2006年11月13日

スラユット首相、新政権誕生まで前首相の帰国を認めない方針

 スラユット首相は12日、現政権の任期を終え民主的な選挙により新政権が誕生した後にタクシン前首相は帰国するべきであるとの認識を示し、1年間を目標としている現政権の任期中に同前首相の帰国を認る考えが無いことを強く示唆しました。

 発言の中でスラユット首相は、タクシン前首相の帰国は、(前政権時代にもたらされた)問題が解決され、情勢が正常化した後に認められるべきであるとした上で、帰国時期に関しては新憲法下で民主的に行われた総選挙により成立した新政権が誕生した後が適切であるとの認識を示しました。

 また、チャワリット元首相が前首相を帰国させた方が監視を遂行する上で好ましいと指摘している事に関しては、ミャンマーの軍事政権がアウン・サン・スーチー女史を軟禁状態に置いているとの同じ印象を内外に与え、社会混乱を誘発する要因に為り得るとして賛同できないとの認識を示した上で、むしろイギリス国内に留まっていた方が監視上、また互いにコンタクトを取り合う上でも便利であるとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ピポップ氏、チャワリット元首相のタクシン帰国支持発言に疑問を呈す

 民主主義キャンペーン顧問のピポップ・トンチャイ氏(民主主義市民連合幹部)は12日、先にチャワリット元首相が動向監視を容易にする為にもタクシン前首相を帰国させるべきだと発言した事に対して、軽はずみな発言によってあらぬ疑惑を呼ばないためにも、チャワリット元首相はタクシン前首相が帰国するべきであるとする理由を明確にするべきであると指摘しました。

 発言の中でピポップ氏は、今回のチャワリット元首相の曖昧な発言は、背後に何らかの政治的な意図があるとの疑惑を抱かせ、不必要に社会対立を煽る恐れがあるものであったと指摘した上で、何故タクシン前首相をタイに帰国させるべきなのかより明確な理由を明らかにするべきであると指摘していました。

 また、国家安全保障評議会が近い関係にある軍関係者を公社のトップや幹部に据える人事を行った事に関しては、同評議会及び現政権の任期が国民に約束した1年の期限を越える可能性があるのかを含めて、より明確に軍関係者を据えた理由及び任期を国民に明らかにする事が国民からの理解を得る上で重要であると指摘しました。

 要は、安全保障評議会が何をやっているのか国民に全く伝わっていないので、ここら辺をハッキリさせないと大変なことになるよと言いたいみたいですね。

 一方、戒厳令に関しては、施行が継続する事は反クーデター運動の激化を誘発する要因に為り得るとして、早急に戒厳令を解除し、国民の平和的な手段で抗議をする権利を保障した法律に基づいて動向を監視するべきであると指摘していました。

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民主党、チャワリット元首相の前首相帰国支持発言は政治的な罠

 民主党のテープタイ・セーンポン氏(元ナコン・シー・タンマラート県選出下院議員)は12日、チャワリット元首相のタクシン前首相帰国支持発言は政治的な罠であると指摘しました。

 発言の中でテープタイ氏は、チャワリット元首相がタクシン体制を支えた屋台骨の一つであったことを忘れるべきでは無いと指摘した上で、同元首相の言に従ってタクシン前首相の帰国を許す事は新たな情勢激化を誘発する事に他ならないと指摘しました。

 また、チャワリット元首相が、国家安全保障評議会を批判したとの取れる発言を行った事に関しては、同元首相が良いイメージを装いながらタクシン体制の残党の言を代弁していたに過ぎないとの印象を受けたものの、いずれにしても発言の背後に国家安全保障評議会が掲げた公約とこれまでの実績との乖離に対する国民の失望があるとの感は否めないとの認識を示していました。

 一方、新選択肢党党首のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は12日、現在調査が進められているチンナワット一族が絡む不正疑惑に関する結論が出るまでは、タクシン前首相がタイに帰国する事はあり得ないとの認識を示した上で、チャワリット元首相の発言に対しては、陸軍司令官及び首相を歴任してきた立場をわきまえない不適切な発言であるとした上で、常に中立的な立場での発言を心掛けるべきであると指摘していました。

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ナラーティワート県で夫婦が銃撃、夫が死亡

 12日昼過ぎ、ナラーティワート県ルーソ郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった仏教系住民夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され、52歳の夫が死亡するという事件が発生しました。

 この事件に先立つ同日0時過ぎには、同じくルーソ郡内で、バイク二台に分乗した3人組が茶店に向けて銃を乱射した上で、爆発物を投げ込み、店内にいた23歳のイスラム系住民が死亡し、1人が重傷を負うという事件が発生していたようです。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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