2007年02月01日

新国際空港、危機的状況の一歩手前

 スワンナプーム新国際空港滑走路亀裂問題調査委員会のトートラグーン委員長(AOT社役員)は31日、同空港の滑走路や誘導路上で発見された亀裂が全面に向かって広がりつつあり、危機的状況の一歩手前の状況にある事を明らかにした上で、補修で対応するべきか、それとも一端壊した上で再度工事をし直すべきか検討する必要があるとの認識を示しました。

 尚、ティーラ運輸大臣は同日、経済や国家の名声に影響を与かねない全面閉鎖による補修作業を行うべき状況にはないとの認識を示した上で、関係者に対して慎重な発言を心掛けるよう呼びかけ、トートラグーン委員長の発言に釘を刺していました。

 一方、トートラグーン委員長は、滑走路及び誘導路内の任意の地点で掘削採取された砂利を検査した結果、仕様通りに工事が行われていた事が確認された事を明らかにしていましたが、その仕様が航空機等の重量に耐えられるように計算されていたかに関しては、調査結果を2月2日に運輸省に報告するとのみ語るに留め詳細への言及は避けていました。

* この様な状況の中でAOT社は31日、2月1日から空港使用料が国内線が50バーツから100バーツに、国際線が500バーツから700バーツに値上げされる事を再確認していました。

posted by Jean T. at 02:00| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、職務成果評価次第では国家警察本部長の更迭もあり得る

 スラユット首相は31日、国家警察本部のゴーウィット本部長の首も職務成果評価次第では飛ばされることもあり得るとの認識を示しました。

 発言の中でスラユット首相は、今後もゴーウィット本部長に職務を継続させる機会を与える方針であるが、国家安全保障評議会と共同で行う職務成果評価次第では本部長の交替もあり得るとの認識を示していました。

 尚、職務成果評価に関しては、心証を交えずあくまで実績に基づいて行うべきであるとの認識を示していました。

 一方、30日未明にデイリー・ニュース社とラマガーデン・ホテルで発生した爆破事件に関しては、既にゴーウィット本部長から、現状では容疑者や目的、背後関係に関しては明確になっていないとの報告を受けている事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 01:51| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

副首相、タクシノミックスが経済に深刻な問題をもたらした

 プリディーヤトン副首相は31日、タクシン前首相が進めた経済政策により国家経済に深刻な問題をもたらしたと指摘しました。

 発言の中でプリーディヤートン副首相は、タクシン前首相が国外のマスコミとのインタビューの中で現政権の経済政策を批判している事は、己が進めた経済政策を顧みずにタイの対外信用失墜を狙った非愛国的な言動であると非難した上で、既に1,500億バーツの帳簿外の負債を出しているなど長期的視野に立たない浅はかなタクシノミックス政策により長期的に新たな経済危機を招来する恐れがある負の遺産を残した。仮に後二年間タクシノミックス政策が継続していたら、確実に経済危機を招来していたと指摘していました。

posted by Jean T. at 01:48| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (31日)

・30日19:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで路上を走行中だったイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。男性は村自警組織に所属していた他、過去に緊急雇用促進プロジェクトにより職の紹介を受けていた。

・31日0:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、バイクに乗った二人組が建設資材会社に向けM26手榴弾を投げ込み、警備員一人が重傷。

・31日8:30頃、パッターニー県ヤッリン郡レーム・ポー地区内のタムボン行政機構庁事務所前で、付近に潜んでいた人数不明の一味が爆発物を爆発させた上で、教師の警護作業にあたっていた自警組織関係者に向け銃を乱射し、自警組織員三人が負傷を負い、付近にいた住民(報道により自警組織員)一人が死亡。一味側は鋲をまき散らしたり路上脇にある立木を倒す等しながら逃走。

・31日昼前、ナラーティワート県都内中心部で、食堂付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、店内で飲食中だった六人が負傷。

 また、一部報道が、ほぼ同時刻に同県スンガイ・パーディー郡内で爆発が発生していると報じているが、詳細は不明。

・31日15:30過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、運河で釣りをしていた63歳と55歳の仏教系住民兄弟が、バイクに乗った二人組に銃撃され兄が死亡、弟が負傷。

・31日14:00前、ヤッラー県ガーバン郡内で、バイクで路上を走行中だった59歳のイスラム教指導者が何者かに銃撃され死亡。

・31日夕方前、ナラーティワート県ルーソ郡内で、人数不明の一味がスンガイ・ゴーロックからヤッラーに向け走行中だった列車に向け銃を乱射し、食堂車や客車のガラスや一部の燃料タンクに被害を及ぼすも列車は予定通り運行。人的被害は無し。

・31日夕方過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、学校の警備作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった村自警組織に所属する40歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・31日19:30前、パッターニー県マーヨー郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が、パトロール中の当局関係車両に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。当局側に人的被害は無し。

・南部国境三県域の当局は、分離主義組織関係者に煽動された女性や子供による逮捕された容疑者の釈放を要求する抗議活動が頻発している事を受け、域内の女性や子供に対して、組織側の道具として利用されないよう呼びかけると共に、五人以上の抗議集会行動により3年の禁固若しくは6,000バーツの罰金の両方若しくは一方が科せられる事があり得ると警告。

・スラユット首相は31日、2月11日から13日の日程でタイを公式訪問する予定になっているマレーシアのアブドゥラ首相と、南部情勢や域内に於ける経済基盤、社会開発に関する協力関係の構築、二重国籍者問題等について意見交換を行う意向を明らかに。

posted by Jean T. at 01:45| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする