2007年01月11日

タクシン前首相が政界引退宣言(?)

 タクシン前首相の法律顧問であるノパドン・パッタマ氏は10日、同前首相が政界から完全に手を引く意向を表明していた事を明らかにしました。

 ノパドン氏によると、これは香港で直接会談した際にタクシン前首相から語られたもので、同前首相はノパドン氏に対して、首相への復帰や次期総選挙への出馬を目指す意向は無く、また政党との関係に関しては党員としてのステータス以外の関係は絶つ意向であると語ると共に、現政権がいらぬ懸念を抱かず国家の為に職務邁進できるようにするためにも、自ら政府の安定を脅かす動きに出たり、その様な動きを支援する意向も無いと語っていたようです。

 いずれにしても、政党と関与する意向は無いとする一方で党員としてのステータスだけは放棄しないとする発言がポイントになりそうです。

 一方、サワニット副外務大臣は10日、自らの要請で非公開形式で開かれた立法議会の席上で、12月31日付けでタクシン前首相及び夫人に対して交付されていた外交用のパスポートに対して無効化の措置を講じた事を明らかにしていました。

 尚、外務省筋によると、タクシン前首相夫妻には9日に外交パスポートの無効化の処理が行われた旨通告され、また夫妻が通常のパスポートに切り替えるまで猶予期間をおくことになるため、実際に外交パスポートが失効するまでには約二週間の期間がかかる見通しであるとのこと。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アカポン氏、地方住民を動員し情勢を煽動する動きがある

 立法議会議員のアカポン・ソラスチャート氏(マハーチョン党)は10日、水面下の動きに関与しているグループが、首都圏内に於ける不安定な状況を煽る目的で現金で買収した北部や東北部の住民をバンコクに送り込む動きがある事を確認した事を明らかにした上で、政府に対して事実関係を綿密に調査した上で、最悪の事態を未然に防ぐ対策を講じるべきであると指摘しました。

 この動きに関しては、先に民主党のステープ幹事長が、軍が国民に銃口を向ける1972年の黒い五月と同様な状況に持ち込む為に、地方の住民を雇い入れ首都圏に送り込む動きがあるとの情報が有ることを明らかにした上で、政府及び国家安全保障評議会は持てる権限の全てを行使してこの様な動きを取り締まるべきであると指摘していました。

 アカポン氏によると、水面下の動きに関与しているグループが、現政府はタクシン政権と違って貧困者対策をおざなりにしていると喧伝して回り、地方住民の反政府感情を煽った上で、住民の買収を進めているとの情報は掴んでいるようですが、買収資金の流れに関しては明確な情報を掴んでいないようです。

 また、政府に対して農民が抱える借金問題対策の前進を要求する為に、ナコン・ラーチャシマー県からバンコクに向け徒歩で向かっている農民団体との関連に関しては、現状では要求事項を明確にしているものの、背後で地方政治家が糸を引いている可能性も否めないことから、今後機会に乗じて政府を攻撃する為の手段として利用される可能性もあり得ると指摘していました。

 一方、タクシン支持派の貧困者キャラバン代表のカムター・ケーンブンヂャン氏は10日、同キャラバンが過去に取ったのと同様な手法で徒歩でナコン・ラーチャシマー県からバンコクの首相官邸に向かっている農民団体に合流する意向が無いことを明らかにしました。

 カムター氏は、キャラバンとして挙国一致体制の早期実現を望んでいること、また当局側から現政府に協力するよう指示を受けているだけでなく、政府が取り組む対策に対する成果を見極めるには最低でも6ヶ月間は必要である事を理由に掲げていました。

posted by Jean T. at 01:04| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンティ議長、前首相法律顧問を脅迫したとの疑惑を否定

 国家安全保障評議会のソンティ議長は10日、タクシン前首相の法律顧問であるノパドン・パッタマ氏の口を塞ぐために配下の者に脅迫するよう命じたの疑惑を否定しました。

 この発言は、先にノパドン氏が記者団に対して脅迫を受けている事を明らかにすると共に、国家安全保障評議会が脅迫に関与している事を示唆する発言をした事を受けたもので、ソンティ議長は、脅迫を命じた事実はないと否定した上で、ノパドン氏に対しては、仮に脅迫に関与している者が誰なのか解っているのであれば直接自分宛に通報して欲しいと語りかけていました。

posted by Jean T. at 00:59| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (10日)

・10日1:30頃、パッターニー県マーヨー郡内で、35歳のイスラム系住民男性が自宅前で、人数不明の一味に銃撃され死亡。

・10日4時頃、ヤッラー県ターントー郡バーン・ディン・サムー地区にあるマレーシアとの国境線にある、マレーシア軍関係者の警戒作業拠点で爆発が発生し、同国の軍関係者4人が軽傷。タイ側の初期報道では、マレーシアの軍関係者が手榴弾の扱いを間違って爆発させたとの認識をタイ当局側が示したと報じる一方で、その後のマレーシア側の報道は、政府報道官の言として1人以上と見られる何者かが手榴弾二発を投げ込んだと報じ、見解に食い違いを見せている。(報道によりタイ領内側から投げ込まれた)

・10日8:00前、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイクに乗った二人組が同県ガポー郡プローン・ホーイ地区付きの35歳の医師男性(イスラム教徒)が運転する小型トラックに向け発砲し、車内にいた女性教師1人(イスラム教徒)が死亡し、医師男性が重傷。当時車内には医師男性及び夫人、女性教師3人が乗っており、教師が教えるサーイブリー郡内にある学校に向かう途上だった。小型トラックの運転をしていた医師が常駐しているガポー郡プローン・ホーイ地区は、先週来数回発生している住民による抗議活動で釈放が要求されていた容疑者が逮捕された地区で、また9日には地区内にある保健所が放火されていた。

・10日夕方過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡中心部で、バイクの三人乗りで路上を走行中だった17歳から18歳の学生3人が、バイク五台に分乗した10人組に銃撃され三人とも負傷。警察は、南部情勢及び学生同士の抗争の両面で捜査中。

・ヤッラー県県都の警察当局は、県都内中心部に於ける個人及び他地域からの通行車輌に対する監視・検問体制を強化するよう命じた。これは新興分離主義組織の幹部と見られるサーフディン・トヂェマ容疑者(27)が自らの陣頭指揮の下で県都内でショッピングセンターや電気店、自動車整備店等をターゲットにした破壊活動を計画しているとの信頼できる情報筋からの情報に基づく措置。サーフディン容疑者は、2005年4月20にヤッラー県ラーマン郡の郡警察から逮捕状が発行され、200万バーツの懸賞金が掛けられ身柄を追われている重要容疑者の1人。

・政府は10日開かれた南部国境三県域内の学校教師代表との協議の席上で、域内の教師に学校以外の場所での拳銃の携行を認める方針を決定。

posted by Jean T. at 00:52| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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