民主党のオンアート報道官は26日、プレーム枢密院評議会議長公邸前に集まりタクシン暫定首相の命を守るよう要請する公開書簡を同議長宛に提出した草の根グループと名乗る正体不明の団体の素性と活動の目的を調査し明らかにするよう当局側に要求しました。
発言の中でオンアート報道官は、正体不明の団体は、物議を醸し出している暫定首相暗殺計画とプレーム枢密院議長とを結びつけたいと考える者が背後を糸を引いていた疑いがあると指摘した上で、当局側に対して団体の背後関係を含めた素性について調査し明らかにするよう要求しました。
また、先にタクシン暫定首相が暗殺計画に4人の陸軍将校が関与していると発言している事に関しては、まだ捜査が進行中の状況で本来機密であるはずの情報を安易に公開する事は、捜査にあたる当局関係者に先入観を植え付け捜査そのものを混乱させるものであると指摘していました。
更に、オンアート報道官は暗殺計画に絡んで逮捕されたタワッチャイ中尉の親族に対して捜査関係者が説得工作に動いている事を明らかにした上で、捜査関係者に対して計画の背後に権力側が関与している関与していないに関係なく公正を旨に捜査を進めるよう要請しました。