2006年08月07日

TG、9月15日から国内線の一部を新空港に移転させる方針を明らかに

 タイ国際航空は7日、9月28日の正式開港に先がけて9月15日に国内線をドーン・ムァン国際空港からスワンナプーム新国際空港に移転させるとする政府側の方針に従い、国内定期便の一部を9月15日から新国際空港に移転させる方針を明らかにしました。

 但し、国際線と国内線を乗り継ぐ必要がある利用客の利便性を考え、チァン・マイ線やプーケット線等の観光路線に関しては、9月28日までドーン・ムァン国際空港での運行を継続させる方針を明らかにしていました。(ということは、主力線の殆どがドーン・ムァンに残る?)

 今回の方針発表に先がけて、ポンサック暫定運輸大臣は7日、9月15日に国内線の商業供与開始を開始するとの政府方針を再確認すると共に、18日に開かれる新国際空港運営委員会の席上で正式発表される予定になっている事を明らかにしていました。

(タイ時間 17:00)

posted by Jean T. at 18:57| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タクシン体制打倒ネットワーク結成

 7日付け英字二紙によると、大学教授や学生団体、民間汚職監視団体、民主主義市民連合傘下の非政府系組織、タイ・ラック・タイ党による小政党の買収疑惑を最初に暴露した東北部の救国団体等が中心になって反タクシン体制を標榜する”タクシン体制打倒市民ネットワーク”を結成し、公明正大な総選挙を通してタクシン体制を支持し支えている一族・関係者や官僚、民間大手企業を主ターゲットに活動を展開する方針を明らかにしています。

 ネットワーク関係者によると、タクシン体制の屋台骨からの切り崩しを図る目的で、手始めに今週から各県知事や警察幹部等に選挙への介入及びタクシン警察中佐への支持を止めるよう警告する書状を送付すると共に、タクシン体制を金銭面から支えてきたヂャルゥン・ポーカパン(CP)、ネッスル、グラムミー等の大手企業に対しては、同様な警告文を送付すると共に必要であれば当該企業及び関連企業商品の不買運動を展開する方針でいるようです。

 因みに、ネットワーク結成発表の記者会見は、浮気者のオーナーがタイ史上最高の離婚慰謝料の請求を元本妻から受けていることでも知られ、またタイ・ラック・タイ党のパトロンの一人でもあるミラクル・グランド・ホテルで開かれていたりしてます。

 尚、同ネットワークのサイトに関して英字二紙上で、それぞれ"www.stopthaksin.com"と"www.stoptaksin.com"が紹介されていますが、前者は「そんなサイトは存在していない」とブラウザーから怒られ、また後者は"2bangkok.com"のサイトにリダイレクトされるようです。

posted by Jean T. at 11:43| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ラック・タイ党、今度は雌牛で地方の有権者を買収?

 タクシン暫定首相は6日、7日から始まる東北・北部への公務視察の際に、訪問地の住民に雌牛や雄牛、更には生活の糧を得るのに必要な土地まで提供する予定があると伝えられている事に対して、総選挙を意識した極めて不適切な行動であるとの批判が噴出している事に関して、これは貧困問題を最重要課題として取り組む政府が”政策”として長年取り組んできたもので、雌牛等を提供する事は今に始まった事ではないと語り、選挙とは無関係である事を強調していました。

 一方、コーン・ゲーン県第7選挙区選出元下院議員のスチャイ・シースラポン氏は、今回のタクシン暫定首相の同県への公務訪問は政治的思惑とは一切無関係であると説明しています。

 スチャイ氏によると、今回のタクシン暫定首相や関係閣僚等の公務訪問は、これまでに政府が施行してきた貧困対策や30バーツ一律診察料政策の施行状況の視察だけが目的で、それ以外の政治的な思惑は一切絡んでいないんだそうです。

 一方、民主党のアピシット党首は、総選挙の公示直前に公務視察を強行し、更に雌牛等を提供する等の行動は、政府の権限を乱用して票の買収を行っていると指摘されてもおかしくない極めて不適切な行動であると指摘した上で、果たしてタクシン暫定首相は政治的な”エチケット”というものを心得ているのかと疑問を呈していました。

posted by Jean T. at 02:00| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国民の多くが党首同士の直接対決に期待

 ABACポールが全国15県内に住む2,812人を対象に行った意識調査で、78.7%の回答者が総選挙に向け各党の党首が一堂に会し、国家問題解決に向けた各党の考えや公約を公表し議論を展開するべきであると考えている事が明らかなっています。尚、9.7%の回答者は、たとえ党首が一堂に会する機会があっても、本音で語り合うことは無い、政党間対立を煽るだけ、問題は公約ではなく施行面にある等の理由をあげ政治的な雰囲気の好転に資することは無いと回答していたようです。

 また、直接対決の際に争点にして欲しい政策方針や公約に関しては、96%の回答者が国王陛下が取り組む王室プロジェクトの推進支援関連、95.6%が必要充分な経済思想に則った国民の生活向上に資する政策関連、95.5%が国内に於ける対立の解決関連、94.8%が汚職問題関連をあげ、以下、エネルギー問題関連(93.5%)、麻薬問題関連(92.8%)、貧困対策関連(91.8%)、南部問題関連(90.6%)と続く結果になったようです。

 一方、10月15日に予定されている総選挙が政治情勢の解決に繋がるかとの問いに対しては、74.7%が繋がると回答し、11.6%の回答者が繋がらないと回答していたようです。

 また、最も聞いてみたと思う選挙演説に関しては、89.7%がタイ・ラック・タイ党党首、88.6%が民主党党首と、二大政党がほぼ同数を獲得する一方で、チャート・タイ党党首と回答した者が63.6%いたようです。

 一方、総選挙の監視にあたるべき中立機関に関しては、36.4%が民間選挙監視団体であるピーネットをあげ、以下、マスコミ(19.6%)、教育機関(15.6%)と続く結果になったようです。

posted by Jean T. at 02:00| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相、複雑に絡み合った政治・利権対立が南部情勢の背景にある

 タクシン暫定首相は6日、不穏な情勢が続く南部情勢に関して、分離主義的な動きだけでなく、地方政治や麻薬利権、地域の大物等が複雑に絡み合った地域の特性が背景にあるとの見方を再度示した上で、あらためて地域と考えを一つにした住民参加の対策と厳格な警戒態勢の両面から対策を行っていく必要があるとの認識を示しました。

 この発言は、6日朝暫定上院議員のファクルッディン・ボートー氏が銃撃され重傷を負う事件が発生した事について聞かれた際に語られたもので、タクシン暫定首相は、直接的な事件の背後関係に関しては関知していないとした上で、いずれにしても当局側が継続的に対策にあたっていることから、南部の情勢が10月15日のやり直し総選挙を実施する上での障害にはなり得ないとの認識を示していました。

 一方、ファクルッディン氏銃撃事件について聞かれたアピシット民主党党首は、あらためてタクシン暫定首相自らが現地に入り、自分の目でこれまで行われてきた対策の進捗状況を確認すると共に、政府の肝いりで設立された国家和解調停委員会の提案を対策に生かよう要請しました。

 この事件に絡んで、ナラーティワート県のプラチャー県知事は、一連の不穏な動きに関与している一味が、南部国境三県内の各県内にそれぞれ5人の殺し屋を配置し、県知事を初めとする各県内の重要人物の暗殺を企てているとの情報があることを明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワート県ルゥーソ郡内で三件の連続襲撃・爆破事件

 6日10時過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で同郡内中心部の地区評議会議長の息子で仏教徒でもある20歳の男性が自宅前にいる所で、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件が発生、更にほぼ同時刻に、現場から800メートル離れた場所にある炭焼き工場に一味が押し入り銃を乱射し、工場内にいた仏教徒と見られる50歳と49歳の夫婦が重傷を負うという事件が発生しました。

 更に二件の襲撃事件とほぼ同時刻に、同じくルゥーソ郡内中心部にあるタイ国鉄ルゥーソ駅前の市場内で爆竹状の爆発物が爆発するという事件も発生していますが、人的な被害は確認されていないようです。

 また、ヤッラー県グロンピナン郡内では同日6時過ぎ、28歳のイスラム系住民男性がゴム採取作業の為にゴム園に到着したところで、付近に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡するという事件が発生しています。

 一方、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡内では、麻薬密売容疑で3人組のイスラム系住民の男が6日に摘発され、麻薬980錠が押収されています。

 当局側によると、逮捕された3人組は、主に国境地域で麻薬を密輸入し、長年にわたって地域内の若者や労働者等を相手に麻薬を密売していたと見られ、今後一連の南部に於ける不穏な動きとの関係を含め事情聴取を行う方針でいるようです。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SEK-LOSO、靴投げの事実は認めるも反撃であることを強調

 7月最終週にニューヨークで開催されていたリンカーン・センター・フェスティバルのステージ上でバンド”プルー”のノーイに靴を投げつけたとされるセークLOSOは6日、靴を投げた事を認めた上で、靴を最初に投げたのはノーイ側だった事を強調しました。

 これは、5日付けのデーリーニュース紙等で、ラーマキエンの舞台上で演奏する事を快く思っていなかったセークLODOが、ワインをしこたま飲み酔っぱらった状態でステージにあがり、そこでノーイに靴を投げつけたと報じていた事に対して答えたもので、セークは、ワインは僅かに三杯しか飲んでおらず酔っていたとの報道は間違えで、また新聞紙上で公開された、あたかも自分がステージ上で喧嘩を仕掛けたかのように見える写真は、ステージ上で撮影された極一部分でしかなく、自分が悪いことをしていないことは、長年自分のステージを見てきたファンなら解るはずだと語っていたようです。

 セーク側の言い分によると、ステージ上での演奏を終え、引き下がろうとした際にノーイに服の襟元をつかまれステージに戻され、ノーイから靴を投げつけられたのだそうです。

 尚、相手のノーイは、今回のアメリカ行きの機会を利用してハネムーン旅行に出かけている為、まだインタビューは取れていないようです。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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