2006年07月07日

カリスマ発言問題、支持派とタイ・ラック・タイ党が奇天烈な解釈を披露

 政府支持派の市民パワーネットワーク代表のスラポン・トーウィヂャックチャイヤグン氏は6日、警察に対して元上院議長のミーチャイ・ルゥチュパン氏がサイト上で、先のタクシン暫定首相の憲法を超越した所に存在するカリスマ発言が国王の不可侵性を規定した憲法8条及び不敬罪を規定した刑法112条に抵触すると指摘しているとされる事に関して、その違憲・違法性に関して調査を行うよう要請しました。

 更に、スラポン氏は個人的な所感として、先のタクシン暫定首相の発言は国内の偉大な人物に向けたものではなく、むしろ反タクシン派の民主主義市民連合の事を指しているとの認識を示した上で、その発言を拡大解釈し不敬罪に該当すると指摘したミーチャイ氏の方が不敬罪で問われるべきであると指摘しました。

 一方、タイ・ラック・タイ党法務担当のスラチャイ・バオヂャンヤー氏は6日、あらためて暫定首相が言及したカリスマは民主主義市民連合と野党連合で、憲法7条規定に基づき暫定首相の地位を欲している人物は民主党のアピシット党首の事を指しているとの解釈を示していたりしています。

 スラチャイ氏によると、民主主義市民連合や野党連合にはカリスマ的な徳があり、更に彼らが選挙のボイコットを訴えたり候補者を擁立しなかったことは、まさに暫定首相が指摘したルールに外れる行為に該当するんだそうな。

 ところが、支持派やタイ・ラック・タイ党内の賢人の解釈のままでいくと、ブワンサック内閣秘書官長やウィサヌ副首相は、ルールを守らない民主主義市民連合や野党連合の意向を受けて辞職した事になるわけですが、何故か両者とも、その肝心な部分には触れていません。

 因みに同じ日に、スラポン暫定政府報道官が、カリスマ発言をネタに抗議活動を展開する事は不安定な政治情勢を煽ることにしかならないとして民主種主義市民連合に対して自制を求めていましたが、政府側から奇妙奇天烈な解釈が飛び出すことも政情不安を煽るということには気づいていないみたいですね。

 ということで、最終的にタクシン暫定首相が、「だから~、カリスマっていうのはオレのことなんだよ!! これでもういいだろ」と逆ギレ発言をするまで、この問題は尾を引き続けそうです。

posted by Jean T. at 01:47| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンティ氏、首相のポチ一号が煽動行為に関与と明言

 民主主義市民連合幹部のソンティ・リムトーングン氏は6日、同氏がタクシン首相(当時)の右腕として知られ、またチァン・ラーイ県内に強大な影響力を持っている事でも知られるヨンユット・ティーヤパイラット氏(暫定天然資源・環境大臣)や国立公園局局長、チァン・ラーイ県内の警察署長や森林警備局責任者等9人を相手取って提訴した刑事訴訟の第一回公判席上で、1月1日から20日にかけてルムピニー公園内で行われた公開放送の妨害工作にヨンユット氏が関与していると明言しました。

 ヨンユット氏が関与したとされる妨害工作は、森林警備関係者等がルムピニー公園内で行われていたソンティ氏の公開放送を妨害する為に、爆竹を鳴らしたり、集まった市民に向け石や水、ペットボトル等を投げとされるもので、公判の中でソンティ氏側は、森林警備関係者等が招集され、バンコクに向かっている模様を収めたビデオ等を証拠として提示した上で、ヨンユット氏及び国立公園局長、チァン・ラーイ県県都警察署長の3人が妨害工作に関与した者に報酬を支払っていたと指摘しました。

 公開放送の妨害工作に絡んで、森林警備当局側が国有地を不法占拠している貧困家庭関係者に対して、不法占拠行為の不問若しくは強制退去の何れかの選択を迫り、強制的に妨害工作に参加させていたという指摘も当時されていました。

posted by Jean T. at 01:41| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

非常事態令を三ヶ月間再延長させる方針を決定

 国家情報局のヂュムポン局長は6日、当日開かれた非常事態令施行管理委員会の席上で20日に期限を迎える非常事態令を更に三ヶ月間延長させる方針を決定した事を明らかにしました。

 この決定は、一連の動きに関与している一味の幹部クラスの身柄拘束及び効率的な対策を進める上で、令状なく逮捕できる非常事態令の施行が依然必要である状況にあるとの判断に基づいて為されたもので、18日の閣議承認を経て再延長される見通しになっているようです。

posted by Jean T. at 01:38| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私立イスラム学校の宗教教師が銃撃され重傷

 6日11時頃、パッターニー県ヤッラン郡内で、40歳の私立イスラム教学校の宗教教師の男性が小型トラックで路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件が発生しました。

 また、パッターニー県内では同日17時頃に、ノーンヂック郡内でバイクで走行中だった36歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件も発生しています。

 一方、ヤッラー県では6日6:40頃に、バンナンサター郡内でバイクで走行中だった39歳のイスラム系住民男性が、バイク二台に分乗して現れた4人組に銃撃され重傷を負うという事件が発生しました。

 被害にあった男性は、政府が南部国境三県域内で進める緊急雇用促進策により村の臨時警備員として雇用されていたようです。

posted by Jean T. at 01:37| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。