2006年12月23日

南部情勢 (22日)

・21日夜半、ヤッラー県ヤッハー郡内で、人数不明の一味が学校付近に駐屯していた国境警備警察関係者に向け銃を乱射し、銃撃戦を展開した後に逃走するという事件が発生し、国境警備警察官1人が死亡。翌朝行われた現場検証で、一味側に負傷者がいる事を覗わせる血痕が発見されるが、国境警備警察の地域からの退出を要求する主に女性と子供で構成された住民約50人が現場に集まり捜査を妨害される。

・21日8時頃にパッターニー県ヤッリン郡内で銃撃を受け重傷を負った女性教師二人の内、34歳の女性教師が22日0時過ぎに死亡。この事件に関しては初期報道で女性教師二人の内一人が死亡したと報じられ、その後二人とも重傷と訂正される経緯を辿っていた。死亡した女性教師は、一連の不穏な情勢により犠牲になって61人目の教師。

・22日11:30過ぎ、パッターニー県県都内で古物を回収中だった54歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃された上で体の一部を燃やされるも、事件を目撃した近隣住民が火を消し止め重傷(初期報道段階では死亡と報道)。更に二人組は逃走途上で43歳の仏教系住民に向け銃を発砲するも、住民側から応戦され逃走。二人組は逃走途上で「無実のイスラム系住民が当局側によって殺害された報復の為に犯行に及んだ」とするビラを路上にまく。

・22日18:00過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、バイクに乗った二人組が通り過ぎざまに郡警察署に向け銃弾数発を打ち込むが人的な被害は無し。

・一味に銃撃された女性教師が死亡した事により教師の間に不安が広がっている事を受けスラユット首相は、安全確保面に不安がある場合は学校側の裁量で一時休校を決定する事を認める方針を明らかに。

・スラユット首相は、南部情勢が激化している背景に、政府側の正しい対策の施行を遅らせたいとする一味側の焦りがあるとの認識を示した上で、当局筋からの情報として年末年始に計画されている大規模な破壊活動に向けて一味側が体制を整えている事を明らかに。

posted by Jean T. at 12:31| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月22日

民主党党首、タイ・ラック・タイ党に民主主義の代弁者を名乗る資格はない

 民主党のアピシット党首は21日、タイ・ラック・タイ党に民主主義の代弁者を名乗る資格は無いと指摘しました。

 この指摘は、ここに来てタイ・ラック・タイ党側が民主主義の代弁者の様な振る舞いを始めている事を受けたもので、アピシット党首は、政権時代に民主主義を壊滅に導いたのがタイ・ラック・タイ党だったと指摘した上で、その様な党が自らを民主主義の代弁者であると語ることは、あたかも破戒僧が宗教の教義を教えるに等しいことであると指摘していました。

posted by Jean T. at 02:01| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年の変わり目を合図にした同時多発攻撃を計画していると警告

 南部に拠点を置く情報当局は21日、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与している分離主義組織が、地域の住民が年の変わり目に打ち上げる花火に紛れて、主要地点から打ち上げられる信号弾を合図に主に人口密集地帯を狙った同時多発型の破壊活動に出る恐れがあると警告しました。

 また、分離主義組織関係者約20人強が集まりマレーシア領内で謀議を行い、その場で同国内で入手した爆発物や銃器類が支給されていたこと、及びタイ当局側から高額な懸賞金がかけられ身柄を追われている組織の幹部クラスと見られる人物数人がタイ領内で潜伏中で、特に新興分離主義組織RKK(プゥームードー)の幹部数人は、潜伏先にあるモスクや私立イスラム教学校で軍事訓練を行っているとの情報を得ている事を明らかにしていました。

 当局筋によると、タイ領内に潜伏中の分離主義組織幹部の多くが、事実上組織の支配下に置かれている村内に潜伏しており、当局側も既に潜伏しているとの情報を掴んでいるにもかかわらず、住民による強力な妨害や、釈放を求めた強力な抗議活動を誘発する事を恐れ手を出せない状態にあるようです。

 また、最近頻発している逮捕された容疑者の釈放を要求する抗議活動に参加する住民の多くが女性や子供で構成されている背景に、マスコミの注目を惹くと共に当局側に過剰な対応をとらせることにより、タイ当局によるイスラム住民に対する仕打ちを内外に訴えたいとの思惑と、当局側を惹きつけ実行犯を逃がしたいとの思惑があると見られているようです。

posted by Jean T. at 01:57| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (21日)

・20日20時過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、バイクで路上を走行中だった36歳の灌漑局職員が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・20日夜半、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、水道関連施設及び幼稚園が連続して放火。

・21日パッターニー県ヤッリン郡内で、学校へ出勤する為にバイクの二人乗りで路上を走行中だった34歳と31歳の女性教師が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。(報道によっては初期報道段階で一人が搬送先の病院で死亡したと報じ、その後の報道で二人とも重傷を負った訂正しているものもあり)

・21日10時前、パッターニー県県都内中心部にある市場付近に仕掛けられていた時限発火式の爆発物が爆発。人的な被害は無し。

・21日14:30頃、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった30歳の仏教系住民男性が、何者かに銃撃され死亡。男性は、政府が進める緊急雇用促進プロジェクトにより軍関係組織に所属。

posted by Jean T. at 01:56| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

ソンティ議長、分離主義組織と協議をするとの報道を否定

 国家安全保障会議のソンティ議長は20日、国外通信社がマレーシアのマハティール元首相の息子の言としてタイ政府側と分離主義組織側がブルネイ国内で直接協議を行う見通しになったと報じていたことに関して、その様な話は無いとして報道を否定しました。

 また、外務省筋も、国外の当局に分離主義組織との直接対話の手配を要請する方針は無いと語り報道を否定した上で、おそらく国外通信社が情報源の話を勘違いして報じたのだろうとの認識を示していました。

 いずれにしても、国内の混乱を避けるために、敢えてタイ当局側が直接協議が行われることを否定している可能性もあるかもしれません。因みに、先にマハティール元首相の仲介で行われたとされる直接協議に関しても、タイ当局側は表向きには協議が行われた事を否定していますが、元第四地区国軍本部本部長のギッティ大将が、自らが協議に立ち会っていたことを認める発言をしていました。

posted by Jean T. at 01:59| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プラヂュアップ・キーリーカン県内で学校火災

 20日2時過ぎ頃、プラヂュアップ・キーリーカン県県都内クローンワーン地区内にある学校から火災が発生し、木造二階建ての校舎の二階部分や一階部分の一部が焼失しました。

 当局側は、漏電及び放火の両面から火災の原因の解明にあたっているとしているようですが、一部報道によると、これまでの調査で電気系統に異常が確認されていない一方で、教師宿舎から最初に火があがったとの目撃証言がある事から失火による火災の可能性も指摘されれているようです。

 火災が発生した学校は、ミャンマーとの国境に近い戒厳令が施行されている地域に所在。

 一方、国家警察本部のアチラウィット報道官は20日、9月1日から12月14日までに、全国で合計45ヶ所の学校で火災が発生し、内9月27日にガムペーンペート県内5ヶ所の学校で連続して火災が発生した事件やブリーラム県チャルゥム・プラギアット郡内及び隣接するナコン・ラーチャシマー県チュムプワン郡内で発生した火災の合計7件の火災に関しては、クーデター以降の水面下の動きに関与して者による情勢を煽る目的で放火されたものであるとほぼ断定して捜査を展開している事を明らかにしました。

 また、24ヶ所で発生した火災に関しては、既に漏電によるものとほぼ断定し、残る24ヶ所に関しては現在捜査を継続中であることを明らかにしていました。

posted by Jean T. at 01:57| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

航空機に爆発物を仕掛けたとの嘘の通報をした疑いでインド系カナダ人を逮捕

 20日、10:55にインドのチェンナイ経由でドバイに向けて離陸する予定だったタイ国際航空TG521便に爆発物を仕掛けたとの脅迫電話を受けたとの嘘の通報をした容疑で、同日夕方までに29歳のインド系カナダ人の女が逮捕されました。

 この虚偽通報の影響で、当該便は調査の為に離陸がキャンセルされ、最終的に機材を交換して14時頃に離陸する事態になったようです。

 尚、当初は当該機に搭乗する直前に爆発物を仕掛けたとの電話が自分の携帯電話にかかってきたと主張していた女は、その後の警察の取り調べに対して証言を二転三転させながらも一貫して虚偽通報の容疑を否定しているようです。

 一方、警察側は安全保障に脅威を与えた容疑で立件を急ぐとしています。

posted by Jean T. at 01:55| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (20日)

・19日夜半、ヤッラー県県都内で、黒づくめの服を着用しヘルメットで顔を隠した若者グループがバイクに分乗して集落内を周回しているとの通報に基づき、不審な若者グループを病院付近で発見するも、直接的な容疑事実が無いため拘束には至らず。発見された若者は何れもイスラムの装束の上で黒色の上着を着用していたことから、学校等の放火に関与している疑いもあると見て、今後の動向を監視する方針。

・19日夜半、ヤッラー県ヤッハー郡内で、10人以上と見られる一味がタイヤや炭等を利用して保健所を放火し全焼させる。前後して同郡内にある幼稚園が同様な方法で放火され、ほぼ全焼。尚、(誤報が多い)ネーションの英字速報は、何れも所内にある本棚にガソリンをかけて放火と報道。

・20日8時頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、当局車輌の通過に会わせて爆発物が爆発するも、当局側に被害は無し。この爆破事件に絡んで逮捕された31歳(報道により28歳)の容疑者の釈放を求め、主に女性や子供で構成された住民約50人が警察署前に集まるが、当局側の説得を受け入れ昼前に散会。

・20日12:30頃、パッターニー県マーヨー郡内にある私立イスラム教学校の寄宿等から火災が発生し全焼。火災発生当時校内には教師や生徒がいたことから、放火よりも漏電による火災の可能性が高いとの見られている。

・南部に拠点を置く情報当局筋は、何もせずに死ねば地獄行き、喩え間違っていたとしても命令に従い死ねば天国行き、当局側に拘禁されることは休養期間を得たことと心得よという組織側の教えが若者達の間で広く信じられている事が、若者グループによる過激な襲撃等を誘発する要因の一つになっていることを明らかに。また、一連の不穏な動きに関与している若者には、一回の行動に対して4,000-5,000バーツの報奨金が支払われており、その報奨金の多くが政府関連工事等の請負ビジネスを展開している地元の大物から提供されており、その背景に南部の情勢を悪化させることにより、他の地域の業者が地域への参入を断念させ己の既得利権を確保するとの思惑と、当局側による請負事業に対する監査を拒みたいとの思惑があると見られるとのこと。

posted by Jean T. at 01:54| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チァン・マイ県サンサーイ郡内でマグニチュード2.1の地震を観測

 19日22時に、チァン・マイ県サンサーイ郡内を震源地とするマグニチュード2.1の地震が観測されているようです。

 気象当局によると、今回観測された地震は13日にメーリム郡内を震源地として発生したマグニチュード5.1の地震の余震の一つで、揺れは震源地付近で感じる事が出来たようですが、揺れによる被害は確認されていないようです。

 尚、一部報道によると、震源地付近で揺れを感じた住民の間では、更に強い地震が続いて発生するのではないかとの不安が広がっているようです。

posted by Jean T. at 01:52| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月20日

反安保評議会団体、現政権により予算の使用状況に関する調査を要請

 反国家安全保障評議会を標榜する市民団体"独裁に反対する土曜日の人々グループ"代表のスッチャーイ・ブンチャイ氏は19日、国家予算の一部がクーデターに貢献した軍関係者に報奨金として支払われた疑いがあるとして、会計監査院に対して中間期予算及び機密予算の使用状況に関して調査を進めるよう要請しました。

 スッチャイ氏によると、クーデターに貢献した軍関係者への報奨金として5億バーツの国家予算が流用された疑惑の他に、クーデター翌日の9月20日に国家安全保障評議会(当時は民主改革評議会)が10億バーツの機密予算を確保したとの疑惑があるとのこと。

 尚、10億バーツの機密予算を確保したとされている事に関して、国家安全保障評議会のソンティ議長は、クーデター後の戦力配置の為に確保した予算で不正なものではないと説明していました。

 一方、同じく反国家安全保障評議会を標榜するクーデターに反対する9月19日ネットワークは19日、首相府側がiTVを国の管轄下に置く方向で検討を行っている事に対して反対を表明した上で、クーデター後の反民主主義体制下で公正な報道を心掛けてきたiTVを賞賛する声明を発表していました。

 9月19日ネットワークの皆様は、クーデターによって倒された前政権が資金力にものを言わせてiTVを広報手段として悪用し、民主主義の基本である国民の知る権利を侵害していた事は民主主義的だと本気で思っているんでしょうかね?

posted by Jean T. at 09:06| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ラック・タイ党、学校放火は党の信用失墜を狙った策動?

 タイ・ラック・タイ党のスラチャイ・バオヂャンヤー氏(元比例代表区選出下院議員)は19日、ナコンラーチャシマー県内の学校が放火された事件に絡んでタイ・ラック・タイ党所属の元下院議員だけが事情聴取を受けた事は、先入観に基づいた恣意的・差別的な職務遂行が当局側で行われていると考えざるを得ないと語り、警察側の対応に強い不快感を示しました。

 この発言は、ナコンラーチャシマー県内でこれまでに学校四校が放火された事に絡んで、ランボー・イサーンの異名を持つスポン・アッターウォン氏が警察からの出頭要請に応じ事情聴取を受けたもの。

 因みに、恣意的・差別的職務遂行(ルアック・パティバット)は、タイ・ラック・タイ党政権型職務遂行を説明する際にキーワード的に使用されていた言葉だったりするのですが、その話はおいておいてナコンラーチャシマー県で発生した学校放火事件に関しては、放火された学校がマフィア系のネーウィン・チットチョープ氏の影響下にある地域にあったとニュースリリースされているなど、意図的にタイ・ラック・タイ党が背後で関与しているというイメージを植え付けるような情報が当局側からリーリースされているのがちょっと気になります。(まぁ、この手法も前政権が得意とするものであったわけですが。。。)

posted by Jean T. at 09:05| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エアポートホテル契約に絡む疑惑を報告

 国家立法議会スワンナプーム国際空港関連問題調査対策臨時委員会のバンナウィット委員長は19日、スワンナプーム国際空港に併設されているエアポート・ホテルの契約に絡む疑惑がタイ空港社より報告される予定になっている事を明らかにしました。

 同委員長によると、エアポート・ホテルの運営権の契約に絡んで、当時のタイ空港社の役員が買収されていた疑惑等の不正行為疑惑が浮かび上がっているようです。

 また、同委員長によると、スワンナプーム国際空港の警備関係の契約に絡んで、契約締結直前まで確保されていた関係予算24億バーツが契約直後に50億バーツに引き上げられていた事に関しても、何らかの不正があった可能性があるとして調査を進めている事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 09:04| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢

・18日21:30頃、ヤッラー県ヤッハー郡内で、70歳の仏教系住民男性の家屋が、人数不明の一味により銃を乱射された上で放火される。家主の男性は銃で負傷を負いながらも、暗闇に紛れて家人を伴い屋外に避難。

・19日3時頃、パッターニー県コークポー郡内にある学校二校が放火される。何れも学校の警備に当たっていた村自警組織関係者が交替の為に警備関係者が不在になっていた時間帯を狙って放火。更に学校放火に関与したと見られる一味が二手に分かれ路上脇の立木を倒し、放火現場に向かい当局車輌の通行を妨害した上で銃を乱射したが、当局側に被害は無し。

・19日11:30頃、ヤッラー県ターントー郡内で、妻が運転するバイクの後部座席に妻の友人の女性と一緒に乗って路上を走行中だった42歳の警察官(報道により40歳)が、バイクに乗った二人組(報道によりバイク二台に分乗した四人組)に銃撃され、警察官が重傷を負い、妻及び妻の友人の女性が負傷。

・19日17:30過ぎから18:30までにかけて、パッターニー県ヤッラン郡内にある学校二校が連続して放火され全焼。

・19日19時過ぎ、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、バイクで路上を走行中だった27歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・19日、パッターニー県内で8時過ぎに病院に駐車してある車に爆発物を仕掛けたとする脅迫電話があった他、14時過ぎには同県メーラーン郡内の学校付近及びヤッラン郡内の学校付近に偽爆弾が放置される。

・19日、11月9日にヤッラー県県都内で発生した自動車やバイクのショールムを狙った連続爆破事件に絡んで逮捕された容疑者を伴った実況見分が、付近一帯の携帯電話の電波を遮断し、厳重な警備の元で行われる。逮捕された容疑者はナラーティワート県ルゥーソ郡内在住の男で、警察に対して5Kg重量の時限発火式の爆発物を仕掛けた事は認めているが、事件の背後関係に関しては証言を拒んでいるという。

・19日開かれた閣議で、パッターニー県、ヤッラー県、ナラーティワート県及びサトゥーン県の四県全域及び南部国境三県と県境を接するソンクラー県内四郡内で、2007年1月から3年間に渡って法人税を30%から3%に減額する等の減税策を施行する方針を決定。この決定は、南部特別開発域計画に基づくもの。

・19日マレーシアのマハーティール元首相の息子が、分離主義組織とタイ当局との直接協議が中立国、おそらくブルネイで行われる見通しになった事を明らかに。本件に関してタイ当局側は未確認。協議相手の組織は不明だが、先にブゥーサートゥー及びPULOの幹部何れもが、現在南部国境三県域内で発生している不穏な動きに関与している組織が、既に旧来の組織の影響を離れ独自に活動を展開している為、実態を完全に掌握していない事を明らかにしていたことから、直接協議の効果に疑問の声も。

posted by Jean T. at 09:02| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チァン・マイでマグニチュード2.7の地震を観測

 19日7:03、チァン・マイ県メー・リム郡内を震源地とするマグニチュード2.7(タイ国内の報道ではリクター・スケールという単位を使用して報道)の地震が観測されました。

 尚、この地震による被害は確認されていません。

 13日には同郡を震源地とするマグニチュード5.3の地震が観測されていました。

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2006年12月19日

ソンティ議長、前首相の恩義より国家の方が重要

 国家安全保障評議会のソンティ議長は18日、先にタクシン前首相が自ら陸軍司令長官に据えたソンティ議長に追われる身となったと語るなど、恩着せがましい発言をしていたと伝えられている事に関して、前首相からの恩義は忘れた事は無いが、まず国家を第一に考えて職務に邁進する事が重要であると語りました。

 また、タクシン前首相自身がソンティ議長を陸軍司令長官に据えた事を強調している事に関しては、ポスト欲しさにロビー活動を展開した事は一切無かった事を強調した上で、陸軍司令長官のポストは前首相が提出した候補者リストに基づき国王が認証したものであり、むしろ自身の名前を候補者リストに含めてくれた事に対して感謝するべきであると語っていました。

 未確認情報ですが、数ヶ月前のネーション紙にタクシン首相(当時)側はソンティ大将を陸軍司令長官に据える事に反対していたが、最終的に王室側の強い意向で陸軍司令長官に据えられていたと報じていました。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

救国団体関係者、党解党審理の重要証人の暗殺計画があると告発

 東北地方の救国団体調整役のタイゴン・ポンスワン氏は18日、タイ・ラック・タイ党の解党審理の重要証人を暗殺する計画があるとして、警察犯罪制圧犯に対して捜査及び首謀者の摘発を要求しました。

 タイゴン氏によると、ある人物が東北地方のある県内で元大臣経験者と謀議を行い、タイ・ラック・タイ党による小政党買収疑惑を告発したタイゴン氏及び疑惑を証拠づける重要証人の暗殺計画が立案され、現在殺し屋の手配を行っているとの情報を得ているようです。

 また、殺し屋として雇われると見られている人物は、これまでに4人の殺害に関与している人物と見られているようです。

posted by Jean T. at 02:00| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (18日)

・17日22:30頃、ヤッラー県ターントー郡内で、人数不明の一味が学校周辺の警戒作業にあたっていた軍関係者の車輌の通過に会わせ、予め路上脇に仕掛けておいた爆発物を爆破させると共に銃を乱射し、21歳の軍関係者が負傷。

・18日未明、パッターニー県内のヤッラン郡及びマーヨー郡内で学校が連続して放火される。マーヨー郡内では17日未明にタムボン行政事務所が放火されるという事件が発生していた。

・18日9時過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、前日に当局側に逮捕された容疑者の釈放を求め幹線を封鎖して抗議活動を展開した住民等が再度幹線を封鎖し容疑者の釈放を要求。約6時間に渡り膠着状態が続くも、最終的に当局側が容疑者の釈放に応じ散会。

・18日10時過ぎ、ソンクラー県テーパー郡の警察は、郡内の線路上で不審な挙動を見せていた39歳のナラーティワート県ウェーン郡内在住のイスラム教徒の男の身柄を拘束。所持品から主要施設に対する破壊活動を計画していた疑いが指摘できる書類等が発見されたことから、最終的に男の身柄をパッターニー県ノーンヂック郡内にあるインカユット軍司令本部に送致。

・18日20時頃、パッターニー県ヤッリン郡内で、バイクに乗った二人組が、家屋前で酒を飲んでいた仏教系住民に向け爆発物を投げ込み、住民二人が重傷。

* ヤッラン郡内での容疑者釈放は、住民との衝突という最悪の事態を避ける為に、住民の抗議に応じて容疑者を釈放したものと思われますが、同時に一味側にタイ当局の信用失墜を狙って住民を煽動して当局側に過剰な対応をとらざるを得ない状況に追い込むという戦略にでるきっかけを与えた可能性もあるかもしれません。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

13歳少女、実父に強姦されたと訴え出る

 18日、マタヨン1年課程(中学1年にほぼ相当)に通う13歳の少女が、児童保護財団を主催するモントリー・シンタウィチャイ氏(前上院議員)に伴われ首都圏警察本部バーン・クンノン署を訪れ、44歳の実父に強姦されたと訴え出ました。

 モントリー氏によると、少女は6月2日未明に実父に強姦され、その際に実父からきつく口止めされていたようですが、11月になって実母が強姦されていた事を知ることになり、実母と共に家を出ていたようです。

 強姦したとされる実父は、バンコク・ノーイ区内で大物として知られ、また少女が強姦された当時は、少女や兄妹、実母だけでなく愛人も一つ屋根の下に暮らしていたようです。

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2006年12月18日

タクシン前首相、首相指名辞退宣言の撤回を一度も表明していない

 現在北京に滞在中らしいタクシン前首相は、法律顧問のノパドン・パッタマ氏に対して、4月2日に行われた総選挙後に行われた首相指名辞退宣言及び一時休養後に再度暫定首相としての職務に復帰したのは、憲法裁判所によって総選挙が無効であると判断された為に直近に迫っていた国王戴冠60周年記念式典や国際花博等の重要な催事が控えていたからで、自らは一度も首相指名辞退宣言を撤回すると発言しておらず、また撤回する意思もなかったと語っていたらしいです。

 職務復帰後のタクシン前首相の思わせぶりな行動や発言を見れば、この発言自体が詭弁であるとも受け止められそうですが、どうも首相指名辞退宣言を撤回していないのに自らが陸軍司令長官に据えたソンティ大将に追われる身となった事に対する不満が募っていたみたいですね。

 一方、政党解党審理に絡んでタイ・ラック・タイ党側がタクシン前首相を第一の証人として憲法裁判所に召喚するように要請する動きを見せている事に関しては、「情勢悪化の責任をなすりつけられる」恐れがあるとして、充分に検討を重ねた上で帰国の是非に関する結論を出すと語っていたらしいです。

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ソンティ議長、憲法起草に向けた論点を提示

 国家安全保障評議会のソンティ議長は16日、17日予定されている同評議会によって選抜された憲法起草国民総会メンバーの第一回目の招集に先だって、憲法改正に向けた以下の論点を提示しました。

・首相の任期を最高で二期までに限定するべきか。
・議会が解散した場合は政府の行政権も消滅し、替わって各省庁の次官が選挙期間中の行政権を掌握するべきか。
・首相の罷免審査請求に必要な署名数を、従来の200議席から100議席に減じるべきか。
・上院議員は全員選挙によって選出されるべきか、それとも任命制にするべきか。
・改選前最低90日間同一政党に所属する事を義務づけた、所謂90日ルールが今後も必要か。
(以上17日付けネーション紙を参照)

 今回の提示に対して民主党のオンアート報道官は17日、憲法の起草は憲法起草会議の良心に則り進められるべきで、ソンティ議長が同会議の判断に介入するべきでは無いと注文をつけていました。

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