2006年06月16日

南部で鉄道駅等で連続爆破

 16日朝6:30過ぎ頃、ナラーティワート県ランゲ郡内の鉄道駅構内にあるトイレに仕掛けられていた爆発物が爆発した他、少なくとも同県内スンガイ・ゴーロック郡内で1ヶ所、ルゥーソ郡内で2ヶ所、パッターニー県内コークポー郡内で1ヶ所、ヤッラー県県都内で1ヶ所の鉄道駅で連続して爆発が発生しているようです。

 尚、使用された爆発物は何れも威力が弱いもので、初期報道段階では人的被害は確認されていないようです。

 また、ヤッラー県ガーバン郡内では9時頃、郡次官の小型トラックに仕掛けられていた爆発物が中央市場付近で爆発し、小型トラックに乗っていた郡次官及び夫人の2人が命に別状が無い重傷を負うという事件が発生しているようです。

 更に、ナラーティワート県タークバイ郡内では12時過ぎ頃、ソムタム食堂付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、店内で食事中だった3人が重傷を負う事件が発生しています。

 尚、使用された爆発物は、携帯電話を使用した遠隔起爆式だったとみられているようです。

 一方、当局側は16日早朝、ナラーティワート県ランゲ郡ボーンゴー地区内三ヶ所で非常事態令に基づき強制家宅捜索を行い、一連の不穏な動きに関与した容疑でタイ語を話すことが出来ないインドネシア人1人を逮捕し、屋内から爆発物の原料となる尿素系の肥料やT字型の鋲等を押収した他、イスラム系タイ人の男5人を逮捕し、屋内から銃器類2丁や現金22万バーツを押収しています。

 押収された現金は、一連の爆破事件の実行役を雇い入れるために組織の幹部から支給されていたものち見られているようです。

(タイ時間 9:45掲載 17:30最終更新)

posted by Jean T. at 19:30| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広域連続爆破事件、RKKが関与か

 情報当局筋は15日、同日朝から夕方にかけて南部国境三県内ほぼ全域に渡って発生した広域連続爆破事件に新興の非公然分離主義組織のRKKが関与している可能性があると指摘しました。

 同筋によると、約1週間前に国境を接するマレーシアのクランタン州内にあるRKKの秘密拠点で連続爆破実行に向けた謀議が行われ、その後ナラーティワート県タークバイ郡ターバー村内を流れるスンガイ・ゴーロック川を利用して実行に必要な銃器類や爆発物をタイ領内に持ち込んだとの情報があるようです。

 尚、コンサック暫定国務大臣は先に、一連の爆発に使用された爆発物の多くがタイ国外から持ち込まれている可能性があることを明らかにしていました。

 一方、国際園芸博覧会会場の下見の為にチァン・マイ県に滞在中だったタクシン暫定首相は、15日が一味の間でパッターニー国の建国記念日と捉えられていることから、何らかの不穏な動きがある恐れがあるとして関係当局に対して警戒の強化を指示していた事を明らかにしていたにも関わらず、当局側の油断や対応のまずさが事件を誘発し、2人の死亡者を出すなど被害を大きくする結果に繋がったと語り当局側の対応を非難していました。

 更に、タクシン暫定首相は、教育水準が低い層が容易に一味側に取り込まれる土壌を一掃する為に必要な地域住民と当局との間の理解の共有作業が依然進捗していない事が事件の発生を許すことに繋がった事を認めた上で、近々関係当局者を召集しあらためて正常化に向けた戦略の見直しを行う意向を明らかにしていました。

 また、警察署や県・郡庁舎を初めとする本来は最も警戒が厳しい当局関連施設が爆破のターゲットにされたこと関しては、一味側がターゲットをソフト・ターゲットからハード・ターゲットにシフトさせようとしている前兆である可能性は否めないとしたものの、一連の爆破に使用された爆発物の多くが威力が弱い物が使用されていたことから、一味側の持つ潜在的な破壊力は限定的であり、深刻な情勢の激化には繋がり得ないとの認識を示していました。

 尚、タクシン首相によると、関係当局者会議が終わってから、適当な時期を見計らって南部を再訪する意向であるとのこと。

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 15日朝8時頃、パッターニー県、ヤッラー県、ナラーティワート県で発生した広域連続爆破事件は、主に午前中に爆破が集中し、これまでに41ヶ所(ネーション・チャンネル)で爆発の発生が確認されているようですが、パッターニー県コークポー郡内では、郡警察署正面にある茶店付近に仕掛けられていた爆発物の爆発により同郡クワン・ノーリー地区のタムボン行政機構副評議会議長が死亡し、また同県県都内では県庁舎前に駐車してあった県選挙委員会に所属する女性所有の乗用車に仕掛けられていた爆発物が爆発し県庁関係者が死亡しているようです。

 また、ヤッラー県県都内では、国境警備警察の爆発物処理班に所属する警察官所有の車の下に爆発物が仕掛けられているのが発見され、安全処理中に一味側が携帯電話を使用し爆破させるという事件が発生したものの、幸い人的な被害は確認されていない他、ナラーティワート県県都内では、桟橋近くの交差点付近に仕掛けられていた爆発物が、調度海軍基地があるマナーオ湾の警戒作業にあたっていた海軍関係者が休憩の為に船を桟橋に停泊させ降船したところで爆発し海軍関係者5人が負傷を負うという事件が発生していたようです。

 一方午後には、ナラーティワート県県都内で地元大手バイク店チェーンの支店の展示用バイクが爆発、また同県ランゲ郡内では建設用品店に向けM26が投げ込まれ、更にルゥーソ郡内では学校が爆破される事件が、また、ヤッラー県県都内中心部ではch11の地方局に所属するニュース・キャスターの男性所有の車から不審物が仕掛けられているのが発見され、処理作業中に爆発しましたが、負傷者は確認されていないようです。

 また、同じくヤッラー県県都内では、病院内に入居している7-11及び中心部にある7-11の2店でほぼ同時に爆竹状の爆発物が爆発するという事件が発生しているようです。

 更に、夜半には、同県県都内中心部に駐車中だった車の下に爆発物が仕掛けられているのが発見されましたが、携帯電話の電波を遮断する装置を導入し安全に処理されているようです。

 また、一部報道によると、ヤッラー県県都内では、拳銃や刃物を持っている若者多数がバイクで中心部に向かっているとの噂や、仏教徒の住民達が銃器や刃物を持って実行グループを捜しているとの噂が広まっているようです。

posted by Jean T. at 02:26| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンクラーの警察当局、警戒態勢を最高レベルに引き上げ

 15日朝、南部国境三県のほぼ全域で広域連続爆破事件が発生した事を受け、県境を接するソンクラー県の警察当局は同日、ハート・ヤイ郡、ヂャナ郡、テーパー郡サバーヨーイ郡及びナータウィー郡の5郡を中心に県内全域で、鉄道駅や当局関連施、バスターミナル、ホテル、ショッピングセンター等を中心に警戒態勢を強化するよう指示した事を明らかにしました。

 一方、同日午後、ハート・ヤイ郡中心部でにある銀行の駐車場で、銀行に用事があった妻の戻りを待っていたパッターニー県パナーレ郡内在住の35歳のイスラム系男性の車に向け、少なくとも2人以上の男が銃を乱射し、男性が死亡するという事件が発生しています。

 幸い、車内に一緒にいた2歳の男児は無事だったようです。

 警察側は、死亡した男性が5月23日に麻薬関連の容疑で逮捕され保釈中の身だったこと、また当局側が非常事態令に基づく任務遂行用に作成したブラックリストに、国境周辺の麻薬密売ギャングの一味として名前が掲載されていたことから、麻薬密売組織内の対立が事件の背景にあるとの見方を示しているようです。

posted by Jean T. at 02:23| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

格安航空会社も新空港の試験飛行に参加

 スワンナプーム新国際空港代表のソムチャイ・サワッディポン氏は15日、7月29日に予定されている新空港のシステムチェックの為の試験飛行に格安航空会社5社が参加する見通しになった事を明らかにしました。

 参加を予定している格安航空会社はノック・エアー社、タイ・エアー・アジア社、PBエアー社、オリエント・タイ航空及びバンコク航空の5社で、ノック・エアー社は既に、当日はチァン・マイからスワンナプームに向かい、更にスワンナプームからハート・ヤイに向かう行程で試験飛行を行う方針を明らかにしているようです。

posted by Jean T. at 02:21| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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