2007年02月13日

AOT、新国際空港問題の調査の為に国外のエンジニア会社と契約

 タイ空港社経営会議議長のサプラン・グラヤーンナニット大将(安保評議会副幹事長、陸軍副司令官)は12日、同日発表された同社滑走路問題調査委員会の見解に疑問を呈した上で、スワンナプーム新国際空港の滑走路や誘導路上に於ける問題点を精査する為に国際レベルのエンジニア会社2-3社と契約を結ぶ方針を明らかにしました。

 これは、僅か2週間の期間で行われた同社滑走路問題調査委員会の調査結果だけでは新国際空港の安全性に対する信頼の獲得が難しいとの判断に基づく措置で、サプラン大将は新空港で現在発見されている問題は、あそこを直せば今度は別のところから発病する汚職がもたらした慢性的な病気のようなものであると指摘した上で、先にタイ空港社滑走路問題調査委員会のトートラグーン委員長が滑走路の一面だけ閉鎖して補修作業を行うことにより2週間から4週間程度で作業を完了させることが可能であるとの見解を示している事に関しては、6ヶ月から1年だった当初見込みに対してリードタイムが大幅に縮小されていることに疑問を呈した上で、仮に補修作業中に大きな問題が見つかった場合は、急遽全ての航空機の離発着をドーン・ムァンに移転させなければいけない事態になるだど、取り返しもつかない事態になることも予想されると語り、同委員長の見解に対して慎重な姿勢を示していました。

 この発言に先立ってトートラグーン委員長は、これまでの調査により段階的な補修作業が可能な誘導路に比べ滑走路上で発見されている問題は深刻なものではないとした上で、滑走路表面のアスファルトが地下から浸みだした水を含んだ事が原因で生じた滑走路上の亀裂に関しては、滑走路の一面だけを一時閉鎖し2週間から4週間かけて補修作業を行うことで対応が可能であるとの見解を示していました。

 尚、トートラグーン委員長は見解発表後に、技術的な調査を総体的に進める上で2週間という調査期間は充分なものではなかった事を認める発言をしていました。

* 尚、バンコクポストのサイトに掲載されたドイツ系のDPA電の記事及びそれを参考にしたと思われるニュースクリップの記事がトートラグーン委員長が数時間から1ヶ月で補修が可能であると発言したと報じていますが、複数のタイ語報道で確認した限りでは同委員長は2週間から4週間と発言しているようです。

posted by Jean T. at 02:00| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

CWP前で反タクシン派市民に暴行を振るった3人の男を刑事告訴

 パトゥムワン区の検事当局は12日、昨年9月21日にセントラル・ワールド・プラザ前で発生した反タクシン派市民とタクシン支持派市民との衝突の際に、反タクシン派市民に暴行を振るった男3人を刑事告訴した事を明らかにしました。

 告訴されたのは、事件発生直前に現場指揮官の警察大佐と話し合っているところが目撃されていたチャイヤシット・ローマ被告(42)、及びタクシン支持派市民の代表と目されるスメート・ブンヤラットパン被告(54)とスクサン・ゲーオグラーン被告(27)の3人で、12日9時に裁判所で行われた罪状認否では、何れも起訴事実を否定しているようです。

 一方、チャイヤシット被告と共に指揮官の警察大佐と共謀の上で反タクシン派市民に暴行を振るったとされる黒服の男ことヂャラン・ヂョンオーン容疑者は、仮釈放後警察の出頭命令を無視し逃走を続けているようです。(一部では、大物政治家に近い人物であると見られていることから、既に消されているのではないかとの見方も囁かれているようです)

 尚、当時首都圏警察本部第六分署に所属していたルゥッティロン・テープヂャンダー警察大佐に対しては、既に国家汚職防止取締委員会が著しい職務遂行義務違反があったと認定し国家警察本部に対して解職・階級剥奪処分を下すよう勧告を下しています。

 11日に放送されたネーション・チャンネルの番組によると、マスコミの映像に記録されていた同警察大佐とスティチャイ被告やヂャラン容疑者との会話内容をバンコクにある聾学校の関係者が読唇し分析した事が、同警察大佐の不当行為を立件する上で大いに役だったとのこと。

参考
http://thaina.seesaa.net/article/33269570.html

posted by Jean T. at 01:47| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

首相、13日放送の生放送の中で政権4ヶ月間の成果等について語る予定

 ヨンユット政府報道官は12日、13日20:30からch9で放映される特別番組の中で、スラユット首相自身の口から政権誕生後4ヶ月間の成果や今後の方針について語られる予定になっている事を明らかにしました。

 放送は生放送で放映される予定で、中ではスワンナプーム新国際空港問題や南部問題、憲法改正問題等についても言及される予定になっているようです。

 また、国外で現政権に対する批判的言動を繰り返しているタクシン前首相が絡む問題に言及する可能性に関しては、番組進行役次第であるとのこと。

posted by Jean T. at 01:40| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

特別調査委、ポヂャマーン夫人等を脱税容疑で送検

 国家毀損行為特別調査委員会のナーム委員長は13日、シン社の前身であるチンナワット・コンピュータ社の持ち株移転に絡んで、共謀して脱税した容疑でタクシン前首相夫人のポヂャマーン・チンナワット女史、同女史実兄のバンナポット・ダーマーポン氏及び同女史私設秘書のガンヂャナパー・ホンフゥン女史の3人を刑事告訴手続きの為に送検した事を明らかにしました。

 尚、有罪が確定した場合は3ヶ月から7年の禁固及び最高で20万バーツの罰金の両方又は何れかが科せられることになるようです。

posted by Jean T. at 01:38| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

都庁、未成年者売春問題対策を強化

 バンコクのプッティポン副知事は12日、社会開発・人間の安全保障省と共同で都内に於ける未成年者売春問題対策を強化する方針を明らかにしました。

 これは、最近行われた調査で、高級品やブランド品の購入資金や、遊興費を稼ぐ目的で売春に走る12歳から15歳の未成年少女が増加傾向にあり、その多くがサナーム・ルワンで客を捜しているとの結果が出た事を受けたもので、プッティポン副知事によると、売春の形態も時代と共に変化しており、最近では摘発を逃れる為にバイタクの運転手を表にたてて買春客と価格交渉を行うというケースも見られているようです。

 一方、首都圏警察本部は、タイ国内では「愛の日」でもあるヴァレンタインの日に若者達が誤った性行為に走ることを防止する為に、ラブホテルや若者達が利用しそうな施設等の監視を強化すると共に、22時以降の18歳未満者の外出を徹底的に取り締まる方針を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 01:36| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (12日)

・11日夜半、ヤッラー県県都内で、4-5人の一味が軍の駐留地に侵入し軍関係者に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で軍傘下の自警組織員一人(26)が負傷。

・12日3:00過ぎ、、ヤッラー県ターントー郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクの二人乗りで路上を走行中だった38歳と35歳の仏教系住民夫婦が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され夫が負傷。

・12日5:00前(報道により11日22:30頃)、ヤッラー県県都内で、人数不明の一味が寺の裏手付近の路上に駐車してあった10輪トラックに火を放ち全焼させる。

・12日6:30前、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、人数不明の一味が、線路沿いを走る路上脇にある果樹園の垣根の下に仕掛けておいた爆発物を、徒歩で線路上の安全確認作業にあたっていた軍関係者8人(報道により12人)の通行に会わせて爆発させた上で、軍関係者に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。爆発が発生した際に軍関係者二人が負傷を負い、内一人が同日夕方までに死亡。

 この事件に絡んで、当局関係者が同郡トデン地区内在住の36歳の男を事情聴取の為に連行しようとした際に、住民が抗議の為に約一時間に渡って一帯を封鎖。最終的に当局側の説明を受け入れ男を引き渡す。

・国家安全保障評議会のソンティ議長は12日、マレーシアが国境線付近にタイ国内の武装組織が集結している事を長年懸念していた事を明らかに。タイの南部国境三県域内に於ける文化やイスラムの信仰が、既にイスラム教の近代化に成功しているマレーシア領内に浸透すると、同国内に於ける宗教文化や国家開発、安全保障面に脅威をもたらす恐れがあるとの由。

posted by Jean T. at 01:33| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする