2007年04月01日

クーデターは二人のソンティによる共同作業

 昨年9月19日に発生したクーデターが、実は二人のソンティが約半年前から周到に準備を進めていた共同作業による成果だった事がこの程明るみになっています。

 これは、民主主義市民連合のソンティ・リムトーングン氏が3月30日夜にASTVで放送されたヤーム・ペーンディン(国の番人)という番組の中で示唆し、3月31日夜になって国家安全保障評議会議長のソンティ・ブンヤラッガリン大将が追認したもので、ソンティ議長によるとソンティ氏がタクシン前首相の罷免を要求する請願書をプレーム枢密院議長に提出したその足で、軍のタクシン政権からの中立を訴えるために同大将公邸を訪問した際に最悪の場合は「力」によるタクシン政権の転覆が必要であるとの認識で両者一致しその後の共同作業に繋がったとの由。

 また、ソンティ大将によると、ソンティ氏との話し合いの席上には、その後タクシン政権の地盤内でのクーデター勢力の組織に多大な貢献をする事になる第三地区国軍本部本部長のサプラン・ガラヤーナミット中将(現大将)も同席していたようです。

 ソンティ議長によると、共同作業に於いてはプレーム元首相の元側近で、また軍幹部に知己が多いヂャムローン・シームァン少将が間に立ち、クーデター発生の機運を醸成する為に両者謀議の上で民主主義市民連合や反タクシン派市民によるタクシン追放を標榜した街頭活動が進められ、最終的にセントラル・ワールド・プラザ等で政権側の息がかかった自称一般市民による反タクシン派市民に対する暴行事件や反タクシン派の軍関係者の制圧を意図した首相爆殺未遂自作自演事件が発生した事を受け、敢えて9月20日に大規模な市民集会を開催すると喧伝し政権側に暴力による反タクシン派鎮圧に動く機会を与え、それを制圧するとの大義名分でクーデターを引き起こし当初の目的を達成したとのこと。

 一方、ソンティ議長は、ソンティ氏側が共同作業であることを示唆した背景に、同日朝に受けた実刑判決に対する不満と刑免除欲しさがあったと指摘されている事に関しては、事実ではないとした上で、ソンティ氏が絡む名誉毀損訴訟に関しては共同作業云々に関係なく厳格に法の下で手続きが進められるべきであると指摘していました。

 尚、今回ソンティ大将が共同作業であったことを追認した背景に、親タクシン派のPTVやピラープ・カーオ側が同様な手法でクーデター政権の打倒に動いている事を牽制したいとの思惑があったとの指摘もされているようです。

posted by Jean T. at 12:26| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

反クーデター団体、4月5日にプーム枢密院評議会議長の罷免請願者を提出

 プレーム枢密院評議会議長がクーデターの黒幕であると指摘している反クーデターを標榜する市民団体”独裁に反対する土曜日の人々”は31日、プレーム議長の罷免を求める署名が既に2,000名分集まった事を明らかにした上で、4月5日にサナーム・ルワンで開催を予定している集会の終了までに10万人分の署名を集めた上で、同日中に集まった署名を添えて王室管理事務所宛に同議長の罷免を求める請願者を提出する方針を明らかにしました。

 尚、同様にプレーム議長が黒幕であると指摘しているPTV側は、30日に開かれたPTVの集会の際にプレーム議長の罷免を求める署名を集めていたのは、独裁に反対する土曜日の人々の関係者で、PTVとしては署名を集める方針は無い(ヂャトゥポン・プロームパン氏)との立場を表向きには取っているようです。

 一方、反クーデター系12団体からタイ・ラック・タイ党から支援を受けていると指摘されているピラープ・カーオは、メンバー全員がタクシン支持派であるものの支援を受けている事実はないとした上で、4月中に志を一つとしているタイ・ラック・タイ党の元幹部党員等が中心になって設立されたPTVの集会に合流し国家安全保障評議会を崩壊に導くと息巻いていたようです。

 尚、30日にPTVと並行して開催されたピラープ・カーオの集会には、僅かに30人から150人程度(報道によりまちまち)しか人が集まらなかったようです。

 因みにピラープ・カーオは、前選挙委員会委員に対して実刑判決が下された際やタクシン政権末期にサイアム・パラゴンやセントラル・ワールド・プラザで発生した反タクシン派とタクシン支持派市民との衝突の際、最近ではPTVの設立発表会の際に姿を見ることができた人物が顔を揃えた団体。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソンティ議長、9月末に政党活動禁止令を解除

 国家安全保障評議会のソンティ議長は31日、政党の政治活動を禁じた民主改革評議会令は9月末に解除されるべきであるとの認識を示しました。

 これは、前日にスラユット首相が新憲法の是非を問う国民投票終了後の9月中に禁止令を解除するべきとの認識を示した事を追認したもので、前日の段階ではソンティ議長側は情勢を見極めた上で禁止令を解除するべきであるとの認識を示し、首相の発言に対して慎重姿勢を示していました。

 尚、ソンティ議長によると、禁止令の解除時期に関する具体的な話し合いは首相との間で行われていないとのこと。

 一方、今回のスラユット首相及びソンティ議長の発言に対して、総選挙に向けた充分な準備期間を確保できない、政党間の移動や新党の立ち上げを阻害し総選挙の政治の硬直化を将来する等の理由をあげ早期の禁止令の解除を要求する声が各政党から上がっています。

posted by Jean T. at 02:00| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (30-31日)

・30日16:00前、ヤッラー県県都内で、橋付近に仕掛けられていた爆発物が爆発するが人的な被害は無し。爆発物は、橋を通りかかる国境警察関係車両を狙って仕掛けられたものと見られるが、当日は通過予定が無かった。

・スラユット首相は30日、ソンクラーン明けの4月16日以降にマスコミ関係者を引き連れ南部国境三県域を視察訪問する方針を明らかに。

・31日朝、ヤッラー県ターントー郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が警察官が運転する自家用車の通過に会わせ爆発し、たまたま通りかかっ別の車両に乗車していた住民4人が負傷。狙われた警察官の自家用車は5ヶ月前に走行中に何者かにより銃撃を受けていた。

・31日10:30前、ヤッラー県ターントー郡内で、路上脇に潜んでいた2人以上と見られる一味が、35歳の村自警組織に所属する男性が運転する小型トラックに向け銃を乱射し、運転していた男性が軽傷を負う。同乗していた子供を含む住民4人は難を逃れる。

・31日12:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、雑貨店を経営する70歳と68歳の仏教系住民夫婦が、客を装ったバイク二台に分乗した四人組に銃撃され死亡。四人組は、店の前に爆発物二発を仕掛けた上で逃走するが、内一発は爆発物を発見した当局側の通報を受けた処理班が到着する前に爆発。残りの一発は当局側により安全処理。尚、爆発による人的な被害は無し。

・31日12:00前、パッターニー県マーヨー郡内で、バイクで路上を走行中だった62歳の元学校長の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

強盗、家主の女性に射殺される

 31日明け方、ナコン・シー・タンマラート県トゥンソン郡内で、華人系の住宅に押し入った4人組の強盗が、家主の女性に銃撃され1人が死亡するという事件が発生しました。

 強盗を射殺した女性は警察に対して、タイ国鉄職員でもある夫が趣味で記念メダル(総額100万バーツ強)の収集家として知られ、また最近飼育しているインコがコンテストで優勝し20万バーツの賞金を受け取っていたことから、金目の物が屋内にあると見て強盗が押し入ったのではないかと話しているようです。

 警察によると、射殺された男は麻薬関連で刑務所の出入りを繰り返しており、また仲間3人は何れも過去に強盗で複数回逮捕されていたようです。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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