2006年11月27日

スラユット首相への支持率がタクシン前首相を大きく上回る

 ABACポールが行った意識調査で、回答者の70.5%がスラユット首相を支持すると回答する一方で、タクシン前首相を支持すると回答した者が僅かに15.8%だった事が明らかになっています。

 また、タクシン前首相が近隣国内で神出鬼没ぶりを見せていることに関しては、67.3%の回答者がタイ国内の政情を煽ることにつながると考えると共に、同前首相は政治との関わりを経つべきであると回答していたようです。

 一方、政変後の政治情勢に関する意識に関しては、政治情勢に対する不安感を持つ回答者数が政変前の69.9%から30.8%に減少し、また政治情勢に対するストレス感に関しても43.2%から23.3%に減少。更に73.4%が政変後に政治情勢が好転したと考えると回答していたようです。

posted by Jean T. at 01:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新国際空港内の職員向け食堂の談合調査を要請

 民主党のアロンゴン副党首は26日、スワンナプーム新国際空港内三ヶ所にある空港関係者向け食堂が、前政権関係者や元タイ空港社幹部関係者間の談合により高い価格で食事が提供されている疑惑があるとして、空港関係者に早急に調査を行うよう要請しました。

 アロンゴン氏は、タイ・ラック・タイ党に所属する政治家の関係者やタイ空港社の元幹部の関係者が関係する企業が、談合によりそれぞれの企業が運営する職員向け食堂の利権を分け合っているとの告発が新国際空港関係者から寄せられている事を明らかにした上で、タイ空港社に対して、本来福祉目的である筈の職員向け食堂で異常に高い価格が設定されている理由、食堂運営会社や出店者間で競争が展開されていない理由及び競争が展開されていない背景に元大臣の弟が関与している疑惑に関する調査を早急に行うよう要請していました。

posted by Jean T. at 00:59| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブーサートゥーの首領、あらゆる組織との対話推進が南部正常化の鍵

 分離主義組織の統轄組織と目されているブゥーサートゥーの首領であるワン・カディル氏は22日、外国通信社の取材に対して南部国境三県域内における不穏な動きに関与している小規模な組織に所属する若者の多くがジェマー・イスラミア(JI)の直接的・間接的な影響化にあり、政府が進める対話推進路線に与しない傾向があり正常化実現には困難が予想されると指摘した上で、タイ政府側に対して選り好みをせずに、直接不穏な動きに手を下している小規模な組織との対話を進め理解の相違点を埋める努力をすることが南部正常化実現の鍵を握るとの認識を示しました。

 ワン・カディル氏によると、プレーム政権時代にとられた手法に則り進められる現政権による地域住民との理解共有・地域開発推進政策により、タクシン政権による不公正な南部政策により組織側のシンパになっていた南部の住民の心が再度離れる事を小規模な新興組織の関係者が最も警戒しているようです。

 また、ワン・カディル氏は、既に統括組織であるブゥーサートゥーが関知していない小規模な分離主義組織が多数設立され、それぞれがブゥーサートゥーの影響下から離れ、地域の支配者であるとの意識を持って独自に活動を展開しており、また一部組織は政府に通じた者とのパイプを生かして武器や資金の手配を有利に進めている可能性がある事を明らかにしていました。

 尚、南部におけるJI関与の可能性に関しては、過去に元国軍第四地区本部本部長でタクシン前首相の安全保障関連事項担当顧問だったギッティ・ ラッタナチャーヤー大将が当時の政府に警告し政府側がその警告を無視するという経緯を辿っていましたが、一方で非公然分離主義組織のパッターニー統一解放機構の関係者は、JI関与の可能性を指摘したワン・カディル氏の発言を否定した上で、既にブゥーサートゥーの首領を降り組織自体が機能していない状況で何故ワン・カディル氏がその様な発言をするのか理解に苦しむとのコメントを発していました。(ワン・カディル氏自身は外国通信社に対して依然組織の首領であると発言)

posted by Jean T. at 00:57| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ料理レストランによるみかじめ料徴収は現在も横行

 元国軍第四本部本部長のギッティ・ラタナチャーヤー大将は23日、マレーシア国内に所在するタイ料理レストランによるみかじめ料徴収が、現在でも行われている事を明らかにしました。

 同大将によると、脅迫等によって集められた資金の多くが南部における破壊活動を支援する為にPULOに渡っていたようです。

 一方、公安警察局のティーラデート局長は24日、2005年の時点で既に南部に展開する当局筋からの情報からトム・ヤム・グン・ネットワークの存在を当局側が掴んでいたが、当時の政府が積極的な関心を示さず存在が軽視されていた事を明らかにしました。

 また、同局長は12月2日にマレーシアの公安当局幹部が来タイしネットワークに関する情報交換を行う見通しになっている事を明らかにしていました。

 一方、マレーシア国内のタイレストラン団体の関係者は、過去にPULOから協賛金の提供を強要された事があるが、現在は業界団体の運営費用として各レストランから月300-500バーツの寄付を受けているに過ぎないと語っているようです。

posted by Jean T. at 00:53| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢(22日 - 26日) @

ヤッラー県

・ 21日夜半、バンナンサター郡内で、ターントー郡内で一味との銃撃戦で負傷を負った警察官を病院に送り届けた救急車が一味の銃撃を受けるが人的な被害は無し。また22日昼過ぎには、救急車が一味の銃撃を受けた際に展開された一味と軍関係者との銃撃戦の流れ弾により被った家の損傷を補償しろとバンナンサター郡内の主に女性で構成された住民約150人が道路を封鎖して抗議するも郡長が補修作業を行うことを約束し散会。

・ 22日15時頃、バンナンサター郡内で7人組の男が学校に押し入り、拳銃等で教師を脅かし校外に追い出した上で放火。当時校長(イスラム教徒)は校内で教育委員会や地域指導者等と教育方針について会議中。

・ 22日午後、ターントー郡の郡庁舎(報道により警察署)前に住民約200人が集まり、前夜に16歳のイスラム系住民が村自警組織関係者によって射殺されたと抗議し、一端は警察側が公正な捜査を約束し散会。遺体を担いで行進をしながら村へ戻る途中で一部の若者達が先鋭化し市場内の商店等に向け投石を開始し、不穏な状態になるも軍関係者が威嚇射撃を行った結果情勢は正常化し、住民達は素直に村に引き返す。

 自警組織関係者に殺害されるとされるイスラム系住民は、前日夜半に村自警組織関係者との間でいざこざがあった直後に死亡したと住民側は主張。また、当局筋によると今回の住民の抗議行動や投石等の煽動行為は、小規模分離主義組織"アーバーダン"実行部隊幹部のイスマエー・ラヤロン容疑者が中心になり、更に事件とは無関係なバンナンサター郡やグロンピナン郡、更にはソンクラー県のテーパー郡やサバーイヨーイ郡内にいる組織関係者を動員し計画的に行われたとの由。

・ 23日13時過ぎ、ヤッハー郡内で屋台で食事中だった41歳の電力地方現業職員男性がバイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・ 23日17時過ぎ、ラーマン郡内で出迎えに行った妻の到着を車内で待っていた25歳のイスラム系住民男性が、小型トラックに乗った人数不明の一味に銃撃され死亡。死亡した男性は地元宗教指導者の娘婿。

・ 23日17時過ぎ、ターントー郡内で仏教系住民の住宅が放火され全焼。家人は外出中だったため人的な被害は無し。

・ 23日、当局筋はバンナンサター郡内の仏教系住民の集落の警戒作業にあたっていた国境警備関係者25人の内3人が一味側に誘拐された事を明らかに。既にヘリコプターや戦力を投入して救出作業を行っているとしているものの、その後の進捗状況に関しては不明。尚、警護にあたっていた集落の住民は県都内の寺院内で避難生活中。

・ 24日3時頃、バンナンサター郡内にある電力現業の事務所を武装した10人組が襲い、銃で警備関係者を脅した上で事務所に火を放ち全焼させ、更にCCDカメラや事務所の車等を破壊した上で、路上にT字型の鋲を撒いたり燃えたタイヤを放置しながら逃走。

・ 24日16時前、ヤッハー郡内で寺院付近にある食堂兼雑貨店で携帯電話を使用した遠隔起爆式の爆発物が爆発し5人が負傷(内2人が重傷との報道も)。店は当局関係者の利用も多いとの由。

・ 24日17:30過ぎ、バンナンサター郡内でバイクの二人乗りで路上を走行中だった30歳と28歳のイスラム系住民兄弟がバイクに乗った二人組に銃撃され二人とも死亡。

・ 24日18時頃、県都内で27歳の消防隊員の男性がバイクで路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・ 24日20時頃、県都内で、人数不明の一味が鉄道駅の警戒作業にあたっている当局関係者に向け銃を乱射、約10分間に渡り銃撃戦を展開後逃走。人的被害は無し。

・  25日未明、ターントー郡内で仏教系住民の家屋二軒が放火。何れも一味側の襲撃を畏れた家人が家を空け親戚宅に身を寄せていたため人的な被害は無し。

・ 25日18時前、ヤッハー郡内の林の中で38歳と29歳と22歳の仏教系住民男性が何者かに撃たれ死亡。

・ 25日19時前、県都内の家屋内で職業訓練学校に通う17歳の男性二人(何れも仏教系)が何者かに撃たれ重傷。また、ほぼ同時刻に、バイク二台に分乗した4人組が、付近にいた仏教系住民数人に向け銃を乱射し、たまたま近くにいた70歳の女性が負傷。その際、自警組織関係者が四人組に向け銃を発砲し、相手側の何人かに負傷を負わせるが、身柄拘束には至らず。

・ 26日未明、県都内の寺院付近にある定期市場の商店の一部が放火。

・ 26日16時頃、ラーマン郡内中心部で、市場付近に潜んでいた二人組(報道によりバイク二台に分乗した四人組)が、食料買い出しの為に市場に現れた軍関係者二人を射殺した上で、所持していたライフル二丁を盗み逃走。また流れ弾により市場で商う商人2人が負傷。

posted by Jean T. at 00:07| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢(22日 - 26日) A

ナラーティワート県

・ 21日夜半、スンガイ・ゴーロック郡内でバイクで現れた男が茶店内でお茶を飲んでいた31歳の男性に向け銃を発砲し、男性が重傷。

・ 22日15:30頃、ランゲ郡内で小型トラックで行商をしていた女性二人組が、何者かに銃撃され運転していた女性が車内で死亡。更に林へ逃げた女性は追いかけられて射殺。一味は射殺後車に火を放ち逃走。

・ 23日未明、ランゲ郡内で学校内で爆発が発生し、食堂棟の一部が損壊。

・ 23日未明、ランゲ郡内で、人数不明の一味が78歳の仏教系住民宅に向け銃を乱射。人的な被害は無し。現場には、22日に発生した行商女性二人が殺害された事件の実行犯である事を仄めかす文言と共に、同郡内のイスラム教教師を逮捕した政府を非難する文がしたためられたビラが放置。

・ 23日6:30頃、スンガイ・パーディー郡内で、32歳の地元宗教指導者の息子がゴム農園に向かうためにバイクで路上を走行中に、路上脇に潜んでいた2人以上と見られる一味に銃撃され死亡。

・ 23日22時頃、ヂャネ郡内でバイク三台に分乗した5-6人の一味が路上脇に爆発物を仕掛け携帯電話を使用して起爆させるが、人的な被害は無し。

・ 24日未明、ランゲ郡内で再度学校が放火されほぼ全焼。

・ 24日までにルゥーソ郡内在住の仏教系住民20人(大人12人、子供8人)が警察宿舎に避難。郡内では仏教系住民に対する脅迫ビラが撒かれていた。

・ 24日14時過ぎ、シーサコン郡内で路上脇に仕掛けられていた携帯電話による遠隔起爆式の爆発物が爆発。人的な被害は無し。

・ 24日夜半、スンガイ・ゴーロック郡内で23歳の男性がバイクで自宅前についたところで、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ 26日5時過ぎ、ルゥーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった24歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ 26日7時過ぎ、ルゥーソ郡内でゴム農園に向かうためにバイクで路上を走行中だった27歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ 26日10時前、県都内で市場に向かうためバイクの二人乗りで路上を走行中だった47歳と40歳の仏教系住民夫婦が、バイクに乗った二人組に銃撃され夫が死亡し妻が重傷。


パッターニー県

・ 22日9時頃、ヤッラン郡内で、55歳のタムボン行政機構に所属する運転手の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・ 23日15時過ぎ、ノーンヂック郡内でバイクで路上を走行中だった学校教師がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ 23日11時過ぎ、サーイブリー郡内で村長を助手席に乗せ小型トラックを運転中だった村自警組織に所属する29歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。ほぼ同時刻に、同郡内で妻子を後部座席に乗せ路上を走行中だったミャンマー人労働者男性が何者かに撃たれ重傷。

・ 23日夕方過ぎ、ノーンヂック郡内でバイクで路上を走行中だった40歳の学校教師がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。更に流れ弾で付近にいた露天商の男性が負傷。

・ 23日未明、ノーンヂック郡内で学校が放火され、約200万バーツの被害。

・ 24日15時頃、サーイブリー郡内で、51歳の学校長が帰宅の為に車で校外にでたところでバイクに乗った二人組に銃撃された上で車に火を放たれ死亡。現場は学校から僅かに20mしか離れていない場所。事件発生当時は、警備関係者が郡庁内で行われていた会議に出席していた為に不在。尚、初期報道では車が爆破されたと報じるメディアもあった。

・ 26日4時前、コークポー郡内でゴム農園に向かうためバイクの二人乗りで路上を走行中だった55歳と49歳の夫婦が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され夫が死亡し、妻が重傷。

・ 26日13時頃、ヤッラン郡内でバイクに乗った二人組が水道の配管工事に従事していた作業員に向け銃を乱射し3人が負傷。

posted by Jean T. at 00:05| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スワンナプームでタクシー運転手が抗議活動

 26日17:30頃、パッタヤーからスワンナプーム国際空港に送り届けたタクシーの運転手が、メーターを使用していなかったとして2,000バーツの罰金を徴収された事に抗議して、タクシー運転手約100人が同空港内の駐車場で抗議活動を開始し、その後参加するタクシー車輌が増え続け同日21時までに千台近くにまでふくれあがり、空港に通じる道路の一部を封鎖して抗議活動を展開しているようです。

 どうも、メーターを使用しなかったとの理由で罰金を徴収されたら、通常はメーターを使用しない域外移動の旅客をタクシーに乗せることが出来なくなるという主張だけでなく、新国際空港でも蔓延っている旅客を乗せてきたばかりのタクシーが出国ターミナルで新たな旅客を拾う行為が放置されている事に対する不満が爆発したようです。

 因みに、ドーン・ムァン空港時代には、しばしば警備員が出国ターミナルで客を拾ったタクシーから見逃し料として20バーツをコッソリ受け取っているのを目撃しました。

 また、タクシー車輌による道路封鎖に不満を覚えた、空港職員送迎用のバスの運転手から罵られたタクシー運転手が、バスに乗り込み喧嘩を仕掛けようとしたところで、バスの運転手が所持していた果物ナイフで切りつけられ左手に軽傷を負うという場面も見られているようです。

 26日21時過ぎ現在、所轄警察関係者が人員を投入し付近一帯の警戒作業にあたると共に、抗議側の代表者に警察との話し合いに応じるよう呼びかけているようです。

(タイ時間 26日22:05)

* その後警察側が県外移動のタクシーの場合は、乗客と運転手との間に合意がある限りはメーター不使用行為の摘発を猶予すること、またタイ空港社側が7日以内に出国階における乗客を拾う行為等の規制強化方針について社内で詰めることを約束し27日0時までに散会しているようです。尚、タイ航空社側の回答が満足できない場合は抗議活動を再開するとしているようです。

posted by Jean T. at 00:02| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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