2006年11月15日

法務省次官、弁護士失踪事件の立件が依然困難な状況にあることを認める

 法務省のヂャラン次官は14日、イスラム弁護士協会会長(当時)のソムチャーイ・ニーラパイヂット氏が失踪した事件の立件が依然困難な状況にある事を明らかにしました。

 発言の中でヂャラン次官は、捜査そのものに関しては目まぐるしい進展が見られるものの、事件発生から3年間の間に証拠が紛失・毀損されたり、証人に対する脅迫行為が蔓延っていたこと、また事件の本質が通常の事件とは異なるプロによる犯行の可能性が高いために、より慎重な捜査が強いられている為、立件が依然困難な状況にあることを明らかにしていました。

 この事件に関しては、一端は法務省特別捜査局及び最高検察庁側が数人の容疑者に対して逮捕状の発行を申請する方針を明らかにしていたものの、早急すぎる逮捕により証拠不十分で裁判所から無罪判決が下された場合は、事件そのものが迷宮入りになる恐れがあるとしてソムチャーイ弁護士の夫人が法務省側に慎重な対応を要請した事を受け、逮捕状の発行申請が先送りになるという経緯を辿っていました。

posted by Jean T. at 01:33| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ナラーティワートでバキュームカーが襲撃、5人が死傷

 14日昼前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイク二台に分乗した四人組の男が、路上を走行中だったバキュームカーがに向け銃を乱射し、バキュームカーに乗っていた1人が死亡し、4人が重傷を負うという事件が発生しました。

 襲撃を受けたバキュームカーは、くみ取り作業の為に郡内の各村内の民家を巡回中で、丁度林に囲まれた人気の無い路上を走行中に襲撃にあったようです。

 一方、夕方過ぎにはヤッラー県県都内で、帰宅の為に車で路上を走行中だった同県グロンピナン郡事務所職員の女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され負傷を負うという事件が発生しています。

 被害にあった女性は、8月8日に車の下に爆発物が仕掛けられ、当局側に安全処理されるという事件にもあっていたようです。

posted by Jean T. at 01:32| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハート・ヤイで元大物県評議会議員が殺害

 14日10時過ぎ、ソンクラー県ハート・ヤイ郡内中心部にある倉庫内で、元同県行政機構評議会議員のナリン・スックヂャン氏が、バイクで現れた二人組の男に射殺され、付き人の男性1人が重傷を負うという事件が発生しました。

 警察側は、ナリン氏が地元では大物として知られ、地元政治だけでなく個人ビジネスや闇賭博関係等でももめ事を抱えていた為、何らかの個人的な係争が事件の背後にあるとの見方を示しているようです。

 また、ナリン氏は4年前にもハート・ヤイ郡内で銃撃され、瀕死の重傷を負っていたようです。

posted by Jean T. at 01:30| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

ウィークエンド・マーケットで再度衝突、警察が介入し鎮静化

 14日0時過ぎ、都内ヂャトゥヂャック区内にあるウィークエンド・マーケット内で、店舗の解体撤去作業を行うために同所内に入り込もうとした50人強の屈強な男と、所内で寝ずの番をしていた商店主等との間で、石やビールの瓶等を投げ合う衝突が発生し、最終的にバーン・スー署が間に入り男達は退散していったようです。
posted by Jean T. at 10:39| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前首相に帰国するべき時ではないと語るも、前首相からは回答なし

 スラユット首相は13日、官邸内で行われた第一回定例記者会見の席上で、直接タクシン前首相に今は帰国するべき時ではないと語ったものの、同前首相側から「解った」若しくは「要請を受け入れられない」と言った具体的な回答が得られなかった事を明らかにしました。

 また、前首相の帰国問題に関しては、政界に損害をもたらす様な重要な問題ではなく、単に政界の雰囲気に影響を与える問題でしかないとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 01:17| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヂャートゥロン暫定党首、前首相には政治に関与する意向が無い

 タイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首は13日、クーデター発生以降初めてタクシン前首相と直接電話で会話し、同前首相から政治に関与する意向は無く、また党の運営に関しても口出しをする意向が無い事が伝えられていた事を明らかにしました。

 更に、タクシン前首相の早期帰国の是非に関しては、ヂャートゥロン氏は、政治情勢の犠牲者になる恐れがあるとして、早期帰国は望ましくないとの認識を示していました。

 一方、タクシン前首相の法律顧問であるノパドン・パッタマ氏が、前首相の事実上の国内スポークスマン的な立場で前首相の発言を代弁しているなど、党関係者が前首相の発言を代弁している事に関しては、あくまで彼らの個人的な意見の表明でしかなく、また党の方向性とも合致していないとしていました。

posted by Jean T. at 01:16| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、マスコミに対して国家問題解決に向けた取り組みへの協力を要請

 スラユット首相は13日、一年間という限られた任期中に新憲法の制定により強固な民主体制の礎を築き上げる事を第一義に取り組む方針を再確認すると共に、マスコミ関係者に対して、国民の意見を政府に寄せ首相一人だけでは解決が不可能な国家問題の解決に協力して欲しいと訴えました。

 この発言は、13日午後から官邸内で開かれた第一回定例記者会見の席上で為されたもので、スラユット首相は、マスコミに対して協力を要請すると共に、民主主義市民連合や政府・国家安全保障評議会に対する批判的言動で話題になっているチャワリット元首相を始めとする全ての階層に対して国家的問題解決に向けた意見を寄せるよう訴えました。

 更にスラユット首相はマスコミに対して、政府が掲げた公明正大、道義、節制及び効率の四つの行動原則に則って任務を遂行しているか緊密に監視するよう要請していました。

 また、戒厳令解除の可能性に関しては、14日開かれる定例閣議終了後に明確になると語っていました。

 この発言に先立って、国家安全保障評議会のソンティ委員長が、戒厳令解除の是非に関する同評議会内の見解を持って14日に政府側と協議を行う方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 01:15| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前首相帰国の噂を聞きつけCTX調達汚職の重要証人が逃亡する恐れ

 国家毀損行為調査特別委員会内に設置されたCTX9000調達汚職調査分科委員会のトートラグーン報道官は13日、タクシン前首相が帰国するとの噂を聞きつけた証人が、己の身の安全を守る為に姿をくらます可能性があることを明らかにしました。

 発言の中で、トートラグーン氏は、タクシン前首相が帰国するとの噂が広がっている事を受け、CTX9000の調達に絡む汚職疑惑を解明していく上で重要な証人の間に同様が広がり、身の安全に不安を感じた証人が身を守るために姿をくらまし、12月4日を報告期限にして進められている解明作業に支障を来す恐れがあることを明らかにしていました。

 また、トートラグーン氏は、これまでに民間及び政府関係者5-6人に事情聴取を行った結果、特に権力側への金銭の流れを解明する上で極めて有用な情報が得られている事を明らかにしていました。

 尚、この発言に前後して、国家毀損行為特別調査委員会のナーム委員長は、タクシン前首相が帰国するという噂が、調査の進展に影響を与え得ないとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 01:13| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヤッラーで襲撃が相次ぐ

 13日10:30過ぎ頃、ヤッラー県ターントー郡内で、妻と7歳の娘を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった39歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され男性と娘が重傷を負うという事件が発生しました。

 また、先立つ8:30頃には同県ラーマン郡内で、妻を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった私立イスラム教学校で宗教を教える53歳の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しています。尚、妻は幸い難を逃れているようです。

 一方、12日夜半には、同県県都内の民家内で、妻子と一緒にテレビを見ていた33歳のイスラム系住民男性が、家に押し入った二人組の男に銃撃され死亡するという事件が発生しているようですが、警察側は、男性が関係していたゴムの木の取引を巡る係争が背景にある可能性を含めて捜査を展開しているようです。

posted by Jean T. at 01:11| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

スラユット首相、新政権誕生まで前首相の帰国を認めない方針

 スラユット首相は12日、現政権の任期を終え民主的な選挙により新政権が誕生した後にタクシン前首相は帰国するべきであるとの認識を示し、1年間を目標としている現政権の任期中に同前首相の帰国を認る考えが無いことを強く示唆しました。

 発言の中でスラユット首相は、タクシン前首相の帰国は、(前政権時代にもたらされた)問題が解決され、情勢が正常化した後に認められるべきであるとした上で、帰国時期に関しては新憲法下で民主的に行われた総選挙により成立した新政権が誕生した後が適切であるとの認識を示しました。

 また、チャワリット元首相が前首相を帰国させた方が監視を遂行する上で好ましいと指摘している事に関しては、ミャンマーの軍事政権がアウン・サン・スーチー女史を軟禁状態に置いているとの同じ印象を内外に与え、社会混乱を誘発する要因に為り得るとして賛同できないとの認識を示した上で、むしろイギリス国内に留まっていた方が監視上、また互いにコンタクトを取り合う上でも便利であるとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ピポップ氏、チャワリット元首相のタクシン帰国支持発言に疑問を呈す

 民主主義キャンペーン顧問のピポップ・トンチャイ氏(民主主義市民連合幹部)は12日、先にチャワリット元首相が動向監視を容易にする為にもタクシン前首相を帰国させるべきだと発言した事に対して、軽はずみな発言によってあらぬ疑惑を呼ばないためにも、チャワリット元首相はタクシン前首相が帰国するべきであるとする理由を明確にするべきであると指摘しました。

 発言の中でピポップ氏は、今回のチャワリット元首相の曖昧な発言は、背後に何らかの政治的な意図があるとの疑惑を抱かせ、不必要に社会対立を煽る恐れがあるものであったと指摘した上で、何故タクシン前首相をタイに帰国させるべきなのかより明確な理由を明らかにするべきであると指摘していました。

 また、国家安全保障評議会が近い関係にある軍関係者を公社のトップや幹部に据える人事を行った事に関しては、同評議会及び現政権の任期が国民に約束した1年の期限を越える可能性があるのかを含めて、より明確に軍関係者を据えた理由及び任期を国民に明らかにする事が国民からの理解を得る上で重要であると指摘しました。

 要は、安全保障評議会が何をやっているのか国民に全く伝わっていないので、ここら辺をハッキリさせないと大変なことになるよと言いたいみたいですね。

 一方、戒厳令に関しては、施行が継続する事は反クーデター運動の激化を誘発する要因に為り得るとして、早急に戒厳令を解除し、国民の平和的な手段で抗議をする権利を保障した法律に基づいて動向を監視するべきであると指摘していました。

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民主党、チャワリット元首相の前首相帰国支持発言は政治的な罠

 民主党のテープタイ・セーンポン氏(元ナコン・シー・タンマラート県選出下院議員)は12日、チャワリット元首相のタクシン前首相帰国支持発言は政治的な罠であると指摘しました。

 発言の中でテープタイ氏は、チャワリット元首相がタクシン体制を支えた屋台骨の一つであったことを忘れるべきでは無いと指摘した上で、同元首相の言に従ってタクシン前首相の帰国を許す事は新たな情勢激化を誘発する事に他ならないと指摘しました。

 また、チャワリット元首相が、国家安全保障評議会を批判したとの取れる発言を行った事に関しては、同元首相が良いイメージを装いながらタクシン体制の残党の言を代弁していたに過ぎないとの印象を受けたものの、いずれにしても発言の背後に国家安全保障評議会が掲げた公約とこれまでの実績との乖離に対する国民の失望があるとの感は否めないとの認識を示していました。

 一方、新選択肢党党首のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は12日、現在調査が進められているチンナワット一族が絡む不正疑惑に関する結論が出るまでは、タクシン前首相がタイに帰国する事はあり得ないとの認識を示した上で、チャワリット元首相の発言に対しては、陸軍司令官及び首相を歴任してきた立場をわきまえない不適切な発言であるとした上で、常に中立的な立場での発言を心掛けるべきであると指摘していました。

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ナラーティワート県で夫婦が銃撃、夫が死亡

 12日昼過ぎ、ナラーティワート県ルーソ郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった仏教系住民夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され、52歳の夫が死亡するという事件が発生しました。

 この事件に先立つ同日0時過ぎには、同じくルーソ郡内で、バイク二台に分乗した3人組が茶店に向けて銃を乱射した上で、爆発物を投げ込み、店内にいた23歳のイスラム系住民が死亡し、1人が重傷を負うという事件が発生していたようです。

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2006年11月12日

チャワリット元首相、政府や安保評議会を批判した訳ではないと釈明

 元首相のチャワリット・ヨンヂャイユット大将は11日、国家安全保障評議会が軍関係者を公社の幹部に据える人事を強要した事は極めて不適切であると指摘した事に関して、決して政府や国家安全保障評議会を非難するつもりで発言したものではなかったと釈明しました。

 発言の中でチャワリット大将は、国家安全保障評議会が近い筋の軍関係者を幹部に据える人事を強行する事は、社会からの非難に晒されやすい本来慎重を要して行うべき事であるあり、また、また過去のクーデターの経験から国民から実権を奪った政権は常に国家に損害をもたらすだけであるとの印象を持っている国民を納得させるためにも、幹部に据えられた者は国民に対して報酬を求めず、透明に職務を遂行する意向を明確に示すべきであると警告したに過ぎないと説明していました。

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チャワリット元首相、タクシン前首相の帰国を支持

 チャワリット前首相は11日、タクシン前首相の帰国を支持する意向を明らかにしました。

 これは、同前首相が今年末にも帰国するのではないかとの噂が広がっている事について聞かれた際に語られたもので、チャワリット前首相は、むしろ前首相が国内にいた方が、(動向を監視する立場にある国家安全保障評議会にとっても監視がしやすくなり、結果として全ての階層の為になるとの認識を示していました。

 尚、事実上タクシン前首相の国内スポークスマン的な立場にある、同前首相法律顧問のノパドン・パッタマ氏(元チュワン・リークパイ氏付き秘書官)は11日、個人的に前首相とコンタクトを取った結果、前首相側は「適切な時期に、自らが建設を推進させたスワンナプーム国際空港に降り立つ飛行機で帰る」と語り、あらためて情勢が安定化した後に正々堂々と帰国する意向を語っていた事を明らかにしていました。

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民主党、前首相実妹の資産隠し疑惑に関する解明を要請

 民主党のアロンゴン副党首(党汚職調査委員会委員長)は11日、タクシン前首相の実妹のヤオワパー・ウォンサワット女史(夫は元法務省次官のソムチャーイ氏、娘は元GMM所属歌手のチェリー)の資産隠し疑惑に関する調査を国家毀損行為調査特別委員会に要請をする方針を明らかにしました。

 同氏によると、ヤオワパー女史が、自分の3人の子供を始めとする個人に資産名義を移し替えて、資産を過小に報告した疑惑が指摘されているようです。

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民主党、政党活動の禁止を命じた評議会令の解除を要求

 民主党のオンアート報道官は11日、政党内における会議や行事を禁止した民主改革評議会令第15号及び第27号を早急に解除するべきであると指摘しました。

 発言の中でオンアート氏は、上記評議会令が現在施行されている暫定憲法の人権保障条項の主旨に反しているだけでなく、国家安全保障評議会が掲げる政治改革という大義を実現させる為にも政党の活動を認め、より透明な行政改革の実現を志すべきであると指摘していました。

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サナームルワンで反クーデター集会

 11日夕方過ぎ、都内サナームルワン内で、民主主義を愛するグループと名乗る団体約100-200人が集会を開催し、反クーデター・反戒厳令を訴えました。

 開催側代表側は、今後毎週土曜日に反独裁主義を訴える集会を開催する方針でいるようです。

 尚、当局側は今回の集会開催に対して静観の構えを見せているようです。

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一連の不穏な動きによる犠牲者は既に1,800人強

 2004年1月4日にナラーティワート県内で武器庫襲撃強奪・学校連続放火事件が発生してから2006年10月末までの間に、南部国境三県域内における一連の不穏な動きにより1,815人が死亡し、2,729人が負傷を負っている事が確認されているようです。

 これは、ソンクラーナッカリン大学パッターニー校が行った調査によるもので、死亡者数には当局関係者や一連の動きに関係ない市民の他に、一味側の犠牲者数も含まれているとしています。

 一方、襲撃や放火を恐れヤッラー県県都内の寺院に避難している仏教系住民の数が増え続けており、正式に当局側に登録された住民だけで170人に上っているようです。

 また、ナラーティワート県内の仏教界は、13日から僧侶による該当での托鉢を無期限に中止する方針を明らかにしているようです。

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2006年11月11日

南部で爆破・襲撃が相次ぐ

 11日7:30過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、路上脇に潜んでいた少なくとも10人以上と見られる一味が、警戒作業中の国境警備警察の車列に向け銃を乱射し、警察官2人を死亡させ、更にM16ライフル2丁を強奪し逃走するという事件が発生しました。

 尚、この事件に関しては、国境警備警察に所属する警察官2人がバイクで路上を走行中に、少なくとも4人以上と見られるバイクに乗った一味に銃撃され、更にナイフで刺された上で殺害され、所持していた拳銃や手榴弾を強奪されたと報じる報道もあります。

 また、支援要請を受け現場に向かっていた当局車両が、路上に撒かれた鋲や偽爆弾により通行を妨害され現場への到着が遅れるという場面も見られたようです。

 ヤッラー県内では、10日20時過ぎにラーマン郡内で、人数不明の一味が軍の検問所に向け爆発物を投げ込むと共に銃を乱射し、軍関係者との間で約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生していたようですが、こちらの方は人的な被害は確認されていないようです。

 一方、ナラーティワート県内では、11日朝バーヂョ郡内で、路上脇に仕掛けられていた携帯電話を遠隔起爆装置に使用したと見られる爆発物が、警戒作業にあたっていた軍関係者の車両の通過に会わせ爆発し、軍関係者2人が軽傷を負うという事件が発生した他、同じく11日朝にルーソ郡内で、郡内7ヶ所で一味側が路上に燃えたタイヤを放置し、更にそれにおびき寄せられた当局関係者の到着に会わせて起爆する目的で爆発物を付近に仕掛けるという事件が発生しましたが、幸い爆発物は全て当局側に処理されているようです。

 同郡内では10日夜半に、教員宿舎に向け火炎瓶が投げ込まれ宿舎が全焼(報道によっては僅かな損傷)するという事件が発生していた他、11日午後には、バイクで路上を走行中だった59歳の副村長が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しているようです。

 また、パッターニー県内では、11日昼前頃にサーイブリー郡内で、バイクで路上を走行中だった48歳のイスラム系住民が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、先立つ10日17:30過ぎには同県ヤラン郡内で、バイクで路上を走行中だった51歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件が発生しているようです。

posted by Jean T. at 19:38| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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