2006年12月07日

破産裁判所、BTSに対して新車輌調達を許可

 中央破産裁判所は6日、BTS線を運行しているバンコク大量輸送システム社に対して新車輌及び信号システム関連機器の新規購入を認める決定を下しました。

 また、この決定により、新車輌及び信号システムの調達は、総額1億5,000万米ドルを超えず、またバンコク銀行が信用保証したLCベースで行う事が義務づけられる事になるようです。

 この決定に先立ち、BTS側は約9,000万米ドルを投じて3両編成の車輌12セットを新規調達する方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 00:50| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月06日

ヤッラーで爆破・襲撃、軍関係者1人、住民2人が死亡

 6日8時頃、ヤッラー県グロンピナン郡内で、路上の警戒作業にあたっていた当局間軽車両の通過に会わせ、路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発し軍関係者1人が死亡し2人が負傷を負いました。 (報道により軍関係者2人が重傷、死亡者無し)

 使用された爆発物はリード線を使用した遠隔起爆式のものと見られているようです。

 また、ほぼ同時刻に同県バンナンサター郡内の学校正面付近で、人数不明の一味が住民3人に向け銃を乱射し、住民2人が死亡し1人が負傷を負っているようです。

 一方、パッターニー県ヤッラン郡内では6日9時過ぎ頃、人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていた国境警備警察官に向け銃を乱射し、警察官2人が死亡しています。

 警察側は、実行犯グループが付近にある私立イスラム教学校に逃げ込んだ可能性があると見て、同学校を封鎖し実行犯の身柄を追っているようです。

(タイ時間 11:20)

posted by Jean T. at 13:15| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

11日までにパッターニー国建国を標榜する大規模なテロを計画

 南部に拠点を置く情報当局筋は5日、南部国境三県域に於ける一連の不穏な動きに関与している分離主義組織が、11日までににパッターニー国の建国宣言を兼ねた大規模なテロを南部国境三県及びソンクラー県内の一部地区内で計画しているとの情報があることを明らかにしました。

 同筋によると、BRNコーディネートの首領であるサペーイン・バーソー容疑者が、マレーシアのグランタン州内にある潜伏先に国境南部三県域内に所在するシンパの宗教教師等を招集し、11日に予定されているパッターニー国の建国宣言に向けた閣僚人事を行うと共に、建国宣言に向け主に密集地や公共施設、電源設備や娯楽施設を狙った爆破、及び現場に展開する当局関係者を狙った爆破・襲撃で構成された広域に渡る大規模なテロを計画しているとの情報を4日までに掴んでいるようです。

 また、同筋によると、パキスタンで学んだ宗教教師を中心にしたバリッサン及び、実行部隊の指揮官と目されるイスマーエー・ラヤロン容疑者を中心に、パキスタンやエジプト、サウジアラビア等で宗教を学んだ宗教教師等を包括し、主にヤッラー県内のヤッハー郡、バンナンサター郡、ラーマン郡ゴーターバル郡及び県都内にネットワークを持つアーバーダンと名乗る組織がテロに向けた準備を進めている他、ナラーティワート県内ではマセー・ウセン容疑者が首領を務めると目されているRKKに所属する若者グループが潜伏先のマレーシアからタイ領内に戻りテロに向けた準備を進めていると見られているようです。

 更に、最新の情報によると、組織側は当局側が携帯電話の電波を遮断したケースに備えて、時限発火式及び携帯電話による遠隔起爆式の二つの方式を併用した爆破攻撃を計画しており、ヤッラー県内では既にアーバーダン配下の組織に所属する女性が、一定量の爆発物の手配を終えていると見られているようです。

posted by Jean T. at 00:19| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

特定地区内で住民に対する誘い込み行為が横行

 陸軍副司令官のソプラン・ガラーヤンナミット大将(国家安全保障評議会副事務局長)は5日、旧政権支持派と見られる団体が10日に都内で反国家安全保障評議会を標榜した市民集会の開催を計画している事に絡んで、東北部の特定地区内で選挙票の買収と同様な手口で地域住民の集会参加に向けた誘い込み行為が横行している事を明らかにしました。

 同大将によると、住民の買収行為には地域に影響力を持つ旧政権関係者が関与しており、既に住民が政治的思惑の犠牲者になる事が無いよう関係当局に対して広報を強化するよう指示していると共に、必要であれば買収に関与している旧政権関係者を事情聴取の為に召喚する方針でいるようです。

posted by Jean T. at 00:15| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

運輸大臣、エアポート・リンク建設遅延の原因調査を命じる

 ティーラ運輸大臣は4日、タイ国鉄に対してスワンナプーム新国際空港と都心とを結ぶエアポート・リンクの建設が計画よりも1年近く遅れている原因について解明作業を進めると共に、あらため建設を請け負っている業者に対して作業を急ぐよう要請するよう指示した事を明らかにしました。

 また、エアポート・リンク建設計画に絡む汚職疑惑に関しては、既に元警察科学捜査局局長のプラガート・サータマーン警察中将を委員長にした専門委員会を設立し解明作業にあたっている事を明らかにしました。

posted by Jean T. at 00:11| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月05日

ヤッラー中心部で爆破

 5日8時頃、ヤッラー県県都内中心部で爆発が発生、少なくとも住民7人が負傷を負った模様。報道によっては負傷者に警察中佐が含まれるとの報道も。

(タイ時間  9:20)

* 5日正午までに2人の死亡、18人の負傷が確認されているようです。(タイ時間 17:10追記)

posted by Jean T. at 19:07| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国王、高齢者内閣に期待を寄せる

 5日79歳の誕生日を迎えられる国王は、4日16時過ぎから行われた誕生日を記念したスピーチの中で、自らが高齢であることを引き合いに出された上で、高齢者で構成された内閣に期待を寄せられました。

 スピーチの中で国王は、若年者に対して経験を通した知識に優れている高齢者は、高齢であることを僻むことなく、むしろ高齢であること自体が力であり、またその優れた経験と知識をもって国家の発展に寄与することができると心掛けるべきであると指摘された上で、現在の内閣の構成員は、高齢を理由に引退するべき者達が危機に直面している国家を救済する為に、己の経験と知識をもって国家に奉仕をする決心をした賞賛されるべき者達であると語られ、高齢者で構成されている事を理由にあげた現政府に対する否定的な見方を戒めました。

 更に、政府を始めとする要職に就く高齢者に対しては、さして経験が無く、また実績を上げていない”若年者”の僻みからくる批判にに怯むことなく、確固たる確信を持って誠実を旨に最善を尽くして職務に邁進すれば危機に直面した国家を救済する事が出来ると指摘されました。

 尚、国王によると、高齢者政府に言及した発言は、あくまで危機に瀕した状況下に要職に就いた者に関して言及しただけで、既に飽きてしまっている政治とは一切無関係であるとのこと。

 また、国王はスピーチの中で一部の欧米メディアが、国王の指示でスラユット大将が首相に指名されたと報じていたことに触れられ、事実では無いと否定された上で、確固たる確信を持ち、また二兎を追う様な人物では無い(マイ・ダイ・タム・アライ・スムシー・スムハーを意訳)事が指名された理由になったとの認識を示されていました。

 一方、水害問題に関しては、深刻な水害を襲った1995年に比して降雨量が少なかったにも関わらず、原理とタイミングに則った治水対策を講じていなかった事が水害を深刻化する要因になったと指摘されていました。

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前首相支持派団体代表、シン社株式売買に税金が発生しないことは決定事項

 タクシン前首相支持派団体の市民パワー・ネットワーク代表のスラポン・トーウィヂャックチャイヤグン氏は4日、国家汚職取締委員会に対して、前首相の長男及び長女によるシン社株式の売買に税金が発生しない事は既に決定事項であるとして、同長男及び長女に対して税金の支払いを命じる方向で動いている同委員会に対して再考を要請する要求書を提出しました。

 元下院議会経済開発委員会顧問だったスラポン氏はマスコミに対して、市場価格より低い価格で為された株式の譲渡により発生した利益に関しては税金が発生しないとする財務省歳入局側の判断は、既に今年2月1日に開かれた下院議会経済委開発委員会で報告され承諾されている事を強調した上で、仮に国家安全保障評議会側が税金が発生すると判断した場合は、恣意的に判断したと指摘せざるを得ないと指摘していました。

 一方、元タイ・ラック・タイ党所属下院議員候補だった事でも知られるスラポン氏は、自らが主催する団体は、一切タイ・ラック・タイ党の幹部から資金提供を受けていない事を強調した上で、民主主義の為の市民グループ代表のチャナーパット・ナ・ナコン氏からの集会参加の誘いを固持した事を明らかにしていました。

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前首相提訴の名誉毀損訴訟の審理開始を延期

 民事裁判所は4日、タクシン前首相が民主党のテープタイ・セーンポン氏(選挙対策委員会報道官)及び同氏の発言を掲載した新聞社の編集長を相手取り総額8億バーツの損害賠償の支払いを要求する名誉毀損訴訟の第一回審理の開始を1月24日に延期させる決定を下しました。

 この裁判は、5月17日に為されたテープタイ氏による「タクシン首相(当時)は、利権及び汚職の証拠をもみ消す為に、権力を乱用し選挙に介入しようとしている国民の生き血を吸うような人物である」との発言により名誉を傷つけられたとして、タクシン前首相側が民主党、テープタイ氏及び発言を掲載したマティチョン紙、カーオソット紙、デイリー・ニュース紙を相手取り提訴していたもので、裁判所側はデイリー・ニュース社側の反対供述書の内容が不十分であると指摘し審理日の延期を決定すると共に、同紙の弁護士に対して原告側の弁護士から充分に告訴理由の聴取を行った上で、あらためて同紙側の反対弁論を行うよう指示しました。

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南部情勢 (4日)

・3日22時過ぎ、パッターニー県ヤリン郡内で、夫が運転するバイクの後部座席に乗っていた32歳の女性が、道路脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。夫婦共仏教徒。

・4日9時頃、ヤッラー県県都内で、3歳の女児を乗せバイクで路上を走行中だった49歳のイスラム系住民が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡し、女児が重傷。

・4日10時過ぎ、パッターニー県ノーンヂック郡内で、生ゴムの行商の為にサイドカー付きのバイクで路上を走行中だった51歳の仏教系住民がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。一緒にいた60歳の男性は難を逃れる。

・4日10時過ぎ、ナラーティワート県シーサコン郡内で、市場での買い物を終え帰宅の為にバイクで路上を走行中だった44歳のイスラム系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・4日昼頃、パッターニー県マイゲーン郡内で、銀行支店の警備任務にあたっていた同郡警察署に所属する36歳の警察官が、バイクで現れた4人組の男に銃撃され死亡。4人組は警察官が所持していた拳銃及び銃弾を盗み逃走。

・4日夕方過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内で、バイクで路上を走行中だった45歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組の銃撃を受け重傷。

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ベートン郡庁正面で爆発物や銃弾が発見される

 3日夕方、ヤッラー県ベートン郡の郡庁舎正面にあるゴム農園内で発見された最近掘られたと見られる穴の中から爆発物や銃弾が隠されているのが発見されました。

 発見された爆発物は、8月31日にヤッラー県内で発生した広域銀行連続爆発事件に使用されたものと同様なものであることから、当局側は郡内に潜伏している新興分離主義組織のRKKの関係者が、何らかの破壊活動の為に予め隠しておいたのではないかとの見方を示しているようです。

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2006年12月04日

ネーウィン氏、前首相派と目される市民団体代表を名誉毀損で告発

 タクシン前首相の忠実なポチ二号として知られるタイ・ラック・タイ党のネーウィン・チットチョープ氏は3日、顧問弁護士を通じて10日反国家安全保障評議会を標榜する市民集会の開催を計画している民主主義国民グループ代表のチャナーパット・ナ・ナコン氏を名誉毀損で警察に告発しました。

 この告発は、先にチャナーパット氏が、グループ幹部のスットチャーイ・ブンプライ氏がネーウィン氏から反国家安全保障評議会を掲げた活動の為の支援資金として1,000万バーツを受け取っていた事を明らかにした上で、かかる行為は政治的に中立であるべきグループの方針に合致しないとして同氏を除名したと語っていた事を受けたもので、ネーウィン氏の顧問弁護士は、ネーウィン氏とチャーナパット氏やスットチャーイ氏とは面識が無く、またネーウィン氏自身も現在は政治との関わりを絶っている事を強調した上で、必要であれば国家安全保障評議会に対して身の潔白を証明する準備があるとネーウィン氏が語っていた事を明らかにしていました。

 一方、10日に予定されている前首相支持派と見られる市民団体が計画している市民集会に絡んで、旧政権関係者がタクシーやバイタクの運転手を始めヂャトゥヂャック公園で開かれていた貧困者キャラバンとタクシー団体共催の市民集会に参加していて関係者に対して、参加を促すための買収工作を密かに進めており、また、前首相の地盤である北部や東北部ではタムボン行政機構等の行政機関関係者が金銭で住民の招集をかけていると見られているようです。

 また、この動きに絡んで民主党のオンアート報道官は3日、政府に対して旧政権関係者の影響下にあると目される市民団体に関する背後関係の調査を進め、当該団体が理想実現に向けて純粋に活動している団体なのか、政治的な思惑から不安定な国内情勢を煽る事を目的としている団体なのか明確に区分けするべきであると指摘していました。

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スリヤサイ氏、前首相夫人等を召喚し事情聴取を行うべき

 民主主義キャンペーン事務局長のスリヤサイ・ガタシラ氏は3日、国家安全保障評議会に対して、国内情勢を煽る目的で金銭で国民を買収して前首相派と目される市民団体が10日に開催を予定している集会への参加を促している疑いがあるとして、既に買収に関与した者として名前が挙がっているネーウィン・チットチョープ氏の他に、前首相夫人のポヂャマーン・チンナワット女史及び夫人が同女史の個人秘書だったことでも知られる元国務大臣のコンサック・ワンタナー空軍大将を召喚して直接本人の口から買収に関与した疑惑に関して釈明させるべきであると指摘しました。

 また、スリヤサイ氏は、来年2月または3月までに、国家の為それとも利権の為をキーに政変後の国家安全保障評議会の動向分析を行うと共に、19日には民主主義市民連合幹部5人が揃って政変後3ヶ月の間に同評議会及び政府が取り組んできた、公社幹部に軍関係者を据えるた事等を含む任務の遂行状況について分析を行う方針を明らかにしていました。

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新興分離主義組織関係者を逮捕

 当局は3日朝、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内にある家屋内で、33歳のイスラム教徒の男を2日に発生したイスラム系住民襲撃殺人事件の容疑者として逮捕しました。

 逮捕された男は、新興分離主義組織RKKの構成員と見られているようです。

 一方、3日朝、パッターニー県の県警察本部長と県知事が共同で記者会見を開き、麻薬密売容疑で二人のイスラム教徒の男を県都内及びヤリン郡内で逮捕し、マリファナ68Kg及びヤーバー1,400錠を押収した事を明らかにしました。

 逮捕された二人の内の一人は、主にマレーシア国内に麻薬を送り込む大物エージェントと見られているようです。

 また、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与しているイスラム分離主義を標榜する新興の組織の多くが、何らかの形で麻薬の取引を巡る利権に関与していると見られることから、今回の逮捕をきっかけに背後組織の解明に結びつけていきたいと当局側はしているようです。

* 3日19時台のネーション・チャンネルによると、RKKの構成員と見られる男が逮捕された事に絡んで、主に女性・子供(報道によると男性は、村から住民を連れてきた車の運転手だけ)で構成された住民約30人が警察署前に集まって、面会させろ、今すぐ釈放しろと抗議する場面も見られたようです。(2日19時過ぎ現在継続中)

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南部情勢 (2日 - 3日)

・3日朝、ヤッラー県グロンピナン郡内で、郡警察署から約100メートル離れた場所にある茶店内で、お茶を飲みにきた客を装った6人組の男が、店内にいた46歳の警察官と38歳の村自警組織に所属するイスラム系住民男性に向け銃を乱射し、警察官が死亡し住民男性が負傷を負う。

・3日朝ナラーティワート県シーサーコン郡内で3日朝、35歳のイスラム系住民男性がゴム農園内でゴム液の採取作業を行っているところで、付近に潜んでいた少なくとも二人以上と見られる一味に銃撃され死亡。

・2日7時過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、イスラム教徒の妻が運転するバイクの後部座席に乗っていた34歳の建設会社に所属するトラック運転手の男性(仏教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。バイクを運転していた妻は幸い難を逃れるも、実行犯側が男性の死亡を確認すると共にバイクを盗んで逃走。当局側は、今後実行犯に連なる一味が盗んだバイクをバイク爆弾として使用する恐れがあるとして警戒を強める。

・2日11:30過ぎ、パッターニー県パーナレ郡内で、自宅前で妻と一緒に揚げバナナを販売していた59歳の仏教徒の男性が、揚げバナナの購入客を装ったバイク二台に分乗した四人組の男に銃撃され死亡。

・2日13時頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、妻を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった29歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され負傷。男性は、村自警組織に所属していた他、政府が進める緊急雇用推進策により当局関係の臨時職員として採用されていた。

・2日14時前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、雑貨店前に現れたバイクに乗った二人組が、店内にいた59歳の校長と70歳の仏教系住民男性に向け銃を発砲し、住民男性が死亡し校長が負傷。

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2006年12月03日

グルーセ・モスク事件と同様な大規模な広域同時多発襲撃を計画と警告

 南部国境三県域内に拠点を置く情報当局は2日、12月頭から11日頃にかけて、対話・融和路線を打ち出している政府側の方針に与しない分離主義組織関係者が、政府・当局側のイメージを傷つける為に大規模な同時多発型の襲撃を計画している恐れがあるとして、関係当局に対して警戒態勢を引き締めるよう警告しました。

 情報当局筋によると、マレーシア国内でシリヤ人等を交えて行われた謀議に基づき、既に分離主義組織の幹部がタイ国内の各自の持ち場に戻り、南部国境三県やソンクラー内に潜伏している自殺攻撃を恐れない実行部隊を組織し、2004年4月28日に発生したグルーセ・モスク事件と同様な手口で広域同時多発型の襲撃事件を引き起こし恐れがあり、また、この襲撃の背景に同時多発型の襲撃により当局側を煽り、過激な行動に出るように仕向ける事により、地域内の住民の反当局感情を煽ると共に、国際社会にタイ当局側の非道性を訴え分離独立を勝ち取りたいとの組織側の思惑があるようです。

 また、情報当局筋によると、計画されている同時多発型襲撃の総指揮官としてBRNコーディネートのサペーイン・バーソー容疑者の名前が浮上しており、また、5日から12日までの間に実行される可能性が高いようです。

 一方、ヤッラー県の当局側は、県都内ポセーン地区やヤッハー郡パテー地区に潜伏している一味が共同して県都内の警察・軍・政府関係施設や学校等を狙った大規模な広域連続爆破を計画しているとの情報があるとして、警戒態勢が強化すると共に、一味側が緑地に白抜きでアラブ文字が書かれたパッターニー国の旗を主要ヶ所に掲揚する動きがあるとして、かかる行為の監視を緊密に行うよう指示しているようです。

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2006年12月02日

スリヤサイ氏、集会を計画している団体の背後関係を国民に明らかにするべき

 民主主義キャンペーン事務局長のスリヤサイ・ガタシラー氏(民主主義市民連合調整役)は1日、タクシン前首相支持派と目される人物が中心になって10日に反国家安全保障評議会を標榜する大規模な市民集会が開催される予定になっている事に関して、主催団体が何らかの形でタイ・ラック・タイ党幹部に繋がっている疑いがある事を明らかにした上で、国家安全保障評議会に対して、明確な資料と共に市民集会を主催する団体の背後関係を国民に明らかにするべきであると指摘しました。

 発言の中でスリヤサイ氏は、タイ・ラック・タイ党のネーウィン・チットチョープ氏や同党の幹部が市民集会を計画している団体に活動資金を提供している疑惑に関しては直接的な言及を避けたものの、これまでに同党幹部に繋がる人物による関与が疑われる動きが確認されている事を明らかにした上で、タイ・ラック・タイ党に対しては、市民集会を計画している団体に対する党側のスタンスを明確にするべきであると指摘すると共に、(既に団体の背後関係を掴んでいると見られる)国家安全保障評議会に対しては、潔白な国民が彼らの動きに惑わされ政治情勢の犠牲者に陥る事が無いようにする為にも、明確な資料を揃えて団体の背後関係について国民に説明するべきであると指摘していました。

  尚、タイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首は1日、市民集会の開催を計画している団体と党は一切関係ないと発言しているようです。

 一方、市民集会を主催する団体側が3万人以上の参加が見込めると発言している事に関しては、一般的な状況及び当該団体のこれまでの活動状況を分析した限りでは、まだ機は熟して折らず数万人規模の集会の開催は不可能であるとした上で、逆にその様な状況の中で数万人規模の参加者があつまった場合は、むしろ汚い工作行為や前政権指示層の影響力を行使した何らかの強要行為があったと疑うべきであるとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 02:00| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

民主党、ソンティ議長自らがタクシン体制の「悪」を国民に説明するべき

 民主党所属元ナコン・シー・タンマラート県選出下院議員のテープタイ・セーンポン氏(元同党選挙対策委員会報道官)は1日、国家安全保障評議会のソンティ議長自らが同評議会が実権を掌握した大きな理由の一つに掲げている「悪質なタクシン体制により国内にもたらされた災禍」についてテレビやラジオ等を通して全国津々浦々の国民に説明するべきであると指摘しました。

 この発言は、先に同評議会側が実権を掌握した理由を内外に説明する為の「白書」を公開した事を受けたもので、テープタイ氏は白書は単なる「説明書」にしか過ぎず、同評議会が手中に収めている公共の電波を使用して国民に実権を掌握した事を説明し理解を求める努力をするべきであると指摘していました。

 更にテープタイ氏は、政府に対して、各省庁・政府機関内にネットワークを張り巡らしたタクシン体制によってもたらされた災禍を除去し真の民主主義を復活させる特命帯びている事を再認識するべきであると指摘した上で、己のイメージ作りに奔走する事無く初心に戻り与えられた任務の達成に注力するべきであると指摘していました。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月01日

ナラーティワートで分離主義組織幹部が射殺

 11月30日8時過ぎ頃、ナラーティワート県ランゲ郡内で小規模分離主義組織幹部の一人と見られるアブドゥラ・トーレ・ボートー氏(44)が村内の路上で、付近に潜んでいた何者かに銃撃され死亡するという事件が発生し、当局側による暗殺であると主張する親戚や主に女性・子供で構成された住民等が当局側の遺体の検分や現場検証作業を拒むという事態にまで発生しました。

 住民側の抗議は、事件発生現場に入ろうとする当局者に対して暴行を振るう場面にまで発展したようですが、最終的に当局側が現場から引き返すと共に辛抱強く住民等に説得を行った結果、住民側は遺体を検分の為に当局側に引き渡す事に合意するに至ったようです。

 また、検分が終了した遺体を引き取った遺族や村民等約100人が、遺体を担ぎながら「当局側によって殺された」、「残虐な仕打ちだ(ホート・ヒヤム)」と口々に叫びながら村内に引き上げていったようです。

 南部国境三県域内で一連の不穏な動きに関与している、当局側が完全に実態を掴み切れていない小規模の分離主義組織の多くが、地域内の住民の政府・当局に対する憎しみの感情を煽り住民を組織側に取り組むという戦術をとっていると言われ、これまでにも域内の特定の地区内で組織側に煽動されたと見られる住民による当局に対する抗議行動が散発していました。

posted by Jean T. at 00:49| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで白昼に仏教系住民が火をつけられ重傷

 仏教系の高齢者を狙った残虐な手口による襲撃事件が相次いで発生している南部国境三県の内の一つであるパッターニー県パナーレ郡内で11月30日14時頃、75歳の仏教系住民男性が体にガソリンをかけられた上で火を放たれ重傷を負うという事件が発生しました。

 調べによると、男性が飼育している鶏の購入客を装って現れた3-4人の男が、男性が鶏に気をとられている隙に男性と家屋にガソリンをかけ、火を放って逃走したと見られているようです。

 また、同県コークポー郡内では同日16:30頃、貸し金取り立ての為にバイクで債務者の家を回っていた32歳の高利貸しを営む仏教系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生していますが、当局側は一連の南部に於ける不穏な動き及び商売絡みの両面で捜査を展開しているようです。

 一方、ナラーティワート県内ではランゲ郡内で同日13時過ぎ、バイクで現れた二人組の男が食堂に向けライフルを乱射し、店内にいた仏教系男女3人が重傷を負うという事件が発生しています。


 また、ヤッラー県ヤッハー郡内では同日15時過ぎ頃に、南部正常化推進部隊の臨時職員である男性二人がバイクの二人乗りで路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しています。

 更に、ヤッラー県コークポー郡内では同日朝、寺院に若い男が現れ仏教系の住民を域外に移動させるよう要求すると共に、当局側に協力する者に対しては命を保障することが出来ないと脅迫する文書を住職に渡して立ち去っている他、県都内一帯で11月末から12月始めにかけて大規模な同時多発攻撃を計画しているとしたためられた脅迫ビラが撒かれ、当局側が警戒態勢を引き締めるという場面も見られているようです。

posted by Jean T. at 00:46| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする