2006年04月27日

野党三党、総選挙に候補者を送り込む用意がある

 国王陛下のご発言を受け野党三党は26日緊急党首会談を開き、国王陛下の思し召しをありのまま受け入れると共に三裁判所の問題解決の取り組みに協力し、一連の総選挙に関わる問題点が解消された後に行われるやり直し総選挙に候補者を送り込む方針を確認しました。

 一方、タイ・ラック・タイ党側が現在の政治情勢は野党側が候補者を総選挙に送り込まなかった事に根本原因があると非難している事に関しては、現在互いに論評しあったり責任をなすりつけあう時ではなく、三裁判所の協議結果を待つべきであるとしてコメントを避けていました。

 今回の野党党首協議に先立って、タイ・ラック・タイ党の選挙対策本部報道官のエーカポン・クワームラックスック氏が、既にタイ・ラック・タイ党側が民主党の要求を受け入れ政治改革を前進させる方針を明らかにしているにも関わらず民主党側が総選挙をボイコットした事が現在の政治不安定を招く元凶になったとした上で、民主党側はゲームを仕掛けるのを止め26日に候補者受付が行われた再々選挙に候補者を送り込むべきであると非難していました。

 一方、タイ・ラック・タイ党副党首のポンテープ・テープガンヂャナー氏は、国王陛下が下院解散後30日以内という短期間で総選挙を実施したことに疑問を呈されていた事に関して、実際には30日ではなく37日間という期間があったこと、また下院議会を成立させる必要があった事を理由に掲げ正当性を主張していました。

 また、下院議会の成立の可能性に関しては、タイ・ラック・タイ党側は民主主義の精神に則り一貫して候補者を送り続けてきたとした上で、29日に行われる再々選挙では全ての対象選挙区で複数候補者が立候補する見込みであることから、定数を満たし憲法の規定に則り下院議会を成立させる事が可能であるとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 02:19| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三裁判所、政治情勢解決の糸口模索の為に28日に協議

 国王陛下のご発言を受け最高裁判所、最高行政裁判所及び憲法裁判所が28日に現在の政治情勢解決の為の糸口を模索する為に協議を行うことが明らかになっています。

 これは、最高裁判所所長秘書官のヂャラン・パクディータナーグン氏が明らかにしたもので、ヂャラン氏によると27日に全国の最高裁判所管下の裁判官を交え総選挙の有効性及び定数に満たない下院議会の召集の是非等を含めた現在の政治情勢解決の糸口を模索する為の協議を行い、28日に最高行政裁判所長及び憲法裁判所長を交え総選挙の有効性を中心に協議を行う予定になっているようです。

 また、ヂャラン氏によると、仮に三つの裁判所長の間の協議で総選挙が無効であると判断された場合は、別途新しい選挙日の設定が行われ、また有効であると判断された場合は、定数を満たさない状態での下院議会召集の是非について突っ込んだ協議が行われる見込みになっているようです。

posted by Jean T. at 02:18| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中銀、経済成長見込みを下方修正

 タイ中央銀行は26日、今期の経済成長見込みを当初見込み4.75%-5.75%に対して4.25%-5.25%に下方修正した事を明らかにしました。

 今回の下方修正について中銀側は、消費の冷え込み及び低調な官民の投資、原油高問題だけでなく、新政府の発足の遅れから予算審議が遅延している事を考慮したものであるとした上で、仮にバレルあたりの平均原油価格が70ドルの大台に達するようであれば4.25%台もあり得るが、現状では輸出が依然堅調であることから、原油高傾向を吸収する余力はあるとしています。

posted by Jean T. at 02:17| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

防衛省次官事務所ビル内で堂々と賭博を開帳

 第一地区警察本部の特別捜査班は25日19時過ぎ、ノンタブリー県パークレット郡バーン・マイ地区にある防衛省次官事務所ビル内の居住棟内で強制家宅捜索を行い、自室を賭博場として使用していた同次官事務所職員のギッヂャー・ギッヂャヌソン中佐(53)及び夫人のゴーンセー・ギッヂャヌソン曹長(45)の2人を含む男女38人(女性25人、男性13人)を賭博容疑で逮捕しました。

 現場となったビルは防衛省事務次官事務所が民間から買い受けたもので、外部の者に対しては警備事務所で許可証の取得を義務づけているなど日頃からビル及び敷地内への入場が厳しく規制されていたことから、まさか警察が踏み込んでくることは無いだろうと踏んで堂々と賭博場を開帳し、また客も安心して参加していたようです。

posted by Jean T. at 02:15| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月26日

国王陛下、自身には首相を指名する権限は無い

 国王陛下は25日、行政・憲法裁判所長の謁見を許された際に、憲法7条(に基づき国王陛下に暫定首相の指名を委ねる事)は民主主義的な解決方法では無いとされ、ご自身に首相を指名する権限はないとされた上で、危機的な状況にある政治情勢の解決は最高行政裁判所及び憲法裁判所の民主主義の精神に則った任務遂行に委ねられるべきであるり、また解決が出来ないのであれば自ら辞職するべきである発言されました。

 また、ご発言の中で下院解散後30日以内に総選挙を行わなければいけないというルールが果たして正しいのか、また単独候補者選挙区が存在し、更に定数を満たすことが出来ずに下院議会を成立させることが民主主義的な施政を実現させる上で適切であるのかと疑問を呈された上で、憲法の改正云々の議論以前にまず民主主義の精神に則り、今回行われた総選挙が有効なのか無効なのかの判断を含め、これらの問題の解決に取り組むべきであるとのお考えを示されていました。

 国王陛下がご発言の中で、憲法よりも民主主義の精神が優先するべきであるとのお考えを示唆したとも思われる発言をされると同時に、野党・市民団体が要求している憲法7条に基づく暫定首相の指名を拒否されると共に、総選挙無効を求めた訴訟が提訴されている最高行政裁判所長に対して今回行われた総選挙の有効性に対して疑問を呈されていることから、今後与野党の参画を期したやり直し総選挙が行われる、若しくは総選挙を無効にし国民参加を得た民主主義的な方法による政治改革を経た後にやり直し総選挙が行われる方向で動くことに繋がるかもしれません。

(タイ時間 4/25 21:10掲載  22:00 追記・訂正)

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 今回の国王陛下のご発言に先立ち、暫定政府は定例閣議の席上で召集日未定のままで国王陛下による下院議会召集の為の詔勅をもって下院議会を召集する方針を決定し、国王秘書官事務所にお伺いを立てる方針を明らかにしていましたが、今回のご発言により詔勅に応じるかについても不透明な状況になってきているようです。

 尚、今回の暫定政府決定に対してゲーオサン暫定上院議員は、まだ総選挙が完全に終了していない状況で、また憲法解釈を巡った議論も解決していない状況で、召集日未定のままで国王陛下に下院議会召集の為の詔勅を要請する方針を決定した事は、あたかも国王陛下に憲法の運用上で生じた疑義の判断を委ねたに等しい行為であると批判していました。

(タイ時間 4/26 00:35追記)

posted by Jean T. at 02:32| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党、サマック氏やポーキン氏が関与する汚職疑惑を告発

 民主党のアロンゴン副党首(党汚職調査委員会委員長)は25日、国家汚職取締制圧委員会に対してバンコク都庁が決定した66億8,700万バーツ規模の消防自動車調達計画に絡む汚職の調査を要求する書面を提出しました。

 問題となっている汚職疑惑は、当時都知事だったサマック・スンタラウェート氏(上院議員就任予定)が都知事の任期最終日に大急ぎで調達指示書に署名を行ったいわく付きのもので、アロンゴン氏側は、入札等の手続きを経ず適正価格から乖離した極めて高額な金額で政府の輸入規制方針に反して前台をオーストラリアに発注し国庫に損害を与えた事に対してサマック氏及び当時国務大臣だったポーキン・パラグン氏は明確な説明をするべきであると指摘していました。

posted by Jean T. at 02:26| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンティ氏、あらためて出頭期限の延期を要請

 警察への二回目の出頭期限を25日に迎えた不敬罪疑惑が持たれている民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏は、顧問弁護士を通じて警察に対してあらためて5月17日まで事情聴取の為の出頭期限を延期するよう要請しました。

 連合の集会の為にサムイ島を訪問中だったソンティ氏は今回の延長要請について、逃げる訳ではなく、スケジュールの問題であるとした上で、仮に警察側が逮捕状を請求する動きに出るようであれば、逆に問題となっている会話を収録したCD等を証拠として提出し刑事裁判所に人権救済を申し立てる方針であると語っていました。

posted by Jean T. at 02:25| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今度は乗り合い軽四輪車が抗議活動

 乗り合い軽四輪車約200-300台がドゥシット宮殿前のラーマ5世像前の道路の一部車線を封鎖し、これまで通り民間委託運行バスと競合する路線の走行を認めるよう訴えました。

 この抗議活動は、先に民間委託バス団体側が法令に違反し競合路線を走行している乗り合い軽四輪車の摘発を要求し、警察側が摘発を強化する事で合意した事を受けたもので、乗り合い軽四輪車団体の代表は、これまで通り競合路線での運行を認めるよう要求すると共に、民間委託運行バス団体に対しては、権利を主張したり乗り合い軽四輪が乗客を奪っていると主張する前に、サービスの向上を目指し健全な競争を展開するよう努力するべきだと訴えていました。

posted by Jean T. at 02:24| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フィンランド人女性を強姦したタクシー運転手を逮捕

 首都圏警察本部ルムピニー署は25日、車内で酔って寝込んだフィンランド人女性を強姦した容疑で28歳のタクシー運転手の男を逮捕しました。

 調べによると、男は23日3:30頃プルゥンヂット通り沿いにあるインターコンチネンタル・ホテル前で乗せたヂェーンワタナ区内在住の41歳のフィンランド人女性が車内で寝込んだすきに人通りの無い住宅地に車を止め強姦し、その後女性を置き去りにし逃走していたようです。

 逮捕された男は警察に対して、被害者の女性が着用していたミニスカートに欲情して自我を抑えることが出来なくなり酔って寝込んだところを襲ってしまったが、抵抗されることが無かったので被害者側も合意してくれたものだと思っていたと語っていたようです。

posted by Jean T. at 02:23| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メータト容疑者に新たに殺人未遂容疑

 未成年者に対する性的虐待及び傷害容疑で24日に逮捕された若手男性モデルのメータト・スワンシリー容疑者に対して、新たに今年2月にランシット大学に通う23歳の男性に対する殺人未遂容疑が持ち上がっており、警察側は立件の為に近々メータト容疑者を事情聴取の為に召喚する方針を明らかにしています。

 尚、メータト容疑者は25日に約40万バーツの保釈金で釈放されており、警察側は仮に殺人未遂罪の立件の為の警察側の召喚に応じなかった場合は逮捕状の請求で対応する方針でいるようです。

posted by Jean T. at 02:22| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月25日

スリヤサイ連合調整役、タイ・ラック・タイ党議員2人を告発

 民主主義市民連合のスリヤサイ調整役等は24日、ウドンターニー県内で発生したセミナー会場封鎖軟禁事件に絡んで、住民等を煽動したタイ・ラック・タイ党所属下院議員(就任予定)のウィチャイ・チャイヂットワニッチャグン氏及びテーラチャイ・セーンゲーオ氏の二人を人権侵害の容疑で警察に告発しました。

 電力発電公社民営化取消し要求訴訟やiTV不当解雇取消し要求訴訟の弁護団代表だったことでも知られる顧問弁護士のニティトン・ラムルア氏によると、今後も証拠を集め告発範囲を広げていく方針で居るようです。

 尚、住民を煽動したとされるウィチャイ氏は、サナーム・ルアンの集会で連合側が自身や家族の事を誹謗中傷した事に対する"お返し"の為に現場で演説を行っただけだったとした上で、煽動したとされていることに関しては、むしろ住民に対して過激な行動にでないよう説得する側に回っていたと強弁していました。

 因みに、今回の封鎖軟禁事件の伏線となったと思われる、タクシン首相(当時)がウドンターニーへ選挙遊説の為に訪れた際に発生した支持派・反対派の道路をはさんだシュプレヒコール合戦の際にも2人の下院議員が支持派側の中心にいました。

posted by Jean T. at 02:28| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

再々選挙は29日

 選挙委員会事務局長のエーカチャイ・ワールンプラパー警察少将は24日夜半までに、同委員会委員の全会一致で29日に再々選挙を行う事で合意に至ったことを明らかにしました。

 また、この決定により26日に該当選挙区で候補者受付が行われる事になりました。

 今回の決定は、23日に17県40選挙区(やり直し選挙が行われた区を含む)で行われた再選挙で13の単独候補者選挙区で20%ルールを満たすことが出来ず当選者を確定する事が出来なかった事を受けたもの。

 尚、投票所係員の怠業抗議により投票受付が出来なかったナコン・シー・タンマラート県内の1選挙区を除く39選挙区に於ける非公式集計結果によると、今回の再選挙でタイ・ラック・タイ党が17議席を獲得した他、借金帳消懇願者党が3議席、民衆力党が3議席、タイ公衆党が2議席、法力党が1議席をそれぞれ獲得しているようです。

 一方、タイ・ラック・タイ党副党首のポンテープ・テープガンヂャナー氏は24日、再々選挙の結果を見て暫定上院議長を通じて定数未満での下院議会招集の可否について憲法裁判所の判断を仰ぐ方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:26| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テロリストの養成拠点説を否定

 チットチャイ暫定首相代行は24日、タイの南部国境三県域がフィリピンのミンダナオ島と同様にテロリスト養成の拠点になっているとシンガポールのメディアが伝えている事に関して、事実ではないと否定しました。

 また、コンサック国務大臣は、問題の記事は限られたデータに基づいたテロ関係の専門家の推定に依拠したものでしかなく、タイの情報機関からはその様な情報は一切寄せられていないとした上で、いずれにしてもタイの当局側が満足できる水準で南部の情勢を掌握している事から問題の記事がタイのイメージを傷つけるものには為り得ないとの考えを示していました。

posted by Jean T. at 02:25| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

抗議のミニバス200台、交差点を塞ぐ

 24日未明2時頃、バンコク大量輸送公社の委託で運行されているミニバスや民間委託運行の通常バス約200台が乗り合い軽四輪(主にトンブリー方面で運行されているシーローとかロット・スーバルとか呼ばれているやつ)の競合路線の走行を見逃している事に抗議するためウォン・ウィンアン・ヤイの交差点の一部車線を封鎖し、抗議活動を開始し、24日22時現在継続して抗議活動が展開されています。

 抗議側代表によると、既に1997年に国会監察院が乗り合い軽四輪の競合路線での走行は違法であるとの判断を下しているにもかかわらず依然かかる行為が放置されており、先週には運輸省陸上運輸局内の専門委員会の場で改めて乗り合い軽四輪はソーイ内及びソーイの出入り口から200メートルの範囲内の大通りのみを走行できるという法律を遵守する事が確認されているにもかかわらず、今回の協議に不満を持つ一部の運行車が依然競合路線を運行していることからミニバス関係者の不満が一気に爆発してしまったようです。

 尚、抗議活動は陸上運輸局側が乗り合い軽四輪の運行車に対して明確な規制強化を敷く姿勢を見せない限り継続させる方針でいるようです。

 因みに、今回の抗議活動によるイメージ悪化を畏れたのか、抗議用の幟にはしっかりと「これは料金値上げの為の抗議活動ではありません」と大書してあったりしてました。

posted by Jean T. at 02:24| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強姦容疑で若手男性モデルを逮捕

 警察は24日、若手男性モデルのゲーンことメータト・スワンシリー容疑者(23)を18再未満者に対する性的虐待行為及び傷害の容疑でノンタブリー県内のセントラル・ラタナティベート店内で逮捕しました。

 今回の逮捕は、被害にあった都内ワントーンラーン区内(報道によりパトゥムターニー県内)にある有名学校のマタヨン課程に通う16歳の少女の保護者からの被害届に基づき実現したもので、メータト容疑者は昨年10月に少女を騙して都内バーン・ヤイ区内のホテルに連れ込み強姦した上で、少女の裸姿の写真を撮影し、その写真をネタに少女を脅迫し、また時には歯を折る等の暴行を加え度々関係を迫った容疑がもたれているようです。

 尚、メータト容疑者は、約1年前に知り合った少女の方が自分の家に押しかけ、時には自分の方から両親が心配するから早く家に帰りなさいと言うくらい少女の方が積極的だったと主張。また歯を折ったとされる件に関しては、嫉妬による些細な喧嘩によるもので単なる事故だったと主張しているようです。

 メータト容疑者は、過去に無許可で所持していた拳銃でランシット大学の女子学生を脅迫した容疑で逮捕され、2年の執行猶予付きの刑を受けていた他、有名俳優の妹に対する強姦やパブでの暴行事件等で執行猶予中の身で、警察側は他にも余罪があると見て厳しく追及すると共に、被害者に警察への通報を呼びかけていく方針を明らかにしていました。

 また、メータト容疑者は、近々歌手としてアルバム・デビューする予定だった他、サハモンコン・フィルム社の配給で近々公開される映画"ピー・ガトゥーイ"(おかまのお化け)に出演していたようです。

posted by Jean T. at 02:23| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

ナット・ミリヤ、タオ・ソムチャーイ夫妻 20日に離婚届を提出済

 約7ヶ月間に渡って別居状態にあったナット・ミリアとタオ・ソムチャーイの二人が4月20日16時に都内パトゥムワン区事務所内で離婚届に署名し正式に離婚していた事が明らかになっています。

 区事務所には二人だけで訪問し、離婚届の署名にはパトゥムワン区の区長が立ち会っていたようです。

posted by Jean T. at 15:52| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

再選挙、18人が票破り行為で摘発

 23日行われた再選挙の際に、ソンクラー県ハート・ヤイ郡内の投票所でソンクラー・ナッカリン大学ハート・ヤイ校教授のグリヤンサック・ウィンヂャンパッタナー氏が票を破り再選挙に抗議したのをはじめ、プーケット県県都内やヤッラー県内では、それぞれビジネスマンが同様の行為で逮捕されるなど合計で18人(国家警察本部の発表数字)が票破り行為で摘発されたようです。

 また、ナコン・シー・タンマラート県第二選挙区内の一部投票所では、県選挙委員会側が投票所係員の臨時手当を400バーツから250バーツに引き下げた事に抗議して、係員が投票所に於ける任務を放棄し投票所を開場する事が出来ないという事態になり、最終的に25日に再度投票受付が行われる事になったようです。

 尚、実際に任務を放棄した係員側は、選挙委員会側が上部に連絡する為に便宜上臨時手当云々と説明したようだが、実際には投票所の担当係員数を削減された事と、不透明な再選挙の実施に抗議して怠業しているのだと語っていたようです。

 一方、今回の再選挙を持ってしても10前後の選挙区で当選者を出すことが出来ず下院議会の成立が危ぶまれている事に関して、選挙委員会事務局長のエーカチャイ・ワールンプラパー警察少将は、定数に満たないままで下院議会を招集し、その後に再々選挙を行うことも可能であるとの考えを示しています。

 要は、タイ・ラック・タイ党側が憲法裁判所に下院議会招集の是非について判断を仰ぎ、それにより招集が可能になった場合は、事後に補充の為に再々選挙を行うということのようです。(招集の是非を憲法裁判所に仰ぐ権利は政党側にあり選挙委側には無いそうです)

 一方、最も早く集計作業が終了したソンクラー県第二選挙区では、総投票数50,179に対して棄権票が42,274票いれられ、単独候補だったタイ・ラック・タイ党の候補者の得票数は僅かに6,437票しかないという結果になっているようです。

 また、ぺーチャブリー県第一選挙区では借金帳消懇願者党(パク・コン・コー・プロット・ニー)の候補が、グラッビー県内の三つの選挙区では民衆力党(パク・パラン・プラチャーチョン) 、トラン県第四選挙区ではタイ公衆党(パク・プラチャーゴン・タイ)、ナラーティワート県第一選挙区では借金帳消懇願者党、パッタルン県第三選挙区では借金帳消懇願者党の候補者がそれぞれ優勢な状況で開票が進められているようです。

 一方、24日8時現在の非公式集計で13(報道により14)の単独候補者選挙区で20%ルールを満たすことが出来ず当選者が決まらなかった事を受け、選挙委員会は10時から今後の方針を決めるための協議を行う予定になっているようです。

posted by Jean T. at 11:58| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主主義を知らないことを証明したセミナー妨害事件

 23日朝、ウドンターニー県県都内で予定されていた民主主義市民連合主催のセミナーが、タイ・ラック・タイ党所属下院議員等の煽動により妨害された事についてコーン・ゲーン大学のソムパン教授は、党首自らが民主主義の守護者と大言壮語するタイ・ラック・タイ党に連なる政治家が民主主義のルールというものを全く知らないと言うことを自ら証明した出来事であると皮肉りました。

 因みにタイ・ラック・タイ党は、4月2日の総選挙の際には赤字に白抜きで「煽動政治(ゴット・ムゥー)を終わらせ民主主義を守ろう!」と書かれたスローガンが大書された看板をそこら中に掲げていました。

 問題となった妨害事件は、ラーチャパット大学ウドンターニー校内にある講堂で予定されていた民主主義市民連合主催のセミナーが、地元コミュニティー・ラジオ局の煽動放送により集まった"ウドン・ターニーを愛する者達"なる団体により妨害され、その後駆けつけたタイ・ラック・タイ党所属下院議員(予定)のウィチャイ・チャイヤヂッタワニッチャグン氏の煽動演説に煽られた住民達が警察の警戒線を突破し、会場となっていた講堂を包囲し連合のスリヤサイ調整役等を10時間に渡って軟禁状態においたもので、集まった住民の多くが何故か"チャーター"された乗り合い小型トラックで現れ、最終的には2,000人程度にまで膨らんでいたようです。

 状況的には、チァン・マイであった民主党の立ち会い演説会の妨害事件に近似していたようです。

 また、包囲された際に警察の先導で会場から出ようとしたスリヤサイ調整役が、住民等が投げた靴や小石、ペットボトル等により軽傷を負ったようです。

 一方、今回の妨害事件に対して連合幹部のピポップ・トンチャイ氏は、タイ・ラック・タイ党が背後で糸を引く暴徒により憲法で保障された権利が侵害された重大な犯罪行為であると非難した上で、タクシン暫定首相及びチットチャイ暫定首相代行は犯罪行為に荷担した者に対して法的責任を追及すると共に、二度と同じような暴力による権利侵害行為が起きないことを無条件に保障するべきであると指摘していました。

posted by Jean T. at 02:27| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首都圏住民の71.7%が政治情勢が危機的な方向に向かっていると回答

 ABACポールが、首都圏在住の1,846人を対象に18日から22日にかけて行った政治情勢に関する意識調査で、政治情勢が危機的な方向に向かっていると感じている回答者が、タクシン暫定首相の次期首相指名辞退宣言直後の5日に行われた調査で46.1%だったのに対して、政治的な対立の激化や上下院議員に対する信用失墜、独立機関の中立性に対する疑問の増加等の政治的不安定要素の増加を背景に一気に71.7%にまで増加していた事が明らかになっています。

 また、独立機関の中立性に対する信頼性に関しては、行政裁判所及び憲法裁判所に関しては50%以上の回答者が信頼できると回答していたものの、国家汚職制圧委員会や上院議会、選挙委員会に対しては、3月末時点で44.9%だったのに対して一気に31.7%に低下するという結果になっていたようです。

 更に、上院議会に対する懸念事項に関しては、51.5%の回答者が政治家に対する利益供与に注力する恐れがあると回答し、以下中立性の確保(49.9%)、汚職及び不透明な職務遂行(42.9%)、国益より自己利益を優先(40.8%)、身内体制の構築(39.7%)と続く結果に、また下院議会に対する懸念事項に関しては、65.6%の回答者が汚職及び不透明な職務遂行をあげ、以下議会内対立や党内対立(60.0%)、国益よりも自己利益を優先(53.9%)、えこ贔屓体質(51.7%)、大政党による政治の独占(50.0%)と続く結果になっていたようです。

 一方、政治改革に期待するものに関しては、88.6%の回答者が効率的に汚職の根を一掃できる体制の構築をあげ、次いで82.3%の回答者が国民の為の政治の推進をあげ、以下国民の為の報道の推進(79.4%)、政府に対する牽制機能としての独立機関の役割の強化(74.8%)、政治開発の為の独立機関の創成(72.0%)、政府に対する牽制機能としての野党の役割の強化(71.8%)、独立機関委員の人選課程の見直し(67.2%)、実業家の政党参加の禁止(66.7%)、政府による報道への干渉の防止措置(64.6%)と続く結果になり、また50.8%の回答者が政府主導の政治改革は信用できないと回答していたようです。

posted by Jean T. at 02:24| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

選挙票集計開場近くで爆発

 再選挙が行われた23日18:45頃、ナラーティワート県ルーソ郡内にあるガソリンスタンドのトイレ内に仕掛けられていた爆発物が爆発しましたが、幸い人的な被害は確認されませんでした。

 現場は、投票用紙の集計開場から約700m離れた場所だったようです。

 一方、23日朝には、ナラーティワート県ランゲ郡内でヂョアイローン郡自警組織に所属する41歳の男性が運転する乗用車に向けバイクに乗った二人組が銃撃し、41歳の男性が死亡し、同乗していた39歳の夫人が重傷を負うという事件が、またヤッラー県ヤッハー郡内では22日23時頃に、学校前の路上にある待合い用のサーラー付近に仕掛けられた爆発物を爆発させ、当局関係者を現場におびき寄せた上で、二発目の爆発物を爆発させると同時に当局関係者に向け銃を乱射するという事件が発生、当局関係者1人が重傷を負っています。

posted by Jean T. at 02:23| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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