2006年11月04日

理想論ではなく、より実際的な施政方針を

 国家立法評議会議員のプラソン・スンシリー空軍少将は、3日開かれた施政方針演説の為の議会の席上で、政府側は美辞麗句を連ねた政策の理想だけを語るだけでなく、より実際的な政策を志すべきであると指摘しました。

 同議会議長候補の1人に名を連ねた事でも知られるプラソン空軍少将は指摘の中で、まず政府は、1年以内に政治情勢の安定化と国家一致団結体制の創成を達成するという任務が委ねられている事を再認識すると共に、公約が達成されなかった場合には、都心層の失望をかい、新たな社会不安の火種に為り得る事を心得た上で、理想論ではなく1年以内に実現が可能な現実的な政策を志すべきであると指摘しました。

 この指摘に先立って、スラユット首相は、国政・地方政治レベル及び官僚が関与する汚職・不正行為の取締を徹底すると共に、独立機関及び国民による汚職監視機能を強化する方針を明らかにすると共に、南部政策に関しては、地域を理解し地域に入り込んだ上で開発を志すべきとする国王の思し召しを旨にした政策を推進するとし、更に、経済政策に関しては、国王が提唱する"充足を心得た経済"を旨にした政策を推進すると施政方針の中で語っていました。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ラック・タイ党、スラユット首相の謝罪発言を支持

 タイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首は3日、スラユット首相が南部国境三県を訪問した際に、宗教指導者や住民等に向け現旧政権に成り代わってこれまでの政策の過ちを謝罪した事に関して、今後の南部対策に光明をもたらすものであるとして謝罪発言を支持する意向を明らかにしました。

 また、今回の支持発言は、前政権の南部政策に過ちがあったことを認めた事になるのかとの質問に対しては、前政権時代の政策の一部に過ちがあった事を認めた上で、自身が副首相だった時代から、法の精神に反する部分がある等の問題指摘を行い、当時の政府側も是正に努めていた事を明らかにしていました。

 一方、ヂャートゥロン暫定党首は、喩え別の理由があったとしても現在タクシン前首相が滞在中であるとされる中国へ行くことは得策では無いとして、訪問予定を一週間先延ばしにした事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最高検察庁、イスラム弁護士失踪事件に絡む容疑者の逮捕状の請求を決定

 最高検察庁のアタポン報道官は3日、イスラム教弁護士協会会長(当時)のソムチャーイ・ニーラパイヂット氏が失踪した事件に絡んで、同氏の誘拐及び殺害に関与した複数の容疑者に対する逮捕状の発行申請を刑事裁判所及びラーチャブリー県の裁判所に申請する方針を決定した事を明らかにしました。

 アタポン報道官によると、今回の決定は、チャーンチャイ法務大臣立会の元で最高検察庁及び特別捜査局との間で行われた協議で、特別捜査局から提出された証拠等から該当する複数の容疑者が誘拐されたソムチャーイ氏の殺害に関与した事を充分に裏付ける事が可能であると判断した事を受けたもので、来週中にも逮捕し刑事起訴に持ち込みたいとしているようです。

 尚、10人居るとも伝えられている容疑者の詳細については明らかにされていません。

 一方、チャーンチャイ法務大臣は3日、特別捜査局局長のソムバット・アモンラウィワット警察大将を同省副次官に据え、副次官のグライソン・バーラミーアワヤチャイ氏を暫定局長に据える人事を決定した事を明らかにしました。

 ソムバット警察大将には、これまでタクシン政権よりな恣意的な職務遂行が見られていましたが、今回の異動理由についてチャーンチャイ報道官は、イスラム弁護士失踪事件に関する捜査を進展させると共に、特別捜査局に対する悪いイメージを払拭する上でも必要な措置であったと語り、事実上の更迭人事であることを強く示唆していました。

 尚、ソムバット警察大将は、新政権によって更迭される事を恐れ既に国家警察本部への帰任を希望する進退伺いを提出していましたが、チャーンチャイ法務大臣は警察側の受け入れ判断を待っている事が出来ない位に急を要する異動だった事を強調していました。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最高検察庁、ソンティ氏及びコム・チャット・ルゥック紙に対する不敬罪での起訴を取り下げ

 最高検察庁のアタポン報道官は3日、ソンティ・リムトーングン氏及び同氏のインタビュー記事を掲載したコム・チャット・ルック氏に対する不敬罪での起訴を取り下げる決定をした事を明らかにしました。

 アタポン報道官によると、先に行われた起訴は正当な法解釈に基づいて行われていたものの、起訴により新たな社会対立をもたらし国内の安全保障を脅かす恐れがあること、また新たな社会対立を誘発する事は国内一致団結体制創成に向けた取り組みの障害になり得る事を勘案し、検事職務遂行法の規定に基づき起訴の取り下げを決定したとのこと。

 一方、最高検察庁は、タイを代表する灰色政治家の一人として知られ、また麻薬関連でアメリカから査証の発行を拒否された事でも知られるワタナ・アサワヘーム氏が絡むパン・ンガー県内の国有地を不正に収容した問題に絡んで、同氏を起訴する方針を固めています。

 因みにワタナ氏は、灰色政治家が三人揃えば怖いものは無いとばかりに、2001年の総選挙前に当時医薬品・医療関連機器不正納入疑惑の渦中にあったラキアット・スッタナ氏(現在実刑判決が確定し服役中)や、タイ人なら誰でも知っているネーウィン・チットチョープ氏等と新党を設立する方向で動いていた事がありました。

 また、ワタナ氏はクーデターの翌日に花束を持って民主改革評議会を訪問した事でも知られています。本人は別に媚びを売っている訳ではないと語っていましたが、誰も文字通りには受け取っていなかっようでした。

posted by Jean T. at 02:00| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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