2006年11月16日

プレーム枢密院評議会議長、チャーチル元首相にたとえスラユット首相を絶賛

 プレーム枢密院評議会議長は15日、スラユット首相を第二次世界大戦中に重要な働きをしたイギリスのチャーチル元首相にたとえ、己を犠牲にして国の為に尽くすことが出来る人物であると絶賛しました。

 発言の中でプレーム議長は、我々は国のために己を犠牲にするべきであるとするチャーチル元首相の言葉を引用した上で、たとえ選挙によって選ばれた首相では無かったとしても、チャーチル元首相が言う「10人にも満たない人物が権力に固執した結果長期化した」第二次世界大戦後と同様な状況の時に、常に国のことに重きをおいた政治を志し、また国民からも受け入れられ尊敬されているスラユット・ヂュラーノン大将を首相に持つことは国にとって良いことであると語りました。

 更にプレーム議長は、国家の指導者は、乱用する事無く公正な権力行使し、権力に固執しない事を旨とし、国王の語る「充足を心得る」の主旨を充分に理解し、行動原則に置く事を心得るべきであると指摘しました。

posted by Jean T. at 02:07| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バンハーン氏、前首相の香港出没報道は支持層の思いの念を増大させた

 チャート・タイ党のバンハーン党首は15日、タクシン前首相が香港に滞在中の様子がタイ国内で報じられたことが、前首相支持層の前首相を思う気持ちを増大させる事に繋がったとの認識を示しました。

 発言の中でバンハーン党首は、タクシン前首相が香港のメディアに対してタイ国内の情勢が落ち着くまで帰国する意思がないことを明らかにしていた事に関しては、本心から語っているものであるとの認識を示した上で、人並み外れた才覚で5年間に渡る政権期間中に、タイ・ラック・タイ党内の者だけでなく多くの者の心を掴んできたタクシン前首相が、ほんのちょっとだけでも動きを見せれば、それだけ彼らのタクシン前首相に対する思いが増大する事に繋がり、更によりタイに近いシンガポールや昆明に前首相が滞在する事になると、支持層のタクシン前首相のカムバックを求める気持ちを煽ることになるとの認識を示していました。

 更に、バンハーン党首は、タクシン前首相の神出鬼没ぶりは、単に年間を通して働き続けた身として一ヶ所に落ち着いて居られないからで、本人自身人は支持層の不安や思いを煽ろうという気持ちは無いのではないかとの認識を示した上で、戒厳令の早期解除を実現させるためにも前首相は次期総選挙に関わる意向が一切無いことを明確にすることが重要であるとの認識を示していました。

 一方、陸軍右派系のネーオ・ナー紙上でタクシン前首相を批判する論調のコラムを掲載し続けてきた、国家立法評議会にプラソン・スンシリ空軍少将は、今後予想外の動きにでる恐れがあるとしてタクシン前首相の動向を油断する事無く監視を続けるべきであると指摘しています。

 発言の中でプラソン空軍少将は、タクシン前首相の神出鬼没ぶりは、地下水脈を通して張り巡らされているタクシン体制支持層のネットワークや支持者の前首相に対する気持ちを煽る為に意図的に行われていると指摘した上で、前首相自らが過ちを犯していないと確信しているのであれば、自ら帰国し法律の手続きに則った解明に自らの身を委ねるべきであるとの認識を示していました。

 更に、プラソン空軍少将は、既に首相の座を追われているタクシン前首相が所持している外交パスポートを無効化し、通常のパスポートを前首相に持たせるべきであると指摘していました。

 一方、戒厳令解除の是非に関しては、依然水面下の動きやタクシン体制支持層のネットワークが地下水脈を通して張り巡らされている状況下では、解除は適切ではないとして、解除の判断を先延ばしにした政府及び国家安全保障評議会の判断は正しかったとの認識を示していました。

 尚、タクシン前首相の法律顧問であるノパドン・パッタマ氏は15日、同日朝に既に前首相が休暇の為にインドネシアのバリに向け飛び立った事を明らかにした上で、いずれにしても週末にAPEC首脳会談出席の為にベトナム入りするスラユット首相に会わせベトナムに向かう考えは前首相側には一切無い事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:01| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スラユット首相、前首相出没報道に特に思うことは無し

 15日朝、記者団からタクシン前首相が香港に出没したとの報道について聞かれたスラユット首相は、特に思うことは無いとした上で、あらためて新政権が誕生した1年後に前首相が帰国するのが望ましいとの認識を示しました。

 発言の中でスラユット首相は、タクシン前首相がタイに近い国で目撃されている事に関して特に当惑させられたり、前首相の行動に疑念を抱かされるような事は無く、また国外マスコミの取材に応じたことも、政府には影響を与え得ないとした上で、仮に本気でタイに帰国する意思があるのであれば、事前に何らかの協議が行われる事になるだろうとの認識を示していました。

 一方、タクシン前首相が所持してる外交パスポートを無効化するべきであるとの声があることに関しては、外務省側が検討するべき問題であるとして直接的な回答は避けていましたが、個人的な見解として元首相として外交パスポートを所持する権利があるとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 01:58| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安保評議会、実権掌握に至った経緯を説明する為の小冊子を発行

 国家安全保障評議会は15日、今月末までに内外向けにクーデターによる実権掌握に至った経緯を説明する小冊子を発行する方針を明らかにしました。

 同評議会のサンサルゥム報道官によると、当初計画ではタイ語版20,000万部、英語版1,000部を発行する方針で居るようですが、配布方法等に関しては明らかにされていません。

posted by Jean T. at 01:57| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

娘を学校へ送り届ける途上だった副村長が銃撃され死亡

 15日7時頃、ヤッラー県ラーマン郡内で、5歳の娘を後部座席に乗せバイクで学校に向かっていた36歳の副村長(イスラム教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され、村長が死亡し後部座席に乗っていた娘が顔等に負傷を負うという事件が発生しました。

 一方、ナラーティワート県ランゲ郡内では8:30過ぎ頃、路上脇に商売していた揚げバナナ屋台付近に仕掛けられていた爆発物が、教師の警護作業にあたっていた当局関係者の車列の通過に会わせて爆発し、当局関係者1人が負傷を負うという事件が発生しています。

 使用された爆発物は携帯電話を使用した遠隔起爆式のものと見られ、また仕掛けられた場所付近にあった屋台は、出勤する教師や警護する当局関係者がよく利用していたようです。尚、爆発発生時点では、まだ屋台は営業していなかったようです。

 また、15日15:30頃には同県ルーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった33歳の女性が、何者かに銃撃され死亡するという事件が発生しています。

 死亡した女性は、少尉補の階級を持つほか、近々郡内の学校の校長(報道により副校長)に就任する予定になっていたようです。

 また、14日夜半には同県ヂャネ郡内で、53歳の私立イスラム教学校の宗教教師が、9歳の息子を後部座席にのせ路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負うという事件が発生しています。

 尚、後部座席に乗っていた息子は難を逃れているようです。

 一方、スラユット首相は15日朝、16日に日帰りの日程でナラーティワート県とヤラー県を訪問し、ヤッラー県内では現在県都内にある寺院で避難生活を送っている仏教系住民の所を激励の為に訪問する方針を明らかにしています。

posted by Jean T. at 01:55| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。