2007年02月15日

首都圏連続爆破、来週中に1人の容疑者に対して逮捕状の発行を申請

 国家警察本部のセーリーピスット本部長代行は14日、年末年始に発生した首都圏9箇所連続爆破事件に絡んで、来週中に1人の容疑者に対して、1箇所の爆破に関与した容疑で逮捕状の発行を申請する見通しである事を明らかにしました。

 尚、今回の動きに関して法務省特別捜査局のスナイ局長は、これまでに逮捕状を申請できる程の証拠が集まっておらず、また同局が解析したビデオ映像だけでは決定的な証拠にはなり得ないことから、いたずらに逮捕状の発行を急ぐことは今後の捜査に悪影響を与える恐れがあると指摘し、今回の警察側の動きに疑問を呈していました。

 一方、シーナッカリン・センターで発生した爆破に絡んで、ラームカムヘン大学に在籍ないしは卒業したイスラム教徒で構成されるPNYSなる組織に所属している人物が爆破に関与していると指摘されている事に関して国家安全保障評議会のソンティ議長は、PNYSが長年南部国境三県域内で広域に渡って活動を展開していた事を明らかにした上で、組織関係者と直接対話をする機会を持つために大学当局に対して仲介を要請中であることを明らかにしていました。

 PNYSは、南部情勢不安定化の端緒となったナラーティワート県内で発生した武器庫襲撃・学校連続放火事件を首謀した容疑で逮捕され、その後裁判で無罪が確定したイスラム系下院議員の会派であるワーダ会派(現在はタイ・ラック・タイ党に所属)に所属するナヂャムディーン・ウマー氏等が幹部を務める慈善・社会奉仕活動を表向きに標榜する組織で、当局筋は成功報酬目的で一連の不穏な動きに実行役として関与してきた疑惑があるとして内偵を進めていた事を明らかにしていました。

posted by Jean T. at 02:11| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ノボテル・スワンナプームHとの契約破棄を勧告

 国家立法議会スワンナプーム新国際空港問題調査臨時委員会のバンナウィット委員長(サプラン・タイ空港社経営会議議長顧問)は14日、ノボテル・スワンナプーム・ホテルとタイ空港社との間で不透明且つ不公正な契約が締結されていたとして、同ホテルとの契約を破棄するようタイ空港社の経営会議に勧告する方針を明らかにしました。

 同委員長によると、タクシン政権時代に民営化されたタイ空港社が株式を所有する第三者の会社が介在して締結された契約は、タイ空港社側が不当な利益をホテル側から受ける内容になっているだけでなく、ホテルの客室の仕上げも当時のタイ空港社側が指定した仕様を満たしていなかったとのこと。

 尚、同委員会のパヤッカウィチヤ副委員長によると、最終的に一端契約を破棄し、再度契約内容を洗い直した上で再度同ホテルと契約を締結する形で落ち着く見通しであるとのこと。

posted by Jean T. at 02:08| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンティ議長、政党活動禁止を解除する時期ではない

 国家安全保障評議会のソンティ議長は14日、現状では政党の政治活動を禁じた民主改革評議会令15号を解除するべき時期ではないとの考えを示しました。

 ソンティ議長によると、国内安全保障を確保する上でも政党の政治活動の禁止は必要な措置で、仮に政党側から党会議等の開催許可の要請があった場合は、それぞれの事案に応じて是非を検討する方針でいるようです。

posted by Jean T. at 02:05| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TG、国際線を新国際空港内で継続運行する方針を確認

 タイ国際航空の経営会議は14日、既にスワンナプーム新国際空港で運行する為に多額の投資を行ってきたとして、同社が運行する国際線をドーン・ムァン空港に移転させず新国際空港内で継続して運行させる方針を確認しました。

 また、経営会議の席上で、A330-300型機8機を新規にエアバス社に発注すると共に、機齢20年以上のA330-600型機2機を本年3月と6月を目標に1機あたり910万米ドルで中古機として売却する方針が決定されています。

 同社側によると、既に6機発注済みのA380型機の納入遅延による違約金1,000米ドル強が今回の発注総額から減額される事になっているようです。

 尚、A330-300型機の一号機は、来年9月に納入される予定で、またA380型機に関しては当初見込みの2008年から1年遅れ2009年中に一号機が納入される見通しになっているようです。

posted by Jean T. at 02:03| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エリートカードの将来、近日中に閣議議題審議委で協議

 スウィット観光・スポーツ大臣は14日、エリートカードの「将来」に関して近日中にプリーディヤートン副首相が議長を務める閣議審議議題選別委員会の協議にかける方針を明らかにしました。

 同大臣は発言の中で、関係省庁間で体制を立て直してエリートカードを存続させるべきであるとする意見と完全廃止にするべきであるとする意見と真っ二つに別れた意見が依然存在している事を認めた上で、観光・スポーツ省側からは、存続を前提にし民間への運営・販売委託を止め政府直轄で行うことに関する是非等に関する検討を選別委員会側に要請する方針を明らかにしていました。

 また、同大臣は、エリートカード存続の是非に関しては最終的に閣議決定に委ねられると断った上で、完全廃止は費用以上に国家の威信に与える損害が大きいことから体制を立て直した上で存続させるべきであるとの考えを示していました。

* 尚、14日付バンコクポストのビジネス面に掲載された記事、及びそれに依拠したと思われるニュースクリップの記事に新規入会金を5万バーツから6万バーツに減額する方向で検討しているとの記述がありますが、実際には新規加入会員に対しては入会金100万バーツの他に5万バーツから6万バーツの年会費を徴収する(既存会員からは徴収しない)と共に投資関連の特権を新規に付与する方向で検討しているとスウィット大臣は語っていたようです。

参考
http://www.bangkokbiznews.com/2007/02/14/WW18_WW18_news.php?newsid=4516

posted by Jean T. at 02:00| 政治経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (14日)

・14日未明、ナラーティワート県インゴー郡内で、人数不明の一味が仏教系住民の住宅に向け銃を乱射。家人に人的な被害は無し。家主の男性は、元ヤッラー県知事の実兄で、これまでにも数回同様な事件が発生していた。

・14日6:30過ぎ、ヤッラー県グロンピナン郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった30歳のイスラム系住民男性が、小型トラックに乗った三人組に銃撃され死亡。

・14日8:00過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、教師の警護作業にあたっていた軍関係車両の通過に会わせ、路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発し、軍関係者5人が負傷。

・14日10:30前、ナラーティワート県ガーバン郡内で、41歳の郡庁傘下の自警組織に所属する男性が、後部座席に34歳の夫人を乗せバイクで郡庁から請け負った職務を遂行している最中に、バイクに乗った二人組に銃撃され負傷。

・14日13:00頃、ヤッラー県グロンピナン郡内で、自動車でハーブ薬の行商中だった53歳と29歳の父子が、バイク二台に分乗した四人組に銃撃され二人とも死亡。父子はマハーサラカム県から行商の為に当地に来ていた。

・14日14:30前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が、教師の警護作業に向かうためにバイク四台に分乗し路上を走行中だった海軍関係者八人(報道によってはバイク二台に分乗した海軍関係者四人)に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で海軍関係者三人が負傷。

・14日夕方過ぎ、ヤッラー県県都内で、ラーチャブリー県から当地に赴いていたくず鉄回収業の28歳の男性が、くず鉄の回収作業中にバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・14日19:30過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内で、人数不明の一味が同郡バーン・ソーロン地区警察署に所属する41歳の警察少佐(報道により警察中佐)が運転する車めがけて銃を乱射し、警察少佐が死亡し、同乗していた3歳の娘が重傷。同じく同乗していた夫人は無傷。発生現場は自宅に通じる小道への入り口付近。

posted by Jean T. at 01:56| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする