2007年02月26日

首相につきまとう亀飼いの苦行者とのイメージを返上する為の5つの方策

 タクシン前首相の天敵としても知られるタンマサート大学社会人文学部教授のティーラユット・ブンミー氏は25日、現在のスラユット政権はチュワン政権時代と同様に"のろまで雑"で"方向を定めずよちよち歩き"している「亀飼いの苦行者(ルーシー・リヤン・タオ)」のイメージがつきまとっていると指摘した上で、この悪しきイメージを返上し一国の指導者らしいイメージを国民に訴える為には、政治面においてタクシン前首相に真っ向から挑むこと、タクシン体制下の不公正の是正に取り組むこと、国民を動員して新時代の危険因子に真っ向から立ち向かうこと、経済活性化の為に経済学者の頭脳を最大限に生かすこと、及び貧困層の中に入り貧困層の苦しみの理解に努めることの五つの方策をスラユット首相が率先して実践する事が重要であると指摘しました。

 その上で、ティーラユット氏は、国の指導者層が善人病と権力拡大病を同時に患っている限りは危機的状況にある国家を救うことは出来ないと指摘した上で、スラユット首相が五つの方策を実践し一国の指導者らしさを備えると共に、政府、国家安全保障評議会、立法議会及び関係する機関がタクシン体制下に於ける不公正の是正に努めれば、自ずと国民の心を掴み、旧権力の復権への道を完全に塞ぎタクシン前首相に政界完全引退の引導を渡すことに繋がると指摘していました。

 ティーラユット氏によると3-5年以内に確実に旧権力の復権への道が断たれるとのこと。

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首都圏住民の多くが政治情勢が悪化していると認識

 ABACポールが首都圏在住の有権者1,373人を対象に21日から24日にかけて行った意識調査で、76.1%の回答者が以前よりも政治情勢が悪化していると回答し、以前よりも好転したと回答した者が僅かに13.7%で、更に63.9%の回答者が政治情勢の先行きが益々不透明になった、64.1%が新憲法の意義が見いだせないと回答していた事が明らかになっています。

 また、新憲法制定後に行われる総選挙に関しては、49.4%の回答者が今年の末までに総選挙が行われという確信を持つことが出来ないと回答し、36.7%が年末までに行われると確信していると回答、また新憲法体制下で望まれる首相の資質に関しては、誠実さ、指導者らしさ、大胆な思考、大胆な決断力、国民が抱える問題に迅速に対応できること、犠牲の精神をあげる者が多いという結果になっていたようです。

 一方、スラユット首相とタクシン前首相に対する支持率動向に関しては、社会・経済全体に漂う停滞感と身近な安全保障を脅かす事件の頻発を反映してか、スラユット首相に関しては39.2%だった前回調査から更に34.8%に落ち込み、タクシン前首相に関しては23.8%から28.8%に増加する結果になる一方で、今こそタクシン前首相が帰国するべきであると回答した者は僅かに15.2%という結果になっていたようです。

 尚、総選挙の日程に関してはスラユット首相がマレーシアの国営通信社とのインタビューの中で、総選挙実施後に政治の世界から完全に手を洗うことを再確認した上で、10月の目標期日までに総選挙を行うことが出来るかに関しては、現状では明確に約束する事が出来ないと発言していた事が明らかになっています。

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政府自らがタクシン体制下の不正を暴く告発本を出版

 ティーラパット首相府大臣は24日、タクシン体制下に於ける「過ち」を暴く告発本の配布を4月を目処に開始する事を明らかにしました。

 同大臣によると、3月中に告発本編集に必要なデータ収集を終え、4月中に編集を終え印刷を開始する方針で、発行予定部数に関しては現状では明確に出来ないとのこと。

posted by Jean T. at 01:56| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

武装麻薬密売組織と銃撃戦の末2人を射殺

 23日1:30前、チァン・ラーイ県メー・ファー・ルゥワン郡トゥート・タイ地区内のミャンマーとの国境線付近で、武装麻薬密売組織関係者と取締当局者との間で銃撃戦が発生し、密売組織関係者2人が射殺されるという事件が発生しました。

 銃撃戦は、ミャンマー領内から大量に麻薬を密輸入する動きがあるとの情報に基づいて警戒態勢を敷いていた当局側の検問を突破しようとした密売組織関係者との間に発生し、この銃撃戦で同地区プーナ村の29歳の副村長及び32歳のミャンマー領内に所在する山岳民族の男が死亡し、残りの4人と見られる男はミャンマー領内に逃走したと見られているようです。

posted by Jean T. at 01:53| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

拳銃の水平発射で女性用バッグ引ったくり犯を逮捕

 24日未明、ルムピニー公園に近いサラシンの交差点付近で、飲食店から出てきた女性のショルダーバックをバイクで通り過ぎざまに引ったくった容疑で29歳の男と14歳の少年が逮捕されました。

 逮捕された2人は、パトロール部隊の制止命令を振り切って逃走しようとした際に、部隊員が発砲した銃弾で足下等に負傷を負っていたようです。 

 警察病院で治療を受けた後に行われた事情聴取に対して2人は、遊ぶ金欲しさに1年以上前からサートンやルムピニー地区周辺の人気の無いところで同様な犯行を繰り返してきたと証言しているようです。

posted by Jean T. at 01:51| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (23-24日)

・23日11:30前、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった20歳と19歳のイスラム系住民男性がバイクに乗った二人組に銃撃され、20歳の男性が負傷し19歳の男性が軽傷。

・23日午後、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内中心部にある食堂前で爆発物が発見され安全処理。当局側は、食堂前で不審な動きを見せていた模様が監視カメラ映像に記録されていたバイクに乗った二人組が事情を知っているとみて捜査を展開。

・23日17:00前、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、公園内の立木の下付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、付近でセパタクローの試合をしていた非番の軍関係者7人(報道により8人)及び公園脇の路上で焼きルークチンの販売を手伝っていた30歳の女性幼稚園教師が負傷。

・23日22:30過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、屠殺施設の従業員宿舎が放火。出火発生当時宿舎内の従業員全員が外出中だった為人的な被害は無し。

・23日、ヤッラー県の警察当局は、18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件に絡んで2人の容疑者に対して逮捕状の発行を申請。2人は何れも県都内のカラオケ店付近に爆発物を仕掛けるところが監視カメラ映像に記録されていた。また、目撃証言等に基づき作成された容疑者10人の似顔絵を作成し情報を募る方針を明らかに。

・24日0:00過ぎ、パッターニー県コークポー郡内で、バイクで現れた人数不明の男が茶店店内に向け銃を乱射し、店内にいたイスラム系住民四人が負傷。

・24日8:00前、ヤッラー県県都内ラムマイ地区警察署管内で、民家脇に仕掛けられていた爆発物が高圧電線用の鉄塔の安全確認作業に向かう軍関係者の車列の通過に会わせ爆発し、24歳の軍関係者が負傷。ラムマイ地区警察署管内では、地区内で容疑者の釈放を求める住民の抗議活動が行われた1月最終週以来、襲撃、放火、爆破事件が頻発していた。

・24日13:30前、ソンクラー県ヂャナ郡内にある学校の図書室付近から出火。当局側は出火、放火の両面から捜査。

posted by Jean T. at 01:47| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする