2006年08月03日

ナラーティワート県内で連続爆破・銃撃・放火

 3日7時頃、ナラーティワート県ヂャネ郡内にあるガソリンスタンド付近に仕掛けられていた時限発火式の爆発物が爆発しましたが、幸い人的な被害は確認されませんでした。

 また、ほぼ同時刻に同県ルゥーソ郡内で、2台のバイクに分乗した4人組が、家屋前で談笑中だった3人のイスラム系住民男性に向けM16を乱射し、3人に重傷を負わせた上でT字型の鋲を路上に撒きながら逃走するという事件が発生、更に、同じくルゥーソ郡内でほぼ同時刻に、学校が放火される事件が発生しましたが、幸い火災の発生に気づいた住民等が総出で消火作業にあたりボヤで済んでいるようです。

 また、一連の襲撃に先立って同県シーサコン郡内の警察署付近で時限発火式の消火器爆弾が発見され、安全処理されていました。

 一方、パッターニー県ノーンヂック郡内では3日深夜に、幹線道路の警戒作業中だった当局関係者の車両の通過にあわせ携帯電話起爆式の爆発物が爆発するという事件が発生していますが、人的な被害は確認されていないようです。

(タイ時間 12:00)

posted by Jean T. at 13:57| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ポンティップ医師、選挙委員会委員への立候補を辞退

 一端は選挙委員会委員への就任に意欲を見せていた法務省法医学研究所臨時所長代行のポンテップ・ローヂャナスナン女史が2日までに、選挙委員会委員への立候補を辞退した事を明らかにしています。

 これは、最高裁判所側が準備している選挙委員会委員候補者リストにポンティップ女史の名前が記されていなかったことについて質問を受けた際に語られたもので、ポンティップ女史は、選挙委員会委員の仕事が自分に不向きであると判断したこと、更に現在法医学研究所で数多くの案件を抱えている事から立候補を辞退したと語っていました。

 今回のポンティップ女史の辞退発言に先だって、やはり有力委員候補と見られていた会計監査院院長のヂャールワン・メーンタガー女史が、12月末までの任期を完遂させたいとして委員候補への推薦を辞退する方針を明らかにしていました。

 一方、スチョン暫定上院議長は、11日に選挙委員会委員5人を選抜する為の特別上院議会を開催する方針を明らかにしていました。

 尚、最高裁判所は2日、女性5人を含む42人の候補者の資格チェックを3日に行い、10日に10人の委員候補者の絞り込み選考を終える方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:46| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バンハーン氏、東北部・北部を公務訪問予定の暫定首相に釘を刺す

 チャート・タイ党のバンハーン党首は2日、やり直し総選挙告示直前に東北部・北部へ気有無訪問をする方針を明らかにしているタクシン暫定首相に対して、政府の権限を嵩に着るような発言を行わないよう釘をさしました。

 バンハーン党首は、総選挙告示前に公務訪問を行うこと自体には問題ないが、その公務訪問の背後にある意図次第では、将来にしこりを残し国内和解推進の障害になり得ると指摘した上で、政府の権限を嵩に着たような発言を住民に対して行うことは控えるよう努めるべきであると指摘しました。

 一方、民主党のアピシット党首は、現在最も問題解決が急がれている南部国境域と水害問題を抱えるチァン・マイへ向かうのが本筋であると指摘し、今回の公務訪問の意図に疑問を呈していました。

posted by Jean T. at 02:44| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、ばらまき政策は票集めの為ではない

 タクシン暫定首相は2日朝、ナコンパトム県内で開かれたセミナーの席上で、タクシン政権が支持基盤を盤石にするためにばらまき政策を行ったとの批判を一笑に伏した上で、批評家がばらまき政策であると批判するの根経済政策によって国内経済を盤石にしてき事を強調すると共に、これまで取り組んできた村再生基金政策やSML政策等の草の根経済政策を完遂させる事に意欲を見せました。

 一方、講演後タクシン暫定首相は、セミナーを主催した乳牛畜産農家団体からの要請に基づき、原油高問題の解決に全力を尽くすこと、原料乳の価格低下問題の解決及び牛乳消費キャンペーンを行い事等を約束すると共に、政府は今後も農家が抱える問題に真剣に取り組むと強調していました。

posted by Jean T. at 02:43| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで爆破、軍関係者1人が死亡

 2日16時過ぎパッターニー県県都内で、建設中だった学校の敷地内にあった建設事務所付近に仕掛けられていた爆発物が、工事支援の為に派遣されていた軍関係者4人の到着にあわせ爆発し、26歳の技術兵が死亡しました。

 爆発物は、携帯電話を使用した遠隔起爆式のものが使用されていたようです。

posted by Jean T. at 02:41| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ミャンマー友好橋、補修工事の為一時閉鎖

 ターク県メーソート郡とミャンマーを繋ぐ友好橋が、補修工事の為一時閉鎖されているようです。

 タイ側の道路局関係者によると、この措置はミャンマー領内側で橋上に亀裂・陥没が発生しているのが確認された事を受けたものなようですが、再開時期に関しては明確にされていませんでした。

 尚、一時閉鎖が車両の通行だけに限定されているのか否かに関しては不明。

posted by Jean T. at 02:40| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相護衛車両と一般車両が衝突事故

 2日12時過ぎ頃、ミャンマー訪問の為空港に向かっていたタクシン暫定首相の車列の警護にあたっていた車両やバイクと、対向車線を走っていた一般車両が衝突する事故が発生し 一般車両を運転していた40歳の男性と警護車両に乗っていた軍関係者1人が重傷を負い、軍関係者2人が軽傷を負いました。

 尚、警護用のバイクを運転していた警察関係者は、ヘルメットを着用していたおかげで僅かな傷を負うだけで済んでいるようです。

 警察によると、対向車線を運転していた一般車両の運転手の男性が、暫定首相の車列を見て驚いて急ブレーキを踏んだことで、車がコントロールを失い反対車線に進入し、警護にあたっていた車両に衝突したようです。

 尚、タクシン暫定首相は、関係者に負傷者の面倒を充分に見るように命じてからミャンマーに向け飛び立ったようです。

posted by Jean T. at 02:39| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、コッソリとミャンマーへ飛び立つ

 タクシン暫定首相が2日12時過ぎ、ソンティ陸軍指令長官等を伴い密かにミャンマーに飛び立ったことが確認されています。

 尚、タクシン暫定首相は今回の訪問理由に関しては具体的な説明はしておらず、僅かに本日中に戻ってくるとのみ語っていたようです。

 しかし消息筋によると、今回の訪問で軍事政権幹部との夕食会談が行われると見られているようですが、席上でスーチー女史問題が議場に上るかは不明。(総選挙前の自身のイメージ向上とスラギアット氏が次期国連事務総長ポストを狙っているという事を意識して、スーチー女史問題について何らかのアクションがあるのではないかとの穿った見方もあるようです)

 因みにタクシン暫定首相が首相だった当時のミャンマー政策は、携帯電話や通信衛星等の一族ビジネスへの利益誘導の上に立っていたとの指摘がアメリカの上院で為されたことがありました。

(タイ時間 2日13:05)
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 21時前にバンコクに帰着したタクシン暫定首相は待ちかまえた記者団に対して、経済・社会関連等あらゆる事について話し合ったが詳細は明らかに出来ないと語っていたようですが、一部では、今回の訪問の背景に現在採掘権を巡ってインドや中国と争っているミャンマー西北部のガス田の権利を取得を有利に進めたいとの思惑があったのではないかとの見方もされているようです。(当然何らかのwin-winな提案がタイ側から為されると思いますが)

 また、暫定首相の帰着を待ち受けていた記者団の間では、4月2日の総選挙の際にクメールの占い師に占って貰ったにも関わらず選挙が無効になってしまったので、今度はミャンマーの占い師に占って貰いに行ったという冗談が飛び交っていたらしいです。

(タイ時間 3日0:25)

posted by Jean T. at 02:24| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チァン・マイ - バンコク間、全面復旧

 豪雨の影響で一部路線が不通になっていたチァン・マイ - バンコク間の列車は、2日18時を持って全面復旧し、通常通りの運行体制に戻っているようです。
posted by Jean T. at 00:47| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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