2006年08月28日

暫定首相私邸近くで偽爆弾騒動

 28日朝、タクシン暫定首相の私邸がある都内ソーイ・ヂャラン・サニットウォン69近くにあるタイ・パーニット銀行シリントン支店前付近でビニール袋に包まれた不審物が発見され、付近一帯を立ち入り禁止にして処理作業を行う事態になりましたが、最終的に時計と電線等を使用し爆発物に見せかけた偽爆弾とタクシン暫定首相を攻撃する文言が記された紙切れが中に入っていたことが確認されています。

 当局側は、悪質な悪戯若しくは情勢を攪乱する目的で行われたとの見方を示しています。

 現場はタクシン暫定首相の私邸に通じる通りの入り口から約100メートル離れた場所で、先週爆発物を積載した車両が発見された場所から約500メートル離れた場所。

(タイ時間 10:50)

posted by Jean T. at 12:50| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首都圏住民の多くが暗殺計画発覚はやらせであると認識

 バンコク大学が首都圏在住1,174人を対象に行った意識調査で半数に近い49.8%の回答者が、暗殺計画発覚は情勢を煽るためのやらせであると考え、純粋にタクシン暫定首相を狙ったものであると回答した者が20.5%だった事が明らかになっています。

 また、今回の事件が国民の生命の安全に与える影響に関しては、56.7%が影響を与えないと回答し、43.3%が多少の影響を与えると回答する結果になっています。

 一方、今回の事件で最も同情すべき人物に関しては、事件発覚と共に電撃解任されたパンロップ・ピンマニー大将の名をあげた回答者が一番多く、全体の22.7%おり、以下タクシン暫定首相(20.3%)、全国の一般タイ人(12.1%)、爆発物を積載した車を運転していた容疑で逮捕されたタワッチャイ・グリンチャナ中尉(11.8%)と続き、一方で33.1%の回答者が同情する人物はいないと回答していたようです。

 また、暗殺計画発覚が与えるタクシン暫定首相の支持率への影響に関しては、47.5%が影響しないと回答し、27%が支持率向上をもたらす、25.5%が支持率低下をもたらすと回答していたようです。

 因みにABACポールが暗殺計画発覚後に首都圏在住1,133人を対象に行った調査では、今後もタクシン暫定首相の首相続投を支持すると回答した者が43%、24.8%が支持しないと回答する結果になっているようです。

posted by Jean T. at 02:00| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党党首、早急に暗殺計画に関与した陸軍将校4人を逮捕せよ

 民主党のアピシット党首は27日、タクシン暫定首相に対して早急に暗殺計画に関与したとされる陸軍将校4人を逮捕するよう当局側に指示するべきであると指摘しました。

 発言の中でアピシット氏は、タクシン暫定首相の発言に政治的な思惑が介在していないのであれば、既に4人陸軍将校が逮捕されている筈であると指摘した上で、タクシン暫定首相が関与を公に断言した4人が逮捕されない状態が続くことは、それだけタクシン暫定首相が存在を断言した"暗殺計画"そのものに対する信憑性に影響する事になると指摘していました。

 また、アピシット党首は、暗殺計画等の国家イメージや社会対立を煽る恐れがある謀略に関する情報の公開には常に慎重さが要求されると指摘した上で、発見された爆発物の破壊力を事実以上に強調して発表する等のフレームアップにより国民を驚かせ国民の懸念を増大させるような事無く、政治的な思惑を一切排除して事実に則り捜査を行い事実に則った結果を国民に伝えるべきであると指摘していました。

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暫定首相が暗殺を畏れることは、それだけ国の安全保障の威信を傷つける

 オンアート報道官は27日、タクシン暫定首相が"身の安全に不安がある"として、選挙期間中の地方遊説を最小限に留める方針を明らかにしている事に関して、タクシン暫定首相自身が己の身の安全に不安を抱いていると喧伝するような行為は、国民そのものの命の安全すら保障されていない事を宣言する行為に等しく国そのものの安全保障に対する信頼失墜を招くものであると指摘しました。

 また、タイ・ラック・タイ党所属の元下院議員が支持派住民10万人で構成された暫定首相の護衛団を結成すると発言している事に関しては、情勢を煽り意見の対立する者同士の衝突を引き起こしかねない誤った行動であると指摘していました。

 この発言に先立って、"暗殺計画"を政治的に利用しようとしているのか、タイ・ラック・タイ党側は、4月2日の総選挙の際に民主主義市民連合の対抗勢力として貧困者キャラバンを組織したように、やり直し総選挙に向け護衛団を結成する方針を明らかにした他、地方遊説では地方層の同情を買い党に対する支持を確実にする為にタクシン暫定首相の代わりに党幹部を応援演説の為に派遣し、暫定首相はビデオ会議システム等を利用して各演説会場に登場させる方針を明らかにしていました。当然、ビデオ会議システムを利用した演説では必要以上に"暗殺計画"関連の話がなされるものと思われます。

 このままいくと、どっかの国であったみたいに、都心層の同情票を獲得する為に投票日前日にバンコク内でタクシン暫定首相が演説中に何者かに狙撃され負傷を負うという自作自演狙撃事件まで発生しちゃうかもですね。(まだ暗殺計画発覚が自作自演だと決まった訳ではないですが。。。)

 因みに27日のタクシン暫定首相は、自宅でお利口さんにしているふりを見せておきながら、マスコミの目を盗みコッソリとスリヤ君やポンサック君等と一緒に第二地区警察本部の厳重な警戒下でチョンブリー県内で元気にゴルフに興じていたようです。

posted by Jean T. at 02:00| 解散・選挙 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トラン県内のショッピングセンター内で愛人が本妻を刺殺

 27日14:30頃、トラン県県都内にあるテスコ・ロータス内で40歳の女性が26歳の女に刺され、搬送先の病院で死亡するという事件が発生しました。

 警察のこれまでの調べによると、本妻と愛人の関係にあった二人は普段から仲が悪く、当日は偶然駐車場内で二人が出くわした際に40歳の本妻から暴行を振るわれた26歳の愛人が店内で販売されていた刃物を持ち出して本妻を刺したと見られているようです。

 警備員により身柄を確保された女は警察に対して、日頃から本妻からの嫌がらせに晒されていたが、当日は衆目の前で暴行を振るわれた為、怒りと自分の身を守りたいとの気持ちから相手を刺したと証言しているようです。

 尚、女の相手の男性はトラン県の県庁に所属する公務員で、二人の間に子供が二人いるようです。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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