2006年08月01日

北部豪雨 チァン・マイ - バンコク間の列車運行を一時運休 他

 チァン・マイを中心に降り続いている大雨の影響により、線路が冠水し、特にラムパーン県内で線路の枕木が流出しているのが確認された事を受け、タイ国鉄は31日15:40にチァン・マイ駅を出発する予定だったバンコク行きの列車以降の全てのバンコク方面行きの列車に対して運休措置を講じました。

 尚、8月1日0時現在、運行再開の見通しは立っていない模様。

 一方、チァン・マイ県県都内の行政当局は31日21時過ぎ、中心部を流れるピン川の水位が危険水位に達しつつあり、氾濫する恐れがあるとして、住民に対して家財道具を高いところに移動させると共に、万が一の避難に備えて白米や乾燥食品、蝋燭、マッチやライター等を確保し当局側の警戒情報に注目するよう呼びかけています。

 また、気象当局側は31日21時過ぎ、降り続いている雨が8月2日まで続く恐れがあるとして、特に土石流や鉄砲水が発生するおそれがあるターク県内のメーラマート郡、ター・ソーンヤーン郡、メー・ホーン・ソーン県内のソップムゥーイ郡、クムユワム郡、メーラノーイ郡、メーサリヤン郡、チァン・マイ県内のオーム・ゴーイ郡、メーヂェーム郡、サンサーイ郡の住民は当局側の警戒情報に注目するよう呼びかけています。

(タイ時間 0:35)

posted by Jean T. at 02:32| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バンハーン氏、タクシン暫定首相は適切な時期に政界一時引退を決心する

 チャート・タイ党党首のバンハーン・シルパアーチャー氏は31日、タクシン暫定首相と直接対談を行った際に同暫定首相から具体的な政界引退の言質を得られなかった事を明らかにした上で、個人的な所感として適切な時期に自ら一時政界引退を決心すると信じていると語りました。

 この発言は、31日昼過ぎに旧野党連合三党の党首会談が行われた後に開かれた共同記者会見の席上で語られたもので、バンハーン氏は、タクシン暫定首相自身が一時政界を引退する事の重要性を自覚している筈であるとした上で、適切な時期に自ら一時政界引退を表明するとの認識を示していました。

 一方、バンハーン氏の他、民主党党首のアピシット・ウェーッチャーチーワ氏、マハーチョン党党首のサナン・カヂョンプラサート少将を交えて開かれた旧野党三党首会談の席上では、公正に実施された10月15日の総選挙以降に憲法改正及び政治改革を推進させること、選挙戦では三党間で小選挙区の区分けするような事無く公正に戦うことで合意に至ったようです。

 また、アピシット氏を首相として支持するかとの記者団からの意地悪な質問に対して、バンハーン氏は、問題ない。下院内で最大票を得た者が首相になるのが本筋であると語っていました。因みにチャート・タイ党はバンハーン氏を再度首相にをキーに選挙戦を戦う可能性を示唆していました。

posted by Jean T. at 02:30| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

連合、公的資金を使って選挙活動を行ったとして暫定首相等を告訴

 民主主義市民連合は31日、公的資金を使って選挙活動を行う等の違法行為があったとして、タクシン暫定首相等を被告人とする訴訟を8月15日までに提訴する方針を明らかにしました。

 提訴が予定されている訴訟は、政府宝くじ局の収益金を選挙活動に流用したとしてタノン暫定財務大臣を第一被告人及びタクシン暫定首相を第二被告人とするもの、憲法裁判所により4月2日に行われた総選挙が無効と裁定されたにもかかわらず、職務遂行義務の遂行を怠り24億バーツの損害賠償の支払いを選挙委員会委員に請求しなかったとしてタノン暫定財務大臣を第一被告人及びタクシン暫定首相を第二被告人とするもの、及び権限を乱用し政府転覆を狙い国家安全保障を脅かしたとして民主主義市民連合に刑事責任をなすりつけたとして国家警察本部副本部長のチャイヤン・マグラムトーン警察中将を第一被告人、チットチャイ暫定副首相兼法務大臣を第二被告人及びタクシン暫定首相を第三被告人とするもの。

posted by Jean T. at 02:29| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

女性団体、10人の女性を選挙委員候補として推薦

 政治改革を目指す女性団体幹事役のラチャダーポン・ゲーオサニット女史は31日、選挙委員会委員候補として適切な10人の女性の名前及び経歴等を記したリストを最高裁判所に提出し、次期選挙委員会候補者として推薦するよう要請しました。

 リストには、既に候補者として取りざたされている現会計監査院院長のヂャールワン・メーンタガー女史や現法務省法医学研究所臨時所長代行のポンティップ・ローヂャナスナン女史の名前の他、女性の地位向上団体代表のスティラー・ウィヂットラーノン女史を初め女性団体や国連関係機関関係者、学識経験者等の名前が記されているようです。

 一方、最高裁判所秘書長官のウィラット・チンナウィニヂャグン氏は31日、既に40人強の判事が委員候補として立候補を表明している事を明らかにしていました。

 因みに立候補者の中には、タイ・ラック・タイ党による小政党買収疑惑を調査するために選挙委員会内に設置された専門委員会の委員長を務めた元最高裁判事のナム・イムイェーム氏も含まれているようです。

 ウィラット氏によると8月3日までに推薦候補者及び立候補者の資格審査を終え、8月10日に上院に推薦する10人の候補者を決定できる見通しであるとのこと。

 一方、自党よりの人物が中立な人物であるという変な基準を持っているタイ・ラック・タイ党内からは、新委員にヂャールワン女史等の本当に中立的で正直な人物が委員に選ばれる可能性がある事に対する懸念の声が上がっているらしいです。

posted by Jean T. at 02:27| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、総選挙後にタイは信頼を取り戻す

 タクシン暫定首相は31日、泰中商業会議所で行われた講演の中で、タイの経済はタイ人一般が思っている以上に堅実な状況にあると強調した上で、10月15日の総選挙終了後に信頼を取り戻し、タイ経済が本来持っていた潜在力を発揮できるとの認識を示しました。

 発言の中でタクシン暫定首相は、民主主義の原則に則り下院内で377議席を獲得し成立した政権を追い落とそうとする動きが、タイ経済に対する信頼喪失の元凶となったと強調した上で、その様な環境の中にあっても実際のタイの経済情勢は1997年の経済危機当時に比して外貨準備高や国家債務、輸出成長率何れに於いても堅実な状況にあり、公正な総選挙の実施後に期待できる政情の正常化及びそれに伴うタイ経済に対する信頼の回復によりタイ経済が本来持っていた潜在力を発揮できる事になると語りました。

 また、講演の中でタクシン暫定首相は、票獲得の為に大衆政策の名の下で公的資金を湯水のように投じたことが、新たな経済危機を招く要因になっているとの指摘は、単に無知か政府を攻撃する材料が欲しい者の戯言でしかないと切り捨てる場面も見られたようです。

 一方、タクシン暫定首相の講演に先立って、泰中商業会議所が入っている都内サトーン区内にあるCCビル前で、「四角顔の男は出て行け、タクシン出て行け」と怒声を浴びせられる場面も見られたようです。

posted by Jean T. at 02:26| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

枢密院評議会議長宅の電話を盗聴との疑惑を否定

 国家情報局局長のヂュムポン・マンマーイ警察大将は31日、同局が枢密院評議会議長のプレーム・ティンスラーノン大将の公邸の電話を盗聴しているとの疑惑を否定しました。

 この否定発言は、先に民主党のウィチェート副党首が、過去にチュワン元首相(民主党党最高顧問)の電話が盗聴されていた事を例に挙げた上で、プレーム大将を初めとする重要人物の電話が盗聴されている疑惑を指摘した事を受けたもので、ヂュムポン警察大将は、プレーム大将を初めとする重要人物の電話を盗聴する方針は一切無いと語り疑惑を強く否定していました。

 一部報道によると、民主党のウィチェート副党首が疑惑を指摘する以前から、プレーム大将公邸の電話が当局側に盗聴されているとの疑惑が広がっていたようです。

 一方、ヂュムポン警察大将の発言に前後して、安全保障事項担当のチットチャイ暫定副首相は、既に国家安全保障会議の関係者が直接プレーム大将の公邸に赴き、同大将に面会すると共に、盗聴の事実が無いことを確認した事を明らかにした上で、マスコミに対して無闇にデマ情報を流布させないよう釘を刺していました。

posted by Jean T. at 02:24| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

公共保健省、二県内で鳥インフルエンザの家禽への感染を確認

 公共保健大臣顧問のヂャラン・タルゥナウティポン氏(元病害対策局長)は31日、これまでにピヂット県及びナコン・パノム県の二件内で鳥インフルエンザの家禽への感染が確認された事を明らかにしました。

 また、過去に感染が確認された事がないナコン・パノム県内で感染が確認された事に関しては、鳥インフルエンザ感染拡大予防対策を怠った者による家禽の移動が原因になったとの見方を示していました。

 前後して公共保健省病害対策局のタワット局長は、31日朝までに全国で134人の患者が鳥インフルエンザ感染疑い患者として観察対象になっており、内最も観察対象患者が多い県がピヂット県の44人であることを明らかにしていました。

 一方、コンサック国務大臣は31日、鳥インフルエンザの感染拡大が確認されているラオスと隣接する県の知事に対して、家禽等の移動に対する監視及び検疫の強化を命じました。

posted by Jean T. at 02:23| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首都圏電化鉄道網敷設計画、JBIC及び公債からの資金調達を示唆

 財務省公債管理局のパンナニー局長は31日、暫定政府が計画中の首都圏電化鉄道網敷設計画の内3路線の建設推進の為の資金を国外から借款及び公債により調達する可能性がある事を明らかにしました。

 同局長によると、国外に関しては日本の国際協力銀行からの借款で調達する可能性が高く、また、計画全体の27%を国外からの借款、17%を公債にて資金調達する見通しであるとのこと。

posted by Jean T. at 02:22| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8月5日から地下鉄料金が値上げ、都バスは据え置き

 一回は値上げをしていながら、30日間の周知期間をおかずに値上げをするとはけしからんと暫定政府から叱られて、僅か一日で元の値段に戻っていた地下鉄料金ですが、ようやくその周知期間も終わり8月5日から正式に地下鉄の乗車料金が値上げされる事になります。

 値上げ後は、利用区間に応じて14バーツから36バーツの範囲内で変動していた料金体系が、25バーツから39バーツの範囲内で変動する料金体系に変更になります。

 尚、料金補充式の乗車カードの所持者に対しては、一般乗客に対しては15%の値引き、学生に対しては30%の値引きが適用される予定になっています。

 一方、一端は8月1日から乗車料金が値上げされる事が決まっていながら、ポンサック暫定首相の鶴の一声で値上げが凍結されていた都バスの方ですが、8月1日から値上げを強行すると言って大暴れしていた民間委託運行バス側も最終的に運輸省側がディーゼル料金を現行の価格水準から1バーツ値下げするよう努力するとの言質を得られた事を受け、強行値上げを断念する方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:20| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワート県内で爆発

 31日9時頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内の学校前の路上に仕掛けてあった爆発物が爆発し、付近で学校の警戒作業にあたっていた当局関係者8人内1人が飛び散った爆発物の破片で負傷を負うという事件が発生しました。

 爆発物は、携帯電話を使用した遠隔起爆式のものが使用されたと見られているようです。

 一方、安全保障事項担当のチットチャイ暫定副首相は、依然南部で携帯電話を遠隔起爆装置として使用した爆発物が犯行に使われているとして、31日朝開かれた国家安全保障会議の席上で、あらためて情報通信技術省に対してプリペイド用のシムカードの使用者登録状況等をチェックすると共に、国際ローミングを使用した犯行を防ぐためにマレーシアの関係当局に協力を仰ぐよう指示した事を明らかにしました。

posted by Jean T. at 02:19| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

子供の爆竹遊び(?)で列車が運行を一時休止する事態に

 31日9時頃、都内にあるタイ国鉄ラーマ6世駅付近で爆発音の様な音を聞いたとの市民からの通報を受けた警察側の要請で、同駅を通過する列車を一時運行を休止させ駅周辺の線路上を検査する事態になりましたが、結局不審物や爆発の跡が発見されなかった事を受け、約2時間後に運行が再開されました。

 警察及びタイ国鉄側は、おそらく沿線近くに住む子供が遊びで鳴らした爆竹の音を爆発と勘違いしたのでは無いかとの見方を示しています。

 尚、初期報道では、爆発物を仕掛けたとの脅迫電話を受けた警察側からの連絡を受け一時列車の運行が休止されたと報じられていました。

posted by Jean T. at 02:17| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アル中男、家族に向け拳銃を乱射

 31日未明、ヤッラー県ベートン郡中心部で、38歳のアルコール中毒の男が両親や実兄に向け銃を乱射し父親を殺害し、母親及び実兄に重傷を負わせるという事件が発生しました。

 たまたま事件現場となった家屋付近をパトロール中に銃声を聞き、現場に駆けつけ男の身柄を拘束した当局関係者に対して男は、仕事に就こうとせず酒を飲んでばかりいる男について両親と実兄が話し合っているのを聞きつけて切れてしまい、拳銃を持ち出して3人に向け発砲したと証言しているようです。

 警察によると逮捕された男は、6ヶ月間に渡る麻薬中毒の治療を終え家に戻ってから、麻薬の代わりに飲み始めたアルコールを飲んでは両親に暴行を振るうようになっていたようです。

posted by Jean T. at 02:16| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猥褻事件を引き起こしたロット・トゥーは違法営業車

 バンコク大量輸送公社は31日、28日に乗客の女子大生に対して猥褻行為を働いた容疑で身柄を追われている男が運転していたロット・トゥー(乗り合いワンボックスカー)は、同公社の営業運行許可を受けていない違法営業車両だった事を明らかにしました。

 同公社によると、正規に営業運行の許可を得ているロット・トゥーには必ず、黄色いナンバープレートを付け、黄色と青のツートンカラーの帯状のステッカー及び公社のロゴが必ず貼り付けてあり、利用する際には必ず正規車両か否かをチェックして欲しいとのこと。

posted by Jean T. at 02:14| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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