2007年03月03日

情報当局、3日から15日にかけて南部で大規模な破壊活動が計画と警告

 南部国境三県域に拠点を置く安全保障関連当局の情報当局筋は2日までに、3日から15日にかけて南部国境三県及び県境を接するソンクラー県の一部地域内で大規模な破壊活動が計画されている恐れがあると警告しました。

 同筋によると、複数の情報当局間で一致する情報として、2月18日に南部国境三県及びソンクラー県の一部郡内で発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件により組織の潜在力を確信した新興分離主義組織RKKの息がかかったブゥーサートゥー(旧来の組織とは別)やプゥームードー、プゥームーディーといった小規模組織がマーカブーチャーの日である3日から分離主義組織BRNの創立記念日である13日を挟んで15日までの間に、当局側の武器強奪を狙った武器庫襲撃を始め当局施設や民間企業等を狙った攻撃を計画している恐れがあるとのこと。

 また、情報当局が2月18日に発生した広域同時爆破・襲撃・放火事件の背後関係を調査した結果、RKKの息がかかったブゥーサートゥーやプゥームードー及びプゥームーディーと名乗る小組織に所属する女性を含む若者グループが実行部隊として関与し、その背景に組織側の潜在力の誇示と域内に於ける影響力拡大という思惑があったことが判明しているようです。

 また、事件に関与した組織は、日頃から勢力拡大の為に各受け持ち地域内で統括者がパッターニー国の歴史に関する教授を織り交ぜながら政府に対する憎しみを住民等に植え付けており、これまでに各受け持ち地域内の男女、大人子供の70%前後が組織側のシンパになっていると見られているようです。

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南部情勢 (2日)

・2日7:00頃、ヤッラー県県都内ターサープ地区内で、主に女性・子供で構成された住民100人強が道路を封鎖し、2月27日に同地区内で発生したガソリンスタンド爆破に関与した容疑で同日1時頃村内で当局側に任意同行を求められたイスラム系住民の釈放を求め抗議活動を開始。同時に住民等を背後で煽動したと見られる者が抗議活動へ通じる主要な路線上に鋲をまいたり偽爆弾を放置し車両の進行を妨害。最終的に女性の軍関係者約30人が交渉を行うと共に抗議住民の排除作業を行い10時前までに散会。当局側は、2月27日に発生した爆破により右手を失った者が、同村内に住み現在行方不明になっているイスラム教教師で、既に死亡し村内に埋葬されているとみて捜査。

・2日11:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内の山間部で、新興分離主義組織のRKKが訓練拠点として使用している地点の特定作業にあたっていた陸軍のレンジャー部隊員12人が、RKKの組織員と見られる15人以上と見られる一味の動向を監視中に、一味側から銃撃を受けた事を端緒に約30分間に渡って銃撃戦を展開。この銃撃戦により一味8人を殺害しM16ライフル2丁等を押収。銃撃戦の際に重傷を負ったと見らる2-3人の一味は逃走。尚、タイのテレビ、ネット報道に基づいたとする日本語報道が特殊部隊など約200人が参加して攻撃が行われたと報じているが、正しくは銃撃戦終了後に現場のクリア作業の為に軍や警察関係者約200人が投入され、その際に一味側に8人の死亡者がいた事が確認された。

・2日15:00前、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった35歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・2日夕方、ヤッラー県県都内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった40歳と32歳の夫婦がバイクに乗った二人組に銃撃され妻が重傷、夫が軽傷。

・2日夕方、ナラーティワート県シーサコン郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が畜産局の車に向け銃を乱射し、銃弾の一部がたまたま車で現場を通りかかった地元行政機構評議会副議長い命中し、副議長が死亡し、畜産局の車に乗っていた三人が負傷。

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