2006年07月10日

民主党、米大統領宛信書の内容・目的を明確にするよう要求

 民主党のオンアート報道官は9日、タクシン暫定首相が一時的に政界から引退する方針を発表した4月にアメリカのブッシュ大統領にタイの民主主義体制が脅かされているとする内容の信書を送っていた事が明らかになっている事に関して、政府側は信書の容及び目的について国民に明確に説明するべきであると指摘しました。

 問題となっている信書は、暫定上院議員のグライサック・チュンハワン氏が存在を暴露したもので、グライサック氏側は、信書には、憲法を超越した所に存在するカリスマにより組閣を妨害され、タイの民主主義が脅かされている状況にあるとする内容が記されていたと指摘しているようです。

 尚、問題の信書が、国王が憲法7条に基づく暫定首相の任命は民主主義的ではないとして拒絶すると共に三裁判所に対して政治情勢の解決に取り組むべきであると指摘した4月25日以降に送付されたものであるかについては不明なようです。

 一方、政府側は、信書は現在のタイ国内於ける政治情勢及びタイの民主主義体制が依然盤石なものであることを伝えるために正式な外交チャンネルを通じて送られた公式文書であると説明、更にタイ・ラック・タイ党のシター報道官は、グライサック氏の発言は意図的に誤解を植え付け、国内の対立を煽るものでしかないと指摘していました。

 尚、政府側によると、信書の内容に関してはガンタティー暫定外務大臣の同意が得られ次第公開できるとのこと。

posted by Jean T. at 01:08| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主主義市民連合、集会・デモ行進再開に向けた二つの方針を明らかに

 14日に集会及び首相官邸に向けたデモ行進を計画している民主主義市民連合のスリヤサイ調整役は9日、タクシン暫定首相のカリスマ発言及び同暫定首相の辞職要求の二つを基本テーマに集会及びデモ行進を行う方針を明らかにしました。

 更にスリヤサイ調整役は、タクシン暫定首相のカリスマ発言に対して国民の多くがカリスマ発言は国内で最も繊細な部分に触れた受け入れがたいものであると認識していると指摘した上で、タクシン暫定首相が真に国内の和解を進める意向があるのであれば国王陛下に対して直接許しを請うと共に、タクシン体制を強固にする目的で政治の空白期を悪用し県知事の異動を行うなどの権力乱用行為を即座に止め、同時に既に暫定政府の法定の任期(120日)を終えている事を素直に認め暫定首相及び全ての暫定内閣は即座に辞職するべきであると指摘していました。

 一方、タイ・ラック・タイ党関係者が、デモ行進が行われる際に創立記念日を迎える党本部前でも抗議活動が展開される可能性があると指摘している事に関しては、民主主義市民連合の方針としては同党本部前で抗議活動を行う予定は無く、また、戦争を仕掛け敵を作ってきた同党に対して反感を持つ連合とは無関係のグループが党本部前で抗議活動を展開する可能性はあり得るが、仮にあったとしても、これらのグループと連合は一切関係なく、またタイ・ラック・タイ党側も連合と関係していると誤解し喧伝するべきではないと皮肉混じりに語っていました。

posted by Jean T. at 01:04| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

貧困者キャラバン、連合側の動き次第で首都圏での活動を再開

 東北地区の貧困者キャラバンの関係者は9日、今後の活動方針に関して協議を行うため13日にサゴンナコン県内で幹部間で協議を行う方針を明らかにしました。

 今回行われる協議は、10月15日にやり直し総選挙が行われる見通しになっていること、及び民主主義市民連合が14日に大規模な市民デモを計画している事を受けたもので、キャラバン側によると民主主義市民連合側の動き次第で再度北部、東北部及び中部地区のキャラバン関係者やアユッタヤー県内の乗り合いロットトゥー関係者、バンコクのタクシー運転手やサムロー運転手等を招集しバンコクで集会やデモ活動を開始する方針であるとのこと。

 尚、民主主義市民連合に対抗して、14日に貧困者キャラバン関係者約10万人がバンコクで集会・デモ行進を行うとの噂に関しては、キャラバン側は事実でないと否定しているようです。

posted by Jean T. at 00:56| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで爆破、4人が軽傷

 9日早朝、パッターニー県マーナーレ郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が警戒作業にあたる当局関係者の車輌の通過にあわせ爆発し当局関係者4人が軽傷を負うという事件が発生しました。

 また、ナラーティワート県ヂャネ郡内では9日朝に28歳のイスラム系住民男性が、付近に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡するという事件が発生しています。

 死亡した男性は、政府が進める緊急雇用推進政策に則り、自警組織の補助要員の職についていたようです。

 更に19時過ぎ頃にはパッターニー県サーイブリー郡内で、同郡警察所属の警察官が礼拝の為にモスク前に居るところを、付近に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡するという事件が発生しました。

 実行犯は、現場に駆けつける当局側を妨害する為に、路上に燃えたタイヤを数ヶ所に投棄し逃走したようです。

posted by Jean T. at 00:54| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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