、選挙を手配し実施する権限が選挙委員会側にあるとする憲法裁判所側の裁定と矛盾する恐れがあると指摘しているようです。
暫定運輸副大臣のチャイヤナン・ヂャルゥンシリー大将は28日、スワンナプーム新空港の開業を年末にまで延期せざるを得ないとの考えを明らかにしました。
これは軍部の技術関係者を投入して進捗状況のチェックを行った結果、ビルにひび割れが発生していること、また一部の建設に依然作業遅延が生じている事が確認された事を受けたもので、チャイヤナン大将は、現状では7月初旬の開業をあきらめ年末まで開業時期を延期せざるを得ないとの認識を示していました。
チュムポン県ランスワン郡の警察は28日、5歳の少女に性的な悪戯をした容疑で13歳の少年を逮捕しました。
警察によると、13歳の少年は前夜に近所の家で猥褻ビデオを見てから性的衝動を抑える事が出来なくなり、26日朝に隣の家の5歳の少女を森に連れ出しことに及んでいたようですが、口外したら殺すぞと脅かされていた少女が局部の痛みを我慢する事が出来ず28日朝になって両親に事の次第を打ち明けた事から今回の逮捕と相成ったようです。
なんでも、事件が発生した村では、市場等で手に入れた猥褻ビデオを人を集めて村内の個人宅で上映したり、貸し借りをする行為が蔓延っており、子供も容易にビデオを見ることが出来る環境にあったようです。
尚、少年側は警察に対して、強姦しようとしたのは事実だが、少女側が痛がって目的を成就する事が出来なかったと語っているようです。
中央行政裁判所は28日、4月2日に行われた総選挙が違法であった疑いが濃厚になったとして29日に9県14選挙区内で予定されていた再々選挙の実施の中止を命じる仮処分を下しました。
裁判所側は、4月2日に行われた総選挙が、投票用紙の記入台が投票所係員や第三者に見える位置に変更されるなど不当・不公正に行われ、国家予算に損害を与えた疑いが濃厚になったとして、最終判断が出るまで29日に予定されていた再々選挙の実施の一時中止を命じる判断を下しました。
(タイ時間 16:25 掲載 17:00 追記・訂正)
民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏は28日15時過ぎ、刑事裁判所が逮捕状の発行を許可した事を受け自ら警察に出頭しました。
(タイ時間 16:40)
John McLaughlinのMahavishnu OrchestraやMiles DavisのBitches BrewからJack Johnsonの頃までのマイルストーン的セッションに参加していた事でも知られるJazz DrummerのBilly Cobhamがオリジナル・コンボを率いて9日にタイ文化センターでコンサートを行います。
個人的にはBilly Cobhamというと、McCoy TynerのFly With The Windに於ける鬼気迫るドラム演奏が思い出されませが、今回の公演ではアフロ・キューバン風味を加味した強力なインプロを展開してくれるものと思います。
あっ、あとToToも来タイします。(すんまへん。何故か私の音楽人生(笑)にToToは存在していないので詳しいことは知りません)
元首相のチャワリット・ヨンヂャイユット大将は27日、一時的に中立的な人物に首相を委ね現在の政治的混乱の解決や国内の融和を諮るべきであるとの緊急談話を発表しました。
談話の中でチャワリット大将は、現在の政治情勢の根本に、タイの政体が立憲君主制に移行して以降長年存在し続けた真の国民参加による政治を阻害し善良な人物の機会を奪ってきた制度的な欠陥があるとした上で、大望を抱かず普通の国民としての考え方を持っている知識面に優れ国民からの信頼も得られる中立的な人物に一時的に施政を委ね国内の融和・考え方の共有を推進させ、独裁的な議会を民主的な議会に変貌させ民主主義を国内に根付かせる事が根本的な解決に繋がるとの考えを示しました。
その上でチャワリット大将は、権力者及びそれに連なる者は国王陛下の思し召し、及び国民の要請に応え自ら中立的な人物に救国作業を委ねるべきであると指摘しました。
今回の談話発表に先立って、かねてから北部・東北部と南部との対立が顕在化している現状を憂慮していたチャワリット大将が、24日に枢密院評議会議長のプレーム・ティンスーラーノン大将の元を訪れ相談していることから、今回の発言はプレーム大将(≒国王陛下)の考えを反映した物との見方もされているようです。(特に権力側に暫定首相の指名を委ねる下りは国王陛下が指摘された民主主義的な手続きに合致する)
行政裁判所は27日、4月2日に行われた総選挙の無効を訴えた訴訟を審理に付す方針を明らかにしました。
これは、総選挙が行われた際に投票用紙の記入用の台が第三者から丸見えな位置に変更されたことは、投票の秘密を保障した憲法に違反し選挙そのものが無効であるとして民間選挙監視団体のピーネット等が訴えていたもので、一度は門前払いにされた経緯がありました。
一方、国王陛下のご発言をうけ下院解散及び総選挙の無効の判断を求める訴えが相次ぎ、27日だけで民主党、各人権団体の代理人として弁護士3人及び元上院議員候補のリーナー・ヂャンヂャンヂャー女史等が最高行政裁判所に総選挙の無効と4月29日に予定されている再々選挙の一時差し止めの仮処分を要求する訴訟を提訴しています。
尚、憲法裁判所筋は、28日10時から行われる三裁判所の協議では中央選挙委員会の行きすぎた権限の行使及び総選挙の有効性を中心に協議が行われる見通しを示していました。
仮に総選挙が無効であったと判断された場合、タクシン暫定首相自身の一時引退も無効になる(ネーション・チャンネルの言質、要は党内の要請や一時引退に至った状況が変わることを受けタクシン暫定首相自ら一時引退を取り下げやり直し選挙の中心に立つ)懸念が浮上しているようです。
民主主義市民連合幹部5人は27共同記者会見を開き、国王陛下の思し召しを受け入れ従来主張していた憲法7条の規定に基づく暫定首相の指名の要請を取り下げる方針を明らかにすると共に、三裁判所の危機打開に向けた取り組みを後方から支援する方針を明らかにしました。
また5月2日に予定されている市民集会に関しては、憲法の精神を重んじ平穏を旨に行い、主に三裁判所の取り組みを後方から支援する為に必要な正しい情報を参加者に伝える事を中心に行う方針を明らかにしています。
尚、市民集会に関しては5月2日の集会をもって中断させ、それ以降は再度国家が危機的な状況に陥る事がないよう、政府に対する監視機能の一役を担うために労組やNGO、学会公開放送等の幹部メンバーそれぞれの持ち場での活動を継続させ、仮にタクシン暫定首相やタイ・ラック・タイ党、選挙委員会側が国王陛下の思し召しを無視し責任回避に動くのであれば再度集会活動を行う方針でいるようです。
チャート・タイ党党首のバンハーン・シルパアーチャー氏一家及び副幹事長のウィラサック・コーウスラット氏が27日、突然香港へむけ飛び立ったことから、香港から中国に入りタクシン暫定首相と密会するのではないかとの噂が飛び交ったようですが、息子のワーラウット氏は、「単に一家で休暇をかねてショッピングに出かけるだけだよ。丁度セールをやっている時期だしね」と語り噂を否定していたようです。
全然関係ないですが、香港との往復を繰り返していると、たまにタイの有名政治家の方と機内で一緒になることがあるのですが、唯一機内でお話しをさせていただいたのは(しかも往復とも隣同士)、タクシン警察中佐が憲法規定の関係で外務大臣を辞任した後に短期間だけ外務大臣の職についた事がある元セーリー・タム党党首のプラチュアップ・チャイヤサンさん(現タイ・ラック・タイ党、元ロシア地区担当タイ通商代表)で、たまたまオフでの移動だったせいかもしれませんが、他愛もない気安い会話をさせてもらいました。
因みに、プラチュアップさんは色黒・あばた顔の方なんですが、何故か娘さんは父親に似ず色白で綺麗な方だったりします。
あと、噂ではいい人だと聞いていた元陸軍最高司令官のチェッター・タナヂャロー大将さん(現タイ・ラック・タイ党、元防衛大臣)は、たまたま乗っていた飛行機がタイ人VIPに対しは神のように接してくれるTGじゃなかったせいかもしれませんが、非常に高ビーで機内で浮きまくっていました。
商務省国内通商局は27日、販売価格値上げの申請があった生活関連商品35品目の内、段ボール紙、シャンプー、セメント、石けん、粉末洗剤、液状洗剤、食器洗浄剤、タイヤ、生理用ナプキン等10品目の値上げを承認する方針を決定しました。
これは、原油高の影響に鑑みた措置で、国内通商局へ届け出後15日後に値上げされた販売価格が有効になるようです。
27日18:30、セーリーピスット警察監察官管下の警察特別捜査班は都内ラーチャテーウィー区内にあるパンティップ・プラザの2階を中心に集中摘発を行い、二つの店から猥褻ビデオやフットボール賭博用の掛札を押収し、販売に関係していた3人を逮捕しました。
今回の摘発は、警察監察官が進めるエンターテイメント施設及び社会悪に対する摘発強化の一環として行われたもので、摘発された何れの店も繰り返し摘発されていながら違法ビデオの販売等を行っていたようです。
また、摘発された内の一件は、警察が進める反猥褻運動に協力する店としてパヤータイ署に登録されていた店で、店頭には「当店では猥褻ビデオの販売を行っていません」と書かれた紙を張り出しておきながら、裏で猥褻ビデオの販売を行っていたようです。
27日朝、チァン・ラーイ県メー・ファー・ルワン郡と国境を接するミャンマー領内でミャンマー国軍とタイ・ヤイ族系の反政府軍との間で激しい銃撃戦が展開され、銃弾の一部がタイ領内にも着弾する事態になりました。
タイ側の被害状況に関しては不明ですが、現在国境警備隊が人員を増強し周辺の情勢の掌握に努めているようです。
民主主義市民連合調整役のスリヤサイ・ガタシラー氏は26日、国王陛下の思し召しに従い憲法7条に基づく国王陛下による暫定首相指名の要求方針を見直す方針を明らかにすると共に、国王陛下が御懸念されている出口の見えない政治的混乱をもたらした元凶である暫定政府及び選挙委員会に対して危機的な状況にある政治情勢を解決する為に何をするべきか自問し適切な対応をとるべきであると指摘しました。
尚、連合幹部の一人であるソンティ・リムトーングン氏は、首相及び政府の総辞職後に行われる総選挙の実施を前提にした政治改革を推進させるためには憲法7条の適用による中立的な暫定首相の指名が可能であるとの非公式見解を示しています。
一方、ソンティ氏は、国王陛下がご発言の中で非民主主義的な総選挙及び法の精神に反する下院議会の解散にご言及された事は、至福に絶えないものであったとした上で、今後も当初から連合がゴールに掲げてきた首相の及び政府の総辞職、中立的な暫定首相の下での政治改革及び総選挙の実施を実現させる為の活動を継続させる意向を明らかにしていました。
また、5月2日に都内サナーム・ルワンで計画されている市民集会に関しては、連合の方針に対する理解を広げる為に予定通り開催する方針を明らかにしていましたが、ソンティ氏が26日夜ぺーチャブリー県内で行われた市民集会での発言によると、5月2日の市民集会をもって大規模な集会活動を終わらせ、今後はルムピニー公園内に於けるムゥアン・タイ・ラーイ・サプダーの公開放送の場を利用して活動を継続させていく方針でいるようです。
一方、連合傘下のソンクラー県内の救国団体"ソンクラーを愛する人々"代表のチャーリー・ナハウォン氏は、国王陛下の思し召しを受け入れ改めて行政裁判所に対して選挙の無効を求める訴訟を提訴する方針を明らかにしています。
チャーリー氏側は、首相が権限を乱用し議会内では無く市民勢力の圧力を理由に議会閉会期間中に下院の解散を決めたこと、及び与党以外の党を不利な状況に置くために下院解散後短期間に総選挙を行った事は非民主主義的な不法行為にあたり、かかる状況下で行われた総選挙は無効であると主張しているようです。
一方、連合主催のセミナー会場を封鎖し約10時間に渡って連合幹部等を軟禁状態においた事件に関わったとされるウドン・ターニー県の"ウドンを愛する者達"と名乗る団体は26日、コミュニティーラジオを通じて国王陛下の思し召しに則り連合に対する抗議活動を中止する方針を発表していたようです。
(タイ時間 08:40 加筆訂正)