2006年12月01日

ナラーティワートで分離主義組織幹部が射殺

 11月30日8時過ぎ頃、ナラーティワート県ランゲ郡内で小規模分離主義組織幹部の一人と見られるアブドゥラ・トーレ・ボートー氏(44)が村内の路上で、付近に潜んでいた何者かに銃撃され死亡するという事件が発生し、当局側による暗殺であると主張する親戚や主に女性・子供で構成された住民等が当局側の遺体の検分や現場検証作業を拒むという事態にまで発生しました。

 住民側の抗議は、事件発生現場に入ろうとする当局者に対して暴行を振るう場面にまで発展したようですが、最終的に当局側が現場から引き返すと共に辛抱強く住民等に説得を行った結果、住民側は遺体を検分の為に当局側に引き渡す事に合意するに至ったようです。

 また、検分が終了した遺体を引き取った遺族や村民等約100人が、遺体を担ぎながら「当局側によって殺された」、「残虐な仕打ちだ(ホート・ヒヤム)」と口々に叫びながら村内に引き上げていったようです。

 南部国境三県域内で一連の不穏な動きに関与している、当局側が完全に実態を掴み切れていない小規模の分離主義組織の多くが、地域内の住民の政府・当局に対する憎しみの感情を煽り住民を組織側に取り組むという戦術をとっていると言われ、これまでにも域内の特定の地区内で組織側に煽動されたと見られる住民による当局に対する抗議行動が散発していました。

posted by Jean T. at 00:49| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで白昼に仏教系住民が火をつけられ重傷

 仏教系の高齢者を狙った残虐な手口による襲撃事件が相次いで発生している南部国境三県の内の一つであるパッターニー県パナーレ郡内で11月30日14時頃、75歳の仏教系住民男性が体にガソリンをかけられた上で火を放たれ重傷を負うという事件が発生しました。

 調べによると、男性が飼育している鶏の購入客を装って現れた3-4人の男が、男性が鶏に気をとられている隙に男性と家屋にガソリンをかけ、火を放って逃走したと見られているようです。

 また、同県コークポー郡内では同日16:30頃、貸し金取り立ての為にバイクで債務者の家を回っていた32歳の高利貸しを営む仏教系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生していますが、当局側は一連の南部に於ける不穏な動き及び商売絡みの両面で捜査を展開しているようです。

 一方、ナラーティワート県内ではランゲ郡内で同日13時過ぎ、バイクで現れた二人組の男が食堂に向けライフルを乱射し、店内にいた仏教系男女3人が重傷を負うという事件が発生しています。


 また、ヤッラー県ヤッハー郡内では同日15時過ぎ頃に、南部正常化推進部隊の臨時職員である男性二人がバイクの二人乗りで路上を走行中に、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡するという事件が発生しています。

 更に、ヤッラー県コークポー郡内では同日朝、寺院に若い男が現れ仏教系の住民を域外に移動させるよう要求すると共に、当局側に協力する者に対しては命を保障することが出来ないと脅迫する文書を住職に渡して立ち去っている他、県都内一帯で11月末から12月始めにかけて大規模な同時多発攻撃を計画しているとしたためられた脅迫ビラが撒かれ、当局側が警戒態勢を引き締めるという場面も見られているようです。

posted by Jean T. at 00:46| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ空港社労組、旧経営陣による汚職疑惑の調査を要請

 タイ空港社(AOT、旧タイ空港公団)の労働組合は11月30日、同社経営会議議長のソプラン・ガラヤーンミット大将(陸軍副司令官)に対して、スワンナプーム新国際空港の建設に絡む旧経営陣による汚職疑惑に関する調査を行うよう要請する方針を明らかにしました。

 組合側によると、指摘されている汚職疑惑は、駐車場ビルに於ける駐車料金回収サービスの請負先企業の選定や、一般旅客向け駐車場ビルの管理会社の選定において不正な入札操作が行われた等の疑惑が指摘されているようです。

 一方、タクシン前首相の実妹であるヤオワレート・チンナワット女史による新国際空港の駐車場ビル棟の管理会社の選定に絡む贈賄疑惑を指摘している民主党のアロンゴン副党首は、告発を受けた警察中央捜査局側が疑惑のもみ消し工作を行ったとして、現モントリー局長に対して捜査のやり直しを要請すると共に、当時の幹部や捜査関係者を職務遂行義務違反で告発する方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 00:44| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

市民運動に関与するグループは大別して二つのグループに分けられる

 ブンロート防衛大臣は11月30日、反クーデターを掲げた市民運動に関係しているグループは、大別して政変により利益機会を失った層で構成されたグループと純粋にクーデターに反対するグループに大別できるとの認識を示しました。

 これは、タクシン支持派と見られる市民団体が10日にバンコクで大規模な市民集会を開催する方針を明らかにしている事に関して感想を聞かれた際に語らえたもので、ブンロート防衛大臣は、市民集会が不穏な動きに発展しないよう緊密に監視しており、充分に情勢を掌握できるとの認識をしめした上で、国家安全保障評議会の退陣を訴える(要はタクシン・オークパイならぬカナモントリー・クワーム・マンコン・オーク・パイ)と訴える市民グループは、大別して利益機会を失った層で構成されたものと、クーデターにより実権を国家安全保障評議会に掌握された事に反対する層とに大別できるとの認識を示していました。

posted by Jean T. at 00:41| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

BTS線の初乗り運賃の値上げは3月までお預け

 12月1日から10バーツから15バーツに値上げされる予定だったBTS線の初乗り運賃ですが、最終的にBTS線の運行会社であるバンコク大量輸送システム社内で専門委員会を組織し見直し作業を行った結果、12月1日からの値上げを見合わせ3月1日まで値上げを先延ばしにする方針を決定したようです。

 とりあえず、大量輸送システム社側は国民が水害で苦しんでいるおりに値上げするのは適切ではないと、タクシン前首相型スタンドプレイ発言をしていたようです。

posted by Jean T. at 00:10| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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