2006年08月31日

ヤッラー県内全域で銀行を狙った同時爆破

 31日11時20分過ぎ頃、ヤラー県県都内中心部内で少なくとも10ヶ所の銀行で同時に爆発が発生した他、県内5郡内で少なくとも合計20ヶ所の銀行で同時に爆発が発生するという事件が発生しました。

 31日15時までの報道によると、これまでに県都内で11ヶ所、ベートン郡内で6ヶ所、ヤッハー郡内で2ヶ所、バンナンサター郡内で2ヶ所、ラーマン郡内で2ヶ所の合計5郡23ヶ所で爆破されたのが確認されており、その多くが銀行前にあるATM装置に仕掛けられていた時限発火式の爆発物だったと見られているようす。

 また、これまでに銀行員1人の死亡及び20人以上の負傷者が確認されており、負傷者の多くがATM装置を使用中だった住民だったようです。また、この事件に絡んでベートン郡内で2人の容疑者が現行犯逮捕されたとの報道もあります。

 この爆破事件を受け、タイ銀行協会が南部国境三県内に於ける銀行の一時営業休止を視野に協議に入っているほか、これまでにバンコク銀行とサイアム商業銀行が9月1日の営業を休止する方針を明らかにしているようです。
 
 また、一部報道によると、ヘリコプターで国会ビル移転候補地の視察中に事件の発生を聞いたタクシン暫定首相は、事前に大規模な破壊活動が計画されている事を当局側が掌握していた事を明らかにしていたようです。(他人に厳しく自分に甘いタクシン暫定首相の場合は、国家の指導者としての自分の責任を顧みることなく、政府との関係が悪化している軍幹部に責任転嫁する口実に利用するおそれがあるかもしれません)

 31日は、非公然分離主義組織の統轄団体とされるブゥーサートゥーの設立記念日とされ、記念日にあわせた大規模な破壊活動が計画されているとの情報に基づき、兼ねてから当局側が警戒を強化していたと伝えられていました。

参考
http://thaina.seesaa.net/article/22549889.html
http://thaina.seesaa.net/article/22644700.html
http://thaina.seesaa.net/article/22952788.html

(タイ時間 11:55掲載 15:15最終更新)

posted by Jean T. at 17:12| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ラック・タイ党、自ら模範を示した上で連合の取締を要求?

 タイ・ラック・タイ党法務担当のウィチット・パランシーサグン氏は30日、選挙関連法に違反するとして、仮に民主主義市民連合側が予定通り9月3日にプラチュアップキリーカン県プラーナブリー郡内で集会を開催した場合は、容赦なく選挙関連法で摘発し法的責任を追及するよう中央、県及び郡の選挙委員会及び県警察に対して要求しました。

 この発言に先立って、自分に甘く他人に厳しいと非難されるのを嫌ったのか、同日朝にタイ・ラック・タイ党本部前で、タクシン暫定首相を声援する為に奉納の舞を踊る踊り子を引き連れた約20人のタクシン支持派団体関係者が、選挙関連法で規定された催事の挙行に該当する恐れがあるとして敷地内への入場を拒否される場面が見られていました。

 一方、元々タクシン体制の熱烈な支持層だったナコン・ラーチャシーマー県とブリラム県内の芋生産農家団体が、タクシン暫定首相自らが価格低迷状況にある芋の価格問題に取り組むと約束しておきながら、一切対策を講じていない事に抗議する為に首都圏内で大規模なデモ行動を行う方針を明らかにしています。

 要は総選挙期間中に暫定政府側に圧力をかけようとの腹づもりのようですが、自ら選挙関連法を厳格に遵守すると宣言しているタイ・ラック・タイ党政府側が、どの様な対応を取るか気になるところです。

posted by Jean T. at 02:34| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党、アピシットの文字が書かれた広告は党や総選挙とは無関係

 民主党のオンアート報道官は30日、28日ころから都内各所に掲示されている青地に白抜きで「アピシット体制は国民を最重視する」と言った文言が記されている広告と民主党とは一切無関係である事を明らかにしました。

 オンアート報道官によると、当該広告を掲示したクレジットカード会社に広告刑事の糸を確認した結果、マーケティング戦略の一つとして選挙運動が開始される時期に合わせて、選挙キャンペーン用のポスターに見立てて、「privilege」を意味するアピシットと民主党党首の名前をもじって使用した物だったことが明らかになっているようです。

 要は「○○クレジットカードはお客様の事を第一に考えた特別なベネフィットを提供します」という様な事を広告内で訴えたかったみたいです。

 因みに問題の広告は、ラクシーの交差点やラムサーリーの交差点、バーンガピの交差点等の主要な交差点に掲示されているようです。

posted by Jean T. at 02:32| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

コンサック暫定国務大臣、連合に誤解をもたらしたことを謝罪

 先に南部地区の各県知事に対して、民主主義市民連合の監視・取締を指示したと伝えられていたコンサック暫定国務大臣は30日、指示は地域内の一体性の創成及び過激な事態を避けたいとの思惑からなされたもので、憲法の条項や選挙関連法を盾にして自由に意見を表明する権利を弾圧する意向は一切無かった事を強調した上で、民主主義市民連合に対して自身の発言が誤解を与えた事に謝罪の意を表明すると共に、あらためて全ての階層が一丸となって正常化に取り組もうと訴えました。

 この発言に先立って、南部地区の民主主義市民連合傘下団体が、総選挙公示後に行われる政治的な活動の徹底的取締を命じたコンサック国務大臣の指示を非難する声明を発表していました。

posted by Jean T. at 02:29| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・エアー・アジア社、9月25日に全てのフライトを新国際空港に移転

 AFP等の国外通信社の報道によると、シン社とマレーシアのエアー・アジア社との合弁企業であるタイ・エアー・アジア社が、9月25日に国際線を含む全てのフライトを新国際空港に移転させる方針を明らかにしているようです。

 政府側が目指す正式開業日の3日前に全てのフライトを新国際空港に移転させる事に関して同社側は、正式開業日前日に予想される輻輳を避けるために、敢えて前倒しで移転させる事にしたと説明しているようです。

 また、まだ完成状態になっていない新国際空港内の同社関連施設に関しても、移転日までに全て使用可能な状態になるとの認識を示しているようです。

 一方、一部報道によるとタイ国際航空系のノック・エアーは、正式開業日の1日前の9月27日に全ての路線を、またオリエント・タイ航空系のOne-Two-Goは、9月26日に全ての路線を新国際空港に移転させる方針を明らかにしている他、シンガポールベースのジョットスターは、9月15日に一日三便あるフライトの全てを新国際空港に移転させる方針を明らかにしているようです。

posted by Jean T. at 02:28| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジェームス、TG機墜落当時の状況を証言

 1998年12月11日にスラーッターニー県内で発生したタイ国際航空機(エアバス310-204)墜落事故で重傷を負った歌手兼俳優のジェームスことルゥアンサック・ローイスーサック氏が30日朝、当時墜落機内にいた生存者の一人として裁判所の証言台に立ち、墜落発生直前に機長側から悪天候の影響で着陸が出来ない場合はバンコクへ引き返すことになるとのアナウンスがあった直後に、携帯電話を所持していた乗客が一斉に空港で到着を待っていた家族等に電話をかけ初め、そうこうしている内に三回目の旋回中に墜落した事を明らかにしました。

 この証言は、墜落機を操縦していた機長の夫人や子息等が、航空機を操縦していたパイロット側の操縦ミスが墜落原因であると結論づけた当時のタイ国際航空経営陣7人を相手取り提訴した130,550,137.01バーツの損害賠償の支払いをを求める名誉毀損訴訟の中で、原告側の証人として行われたもので、当時の経営陣が操縦ミスと結論づけた直後に、当該機材の操縦システムに不具合があり、また整備状況も良好でなかった事が明らかになっていました。

 尚、101人が死亡し45人が重軽傷を負ったこの事故に関しては、当時バンコクでアジア大会バンコク大会が開催され多くのマスコミ関係者が来タイしていたこと、また日本人の方が犠牲になったことから日本でも大きく報じられていました。

 また、ジェームスが事故機から救出された事は日本でも大きく報じられていましたが、タイ国内ではジェームスと同様に、真っ先に墜落機から脱出し、真っ暗な沼地を走って救助隊に墜落機の場所を知らせ、更に救助作業を手伝った、腸癌の末期療養の為に自宅に戻る為に航空機に乗っていた当時7歳のアピチャート君の活躍がヒーローとして大きく取り上げられていました。

 その活躍を聞きつけたドイツ政府からの招待で、事故から約1-2ヶ月後にアピチャート君はドイツへ癌治療の為に向かったと思いましたが、その後のアピチャート君の消息については不明です。

posted by Jean T. at 02:25| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ国内で犬の鳥インフルエンザを確認

 ヂュラーロンゴン大学薬学部の教授は30日、スパンブリー県内で鳥インフルエンザに感染したアヒルを食べた犬が鳥インフルエンザ感染していた事が確認されていた事を明らかにしました。

 教授によると、犬の感染はガセーッサート大学ガムペーンサーン校で確認されたもので、詳細に関しては国外で発行される学術誌に掲載される予定になっているとのこと。

posted by Jean T. at 02:24| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月30日

民主党、コンサック暫定国務大臣の弾圧発言を非難

 民主党選挙対策センターのテープタイ報道官は29日、先にコンサック暫定国務大臣が選挙関連法を盾に総選挙公示後のデモ活動や集会を徹底的に取締るよう関係当局に指示したとされる事に対して、まず同暫定国務大臣は憲法を勉強し直すべきであると皮肉混じりに今回の対応を非難しました。

 テープタイ氏によると、平穏な手段でデモや集会を行う権利は憲法44条で保障された国民の権利であり、選挙関連法違反云々の判断は、現在人選が進められている選挙委員会委員に委ねられるべきとのこと。

 尚、前後して南部の各県知事に対して民主主義市民連合系団体によるデモ・市民集会活動の監視強化を行い、仮に憲法44条に違反する行為が見られた場合は容赦なく関係者に対して法律を執行するよう命じたと伝えられているコンサック暫定国務大臣は、あくまで公正かつ平穏な総選挙を実現する上で必要な措置だったと釈明していました。

 尚、タイ・ラック・タイ党所属議員や票の取りまとめ役に煽動されて反タクシン派や民主党関係者に石やら椅子やら水が入ったペットボトルを投げつけるような、タイ・ラック・タイ党の独自基準で言えば民主主義的な模範住民が住む北部や東北部の県知事には何故か同様な指示は為されていないようです。

 因みに29日午後には、総選挙公示後であるにもかかわらず自称自主的に馳せ参じたと主張する市民約300人が党本部前で、タクシン暫定首相の首相続投支持を表明するという、タイ・ラック・タイ党の独自基準で言えば充分に" 政治的な煽動活動行為"に該当する行為を働いていたのですが、何故か"選挙関連法"を厳格に適用した取締風景は見られませんでした。

 しかも、その後タクシン君が集まった市民等の前で「たとえ命が危険にさらされようとも、一致団結と国家安泰を実現する為に全力を尽くす」と発言し大喝采を浴びるという、タイ・ラック・タイ党の独自基準で言えば充分に周囲の平穏を乱し安全保障を脅かす煽動行為に該当する行為を働いていましたが、やはり厳格に取り締まったとか、警察が逮捕状の請求を視野に捜査を開始したという話は一切伝えられていませんでした。

posted by Jean T. at 02:34| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やらせ疑惑をだめ押し? 民主党や親族が証言ビデオに疑問を呈す

 民主党のサーティット副報道官は29日、暗殺疑惑が当局側のやらせではない事を証明する為に警察側が公開したタワッチャイ容疑者の証言の模様を撮影したビデオは、事件の核心に触れた部分の音声が意図的にカットされていただけでなく、単にタワッチャイ容疑者が爆発物が車に積載されていたことを承知していなかったことを証明しただけでしかなかったと指摘した上で、あらためて警察側に対して先入観を排除し結論を急ぐことなく捜査を行うべきであると指摘しました。

 一方、タワッチャイ容疑者の親族側は、証言ビデオに登場する親族側がアザインしたとされる3人の"弁護士"は、知らない人物であると指摘した上で、警察に対して事実関係の確認を求める要請書を提出しています。

 また、同容疑者に面会した実兄は、同容疑者側が爆発物を積載した車が発見される前日と前々日にもタクシン暫定首相の私邸付近を車で通行した事は認めているものの、タクシン暫定首相がミャンマーに飛び立つ日にも同じ車を運転したと証言していたとされている事に対しては、それを否定した事を明らかにした上で、警察の捜査及びマスコミ発表姿勢に疑問を呈していました。

posted by Jean T. at 02:29| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国王生誕80周年を祝しチャアム、フワヒン、プラーナブリー等を一つの県に統合

 暫定政府は29日開かれた閣議の席上で、国王の80歳の誕生日を祝してペーチャブリー県内のチャアム郡、プラチュアップキリーカン県内のフワヒン、プラーナブリーの三郡及びサームローイヨート準郡を統合し新たな県を新設する方向で調査を行う方針を決定しました。

 コンサック暫定国務大臣は、県新設の話は既に長年にわたって検討されてきたものだったことを明らかにした上で、県新設を視野に入れた関係住民や行政機関に対する意見聴取を含めた調査は国王が80歳の誕生日を迎える2007年中に完了する見通しであることを明らかにしていました。

 また、昨日の閣議ではトラート県の沖合に浮かぶチャーン島の自然環境保護と観光開発の為に2億3,660万バーツを投下する方針を決定しています。

 予算は、汚水処理やゴミ処理施設の建設の他、自然保護・再生及び環境保護・監視ボランティア組織の創成費用、自転車専用路の設置、自然災害対策等に使用される予定になっているようです。

 そういえば、現暫定労働大臣のソムサック・テープスティン氏が絡むチャーン島の国有地不正収容疑惑問題は何処にいってしまたのでしょうかね?

posted by Jean T. at 02:27| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、新設路線に対して一律15バーツの乗車料金を指示

 タクシン暫定首相は29日開かれた閣議の席上で、スリヤ暫定副首相兼工業大臣に対して現在計画が進められている首都圏電化鉄道3路線の乗車料金を一律15バーツに設定する方向で検討を行うよう指示すると共に、社会開発・人間の安全保障省に対しては、沿線に低所得者層向けの格安住宅やアパートを建設する方向で検討するように指示しました。

 尚、住宅・アパートの建設計画に関しては、向こう7年以内の提供開始を目指すよう指示していたようです。

posted by Jean T. at 02:26| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヤッラーで爆破により一時停電

 29日午後、ヤッラー県ヤッハー郡内中心部の郡警察署裏手付近にある高圧電線用の鉄塔と電話ボックス付近に仕掛けられた爆発物が爆発し、一時郡内一帯が停電になるという事件が発生しましたが、幸い人的な被害は確認されていないようです。

 また、今回爆発が発生した地点近くにあるモスク前付近で爆発物が発見され安全処理されたとの報道もあります。また、一部報道にとると29日朝にはパッターニー県内でも爆破事件が発生したと報じていますが、詳細については報じられていません。

 一方、パッターニー県ノーンヂック郡内では29日18時頃、村自警組織に所属する55歳の仏教系住民男性がバイクで路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生し、またナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内では29日朝に、ゴム液の採取作業に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だったイスラム系住民夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され、二人とも重傷を負うという事件が発生しています。

posted by Jean T. at 02:25| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

チァン・マイの住民がタクシン暫定首相の為に命乞いの儀式

 28日朝。チァン・マイ県第一選挙区選出タイ・ラック・タイ党所属元下院議員のパゴン・ブーラナパゴン氏に率いられた同県及びラムプーン県内の住民約1,000人がドーイ・ステープの麓にあるクルー・バーヂャオシーウィチャイ像の前でタクシン暫定首相の命乞いの儀式を行いました。

 総選挙の公示後にこのような行いに出たことについてパゴン氏は、あくまでチァン・マイ県の住民の一人として、同じチァン・マイ県の住民であるタクシン暫定首相の身の安全を懸念した上での事であると強調していました。

 一方、バンコクでは28日午後に、南部14県から集まった民主主義市民連合の傘下団体に所属する住民約100人がプレーム枢密院評議会議長の公邸前に集まり、あたかも同議長がタクシン暫定首相の暗殺計画に背後から関与していることを訴えるような活動にでた"草の根グループ"の行動を非難すると共に、日頃から国民の一致団結に向け腐心している同議長に指示を表明しました。

 因みに、同じ日にコンサック暫定国務大臣が、総選挙の公示後に民主主義市民連合が反タクシンの集会を開いたら容赦なく選挙関連法を適用して厳しく取り締まる可能性があることを強く示唆する発言をしていましたが、こういうタクシン暫定首相の支持集会に類似する行為はタクシン体制下に於いては選挙法に違反しないという事なんでしょうかね?

 尚、民主主義市民連合側はコンサック暫定国務大臣の"脅迫"にめげず、仮に9月1日の期限までにサイアム・パラゴン及びセントラル・ワールド・プラザで発生したタクシン支持派による反タクシン派市民への暴行事件に関する明確な説明が国家警察本部側から為されなかった場合は、憲法で保障された国民の権利を行使して同日に大規模な市民集会を開催する可能性があることを明らかにしていました。(いずれにしても毎週金曜日はルムピニー公園で行われるソンティ・リムトーングン氏の公開放送にあわせ、小規模な市民集会が開催されています)

posted by Jean T. at 02:22| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワートで射殺後首を切断し耳を切り取る

 28日5:30頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内の路上で村内の警備作業を終え帰宅の為にバイクで走行中だった56歳のイスラム系住民男性が、何者かにより射殺された上で首をほぼ切断状態にされ、更に両耳を切り取られるという事件が発生しました。

 当局側は、スンガイ・パーディー郡内で活動が確認されている新興分離主義組織のRKKが事件に関与していると見て捜査を展開しているとしています。

  また、ソンクラー県バーングラム郡内では28日8時頃、35歳のドッグフード販売店の経営者男性がバイクで路上を走行中にバイクに乗った男に銃撃され死亡するという事件が発生していますが、当局側は商売若しくは個人的な係争が事件の背景にあり、一連の南部国境三県内に於ける不穏な動きとの関連は低いとの見方を示しているようです。

 一方、安全保障関連当局の情報当局筋は28日、非公然分離主義組織の統轄団体と目されるブゥーサートゥーがヤッラー県内の若者約20人を雇い同県内及びパッターニー県内で自動車爆弾やバイク爆弾、携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆弾等による破壊行動を計画していると警告しています。

 情報によると、ヤッラー県内の主にバンナンサター郡やグロンピナン郡、ターントー郡内で雇い入れられた10人から20人の若者男女に約30個の爆発物が引き渡され破壊行動が指示されていると共に、成功報酬として一件につき1万バーツが支払われる事が約束されているようです。

 また、雇い入れられた男女の多くが、破壊行動に関する訓練を受けたプゥームードーと呼ばれる集団に属する者で、ヤッラー県内のバンナンサター郡やグロンピナン郡、ターントー郡内に約120人いるプゥームードーの構成員が20人のグループに分かれて各村内に入り込み活動を行っていると見られているようです。

posted by Jean T. at 02:21| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タワッチャイ容疑者、暫定首相の自宅前を車で通過した事を認める

 警察犯罪抑制局のウィナイ局長は28日夕方、まだ暗殺計画の存在を断定する段階には至っていないと断った上で、爆発物を積載した容疑で逮捕されたタワッチャイ・グリンチャナ容疑者が、警察のこれまでの取り調べに対して逮捕される1日前と2日前に来るまでタクシン暫定首相の自宅前を通過していたこと、及び暫定首相がミャンマーへ電撃訪問した当日に空港近くを車で通過していた事を認める証言をしている事を明らかにしました。

 尚、タクシン暫定首相は先に、ミャンマーではなくカンボジアへ日帰り訪問した際に問題車両が空港近くのヂエー・レーン・プラザ前で目撃されていた事を明らかにしていました。

 尚、今回の発表に先立ってアチラウィット報道官は、タワッチャイ容疑者が警察の取り調べに対して、車に爆発物が積載している事については知らなかったと証言した上で、そのような破壊力のある爆発物を積んでいた車を運転していたことに対する自責の念と国民やタクシン暫定首相に迷惑をかけたことを謝罪する言葉を語っている模様を撮影したビデオをマスコミに公開した上で、既に積載されていた爆発物に関与した首謀者クラスの人物4人を突き止め10日以内に逮捕できる見通しであることを明らかにしていました。

 尚、一部報道によると、爆発物の積載を認知していたのかとの警察側の問いに対して答え場面だけ意図的に音声が切られていたようです。

posted by Jean T. at 02:18| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

約束を守らない男性を刺殺した隠し妻を逮捕

 27日夜半、都内バーンコーレーム区内のスラム内の家屋内で30歳の女が40歳の男性を果物ナイフで刺殺するという事件が発生しました。

 自らを死亡した男性の隠し妻であると語る女は警察対して、男性はいつも会う約束をすっぽかす為、今度会う約束をすっぽかしたら何をやってもいいとの約束を男性と交わしていたにもかかわらず、当日も約束をすっぽかしたため、何をやってもいいとの男性との約束を守って貰うために家まで行き果物ナイフで刺したと証言しているようです。

posted by Jean T. at 02:17| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月28日

暫定首相私邸近くで偽爆弾騒動

 28日朝、タクシン暫定首相の私邸がある都内ソーイ・ヂャラン・サニットウォン69近くにあるタイ・パーニット銀行シリントン支店前付近でビニール袋に包まれた不審物が発見され、付近一帯を立ち入り禁止にして処理作業を行う事態になりましたが、最終的に時計と電線等を使用し爆発物に見せかけた偽爆弾とタクシン暫定首相を攻撃する文言が記された紙切れが中に入っていたことが確認されています。

 当局側は、悪質な悪戯若しくは情勢を攪乱する目的で行われたとの見方を示しています。

 現場はタクシン暫定首相の私邸に通じる通りの入り口から約100メートル離れた場所で、先週爆発物を積載した車両が発見された場所から約500メートル離れた場所。

(タイ時間 10:50)

posted by Jean T. at 12:50| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首都圏住民の多くが暗殺計画発覚はやらせであると認識

 バンコク大学が首都圏在住1,174人を対象に行った意識調査で半数に近い49.8%の回答者が、暗殺計画発覚は情勢を煽るためのやらせであると考え、純粋にタクシン暫定首相を狙ったものであると回答した者が20.5%だった事が明らかになっています。

 また、今回の事件が国民の生命の安全に与える影響に関しては、56.7%が影響を与えないと回答し、43.3%が多少の影響を与えると回答する結果になっています。

 一方、今回の事件で最も同情すべき人物に関しては、事件発覚と共に電撃解任されたパンロップ・ピンマニー大将の名をあげた回答者が一番多く、全体の22.7%おり、以下タクシン暫定首相(20.3%)、全国の一般タイ人(12.1%)、爆発物を積載した車を運転していた容疑で逮捕されたタワッチャイ・グリンチャナ中尉(11.8%)と続き、一方で33.1%の回答者が同情する人物はいないと回答していたようです。

 また、暗殺計画発覚が与えるタクシン暫定首相の支持率への影響に関しては、47.5%が影響しないと回答し、27%が支持率向上をもたらす、25.5%が支持率低下をもたらすと回答していたようです。

 因みにABACポールが暗殺計画発覚後に首都圏在住1,133人を対象に行った調査では、今後もタクシン暫定首相の首相続投を支持すると回答した者が43%、24.8%が支持しないと回答する結果になっているようです。

posted by Jean T. at 02:00| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党党首、早急に暗殺計画に関与した陸軍将校4人を逮捕せよ

 民主党のアピシット党首は27日、タクシン暫定首相に対して早急に暗殺計画に関与したとされる陸軍将校4人を逮捕するよう当局側に指示するべきであると指摘しました。

 発言の中でアピシット氏は、タクシン暫定首相の発言に政治的な思惑が介在していないのであれば、既に4人陸軍将校が逮捕されている筈であると指摘した上で、タクシン暫定首相が関与を公に断言した4人が逮捕されない状態が続くことは、それだけタクシン暫定首相が存在を断言した"暗殺計画"そのものに対する信憑性に影響する事になると指摘していました。

 また、アピシット党首は、暗殺計画等の国家イメージや社会対立を煽る恐れがある謀略に関する情報の公開には常に慎重さが要求されると指摘した上で、発見された爆発物の破壊力を事実以上に強調して発表する等のフレームアップにより国民を驚かせ国民の懸念を増大させるような事無く、政治的な思惑を一切排除して事実に則り捜査を行い事実に則った結果を国民に伝えるべきであると指摘していました。

posted by Jean T. at 02:00| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相が暗殺を畏れることは、それだけ国の安全保障の威信を傷つける

 オンアート報道官は27日、タクシン暫定首相が"身の安全に不安がある"として、選挙期間中の地方遊説を最小限に留める方針を明らかにしている事に関して、タクシン暫定首相自身が己の身の安全に不安を抱いていると喧伝するような行為は、国民そのものの命の安全すら保障されていない事を宣言する行為に等しく国そのものの安全保障に対する信頼失墜を招くものであると指摘しました。

 また、タイ・ラック・タイ党所属の元下院議員が支持派住民10万人で構成された暫定首相の護衛団を結成すると発言している事に関しては、情勢を煽り意見の対立する者同士の衝突を引き起こしかねない誤った行動であると指摘していました。

 この発言に先立って、"暗殺計画"を政治的に利用しようとしているのか、タイ・ラック・タイ党側は、4月2日の総選挙の際に民主主義市民連合の対抗勢力として貧困者キャラバンを組織したように、やり直し総選挙に向け護衛団を結成する方針を明らかにした他、地方遊説では地方層の同情を買い党に対する支持を確実にする為にタクシン暫定首相の代わりに党幹部を応援演説の為に派遣し、暫定首相はビデオ会議システム等を利用して各演説会場に登場させる方針を明らかにしていました。当然、ビデオ会議システムを利用した演説では必要以上に"暗殺計画"関連の話がなされるものと思われます。

 このままいくと、どっかの国であったみたいに、都心層の同情票を獲得する為に投票日前日にバンコク内でタクシン暫定首相が演説中に何者かに狙撃され負傷を負うという自作自演狙撃事件まで発生しちゃうかもですね。(まだ暗殺計画発覚が自作自演だと決まった訳ではないですが。。。)

 因みに27日のタクシン暫定首相は、自宅でお利口さんにしているふりを見せておきながら、マスコミの目を盗みコッソリとスリヤ君やポンサック君等と一緒に第二地区警察本部の厳重な警戒下でチョンブリー県内で元気にゴルフに興じていたようです。

posted by Jean T. at 02:00| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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