2006年12月18日

住民20人避難報道の背後に地域政治的な思惑

 国家安全保障評議会のソンティ議長は17日、タイ当局による脅迫や嫌がらせから逃れる為にマレーシアに避難し亡命を申請したと伝えられる20人の住民に関してマレーシア当局側に確認した結果、住民が亡命を申請したという事実は無いとの回答が得られていた事を明らかにした上で、住民避難に関する報道はタイ当局の信用失墜を招くために意図的にながされたデマであると指摘した上で、背後に地方政治的な思惑があるとの認識を示しました。

 尚、地方政治的な思惑に関する詳細に関しては明らかにされませんでしたが、これまでに無い特別のケースであるとして最大限の関心を持って背後関係に関して調査を進めている事を明らかにしていました。

 また、住民20人が違法に越境したとされるマレーシア、クランタン州の警察署長は同国の新聞のインタビューに対して、亡命目的での避難では無く、マスコミから注目して貰うための違法越境だった疑いが強いと発言していたようです。

 本件に関しては、先に情報当局筋が、分離主義組織のシンパ系住民が組織側の手引きでマレーシア領内に越境し、市場内でタイ当局による脅迫や嫌がらせの実態を吹聴して回った後に自主的にタイ領内に引き返していた事を明らかにしていました。

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南部情勢 (17日)

・16日20:30頃(報道により19:30頃)、パッターニー県サーイブリー郡内で、小型トラックに乗った4人組(報道により人数不明)が、養殖場付近で酒を飲んでいた(報道により養殖池の世話)仏教系住民に向け銃を乱射し、住民1人が死亡3人が負傷させた上で、付近に爆発物を仕掛け逃走。更に現場に駆けつけた当局関係者の到着に会わせ爆発物を起爆するも、爆破による人的被害は無し。

・16日21時頃、ナラーティワート県バーヂョ郡内にある学校が放火されるもボヤで消し止められる。

・16日夜半、パッターニー県コークポー郡内で、10人前後と見られる一味が村長(イスラム教徒)宅に向け銃を乱射し、応戦した村長との間で銃撃戦を展開した後に逃走。銃撃戦により一味側二人が死亡。村長は無事。調べによると、一味側は村長宅を銃撃し一家を屋内に閉じこめた上でガソリンをまいて放火する計画だった。また、死亡した一味の内の一人は郡内に於ける一連の不穏な動きに関与していた容疑で逮捕状が発行されていた。

・17日未明、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、15人以上と見られる一味が三手に別れて海軍関係者の駐留施設に向け迫撃弾を撃ち込むと共に銃を乱射し、約20分間に渡り銃撃戦を展開した後に逃走。海軍関係者に人的な被害は無し。

・17日11時過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、主に女性・子供約50人が道路を封鎖し同日朝に逮捕された容疑者の釈放を要求する抗議活動を展開。

・17日15時前、パッターニー県ヤッラン郡内にある学校が放火されるもボヤで消し止められる。同日昼前に容疑者の釈放を求める抗議活動を展開した住民が放火に関与との疑いも。

・17日15:30過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった33歳と70歳の住民男性(信仰宗教不明)が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・17日18時頃、ナラーティワート県ヂャネ郡内で、小型トラックで路上を走行中だった37歳のタムボン行政機構副評議会議長が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・17日までにナラーティワート県内の村や茶店等に、「仏教徒と仕事を共にするイスラム系住民は毎月500バーツの税金を近くのモスクに支払え。寄付した住民には組織が命を保障する印として緑色の旗が配布される。」と記された用心棒代の支払いを強要するビラが撒かれているのが確認される。

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ちょっとだけ年末モード

 本業の関係で18日から暫くの間更新が出来なかったり遅れたりするかもしれません。予めご了解の程お願い申し上げます。
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2006年12月17日

情報当局、マレーシアへ避難した住民は分離主義組織のシンパ

 南部に拠点を置く情報当局筋は16日、14日夜半にマレーシアに違法越境し亡命を求めたとされるナラーティワート県内在住の住民20人は、スラム諸国のタイ当局に対する信用の失墜させるという意図を持って違法越境していた事を明らかにしました。

 マレーシア側に亡命を求めたとされる住民は、何れも非公然分離主義組織のシンパ住民が多いナラーティワート県ランゲ郡内在住の住民だったようです。

 情報当局筋によると、亡命を求めたとされる4家族20人(初期報道では5家族20人)は、何れも分離主義組織側の手配によりマレーシアに違法越境し、クランタン州内の市場でマスコミに対してタイ当局によるイスラム住民に対する脅迫や嫌がらせ行為に関する実態を吹聴した後に自主的にタイ領内に戻っている事が確認されているようです。

 また、同筋によると、分離主義組織側は12月末頃に同じランゲ郡内の住民約100人をマレーシア領内に違法越境させ、再度同国内のマスコミに対してタイ当局によるイスラム系住民に対する脅迫や嫌がらせ行為に関して吹聴させる計画でいるようです。

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南部情勢 (16日)

・15日21時頃、ヤッラー県ラーマン郡内で、親戚の葬儀への出席を終え帰宅の為にバイクで路上を走行中だった39歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。男性は、政府が進める雇用促進策により南部国境県正常化推進対策本部の臨時職員として、主に地域内に於ける分離主義組織側の動向を当局側に報告する任務を担っていた。

・15日21:30前、ヤッラー県ヤッハー郡内で、小型トラックに乗った人数不明の一味がイスラム系住民の住宅に向け銃を乱射し、31歳のイスラム系住民男性が死亡し11歳の少年が重傷。更に小型トラックに乗った一味は逃走する際に、バイクの二人乗りで路上を走行中だった15歳と16歳のイスラム系住民男性に向け銃を発砲し、16歳の男性が死亡し15歳の男性が負傷。事件が発生した地域の住民の間では、先月末に仏教徒3人が殺害された事件に対する報復として地域内の仏教系住民が犯行に及んだとの噂が広がる。

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パッタヤーのホストクラブの警備員が銃撃され負傷

 16日2:30頃、チョンブリー県パッタヤー地区内にあるホストクラブの入り口前で警備に当たっていた48歳の男性が、小型トラックに乗った二人組に銃撃され負傷を負うという事件が発生しました。

 負傷を負った警備員は警察に対して、個人的な係争事を抱えていないことから、恐らく地元周辺で夜な夜な銃を持って世間を騒がしている若者グループが、面白半分に銃を持っている屈強な警備員に向けて銃を発砲したのでは無いかとの見方を示しているようですが、警察側は、男性が警備を担当していたクラブが、未亡人や若い女性、ニューハーフの男性に人気があるホストクラとして知られていることから、クラブのホストに入れあげている若い女性の恋人が復讐の為に犯行に及んだのではないかとの見方を示しているようです。

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2006年12月16日

タイ・ラック・タイ党、前首相を第一の証人として憲法裁に召喚するべき

 タイ・ラック・タイ党法務担当のポンテープ・テープガンヂャナー氏は15日、政党解党を巡る憲法裁判所の審理にタクシン前首相を第一の証人として証言をさせるべきであるとの党の方針を再確認しました。

 発言の中でポンテープ氏は、小政党買収疑惑の真相を知っている人物として、また買収疑惑が発生した時点で党の最高責任者の地位にある人物として最初に審理の場で証言を行うべきであると指摘していました。

 また、先にビデオ会議システムを使用して前首相に証言して貰うことも検討していると語っていたポンテープ氏は、技術的な問題が起こりえるとして同システムを使用することに対して消極姿勢を示していました。

 一方、スラユット首相は15日、タクシン前首相を証人として召喚するべきかに関する憲法裁判所の判断に政治介入をする方針が無いことを確認していました。

posted by Jean T. at 00:58| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

前首相派と目される市民団体、ソンティ議長と面会した事を認める

 10日予定されていた市民集会の延期を発表後に消息不明になっていた反国家安全保障評議会を標榜する市民団体”民主主義を愛する市民グループ”代表のチャナーパット・ナ・ナコン氏は15日、国家安全保障評議会のソンティ議長からの招請に応じて13日に同議長に面会し、席上で貧困問題や農民の借金問題、麻薬問題等の対策を急ぐべきであるとする団体側の主張を伝えた事を明らかにしました。

 チャナーパット氏によると、国家安全保障評議機会側が独自に反クーデター、反国家安全保障評議会を標榜する市民団体の背後関係に関する調査を行った結果、同氏が主催する市民団体のみが政治的な思惑とは無縁な純粋に反国家安全保障評議会を標榜している団体だった事が明確になった事が、今回の招請のきっかけになっていた事を明らかにしました。

 また、チャナーパット氏が要求している国民への早期主権返上及び憲法関連の核心部分に関しては、来週中に別途ソンティ議長との間で意見交換が行われる予定になっているようです。

 一方、チャナーパット氏は、他の市民団体が集会の開催を延期した同氏の決定を非難している事に関しては、むしろ非難している団体が政治的な思惑をもって特定者の利益を追求していると指摘、また、タイ・ラック・タイ党幹部のネーウィン・チットチョープ氏から1,500万バーツの活動資金を受け取っていたとしてスッチャーイ・ブンチャイ氏を除名処分にした事に対抗して、スッチャーイ氏側が(元民主党党員だった)チャナーパット氏が民主党側から活動資金として1,500万バーツを受け取っていたと告発している事に関しては、事実ではなく、また国家安全保障評議会側も事実ではない事を確認しているとしていました。

* チャナーパット君の団体は、反国家安全保障評議会を標榜する市民団体の信用失墜を狙った、国家安全保障評議会の自作自演用の団体だったのでしょうかね?

posted by Jean T. at 00:57| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (15日)

・15日7:30過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった46歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。男性は火葬された実父の遺灰を引き取りに寺に向かう途上だった。

・マレーシア国営Bernamaは、14日22時頃にナラーティワート県内在住のイスラム系住民5家族20人(2歳から55歳までの男性9人、女性11人)がマレーシアに違法越境し亡命を要求していると報道。住民の代表はマレーシア当局に対して、タイの軍当局にる無実の住民に対する違法拘禁や脅迫行為が継続的に行われている中で、更に前日夜半には容疑者をかくまっているとの疑いで強制家宅捜索を受けたため、その様な状況から逃れる為に避難してきた。住民は政府が替わった事により情勢が良くなると信じていたが、実際には情勢は前より酷くなっていると語っていた模様。

・2004年1月4日に発生した武器庫襲撃・学校連続放火事件以来激化している南部情勢により、これまでに1,000人強の女性が夫を失い未亡人になり、更に1,700人強の子供が両親を失い孤児になっている事が明らかに。

posted by Jean T. at 00:53| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月15日

ソンティ議長、前首相の早期帰国は国内情勢を煽り得る

 国家安全保障評議会のソンティ議長は14日、タクシン前首相の早期帰国は国内情勢を煽る要員に為り得るとして、前首相は最後の証言者として憲法裁判所に召喚されるべきであるとの考えを示しました。

 この発言は、タイ・ラック・タイ党側が憲法裁判所に於ける政党解党審理でタクシン前首相を最初の証人として召喚するように要請する方針を明らかにした事を受けたもので、ソンティ議長は、憲法裁判所側の判断は尊重するとした上で、近日中に政府との間で国内安全保障をキーに現在の情勢を勘案しながら本件に関する善後策を検討する方針である事を明らかにしていました。

 尚、タクシン前首相の法律顧問のノパドン・パッタマ氏は14日、タクシン前首相がヨーロッパの寒さから逃れる為に北京に滞在中であることを明らかしていました。

 また、タイ・ラック・タイ党関係者との面会を容易にする為に北京に滞在しているのかとの記者団からの質問に対しては、それも北京に滞在している一つの理由であると受け答えしていました。

posted by Jean T. at 03:28| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (14日)

・14日10:30頃、ヤッラー県グロンピナン郡内で、六人組と見られる一味がタムボン行政機構の事務所に押し入り、職員に向け銃を乱射し男性職員2人が死亡し、女性職員1人が負傷。

・14日正午前、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで路上を走行中だった30歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・14日13:00過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、バイクで路上を走行中だった47歳の元村長の男性(イスラム教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。元村長は、同県第二選挙区選出民主党所属元下院議員の後援会メンバーで、元下院議員の写真付き小冊子を村内に配る途上で銃撃される。

・14日13:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、72歳(報道により78歳)の元道路局職員の男性が自宅前で、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・14日17:30前、ヤッラー県グロンピナン郡内で、路上脇の草地で牛の餌用に草刈りを行っていた58歳と52歳の仏教系住民夫婦が、バイク二台に分乗した五人組に銃撃され二人とも重傷。夫は元同郡警察署の幹部。

・ナラーティワート県の仏教界は14日、早朝の托鉢行為を中止する決定を解除し、安全と判断された一部の地域で托鉢の再開を認める決定。

・南部国境三県域内で、年末年始に計画している破壊活動に備えて食料と日用品の買い置きを促す警告ビラが広く撒かれている事が明らかに。国家安全保障評議会のソンティ議長は、年末年始に破壊活動を計画しているとの噂は、一味側が域内住民の恐怖心を煽る目的で意図的にながしたデマでしかないとの認識を示す。

・非公然分離主義組織のパッターニー統一解放機構(PULO)が、域内の村内に根を下ろしている軍の諜報要員がイスラム系住民の暗殺に関与し、更に仏教系住民を武装させイスラム系住民と差別化していることがイスラム系住民の反当局感情を煽り、イスラム系住民による抗議活動を誘発する要因になっていると非難する声明を発表。PULO側は、独自に編成した調査組織からの報告に基づく非難であると主張。

posted by Jean T. at 03:26| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相府、iTVに対して977億6,000万バーツの差額支払いを命じる方針

 首相府は14日、放送事業免許料の差額総額977億6,000万バーツ(金利を含まず)をiTVに対して請求する方針を明らかにしました。

 この方針は、iTVに対して放送事業免許料の減額を認めた仲裁委員会の決定はiTVと首相府との間で交わされた原契約に違反しており向こうであるとの判断を最高行政裁判所が下した事を受けたもので、首相府側からの支払命令書を受け取った日から45日以内に支払うことが義務づけられる予定になっているようです。

 また、支払命令書は閣議承認後に送付される予定で、また仮にiTV側が支払い期限内に差額総額を支払うことが出来なかった場合は、閣議の場で今後の対応を協議する予定になっているようです。(原契約では無条件で契約を解除)

 尚、スラユット首相は、iTVが経営危機に陥る恐れがある差額が請求されている事に関して、まず首相府とiTVとの間で今後の善後策について協議を行った後に閣議の審議にかけるべきであるとの認識を示していました。

 一方、iTVの従業員一同は首相府及び同社の経営陣に対して、社会に対して責任を負うマスコミ人の本分に則り事実に則った中立公正な報道を旨とする体制改革に取り組むとする従業員一同の決意に留意した上で、iTVが経営困難に陥った場合に想定される社会的影響を考慮した善後策を検討するべきであるとする声明を発表しました。

(タイ時間 17:05掲載、22:20追記)

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2006年12月14日

首相、タクシン前首相の帰国に容認姿勢?

 スラユット首相は13日、タイ・ラック・タイ党を含む五政党の解党の是非について審理している憲法裁判所側がタクシン前首相を証人として召喚する必要があると判断した場合は、同前首相の帰国を妨げる意向が無いことを明らかにしました。

 この発言に先立ってブンロート防衛大臣はあらためて、タクシン前首相の帰国の是非に関しては情勢を見極めながら政府と国家安全保障評議会の協議で決せられるべきであると語っていました。

 一方、タイ・ラック・タイ党側は、憲法裁判所に対してタクシン前首相を第一の証人として召喚を要請する方向で党内で調整している事を明らかにしていました。

 尚、前首相の召喚の必要性に関しては1月3日に憲法裁判所で判断が下される見通しになっているようです。

posted by Jean T. at 02:20| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チァン・マイ県メーリム郡内で5.1リクターの地震

 13日0:02(報道により0:04)、チァン・マイ県メーリム郡内を震源地とする5.1リクター・スケールの地震が発生し、更にその後69回に渡って余震を観測する事が出来た事を受け、チァン・マイ県の気象当局は同日、メーリム郡及びサーンサイ郡内を中心に再度地震が発生する可能性があるとの見通しを示しました。

 地震は県内全域で感じる事が出来、特に地震と続いて断続的に発生した余震に驚いたホテルの高層階の宿泊者や高層階に住む住民が大急ぎで屋外に避難するという事態も見られたようですが、幸い人的な被害は確認されなかったようです。

 また、この地震の影響でメーヂョー大学の学生寄宿舎の内壁や天井に亀裂が発生し、寮生が一時避難する事態になった他、ドーイサゲット郡ペーンディン・トーン村内の住宅数軒にひび割れが発生した事が確認されているようです。

 尚、メーヂョー大学の寄宿舎内で確認されたひび割れは、塗装の上塗りの部分に亀裂が発生した建物そのものには影響を与えないものであるとのこと。

posted by Jean T. at 02:18| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (13日)

・13日未明、パッターニー県サーイブリー郡内で、人数不明の一味が警察の臨時派出所正面にあるガソリンスタンド前に燃えたタイヤを放置し警察関係者をおびき出した上で、現場に向かおうとしていた警察官に向け銃を乱射し、約10分間に渡り警察官との間で銃撃戦を展開した後に逃走。警察側に人的な被害は無し。

・13日6時過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡タンヨンマス地区内三ヶ所で時限発火式の爆発物を使用した同時爆破。何れも仏教系住民が経営する商店が狙われ、爆破により65歳の女性が負傷。当局側は、新興分離主義組織のRKK(プゥームードー)の地域幹部と目される6人の容疑者が逮捕された事に対する報復との見方を示す。

 その後、11:30前に同じ地区内で仏教系住民が経営する商店が爆破されるも人的被害は無し。今回ターゲットにされた商店は何れもタイ語と共に中国語で店名を記した看板を掲げていた。

・13日9:30過ぎ、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった55歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・13日10時前、ヤッラー県県都内で、69歳(報道により61歳)の仏教系住民男性が自宅前で、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・13日10:30前、パッターニー県コークポー郡内で、寺院に通じる参道付近に仕掛けられていた爆発物が爆発。電話線や村内に水を供給する水道管が損傷を被るが人的な被害は無し。

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2006年12月13日

iTV存続の危機、最高行政裁がiTVに対して高額の違約金の支払いを命じる

iTV存続の危機、最高行政裁がiTVに対して高額の違約金の支払いを命じる

 最高行政裁判所は13日、iTVに対して放送事業免許料の減額及びニュース番組に対する娯楽番組の比率を上げる事を認めた仲裁委員会の決定は、放送事業免許許諾権者である首相府とiTVの間で交わされた原契約に違反すると判断した中央行政裁判所の一審判決を支持し、iTVに対して全番組中に占めるニュース番組の比率を是正するように命じると共に、契約に違反して減額された放送事業免許料と原契約に記載された放送事業免許料の差額の支払いを命じました。

 この判決によりiTVは首相府に対して1,000億バーツ(金利を含む)以上という、事実上会社そのものの存続が不可能になる金額を弁済する義務を負うことになることから、早晩国の管理下に置かれる事になるのではないかと見られています。

 尚、今回の判決に対する首相府側の見解は追って明らかにされる予定になっています。

 この判決に先だって、兼ねてからiTVを国民の放送局にするべきであると訴えていたマグサイサイ賞受賞者のヂョーン・ウンパコン氏は、あらためて国の広報窓口として独立放送局が利用される事を防ぐ為にも国民の放送局としてiTVを存続させる事を考えるべきであると指摘していました。(ヂョーン氏は、草の根レベルからの国民がiTVの株式を取得し共有することで、iTVを国民の為の放送局として再生させる事ができると指摘していました)

 元々、スヂンダー政権時代に政府広報局及び軍部の管制下にあった放送局が政府側の広報手段として利用された事に対する反省から、高度に独立したIndependent TVとして開局したiTVも、シン社の経営参画によりタクシン政権の広報窓口になりさがってしまった訳ですが、結局一番の被害者は政治的な思惑に振り回されたiTVの職員なのかもしれません。

 一方、iTV側は、今回の判決の受け入れを表明すると共に13日18時以降の放送分から、原契約通り全放送に占めるニュース関連番組の比率を70%に引き上げる方針を明らかにしているようです。(夕方のニュース番組を18時開始から18時半開始に変更すると共に、21時から放送されていたホットニュースを20:40からの放送に変更)

posted by Jean T. at 17:23| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

反クーデター団体、首相夫妻の資産調査を要求

 反クーデターを標榜する市民団体"独裁に反対する土曜日の人々グループ"代表のスットチャイ・ブンチャイ氏は11日、国家汚職防止取締委員会に対してスラユット首相及び夫人のヂッタラワディー・ヂュラーノン大佐に対する資産調査を要求する書状を提出しました。

 今回の要求書提出に関してスットチャイ氏側は、容認できる高級官僚夫妻の資産総額が2,520万バーツであるのに対して、首相夫妻が申告した資産総額が6,550万バーツで異常に資産が多いだけでなく、特に夫人所有資産の内装飾品・装身具だけで総額1,410万バーツもあるのは、喩え高級官僚の職にあったとしても異常に裕福であると考えざるを得ず、何らかの資産操作が行われた疑惑を国民に与えるものになっていると指摘した上で、国家的な課題として道議道徳、汚職撲滅を宣言した政府の代表として、スラユット首相は自ら資産調査を受け入れるべきであると指摘していました。

 また、スットチャイ氏は、国家汚職防止取締委員会に対して、国家安全保障評議会のメンバーに対しても就任時及び任期終了時に資産報告書の提出を義務づけるよう要請する書状を提出する方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:47| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニー国の身分証明書が発行されているとの報道を否定

 南部国境県正常化推進統括本部事務局長のヂャムローン・クンソン少将は11日、十数年前にパッターニー統一解放機構(PULO)の組織員証が広く配布されていたという事実があった事を明らかにした上で、一部地域が既に分離主義組織の支配下に置かれており、そこでパッターニー国の身分証明書が発行されているとする報道は事実ではないと否定しました。

 尚、先に南部に拠点を置く情報当局が、分離主義組織側が大量の通信機器を入手し、内の一部は支配地域内でパッターニー国の国家をながすために使用されているとの情報があることを明らかにしていました。

 一方、激化している南部情勢に関しては、分離独立という野心達成だけでなく、残虐な手口により恐怖心を煽ることにより地域の住民を支配下に置きたいとの組織側の思惑が背景にあると指摘した上で、対策面に関しては、犯行に手を下している組織や幹部が明確だった過去のケースと違い、現在は組織や幹部に関する実態が不明な組織が、各村内に5-6人の構成員を潜伏させ、年に1-2回開かれる謀議の内容に基づいて上部組織からの指令を待つことなく独自に犯行を重ねている為、対策面において困難に直面している事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:45| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (12日)

・11日20時過ぎ頃、パッターニー県ヤッリン郡内で、バイクで路上を走行中だった45歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。男性は地域内に於ける一味側の動向を軍に報告する諜報要員。

・12日早朝、ナラーティワート県ランゲ郡の郡警察は、10月26日に発生した爆破事件に関与した容疑で23歳のイスラム系住民の男を逮捕。共犯と見られる3人は逃走中。

・12日7時頃、ソンクラー県ヂャネ郡内で、バイクで路上を走行中だった54歳の学校教師が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・パッターニー県知事は12日、11日未明パーナーレ郡内で発生した仏教系住民の住宅が放火された事件に絡んで、実行犯逮捕に結びつく情報を提供した者に5万バーツの懸賞金を提供する方針を決定。

・アーリー国務大臣は12日、RKKの首領と目されるマセー・ウセン容疑者が年末年始にかけて広域に渡る大規模な破壊活動を計画しているとの情報に基づき、三県及びソンクラー県内の関係当局に対して警戒態勢を強化するよう指示。

posted by Jean T. at 02:44| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CAT、インターネット・ゲートウェイの賃貸料の値下げを決定

 CATテレコム社(ゴーソートー・トーラコムマナーコム社)は12日、国際インターネット・ゲートウェイのインターネット・サービス・プロバイダー向け賃貸料を値下げする方針を決定しました。

 CAT側は、この決定によりインターネット・サービス・プロバイダー側は30%の投資抑制効果を期待する事が出来ることから、CATのゲートウェイを使用する新規参入のプロバイダーが増える事が予想され、更に末端の利用者に対するインターネット利用料の値下げにより一般インタネットのユーザーが増加する事が期待できる事から、最終的に50%の増収が見込めると目論んでいるようです。

posted by Jean T. at 02:42| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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