2006年08月15日

ICT省、猥褻サイト開設数で世界ベスト5入りを受けネット犯罪の規制強化を期す

 情報通信技術省次官のマニーラット・パリパット女史は14日、タイがポルノサイト国内開設数で世界のベスト5に入っていた事を明らかにした上で、国家電気通信委員会と共同でポルノサイトの規制やハッキング、チャットライン等を使用した詐欺や誘拐、人身売買等のネット犯罪の抑止に取り組む方針を明らかにしました。

 情報通信技術省はこれまで、分離主義組織のページ等の国内安全保障を脅かす恐れがあるサイトに対するアクセス遮断措置や国内に開設されたポルノサイトの閉鎖措置を講じてきましたが、国内に於ける取り締まり強化を嫌ったポルノサイト開設者の多くが摘発逃れの為に国外のサーバーに開設するケースが増えているため、依然決定的な対抗措置がとれない状況が続いていたようです。

 一方、TOT社(旧タイ電話公社)は14日、1900で始まる番号で開設されている有料チャットサービスを利用した犯罪を抑止する為に、全てのチャットラインをTOT社の交換手を経由して接続する方向で規制を強化する方針を明らかにしています。

 これは、一時行方不明になっていた10代の少女10人全員が不特定の者と会話が出来るチャットサービスを利用していた事が明らかになり、行方不明者捜索を専門とする民間団体が規制強化の必要性を訴えていた事を受けた措置。

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プレーム枢密院議長、一国の指導者が訪問を忌諱した南部三県を訪問

 プレーム枢密院評議会議長(元首相)は14日、不穏な情勢が続く南部国境三県を訪問し、出迎えた住民や宗教関係者に対して「我々は南部の住民を見捨てることはない。必ずやこの地を平穏安泰に暮らせる地に戻してみせる」と語りかると共に、地元の宗教関係者や行政・当局関係者、民間関係者等と精力的な意見交換を行いました。

 同行者は、枢密院評議会議員のスラユット・ヂュラーノン大将、陸軍指令長官のソンティ・ブンヤラッガリン大将等。

 ナラーティワート県ランゲ郡内の仏教系住民の集落内で銃撃・爆破事件が発生し3人の住民が犠牲になった翌日に行われた今回の訪問で、プレーム枢密院評議会議長は各県知事や南部5県の宗教指導者、私立イスラム教学校関係者等を交え現在の情勢に関する分析や将来の対策方針に関する意見交換を行い、私立イスラム教学校に通う生徒に対する公正な取り扱いを保障すると共に長期的視野に立って地域の教育水準向上に尽力すること等で合意に至ったようですが、安全保障関連事項等に関する協議内容に関しては内部事項であるとして詳細は明らかにされていません。

 尚、タイ・ラック・タイ党を支持した県に対しては特別に面倒を見ると堂々と公言したタクシン暫定首相は、選挙の事前運動であるとの批判にめげず北部への”公務視察訪問”を敢行しています。

 一方、プレーム枢密院評議会議長がパッターニー県県都内で協議中だった14日11:30過ぎ頃、同県ヤッラン郡内の路上で、バイクで走行中だった35歳の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生、更に同県コークポー郡内では12時前頃に、路上を走行中だった40歳の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しています。

 プレーム枢密院評議会議長は、パッターニー県県都内での協議を終えた後に同県コークポー郡に移動し、郡内の寺院を訪問する予定になっていました。

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暫定首相、19日をもって定例政見放送を一時中止させる方針

 タクシン暫定首相は14日朝、総選挙告示前の19日の放送分をもって定例政見放送を一時中止させる方針を明らかにしていました。

 総選挙の日程が明確になった直後にタクシン暫定首相が定例政見放送を再開させた事に対して、かねてから政府の優位性を乱用して総選挙を有利に戦いたいとの思惑があったと指摘され、各階層から早急に放送を中止するべきであるとの声が噴出していました。

 尚、タクシン暫定首相は再開後の放送の中で、総選挙の告示をもって放送を中止させる方針を明らかにしていました。

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救国団体、バンコクを狙った破壊活動が計画されていると警告

 東北地方の救国団体幹事役のタイゴン・ポンスワン氏は14日、バンコクを狙った破壊行動が計画されている恐れがあるとして、安全保障関連当局及び国家警察本部は早急に対策を講じると共に、破壊活動の計画に関与している者を摘発するよう訴えました。

 タイゴン氏によると、パトゥムターニー県タンヤブリー郡内にある”ヨーシー社”なる民間企業が、塩素系物質12トンや潤滑油8,000リットル等の爆発物の原材料として転用可能な物質や携帯電話100台を手配しているとの告発があり、何らかの破壊活動を計画している恐れがあるとのこと。

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ソンクラーで花火倉庫が爆発、3人が死亡

 14日10時前、ソンクラー県サダオ郡中心部にある倉庫で、マレーシアから輸送されてきた花火の倉庫入れ作業中に花火が爆発・誘爆し少なくとも花火を積んでいたトレーラーの運転手及び作業員等3人が死亡し、7人が負傷を負っています。

 報道によると、倉庫はソンクラー県商業会議所副会頭所有のもので、爆発はマレーシアから輸送してきた花火を積んだ18輪トレーラーが、積み荷の倉庫入れの為にショップハウスを改造した倉庫脇につけたところで爆発し、トレーラー車内及び倉庫内に保管されていた花火に引火・誘爆したようです。

 尚、爆発の原因については明らかになっていません。

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お色気攻撃でバイクをだまし取っていた夫婦を逮捕、妻は16歳

 警察は14日、お色気攻撃で若い男性を誘惑した上でバイクを転売目的で騙し取っていた容疑で、都内クローンサームワー区内在住の21歳と16歳の夫婦を逮捕しバイク4台を押収したことを明らかにしました。

 調べによると、16歳の妻が新車のバイクを運転している若い男性を見つけては体を密着させながら馴れ馴れしく話しかけ相手を誘惑した上で、バイクの後部座席に乗って人気の無い場所に誘導し、そこで「ちょっと買い物に行くので、少しの間だけバイクを貸して」と言ってバイクを盗み、それを21歳の夫が転売するという手口で、これまでに9回同様の犯行を繰り返していたようです。

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