2006年05月18日

ABACポール、首都圏住民の政党に対する求心力が低下

 ABACポールが首都圏在住の1,629人を対象に行った意識調査で、65.4%の回答者が先に選挙委員会委員からの辞職を表明したヂャールゥパット・ルゥアンスワン大将の行動を賞賛できると回答し、更に選挙委員会委員の辞職が政治情勢の改善に繋がり得ると回答する一方で、小政党買収疑惑の噴出や政治の空白の発生が首都圏住民の政党に対する求心力低下の大きな原因になっていることが明らかになっています。

 今回の調査で、ヂャールゥパット大将の辞職を賞賛できると回答していた者の多くが、自ら責任を示すものだった、国民の信頼向上に繋がる、問題解決に繋がる、政治情勢を緩和する等の理由をあげていたようですが、一方で、34.6%の回答者が辞任圧力に圧され辞職した、背後に政党が関与している、選挙委員会の効率性を害した等の理由をあげ賞賛できないと回答していたようです。

 一方、選挙委員会委員の辞職が情勢解決に繋がるかとの問いに対しては、選挙委員会の体質改善に繋がり解決に繋がり得ると回答し、26.6%の回答者が政治ゲームが蔓延っている状況では委員の辞職だけでは解決が不能、辞職が正しい解決法であるとは思わないとの理由をあげ情勢の解決には繋がり得ないと回答していたようです。

 また、小政党買収問題に関しては、24.4%がタイ・ラック・タイ党が関与している、13.3%が民主党が関与していると回答していたものの、大多数の62.3%の回答者が二つの政党が買収に関与し、政治情勢を悪化させたと認識している事が明らかになっており、また解党処分の是非については、53.2%が関与した政党に対して解党処分を講じるべきと回答し、処分を講じる必要は無いと回答していた者が13.3%という結果になっていたようです。

 一方、仮に選挙が行われた場合はどの政党に投票するかとの問いに対しては、まだ投票する政党を決めていないと回答した者が一番多く全体60.6%を占め、以下タイ・ラック・タイ党(28.0%)、民主党(10.3%)と続き、その他の政党と回答した者が1.1%という結果になっていたようです。

 また、まだ投票する政党を決めていないと回答した者の多くが、適切な人物がいない、関心がある政党が無い、政党に飽きた等の理由をあげていたようです。

 特に政党に対する支持動向が、5月8日に行われた調査に対してタイ・ラック・タイ党に投票すると回答した者が42.1%から28.0%に、民主党に投票すると回答した者が16.5%から10.3%と大きく低下する結果になっていますが、この結果に関してABACポール側は、小政党買収工作に関係するビデオが公開されたりと大政党による小政党買収疑惑が政治ゲームの様相を呈し始めたことや、社会引き締め政策や汚職撲滅、麻薬取締、貧困対策、原油高問題等の重要政策の取り組みに遅れや後退が出始めている事が政党への求心力低下の主要な要因になったとの見方を示していました。

posted by Jean T. at 01:49| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元上院議員、タイ・ラック・タイ党の解党審理開始を検事総長に要求

 元上院議員ヂュムサック・ピントーン氏等5人の元上院議員はは17日連名で検事総長に対して憲法裁判所若しくは刑事裁判所でタイ・ラック・タイ党解党の審理を行うよう要求しました。

 もはや中立機関ではない選挙委員会に解党の審理を委ねても時間の無駄であると語るヂュムサック氏は今回の動きに関して、、既に公になっているデータや専門調査委員会の報告者でタイ・ラック・タイ党による小政党の買収があったことが明らかになっているとした上で、民主主義を脅かす権利の乱用行為や憲法の記載に無い方法で国家権力を握る動きを見知った者は検事総長に憲法裁判所に於ける解明・審理を要求できるとする憲法63条の規定に基づき敢えて今回の行動に踏み切ったと説明していました。

 また、元上院副議長のニポン・ウィシットユタサート氏を初めとする元上院議員約30人が、選挙委員の総辞職を求める要求書を18日にワーサナー委員長宛に提出する方針を明らかにしていました。

 一方、民主党のオンアート報道官は、4月2日に行われた総選挙が無効であると判断された事を受け、違法な選挙を実施したことにより国家に損害をもたらしたとして選挙委員会委員3人及びタクシン暫定首相に対する民事・刑事訴訟を提訴する方針を明らかにしました。

posted by Jean T. at 01:47| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主主義市民連合、三裁判所に支持を表明する為のデモ行進を計画

 民主主義市民連合は17日、来る22日に憲法裁判所、最高行政裁判所及び最高裁判所の三裁判所に対して支持を表明する為にデモ行進を行う方針を明らかにしました

 これは17日行われた連合幹部5人による協議の席上で決定されたもので、連合側によると22日に朝8:30にラーマ5世像前からの出発を予定しているデモ行進では、国家的危機を救うために最善を尽くしている三裁判所の取り組みに支持を表明すると共に、あらためてタクシン暫定首相の復帰阻止及び裁判所側によって選ばれた新メンバーによる公正なやり直し選挙を実現させる為に現選挙委員会委員の辞職を求める方針であるとのこと。

 一方昨日午後、都内パトゥムワン区内にある選挙委員会が入居するビルの前で、選挙委員の総辞職を求め座り込み抗議活動を展開している連合傘下団体関係者と選挙委員を激励するために訪れた団体との間で小競り合いが発生しました。

 報道によると、小競り合いはワーサナー選挙委員会委員長への激励訪問を終えた団体が、ビル前にあった抗議文が記された看板や国立大学学生連盟が設置した抗議活動用の演台等を破壊しようとしたことから、抗議関係者との間で小競り合いが発生し、一時は険悪な状況になったようですが、最終的に当局側が約50人の当局関係者を投入し鎮静化させたようです。

posted by Jean T. at 01:46| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リキット氏、新党結党に動いている事を明らかに

 16日にタイ・ラック・タイ党に離党届を提出したリキット・ティラウィーキン氏は17日、チャワリット・ヨンヂャイユット元首相を党首若しくは最高顧問に据え、プラチャイ・ピヤムソムブーン警察大尉や学識経験者等を党員に迎え入れ新党立ち上げに動いていると伝えられている事に関して、まだ新党立ち上げの話は具体化していないものの新党の立ち上げを視野に動いている事を明らかにしました。

 リキット氏によると、プラチャイ・ピヤムソムブーン警察大尉を党員に迎え入れ新党を結党したい意向なようですが、現状では第三者を通してプラチャイ警察大尉に新党合流打診している段階で、またチャワリット元首相には新党結党に関する打診を行っていない状況なようです。

 一方、民主党は17日、19日に元タイ・ラック・タイ党所属下院議員(比例代表)のウィナイ・ソムポン大将の民主党入党を正式にアナウンスする事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 01:44| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワート県で襲撃

 17日朝7時前、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で45歳(報道により48)のイスラム系住民男性が射殺されるという事件が発生しました。

 死亡した男性が日課となっているゴム液の採取作業の為にバイクに乗って路上を走行中に、路上脇の草むらに潜んでいた少なくとも2人以上と見られる一味が男性に向け銃を発砲し、バイクから男性を転落させ、更に男性の頭に銃を突きつけ銃弾2発を打ち込み殺害したようです。

posted by Jean T. at 01:42| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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