2006年05月09日

中央行政裁、iTVの報道番組枠縮小裁定を無効と判断

 中央行政裁判所は9日午後、全放送時間に対する報道関連番組の占有率を70%から50%に減じる事を認めたた裁定及び政府へのライセンス料支払い額を減じる事を認めた裁定に関して何れも無効であるとの判断を下しました。

 尚、iTVには30日以内に控訴する権利が認められています。

 iTVは、1992年5月の動乱の際に政府広報局や軍部の管掌下にあったテレビ・ラジオ局が政権側のプロパガンダ放送局として恣意的に利用された反省から、王室資産管理局の支援を受け1996年にタイ初の独立放送局(Independent TV = iTV)として開局。当初はネーション社が中心になって局の運営にあたっていましたが、その後2000年に新チャンネル開局の為にネーション社が持ち株を売り出した隙をついて当時タクシン・チンナワット警察中佐系だったシン社がネーション社が売り出した株式を取得すると共に、王室資産管理局の持ち分を超えるまで同社株式の取得を進め完全にiTVを支配下に置いていたことで知られていました。

 また、2001年の総選挙の際には、タイ・ラック・タイ党に有利な偏向報道を命じられた事に抗議した労働組合員等が解雇されるという事態にまで発展するという事もありました。(最終的に最高行政裁により解雇は無効と判断されている)

 その後、旧ch3系の人気パーソナリティー等を役員に迎え入れ、娯楽放送局への脱皮を図っていた際に、開局免許の条件の一として同社の定款に記載されていた全放送番組の70%以上を報道番組に割り当てるとする規定を政府の権限を乱用して恣意的に50%に減じさせたと指摘されていました。

posted by Jean T. at 17:30| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三裁判所長、選挙委員会委員に辞職を勧告

 憲法裁判所が4月2日に行われた総選挙が無効であると判断した事を受け、三裁判所長は9日朝三者協議を行い、公正透明な選挙を実現する為に三裁判所がやり直し選挙を管掌する方針を確認し、選挙委員会の4人の委員に対して犠牲の精神を見せ裁判所側に憲法138条第3項の規定に基づき、裁判所側に適切な委員候補を上院に提案する機会を与える為に自ら辞職するべきであると勧告しました。

 最高裁のヂャラン事務局長によると、今回の判断は既に意見であると判断された総選挙の施行に関与し、また各階層から不信をかっている現在の選挙委員会の委員のままでやり直し総選挙を行うことは、新たな問題を引き起こす火種に為り得るとの判断からなされたもので、強制力が伴うものではないとのこと。

posted by Jean T. at 16:37| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党、小政党買収問題に対する追求を強める

 憲法裁判所が4月2日に行われた総選挙が無効であると判断した理由の一つに大政党による小政党の買収行為があったことを挙げた事を受け民主党側は、あらためてタイ・ラック・タイ党による小政党の買収問題に対する追求を強める方針を明らかにしました。

 同党副党首のサーティット・ウォンノーントゥーイ氏は、既に選挙委員会側が同委員会内で結成された専門調査委員会のが政権政党による小政党の買収があったとの調査結果に基づき、小政党に対して解党処分と刑事告訴を行う方針を決定したにもかかわらず、買収をした政権政党に対しては一切処分を下していないばかりか、逆にタイ・ラック・タイ党側の発言に呼応するかの様に問題を提議した側(民主党)が小政党を買収して候補者の出馬を断念させた方向で処分を決定しようとしているとして、改めてこの問題に対する追求を強める必要があると語っていました。

posted by Jean T. at 02:35| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党、やり直し選挙参加を再確認

 民主党のアピシット党首は8日、憲法裁判所による総選挙無効の決定を受け行われるやり直し総選挙に同党の候補者を送り込む方針を再確認しました。

 やり直し総選挙ではタクシン体制への挑戦と新世代のリーダーをメインに押し出して戦って行きたいと語るアピシット党首によると、依然民主党側に取っては不利な状況にあることには変わりなく、また現在の選挙委員会に対する不信感も拭い切れていないものの、やり直し総選挙には全国400選挙区全てに候補者を擁立する方針でいるようです。

 尚、やり直し総選挙に向けた党としての最終方針に関しては11日に開かれる幹部会で決定される予定になっているようです。

posted by Jean T. at 02:32| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ラック・タイ党、憲法裁判所の判断を受け入れる

 タイ・ラック・タイ党副党首のスダーラット・ゲーユラパン女史は8日、国王陛下の思し召しを旨に4月2日の総選挙は無効であるとした憲法裁判所の判断を受け入れる、民主主義の精神に則りやり直し総選挙に候補者を擁立する方針を明らかにすると共に、改めてやり直し総選挙終了後に政治改革を推進させる方針を明らかにしました。

 一方、タクシン暫定首相の次期首相指名事態宣言が総選挙の無効決定と共に無効になると指摘されている事に関しては、党内で開かれた緊急協議の議題ではなかったとしてコメントを避けていました。

 尚、タクシン暫定首相は8日、党事務所でプロミン秘書官等と協議を行っていた後にコーヒーを飲むためにエラワン・ホテルへ夫人と一緒に出かけた事が確認出来ているようですが、今回の憲法裁の判断等に関するコメントは得られていないようです。

posted by Jean T. at 02:31| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

行政裁判決は16日

 中央行政裁判所は8日、4月2日に行われた総選挙の有効性を問う訴訟に対する判決公判を16日に開く方針を明らかにしました。

 これは、市民団体関係者等が4月2日に行われた総選挙で投票用紙の記入台の位置が第三者の目に見える位置に変更された事は投票の秘密を保障した憲法の規定に違反しているとして、提訴していたものに対するもの。

posted by Jean T. at 02:29| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

警察、民主主義市民連合幹部5人を送検

 警察犯罪制圧局は8日朝、民主主義市民連合の5人の幹部を刑事起訴に向け検事総長に対して送検手続きを行いました。

 警察犯罪抑止制圧局は8日朝、国民を煽動し政府の転覆を企て、また国内に混乱を来したこと、無許可行進により交通に支障を来した等5つの事由で民主主義市民連合幹部5人を刑事起訴する為に、検事総長に対して送検手続きを行いました。

 尚、検事総局側は、起訴の是非について検討を行う為に15人で構成された専従チームを組織すると共に、29日い幹部5人に事情聴取を行う予定になっているようです。

 一方、今回の送検に対して連合幹部のソムギヤット・ポンパイブーン氏は、タクシン暫定首相及び関係者が関係する案件に対する対応と連合の対応の違いを例に挙げた上で警察側の二重基準を非難しています。

 同氏は発言の中で、不敬罪や電気発電公社民営化関連、憲法裁判所判事の買収疑惑、金融再生開発基金が差し押さえた土地の不正取得等々のタクシン暫定首相や夫人及びその一族関係者が絡む不正案件に対する警察側の対応が殆ど進捗していない一方で、反タクシン派の案件に関してはめまぐるしい進捗を見せているのは、明らかに警察側に二重基準が存在していると指摘せざるを得ないと語っていました。

posted by Jean T. at 02:27| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前上院議員宅で爆発、連合の活動が関係か

 8日3時前、ナコン・ラーチャシーマー県県都内にある前上院副議長のピチェート・パタナチョーティ氏(現暫定上院議員)の自宅に爆発物が投げ込まれるという事件が発生しています。

 尚、この爆発による人的な被害に関しては確認されていません。

 警察側は、使用された爆発物の威力が弱かったことから、何らかの理由でピチェート氏を脅迫する目的で行った犯行との見方を強めているようです。

 ピチェート氏は、民主主義市民連合の主要メンバーの一人としても知られていました。

posted by Jean T. at 02:26| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

枢密院評議員、責任の概念の重要性を説く

 枢密院評議員のガセーム・ワタナチャイ氏は8日、責任という概念の重要性を説いた上で、喩えビジネスで成功し裕福になっても、決して脱税をしたり道徳倫理をおろそかにしたり、一族の利益追求のみに奔走する事無く社会の一員としての責任を自覚するべきであると語りました。

 この発言は「社会に対する責任」と題されたスピーチの中で語られたもので、ガセーム氏は全ての国民は階層や地位、所属組織に関係なく全てが己の責任を自覚し、誠実及び道徳を基本に置くべきであると説きました。

posted by Jean T. at 02:24| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バーンガピ区内で若い女性のバラバラ死体が発見される

 8日17時過ぎ、都内バーンガピ区フワマーク地区の路上脇にある草地で二つの旅行カバンに分けて入れられた20歳から25歳位と見られる色白な若い女性のバラバラ死体が発見されました。

 発見された遺体は下腹部から首の付け根までで何れもBIG-Cのショッピングバックに包まれてカバンの中に入れられていたようです。また、頭部や足の部分はまだ発見されていないようです。

 警察では、頭部と足の部分の発見を急ぐと共に、指の指紋から被害者の割り出しを急ぐとしていますが、仮に被害者に前科が無かったり身分証明書を作成していない等で当局側に指紋の資料が残されていない場合や被害者が外国人だった場合には被害者の特定がかなり難しくなる可能性もあるようです。

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 その後の報道によると8日22:30過ぎに遺体遺棄の容疑で34歳のパキスタン人がソーイ・ラーチャダー16内のラーチャリソート内で逮捕されているようです。

 警察の調べによると被害者の女性はウボン・ラーチャターニー県在住の女性教師(28)で、逮捕された男は1ヶ月前にインターネットで知り合った事は認めているようですが、殺人については関わりを否定しているようです。

 尚、今回の逮捕は不審な男を遺体発見現場付近まで乗せたとのタクシー運転手からの通報により実現したもの。

posted by Jean T. at 02:09| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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