2006年08月21日

反タクシン派市民、"民主主義を理解しない"タクシン支持派市民の逮捕を要求

 民主主義市民連合傘下のタクシン体制打倒市民ネットワーク幹部のサンキット・ピリヤランサン氏(ラーチャパット大学ヂャントラガセーム校大学院院長)は20日、19日午後に都内にあるサヤーム・パラゴン内で反タクシン派市民とタクシン支持派市民との間で発生した衝突の際に、反タクシン派市民の一部が屈強な体躯の男に暴行を受け負傷を負ったとして、顧問弁護士と相談の上警察に被害届を提出する方針を明らかにしました。

 尚、警察への告発は、被害を受けた市民等の診断書を揃えた上で、23日10時に行う方針であるようです。

 また、タクシン体制打倒市民ネットワークが記者会見を行っている際に、タクシン暫定首相の独自基準では"民主主義の理解者"という事になるらしいタクシン支持派の市民が記者会見が行われていたラーチャパット大学ヂャントラガセーム校の建物の前にあつまり、大声を上げてサンキット氏や、参加していた学識経験者等に罵声を浴びせ、約一時間に渡って反タクシン派市民との間で舌戦を展開する場面が見られたようですが、最終的に警察が間にはいり混乱は収まったようです。

 因みに今回集まったタクシン支持派の市民の多くが都心部出身者だったたせいか、タクシン暫定首相が民主主義の良き理解者であると絶賛している地方部の支持派の間では定番となっている小石や水が入ったペットボトルを反タクシン派に向けて投げつけるといったような"民主主義的"な意思表示手段に出ることは無かったようです。

 GMMグラムミー社やCPグループ、キング・パワー・グループやネスカフェ等のタクシン体制を支持し、支援する企業の不買運動の開始を予告したグループとしても知られるタクシン体制打倒市民ネットワークは、タクシン体制下に於ける汚職問題の告発活動やタクシン体制支援者のタクシン離れ促す活動を通して非暴力によるタクシン体制の打倒を目指している団体。

 一方、タイ・ラック・タイ党のヂャトゥポン副報道官は20日、王室関連の行事が行われていたサヤーム・パラゴン内で反タクシン派の市民がタクシン暫定首相に罵声を浴びせ、更にタクシン支持派市民との間で衝突を引き起こした事は、タイ人らしからぬ時と場所をわきまえない極めて不適切な行為であると非難していました。

 ヂャトゥポン副報道官によると、総選挙の公示以降に更に同様な行動が予想されるとして、かかり行為を未然に防ぐために党内で対策を協議する方針であるとのこと。

posted by Jean T. at 02:00| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CX、スワンナプーム新国際空港は域内の新ハブ空港に為り得る

 キャセイパシフィック航空タイ支店の関係者(タイ人)は20日、スワンナプーム新国際空港が域内に於ける新たなハブ空港に為り得、更にハブ空港になることにより旅客増という相乗効果をもたらし航空会社にとってもメリットがある話であるとの認識を示しました。

 尚、同社によると、新国際空港への移転に向けた準備は既に50%方終了しており、9月28日の正式開港時には問題なく新国際空港内での通常の業務を開始することができる見通しであるとのこと。

 また、同社によると、新国際空港への移転後に、過去にドラゴン航空が運行している中国方面線に参入する計画がある他、同社設立60周年を記念した割引航空券やパッケージのプロモーションを強化する事により、年間ベースで13.4%の利用客増を目指すとのこと。

posted by Jean T. at 02:00| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カー容疑者、タイで性転換手術を受ける予定だった?

 アメリカ国内で発生したジョンベネちゃん殺害事件の容疑者としてタイ国内で逮捕されたジョン・マーク・カー容疑者が、タイ国内で性転換手術を受ける予定だったとの噂があるんだそうな。

 これは、20日付けの香港の英字紙が報じていたもので、なんでもカー容疑者が住んでいた居室内にある電話の交信記録を調べた結果、9回に渡って住まいの近くにある整形外科クリニックへ電話をしていた事が確認されている他、最も美しい"女性"に仕上げてくれる所として世界的に有名らしいプラトゥナム・ポリクリニックの来診者名簿にカー容疑者の名前が記され、クリニック側も来診目的こそ明らかにしなかったもののカー容疑者が来診していた事を認める証言をして居るんだそうです。

 また、カー容疑者は過去にタイ国内にある別のクリニックで顔の整形手術を受けていたようです。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで労働者に向け銃を乱射、2人が死傷

 20日朝、パッターニー県ヤッラン郡内で、バイク2台に分乗した4人組が王室プロジェクト関連に従事する灌漑局の請負労働者11人を乗せ路上を走行中だった中型トラックに向け銃を乱射し、中型トラックの荷台に乗っていた56歳の男性が死亡し、46歳の男性が負傷を負うという事件が発生しました。

 またヤッラー県タントー郡内では、10時前頃にガソリンスタンドから約50m離れた路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近を走行中だった乗り合いワンボックスカーが些少な損害を被る事件が発生しましたが、幸い人的な被害は確認されていないようです。

 現場一帯は携帯電話の電波が届かない地域だったことから、使用された爆発物は時限発火式のものが使用されたと見られているようです。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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