2006年12月04日

ネーウィン氏、前首相派と目される市民団体代表を名誉毀損で告発

 タクシン前首相の忠実なポチ二号として知られるタイ・ラック・タイ党のネーウィン・チットチョープ氏は3日、顧問弁護士を通じて10日反国家安全保障評議会を標榜する市民集会の開催を計画している民主主義国民グループ代表のチャナーパット・ナ・ナコン氏を名誉毀損で警察に告発しました。

 この告発は、先にチャナーパット氏が、グループ幹部のスットチャーイ・ブンプライ氏がネーウィン氏から反国家安全保障評議会を掲げた活動の為の支援資金として1,000万バーツを受け取っていた事を明らかにした上で、かかる行為は政治的に中立であるべきグループの方針に合致しないとして同氏を除名したと語っていた事を受けたもので、ネーウィン氏の顧問弁護士は、ネーウィン氏とチャーナパット氏やスットチャーイ氏とは面識が無く、またネーウィン氏自身も現在は政治との関わりを絶っている事を強調した上で、必要であれば国家安全保障評議会に対して身の潔白を証明する準備があるとネーウィン氏が語っていた事を明らかにしていました。

 一方、10日に予定されている前首相支持派と見られる市民団体が計画している市民集会に絡んで、旧政権関係者がタクシーやバイタクの運転手を始めヂャトゥヂャック公園で開かれていた貧困者キャラバンとタクシー団体共催の市民集会に参加していて関係者に対して、参加を促すための買収工作を密かに進めており、また、前首相の地盤である北部や東北部ではタムボン行政機構等の行政機関関係者が金銭で住民の招集をかけていると見られているようです。

 また、この動きに絡んで民主党のオンアート報道官は3日、政府に対して旧政権関係者の影響下にあると目される市民団体に関する背後関係の調査を進め、当該団体が理想実現に向けて純粋に活動している団体なのか、政治的な思惑から不安定な国内情勢を煽る事を目的としている団体なのか明確に区分けするべきであると指摘していました。

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スリヤサイ氏、前首相夫人等を召喚し事情聴取を行うべき

 民主主義キャンペーン事務局長のスリヤサイ・ガタシラ氏は3日、国家安全保障評議会に対して、国内情勢を煽る目的で金銭で国民を買収して前首相派と目される市民団体が10日に開催を予定している集会への参加を促している疑いがあるとして、既に買収に関与した者として名前が挙がっているネーウィン・チットチョープ氏の他に、前首相夫人のポヂャマーン・チンナワット女史及び夫人が同女史の個人秘書だったことでも知られる元国務大臣のコンサック・ワンタナー空軍大将を召喚して直接本人の口から買収に関与した疑惑に関して釈明させるべきであると指摘しました。

 また、スリヤサイ氏は、来年2月または3月までに、国家の為それとも利権の為をキーに政変後の国家安全保障評議会の動向分析を行うと共に、19日には民主主義市民連合幹部5人が揃って政変後3ヶ月の間に同評議会及び政府が取り組んできた、公社幹部に軍関係者を据えるた事等を含む任務の遂行状況について分析を行う方針を明らかにしていました。

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新興分離主義組織関係者を逮捕

 当局は3日朝、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内にある家屋内で、33歳のイスラム教徒の男を2日に発生したイスラム系住民襲撃殺人事件の容疑者として逮捕しました。

 逮捕された男は、新興分離主義組織RKKの構成員と見られているようです。

 一方、3日朝、パッターニー県の県警察本部長と県知事が共同で記者会見を開き、麻薬密売容疑で二人のイスラム教徒の男を県都内及びヤリン郡内で逮捕し、マリファナ68Kg及びヤーバー1,400錠を押収した事を明らかにしました。

 逮捕された二人の内の一人は、主にマレーシア国内に麻薬を送り込む大物エージェントと見られているようです。

 また、南部国境三県域内に於ける一連の不穏な動きに関与しているイスラム分離主義を標榜する新興の組織の多くが、何らかの形で麻薬の取引を巡る利権に関与していると見られることから、今回の逮捕をきっかけに背後組織の解明に結びつけていきたいと当局側はしているようです。

* 3日19時台のネーション・チャンネルによると、RKKの構成員と見られる男が逮捕された事に絡んで、主に女性・子供(報道によると男性は、村から住民を連れてきた車の運転手だけ)で構成された住民約30人が警察署前に集まって、面会させろ、今すぐ釈放しろと抗議する場面も見られたようです。(2日19時過ぎ現在継続中)

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南部情勢 (2日 - 3日)

・3日朝、ヤッラー県グロンピナン郡内で、郡警察署から約100メートル離れた場所にある茶店内で、お茶を飲みにきた客を装った6人組の男が、店内にいた46歳の警察官と38歳の村自警組織に所属するイスラム系住民男性に向け銃を乱射し、警察官が死亡し住民男性が負傷を負う。

・3日朝ナラーティワート県シーサーコン郡内で3日朝、35歳のイスラム系住民男性がゴム農園内でゴム液の採取作業を行っているところで、付近に潜んでいた少なくとも二人以上と見られる一味に銃撃され死亡。

・2日7時過ぎ、ヤッラー県ヤッハー郡内で、イスラム教徒の妻が運転するバイクの後部座席に乗っていた34歳の建設会社に所属するトラック運転手の男性(仏教徒)が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。バイクを運転していた妻は幸い難を逃れるも、実行犯側が男性の死亡を確認すると共にバイクを盗んで逃走。当局側は、今後実行犯に連なる一味が盗んだバイクをバイク爆弾として使用する恐れがあるとして警戒を強める。

・2日11:30過ぎ、パッターニー県パーナレ郡内で、自宅前で妻と一緒に揚げバナナを販売していた59歳の仏教徒の男性が、揚げバナナの購入客を装ったバイク二台に分乗した四人組の男に銃撃され死亡。

・2日13時頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、妻を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった29歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され負傷。男性は、村自警組織に所属していた他、政府が進める緊急雇用推進策により当局関係の臨時職員として採用されていた。

・2日14時前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、雑貨店前に現れたバイクに乗った二人組が、店内にいた59歳の校長と70歳の仏教系住民男性に向け銃を発砲し、住民男性が死亡し校長が負傷。

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