2006年04月03日

首相、辞職を否定、政治改革を進める

 本日20:30からch11で放映された番組の中でタクシン首相は、選挙結果を受けた辞職の可能性を否定した上で、挙国一致体制で政治改革を推し進める意向をあらためて表明しました。

 タクシン首相によると、長老政治家等で構成された挙国一致体制構築の為の長老賢人会議を組織し、その会議から辞職を勧告されない限りは首相を辞めることは無いとのこと。 また、辞職した際の後任には、政治改革を進める上で適切なもポーキン・パラグン氏やソムキット・ヂャートゥシピタック氏等四人の適任者が居ると発言していたようです。

 また、インタビュー形式で進行した冗長な番組の中でタクシン首相は、ちゃっかり「もし俺が出馬していなかったら、もっと棄権票が投じられていたはずだ」と語り自身の首相としての正当性を主張するなど強気な発言に終始していました。

posted by Jean T. at 23:06| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バンコク都内選挙区、50.13%が棄権票

 選挙委員会が発表した非公式集計結果によると、バンコク都内36選挙区全てでタイ・ラック・タイ党所属の候補が当選を決めたものの、棄権票を上回る得票数で当選を決めたのは僅かに10選挙のみだったようです。

 同委員会によると、バンコク都内では小政党を含む候補者に投じられた票1,260,852票を上まる1,319,206票の棄権票が投じられ、全体で棄権票が50.13%を締め、また投票率は63.47%だったようです。

 一方、タイ・ラック・タイ党候補者の単一候補者選挙区で20%以上の要件を満たすことが出来ず、再投票が確実になった選挙区はグラッビー県、チュムポン県、トラン県、ナコン・シー・タンマラート県、ナラーティワート県、プラヂュアップ・キーリーカン県、パン・ンガー県、サトゥーン県、ソンクラー県、パッターニー県、パッタルン県、プーケット県、ヤッラー県、ぺーチャブリー県、スラーッターニー県の15県内38選挙区という結果になったようです。

 尚、選挙委員会によると再投票は9日、16日及び23日に行われる予定で、特に9日の再投票では総有権者数の20%の票を得られなかった同一候補者で行われる予定になっているようですが、それ以降に関しては同一候補で行うのか、別の候補で行うのかまだ決定されていないようです。

 いずれにしても、何回も再投票を行う事態になると、国民の政治不信を加速させる結果にもなりかねませんが、タイ・ラック・タイ党のポーキン・パラグン氏は選挙委員会に対して総選挙後30日以内に下院議会を成立させるために早めに憲法裁判所の判断を仰いで置くべきであると指摘していました。

posted by Jean T. at 22:15| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、挙国一致体制による問題解決を提唱か?

 本日朝の時点では、政界一時引退を含めたあらゆる可能性を選択肢に検討すると語っていたとされるタクシン首相ですが、午後になって、棄権票が過半数を超えなかったという事は国民から正当性が認められた事であると強気な発言をするなど、本日夕方に放送される方針表明演説の場では挙国一致体制による問題解決に取り組む意向を表明する可能性が高まっています。

 特に棄権票を下回る得票数で当選した候補者の議員としての正当性について聞かれた際にタクシン首相は、過去にも過半数の支持を得られず政権についた首相がいたことを例にあげ、棄権票云々と議員の正当性は無関係との認識を示し政権継続に強い意欲をにじませていました。

(タイ時間 14:40)

posted by Jean T. at 16:33| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

都民の過半数がタイ・ラック・タイ党不支持

 本日7時現在の非公式集計によると、バンコク都内では棄権票が1,146,017票、タイ・ラック・タイ党候補者票が1,022,094票、無効票が94,163票。 (都内35選挙区中27選挙区でタイ・ラック・タイ党候補が過半数を得られず)

 無効票には「タクシン出て行け」等と首相を批判する文言が書かれていたものも少なからず。

 選挙委員会によると、本日正午頃までに小選挙区(定数400)の非公式開票結果が明らかになる模様。

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 本日昼過ぎのニュースによると、北部・東北部ではタイ・ラック・タイ党圧勝の勢いで開票が進んでいるものの、コーン・ゲーン県の県都内でタイ・ラック・タイ党支持票に迫る棄権票が投じられるなど都市部で棄権票が多く投じられる傾向が見られているようです。

 また、南部国境三県では複数のタイ・ラック・タイ党候補が20%を超える支持を得当選を決める一方で、南部の31の選挙区で20%の支持を得られず再投票がほぼ確実な情勢になっているようです。

 一方、都内ではラームカムヘーン大学の反首相派の学生等が中央選挙委員会前に集まり、ビルの壁に「タイ・ラック・タイ党事務所」と書かれたパネルを掲げ同委員会の中立性に疑問を呈した上で、タイ・ラック・タイ党による選挙違反の徹底的な摘発を要求しています。

(タイ時間 13:30 追記)

posted by Jean T. at 15:05| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プラヂュアップキーリーカン県で2万の幽霊投票

 プラヂュアップキーリーカン県第二選挙区で投票済みの票を数えたところ、実際に投票登録を行った6万人より多い8万人分の票が発見され、急遽票の数え直しを行うと共に選挙委員会内で緊急協議が行われる事態になっているようです。

 また、このことに不満を持つ住民による妨害行動を阻止するために当局側が開票会場を取り囲む形で厳重な警戒態勢を敷いて対応しているようです。

posted by Jean T. at 02:34| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タクシン首相が一時政界引退を表明?

 昨日投票が締め切られた後で開かれたタイ・ラック・タイ党幹部会議の席上で、タクシン首相が一時政界引退を示唆した上で後任にポーキン・パラグン氏(前下院議長)を据える方針を明らかにしたとの噂があるようです。

 一時政界引退の意向表明は、バンコク及び南部地区に於ける見込み棄権票数が予想値以上だった事をうけたものと見られているようですが、一方で党内ではソムキット・ヂャートゥシピタック氏を後任首相に推す声が強く、仮にこの話が事実だった場合は党内の混乱が避けられないとの見方もされているようです。

 また、国民の要望である政治改革を進める上でポーキン氏が最も適任であるとタクシン首相が判断した可能性も指摘できるかもしれませんね。

posted by Jean T. at 02:01| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

棄権票を上回る得票を得られなかった議員の正当性に疑問

 ABACポールが首都圏在住の有権者を対象に24時間前の総選挙に対する意識をキーに4月1日に行った意識調査で、69.9%の回答者が選挙法の規定に則り当選を決めても得票数で棄権票を上回る事が出来なかった候補者は下院議員の就任を辞退するべきであると回答、得票数に関係なく当選した限りは議員に当選するべきであると回答した者が僅かに10.3%だった事が明らかになっています。

 一方、総選挙後の情勢に関しては38.1%が激化する、32.9%が変わらないと回答、また、首相が提案した挙国一致政府構想に関しては38.3%が賛成、30.5%が反対と回答していたようです。

posted by Jean T. at 01:30| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主主義市民連合、総選挙の無効を申し立て

 民主主義市民連合調整役のスリヤサイ・ガタシラー氏は昨日、2日に行われた総選挙の無効を申し立てるために本日行政裁判所に対して、中央選挙委員会による選挙結果のエンドースの一時差し止めを命じる緊急仮処分の審査を要求する方針を明らかにしました。

 今回の動きに関してスリヤサイ氏は、数多くの選挙違反事例が報告されているだけでなく、投票所内の配置変更により投票内容が外から判るような位置に投票用紙記入用の台が置かれたことは、明らかに投票の秘密を保障した選挙法に違反し無効であると指摘していました。

 また、民間選挙監視団体のピーネットも同様に、今回の配置変更は総選挙そのものの無効を構成する要件に為り得るとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 01:14| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タクシン首相、記者会見を急遽キャンセル

 タクシン首相は2日19時からタイ・ラック・タイ党本部内で予定されていた記者会見を急遽キャンセルし、報道陣を避けるように党本部ビルの裏口から退出しました。

 開票状況の大勢が判明していないとの理由でキャンセルされたこの記者会見では、総選挙後の方針等について明らかにされる予定になっていたようです。

 また、バンコク選挙区を中心に予想以上に棄権票が多いことを受けタクシン首相が善後策を協議する為に3日に党幹部を招集するとの話もあるようです。

 一方、開票状況に関しては3日朝までに大勢が判明すると見られているようですが、とりあえず現在の所ぺーチャブリー県第一選挙区で20%未到達候補者第一号が誕生する勢いで開票が進んでいる他、小政党の候補者が全滅し全てが単独候補となったソンクラー県内の選挙区でも同様に20%未到達がほぼ確実な情勢で開票が進められているようです。

 また、バンコクでは、タイ・ラック・タイ党報道官のシター君の選挙区や元バンコク都議会タイ・ラック・タイ党議連代表のポンピスット君の選挙区等で棄権票が候補者支持票を上回る情勢で開票が進められており、特にポンピスット君は20%に到達しない可能性もあるようです。

 一方、今回の総選挙で投票箱を中心にした投票所の配置が変えられた事により、投票内容が係官等に丸見えであるとのクレームが各地で寄せられており、投票の秘密を保障した選挙法に違反しているとの指摘もされているようです。


 

posted by Jean T. at 00:40| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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