2006年05月29日

スンガイ・ゴーロックで当局者をおびき出し爆破

 29日朝、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡中心部にある屋台前付近で爆発が発生しましたが幸い人的な被害は確認されていない模様。

 報道によると、爆発に先立って同日4時頃発生したバイクに乗った二人組が屋台に向け火炎瓶を投げ込む事件の現場検証の為に5人の当局関係者が現場に現れたところで、付近に仕掛けてあった携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆発物を爆破させたようです。

(タイ時間 9:15 掲載)

posted by Jean T. at 11:10| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

グライサック氏、南部で500体以上の身元不明遺体が隠されていた事を明らかに

 元上院議員のグライサック・チュンハワン氏(ナコン・ラーチャシーマー県、元上院外事委員会委員長)は27日、国内に於ける人権侵害の最たる例の一つとして、4月に法務省科学捜査研究所臨時所長代行のポンティップ・ローヂャナスナン女史や人権委員会関係者等で構成されたチームがナラーティワート県を初めとする南部国境地帯で300体以上の比較的新しい身元不明の遺体が埋められているのが発見されていた事を明らかにしました。

 これは、27日夜都内ルムピニー公園内で開催された民主主義市民連合の定例集会の場で語られたもので、グライサック氏は国連を初めとする国際社会からの批判に晒されている国内の人権状況に懸念を表明した上で、政府に対して当局側による違法連行なりで行方不明になっている3千人前後の南部住民と遺体との関連の調査を要求すると共に、次期国連事務総長の座を目指すスラギアット・サティヤンラタイ氏(暫定副首相)に対して、本気で国連事務総長のポストを目指すのであれば自ら現職を辞し、タイ国内に於ける人権侵害を非難する立場に回るべきであると指摘していました。

 また、グライサック氏によると、これまでにナラーティワート県内だけで300から400の遺体が、またヤッラー県内で約200の遺体が発掘された他、主に国境地帯を中心に埋められた遺体の発見が相次いでいるとのこと。

 尚、当局側は28日、南部国境域で発見された身元不明の遺体の多くが、3月にパッターニー県内で発見されたカンボジアやミャンマーからの外国人労働者の他殺体であると釈然としない説明をしているようです。

 一方、ポンティップ女史は28日、身元不明の遺体が発見されたのは4月では無く昨年の7月だったと断った上で、グライサック氏の指摘通りナラーティワート県で数百体、ヤッラー及びパッターニー県内で数十体の身元不明の遺体が発見されていたことは事実であると認めましたが、身元に関しては恐らくミャンマーやカンボジアの漁船乗組員の遺体がタイの海岸に流れ着いたものであろうとの考えを示しましていました。しかし、当局側の見解との相違に関しては今後の職務遂行に影響を与える恐れがあるとしてコメントを拒否していました。

posted by Jean T. at 02:31| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、水害対策について閣議で協議

 北部大水害の被害状況視察の為プレー県を訪問したタクシン暫定首相は28日、30日の閣議の席上で水害対策について協議を行う方針を明らかにしました。

 タクシン暫定首相によると、今回の閣議では大水害で被害を被った水を一時待避させるための簡易貯水施設の建設を初めとする短期・長期的対策や被災者支援に関して協議を行う方針であるとのこと。

 一方、今回の大水害で違法伐採されたと見られる材木が貯水施設に流れ込んでいると指摘されている事に関しては、これまでの調査では材木とされる物に根の部分がついていることから、土砂崩れ等によって流されたものと思われるとしたものの、今後も詳細な調査を行う予定であるとしていました。

 尚、水害と共に流れ着いた違法に伐採されたと見られる材木問題に関しては、既にヨンユット天然資源・環境大臣が指摘しているのを初め、民主党副報道官のトゥアンテムドゥアン・ナ・チァン・マイ大尉(女性)が違法伐採問題が存在しているのは事実であるとして政府に対して専門委員会を設置し真相を解明し、違反者を厳格に処罰するべきであると指摘していました。(ワッタナー・アサワヘーム氏が絡む違法伐採問題に対して積極姿勢を見せていたタクシン暫定首相が、今回の違法伐採問題に対しては妙に消極的なのがちょっと気になります。)

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 国務省が28日午前に発表した公式集計によると、北部水害によりこれまでに73人の死亡(ウタラディット63人、スコータイ6人、プレー4人)が確認され、また41人が依然行方不明になっているようです。

 また、今回の大水害により15万6千人以上が被災した他、道路311路線、橋46ヶ所が損壊し、農業用地33万5千ライ以上が被害を被ったようです。

posted by Jean T. at 02:27| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国民の多くが暫定政府は国家問題を充分に解決できないと考える

 スワン・ドゥシット・ポールが国内16県内在住の3,617人を対象に行った調査で、回答者の62.68%がやり直し選挙を前にした党員の移動や内部対立等に足を引っ張られ暫定政府は国家問題を解決する為に充分に機能する事ができないと回答していた事が明らかになっています。

 また、回答者の33.18%が麻薬問題が更に深刻化すると回答し、一方で61.96%の回答者が国王陛下の思し召しを旨に職務を遂行すれば現在の政治情勢を解決する事ができるとと回答していたようです。

posted by Jean T. at 02:24| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党、大物及び銃器類の取り締まり強化を要請

 民主党のアロンゴン副党首は28日、27日夜半に元ラーチャブリー県第一選挙区選出タイ・ラック・タイ党所属下院議員のゴープグン・ナポームロップディー女史が襲撃され殺害される事件が発生した事を受け、政府に対して大物の摘発及び武器類の一斉押収摘発を強化するよう要請しました。
 
 発言の中でアロンゴン氏は、同じラーチャブリー県を地盤とする下院議員として度々仕事を一緒にさせてもらってきたゴープグン女史に対して哀悼の意を表明した上で、今回の事件が武器を使用した政争を地域にもたらす恐れがあるとして、政府及び警察に対して首謀者の逮捕を急ぐことはもとより、地域内で影響力を持っている大物や銃器類の摘発を強化するよう要請しました。
posted by Jean T. at 02:23| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人質教師暴行事件発生現場付近でM16を発見

 28日早朝、当局側は人質教師暴行事件が発生したナラーティワート県ランゲ郡内で集中捜索を行い、事件が発生した学校から約700メート離れた場所で使用可能なM16型ライフル1丁がゴムの木の下に隠されているのを発見しました。

 当局側によると、ライフルが隠されていたゴムの木には、一味側が目印にする為にアルファベットでパッタニー・マレー国民改革戦線の略称であるBRNと書かれていたようです。

 今回発見されたライフルに関して当局側は、教師人質暴行事件の発生を受け地域の警戒が強化された事を受け、一味側が摘発を逃れるために一時的に隠していたとの見方を示しているようです。

posted by Jean T. at 02:21| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夫婦を銃撃し、バイクを盗み逃走

 28日6時過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内でバイクに乗った二人組が、ゴム液の採取作業に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった37歳と34歳のイスラム系住民夫婦を銃撃し、夫を死亡させ、妻に重傷を負わせた上で、二人が乗っていたバイクを盗み逃走するという事件が発生しました。

 また、同じく28日6時過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内のモスク前の路上でナラーティワート県ルーソ郡内在住の29歳のイスラム系住民男性がゴム液の採取作業に向かうためにバイクで走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件も発生しています。

 更に、同日ヤッラー県ラーマン郡内で長年に渡りイスラム系住民を殺害したり誘拐してきた当局側を非難するビラが張り出されているのが確認されているようです。

 一方、28日8時過ぎにはヤッラー県ベートン郡内にある生ゴムの燻煙場から火災が発生し全焼させる事件が発生しているようですが、こちらの方に関しては警察側は従業員の不注意による出火の可能性が高く、一連の不穏な動きとは無関係との見方を示しているようです。

posted by Jean T. at 02:19| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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