2006年08月24日

タクシン暫定首相の死生観報道について

 タクシン暫定首相の暗殺を狙ったと見られる爆弾を積んだ車が発見された報道に絡んで、一部日本語報道がタクシン暫定首相が「人は一人で生まれ一人で死ぬ」との独自の死生観を示していたと報じていますがが、私が調べた限りではタクシン暫定首相は「マヌット  グゥト・マー・ホン・ディヤオ・ターイ・ホン・ディヤオ」と発言していたみたいですので「人は生まれるも死ぬも一回限り」若しくは「人は生まれるも死ぬも一つの目的の為」という様な意味の死生観を表現したのではないかと思われます。

 恐らく先の報道は、ホン = ホーヒップ + ノーヌーをコン = コークワーイ + ノーヌーと聞き間違え「グゥト・マー・コン・ディヤオ・ターイ・コン・ディヤオ」とタクシン暫定首相が発言したと勘違いしたのではないかと思われます。

posted by Jean T. at 19:42| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相私邸近くでTNT火薬を積んだ不審な車

 24日朝、前夜から暫定首相私邸近くの路上に駐車してあった車の車内から爆発物と思われる不審物が発見され、クルントン橋を含む周囲の道路を完全に通行止めにして処理を行う事態になりました。

 また、発見される前に、近所の住民が当該車両付近から爆発音らしき音を聞いていたとの報道もあります。

 尚、一部報道は、問題の車はタクシン暫定首相私邸近くを走行中に警備関係者から停止を命じられた際に、警備関係者の車両の追跡を交わしながら逃走し、現場付近で車を乗り捨て、運転手が逃走していたと報じています。 また、問題の車は二ヶ月以上前から暫定首相私邸付近で度々目撃され、当局側がマークしていた模様。

 現場はクルントン橋とバーンプラットの交差点の間約300メートの場所で、首相私邸があるソーイ・ヂャラン・サニッタウォン69にも近い場所。

 尚、処理は10:30頃までに終了し、車の中から1ポンドTNT火薬が入った箱2箱やガソリン、尿素系肥料等が積載されていた事が確認されているようです。

 また、この事件に絡んで、当初逃走中と伝えられていた車の運転手の身柄が拘束され、バーンパラット署内で事情聴取が行われている模様。また、一部の報道によると運転手は陸軍中尉クラス。

 一方、今回の事件を受けタクシン暫定首相は、国内安全保障担当副次官のワンロップ・ピンマーニー大将(グルゥーセ・モスク事件の現場指揮総責任者だった事でも知られる)を即日付けで更迭しています。一部報道によると、逮捕された陸軍中尉クラスの人物は、国内安全保障部門に所属しワンロップ大将に近い人物と目されている模様。

(タイ時間 11:50掲載 13:55最終更新)

posted by Jean T. at 15:55| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党党首、タクシン支持派が社会不安を煽っていると遠回しに指摘

 アピシット民主党党首は23日、これまでのケースを見る限りは暴力的な手段に訴えたタクシン支持派関係者に対して殆ど法的な責任が問われていないと指摘した上で、最悪の事態を避け、また国民に安心感をお垂らすためにも、当局側は最高法規である憲法の精神に則り衝突に関与した者に対してタクシン支持派、反タクシン派関係なく厳格に法を執行するべきであると指摘しました。

 更にアピシット党首は、暴力的な手段に訴えるタクシン支持派関係者の多くが、過去に発生した両派衝突の場面で姿が目撃されていたと指摘した上で、仮にその様な関係者が活動の場に現れていなかったら、衝突の事態に至ることはなく、憲法及び民主主義の精神に則った活動が両派間で展開されていたはずであると指摘していました。

 一方、民主党のオンアート報道官は、タクシン支持派と反タクシン派が衝突した際に反タクシン派市民に暴行を振るった私服警察官と見られる二人の男が22日に警察に出頭し、何れも警察とは一切関係なく、単なるタクシン政権が進めてきた政策を支持している者でしかないと警察側が発表している事に関して、これまで公開された映像を見る限りは現場指揮官クラスの警察官に極めて近い関係にある疑いは依然払拭できないとして、警察に対して二人と権力者や大物との関係を含め透明且つ詳細に捜査を進め、事実関係を明確にするべきであると指摘していました。

 尚、反タクシン派市民に暴行を振るい、更に現場を指揮していた首都圏警察本部第六分署所属のルッティロン・テープヂャンダー警察大佐と会話を交わしているところが目撃されていた黒い服を着た男ことヂャラン・ヂョンオーン容疑者(43)に関しては、警察側はこれまでの発表でスラーッターニー県内のゴム園経営者で警察とは一切無関係であると主張していますが、一部報道によると、過去にスラーッターニー県内でゴム農園内の作業に関係し、その後地元のマフィア組織に属し主に闇経済関係に関与すると共に、ナコン・シー・タンマラート県内で発生した県評議会議員殺害事件に関与し、更にその後スラーッターニー県第二選挙区から出馬したタイ・ラック・タイ党擁立候補の票の取りまとめ役を務めた際に、同容疑者がマフィア時代から培ってきた腕力に目をつけた地元に影響力を持つ陸軍将校クラスの大物によりタクシン暫定首相のボディーガードとしてバンコクに送り込まれ、主に同暫定首相の立ち寄り先の前線部分に於ける警戒・護衛任務に就いていたとの指摘もあるようです。

posted by Jean T. at 02:07| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相の名簿一番出馬表明は特に驚く話ではない

 アピシット民主党党首は23日、タクシン暫定首相が比例代表名簿一位で出馬する意向を表明したと伝えられている事に関して、既に以前から本人の口から語られていた事で特に驚く話ではなく、また確実にタイ・ラック・タイ党を勝利に導く為には当然とるべき対応であるとの認識を示した上で、いずれにしても社会混乱を防ぐためにも総選挙前までに次期首相指名を辞退するのか、それとも首相続投を目指すのかハッキリと意思表示するべきであると指摘しました。

 一方、総選挙に向けた民主党側の対応に関しては、暫定首相に対して辞任圧力加える動きとは距離を置き、民主主義及び憲法の精神に則り総選挙を戦う立場を堅持する方針であることをアピシット党首は明らかにしていました。

 尚、アピシット党首によると、民主党側は既に比例代表名簿上位四人の擁立候補を内定しており、上から順にアピシット氏、チュワン・リークパイ氏(党最高顧問、元首相)、バンヤット・バンタッターン氏(党顧問)、ステープ・トゥアックスパン氏(党幹事長)が擁立される見通しになっているとのこと。

posted by Jean T. at 02:04| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暫定首相の次期首相指名辞退宣言は、党からの当選者数の減少を招き得る

 スワン・ドゥシット・ポールがこの程行った意識調査で、48.24%の回答者が仮にタクシン暫定首相が総選挙前に次期首相指名の辞退や政界一時引退を宣言した場合は、タイ・ラック・タイ党擁立候補の当選者数の減少をもたらし得ると回答し、当選者動向に影響を与えないと回答した者が僅かに19.23%だった事が明らかになっています。

 また、タイ・ラック・タイ党が好きだと回答した回答者の内、64.83%が党首であるタクシン・チンナワット警察中佐が好きと回答し、党そのものが好きだと回答した者が29.83%と、タイ・ラック・タイ党支持者の多くが党よりもタクシン暫定首相に魅力を感じている傾向があるのに対して、民主党が好きだと回答した者の内61.66%が党そのものが好きだと回答し、40.33%が党首であるアピシット・ウェーッチャーチーワ氏が好きだと回答し、民主党支持層の多くが党首よりも党そのものに魅力を感じていることが明らかになっています。

 一方、アピシットを首相にをキャッチフレーズしたにコマーシャルを展開している民主党の選挙戦略については、37.30%が特に思うことは無いと回答し、32.33%が好きだよ回答する結果になっていたようです。

 この調査は、全国6,096人の有権者を対象に13日から23日にかけて行われたもの。

posted by Jean T. at 02:03| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

陸軍指令長官、ブゥーサートゥーが破壊活動を計画との情報は初耳

 ソンティ陸軍指令長官は23日、複数の分離主義組織の統轄団体と目されるブゥーサートゥーが、組織の創立記念日である8月31日に広域に渡る大規模な破壊活動を南部国境三県内で計画していると情報当局が警告していると伝えられている事に関して、初耳であると語り当該警告情報を受けていない事を明らかにしました。

 発言の中でソンティ陸軍指令長官は、一連の不穏な動きはBRNコーディネートに連なる組織が関与しているという情報は得ているものの、統括組織であるブゥーサートゥーが関与しているという話は聞いたことがないとした上で、いずれにしても関係当局とコンタクトを取り情報の信憑性について調査をする意向であることを明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワートでイスラム教教師が殺害

 23日7:40頃、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクで路上を走行中だった35歳のイスラム教教師が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負い、搬送先の病院で死亡するという事件が発生しました。

 この事件に先立つ22日16:30頃には、同県ルゥーソ郡内でバイクで路上を走行中だった37歳の副村長が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡するという事件が発生していました。

 一方、パッターニー県ノーンヂック郡内では23日19時過ぎ頃、市場内で夫人の商いが終わるのを待っていた47歳の軍関係者が、隙を覗っていた二人組の銃撃を受け死亡するという事件が発生しています。

posted by Jean T. at 01:59| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

サイアムスクエアーのトイレ内で盗撮された女性の写真が出回る

 首都圏警察本部パトゥムワン署は23日、都内サイアムスクエアー内にある喫茶店のトイレ内で盗撮されたと思われる女子学生を含む3人の女性の写真がe-メールやサイトを通して出回り、更にその写真がウェブボード上に掲載され人気投票の対象になっている事を明らかにしました。

 警察側は、盗撮が行われたトイレを所有する喫茶店側がトイレに小型カメラが仕掛けられていた事実や、店関係者及び客何れかが盗撮に関与していたような事実は無いと主張している為、被害を受けた女性に出頭を呼びかけ事情を聞いた上で盗撮された場所及び犯人像を割り出す方針を明らかにしていました。

 尚、問題となっているトイレが男女共用だったため、犯人は容易に小型カメラを仕掛けることが出来たと見られているようです。

posted by Jean T. at 01:58| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強盗、家人の警察官に銃撃され重傷

 23日未明、都内ドーン・ムァン区内にある家屋に侵入した二人組が家人の警察官に撃たれ、23歳の男が重傷を負い、残りの者が逃走するという事件が発生しました。

 強盗が侵入した家は、ガンヂャナブリー県タームワン郡ノーンカーオ地区警察所属の警察中佐宅で、同警察中佐によると二階の寝室で就寝中に何者かが侵入する物音が聞こえたので、状況を調べるために拳銃を持って下の階に降り、家の外に逃げようとしていた二人組と見られる強盗に向かって大声で怒鳴ったところ、相手側が何か取り出しカチッという音を鳴らしながら向かってくる仕草をしたので、咄嗟に拳銃で撃ち重傷を負わせたようです。

 同警察中佐は、過去にも一度二人組の強盗が家屋内に侵入していることから、同一犯による仕業ではないかと語っていました。

 尚、警察側は自己防衛で処理する方針を明らかにしているようです。

posted by Jean T. at 01:55| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スクムウィット11で猥褻DVD等を大量押収

 警察は22日夜半、都内ウィワッタナー区ソーイ・スクムウィット11内にあるアパートで強制家宅捜索を行い、猥褻DVD約1,000枚、違法コピーDVD20,000枚、偽ブランドバッグ100点、偽ブランド時計100点等を押収し、アパート内に居た男2人、女1人を逮捕しました。

 今回の強制捜索は、同じアパートに住む外国人から、アパート内で猥褻DVD等が密売されているとの告発をイギリス大使館経由で受けた警察側による内偵捜査結果に基づくもの。

posted by Jean T. at 01:54| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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