2006年12月20日

反安保評議会団体、現政権により予算の使用状況に関する調査を要請

 反国家安全保障評議会を標榜する市民団体"独裁に反対する土曜日の人々グループ"代表のスッチャーイ・ブンチャイ氏は19日、国家予算の一部がクーデターに貢献した軍関係者に報奨金として支払われた疑いがあるとして、会計監査院に対して中間期予算及び機密予算の使用状況に関して調査を進めるよう要請しました。

 スッチャイ氏によると、クーデターに貢献した軍関係者への報奨金として5億バーツの国家予算が流用された疑惑の他に、クーデター翌日の9月20日に国家安全保障評議会(当時は民主改革評議会)が10億バーツの機密予算を確保したとの疑惑があるとのこと。

 尚、10億バーツの機密予算を確保したとされている事に関して、国家安全保障評議会のソンティ議長は、クーデター後の戦力配置の為に確保した予算で不正なものではないと説明していました。

 一方、同じく反国家安全保障評議会を標榜するクーデターに反対する9月19日ネットワークは19日、首相府側がiTVを国の管轄下に置く方向で検討を行っている事に対して反対を表明した上で、クーデター後の反民主主義体制下で公正な報道を心掛けてきたiTVを賞賛する声明を発表していました。

 9月19日ネットワークの皆様は、クーデターによって倒された前政権が資金力にものを言わせてiTVを広報手段として悪用し、民主主義の基本である国民の知る権利を侵害していた事は民主主義的だと本気で思っているんでしょうかね?

posted by Jean T. at 09:06| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ラック・タイ党、学校放火は党の信用失墜を狙った策動?

 タイ・ラック・タイ党のスラチャイ・バオヂャンヤー氏(元比例代表区選出下院議員)は19日、ナコンラーチャシマー県内の学校が放火された事件に絡んでタイ・ラック・タイ党所属の元下院議員だけが事情聴取を受けた事は、先入観に基づいた恣意的・差別的な職務遂行が当局側で行われていると考えざるを得ないと語り、警察側の対応に強い不快感を示しました。

 この発言は、ナコンラーチャシマー県内でこれまでに学校四校が放火された事に絡んで、ランボー・イサーンの異名を持つスポン・アッターウォン氏が警察からの出頭要請に応じ事情聴取を受けたもの。

 因みに、恣意的・差別的職務遂行(ルアック・パティバット)は、タイ・ラック・タイ党政権型職務遂行を説明する際にキーワード的に使用されていた言葉だったりするのですが、その話はおいておいてナコンラーチャシマー県で発生した学校放火事件に関しては、放火された学校がマフィア系のネーウィン・チットチョープ氏の影響下にある地域にあったとニュースリリースされているなど、意図的にタイ・ラック・タイ党が背後で関与しているというイメージを植え付けるような情報が当局側からリーリースされているのがちょっと気になります。(まぁ、この手法も前政権が得意とするものであったわけですが。。。)

posted by Jean T. at 09:05| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エアポートホテル契約に絡む疑惑を報告

 国家立法議会スワンナプーム国際空港関連問題調査対策臨時委員会のバンナウィット委員長は19日、スワンナプーム国際空港に併設されているエアポート・ホテルの契約に絡む疑惑がタイ空港社より報告される予定になっている事を明らかにしました。

 同委員長によると、エアポート・ホテルの運営権の契約に絡んで、当時のタイ空港社の役員が買収されていた疑惑等の不正行為疑惑が浮かび上がっているようです。

 また、同委員長によると、スワンナプーム国際空港の警備関係の契約に絡んで、契約締結直前まで確保されていた関係予算24億バーツが契約直後に50億バーツに引き上げられていた事に関しても、何らかの不正があった可能性があるとして調査を進めている事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 09:04| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢

・18日21:30頃、ヤッラー県ヤッハー郡内で、70歳の仏教系住民男性の家屋が、人数不明の一味により銃を乱射された上で放火される。家主の男性は銃で負傷を負いながらも、暗闇に紛れて家人を伴い屋外に避難。

・19日3時頃、パッターニー県コークポー郡内にある学校二校が放火される。何れも学校の警備に当たっていた村自警組織関係者が交替の為に警備関係者が不在になっていた時間帯を狙って放火。更に学校放火に関与したと見られる一味が二手に分かれ路上脇の立木を倒し、放火現場に向かい当局車輌の通行を妨害した上で銃を乱射したが、当局側に被害は無し。

・19日11:30頃、ヤッラー県ターントー郡内で、妻が運転するバイクの後部座席に妻の友人の女性と一緒に乗って路上を走行中だった42歳の警察官(報道により40歳)が、バイクに乗った二人組(報道によりバイク二台に分乗した四人組)に銃撃され、警察官が重傷を負い、妻及び妻の友人の女性が負傷。

・19日17:30過ぎから18:30までにかけて、パッターニー県ヤッラン郡内にある学校二校が連続して放火され全焼。

・19日19時過ぎ、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、バイクで路上を走行中だった27歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・19日、パッターニー県内で8時過ぎに病院に駐車してある車に爆発物を仕掛けたとする脅迫電話があった他、14時過ぎには同県メーラーン郡内の学校付近及びヤッラン郡内の学校付近に偽爆弾が放置される。

・19日、11月9日にヤッラー県県都内で発生した自動車やバイクのショールムを狙った連続爆破事件に絡んで逮捕された容疑者を伴った実況見分が、付近一帯の携帯電話の電波を遮断し、厳重な警備の元で行われる。逮捕された容疑者はナラーティワート県ルゥーソ郡内在住の男で、警察に対して5Kg重量の時限発火式の爆発物を仕掛けた事は認めているが、事件の背後関係に関しては証言を拒んでいるという。

・19日開かれた閣議で、パッターニー県、ヤッラー県、ナラーティワート県及びサトゥーン県の四県全域及び南部国境三県と県境を接するソンクラー県内四郡内で、2007年1月から3年間に渡って法人税を30%から3%に減額する等の減税策を施行する方針を決定。この決定は、南部特別開発域計画に基づくもの。

・19日マレーシアのマハーティール元首相の息子が、分離主義組織とタイ当局との直接協議が中立国、おそらくブルネイで行われる見通しになった事を明らかに。本件に関してタイ当局側は未確認。協議相手の組織は不明だが、先にブゥーサートゥー及びPULOの幹部何れもが、現在南部国境三県域内で発生している不穏な動きに関与している組織が、既に旧来の組織の影響を離れ独自に活動を展開している為、実態を完全に掌握していない事を明らかにしていたことから、直接協議の効果に疑問の声も。

posted by Jean T. at 09:02| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チァン・マイでマグニチュード2.7の地震を観測

 19日7:03、チァン・マイ県メー・リム郡内を震源地とするマグニチュード2.7(タイ国内の報道ではリクター・スケールという単位を使用して報道)の地震が観測されました。

 尚、この地震による被害は確認されていません。

 13日には同郡を震源地とするマグニチュード5.3の地震が観測されていました。

posted by Jean T. at 09:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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