2007年04月12日

防衛大臣、ソンクラーン後が正念場

 ブンロート防衛大臣は11日、ソンクラーン期間中を狙った破壊活動は起こりえないとの認識を示した上で、むしろソンクラーン明け後に新憲法草案反対を表向きに掲げた団体による集会・街頭活動が政府の安定を脅かす要因に為り得るとの認識を示しました。

 発言の中でブンロート防衛大臣は、19日に予定されている第一回目の新憲法草案発表に会わせ、タクシン体制の復活を裏で画策している旧政権関係者が絡む団体を含む反クーデターを標榜する団体による集会や街頭活動が活発化するとの認識を示した上で、当面はこれらの活動がスラユット首相に対する辞任圧力に繋がることはあり得ないものの、仮に活動が国内情勢を激化させ政府側が事態収拾に失敗した場合は、首相自らが責任を取って任期前に辞職する事はあり得るとの認識を示していました。

 また、同大臣によると、政府・国家安全保障評議会に「明確な成果」を要求している反タクシン体制派の民主主義市民連合も、政府側の対応次第では脅威に為り得るとのこと。

 一方、第二のクーデター発生の可能性に関しては、あらためて国家、宗教、王室に脅威を及ぼすレベルにまで情勢が激化した場合には起こりえる可能性は否定できないと語っていました。

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ソンティ議長、組織側の目標は宗教戦争

 11日南部国境三県域を訪問した国家安全保障評議会のソンティ議長(陸軍司令官)は、南部に於ける一連の不穏な動きに関与している組織が宗教戦争を意図している可能性を認めた上で、あらためて一味側の煽りに乗せられることなく忍耐と抑制を旨に対策にあたることが重要であるとの認識を示しました。

 これは、9日夕方に発生した通学用車両銃撃事件が、車両に乗っていたイスラム系住民から過激な襲撃を受けた仏教系住民で構成された村自警組織による正当防衛(軍側発表に基づく)の為の発砲だった事が明るみになって以来、地域内で宗教間対立の激化に対する懸念が広がっている事を受けたもので、ソンティ議長は、過激度が増している組織側の犯行は組織の潜在力の誇示と域内に恐怖感を植え付ける事を意図していると共に、宗教戦争への発展をも意図していると指摘した上で、組織側の罠に嵌められる事を防ぐためにも、当局側による過激な手段での対抗は避けるべきであるとの認識を示していました。

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首相が退院、12日に記者会見

 11日15:00前、検査入院していたスラユット首相が退院しました。

 その際、病院前に集まった記者団に向かって、まだまだ仕事に邁進できる体力的余力があると語り、暗に首相辞任説を否定していました。

 先だって同首相の主治医が、大腸で発見された腫瘍が良性のものだった事を明らかにした上で、11日中、遅くても12日朝までに退院できるとの見通しを示していました。

 尚、俄に広がった辞任の噂等に関する見解は12日に開かれる記者会見の際に明らかにされる予定になっているようです。

 一方、国家安全保障評議会のソンティ議長は11日、政府と評議会の関係は依然強固であると語り第二のクーデターの噂を否定すると共に、クーデターの噂は政府・評議会に反対する層が対立を煽るために意図的に流したものであると指摘していました。

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Pantip.com、政治関連掲示板を再開

 王室侮辱及び国内安全保障を脅かす書き込みの掲示があったとして7日に一時閉鎖措置が講じられていたPantip.comの政治関連掲示板”ラーチャダムヌゥン・ルーム”が、10日夜半に再開していた事が明らかになっています。

 サイト・オーナーによると、再開は情報通信技術省の了解のもとで行われたもので、再開にあたって同省側から王室やそれに関係する枢密院評議会議員個人を中傷するような書き込みで無い限りは、政府や国家安全保障評議会に関する批判や論評を含む掲示板への書き込みに干渉する方針は無いと伝えられていたとのこと。

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南部情勢 (11日)

・11日6:00前、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡内で、学校正面にあるバイク修理店付近で爆発物が発見され安全処理。

・11日7:30過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内で、イスラム系住民の家が放火され全焼。

11日8:00前、ヤッラー県県都内で、バイクに乗った人数不明の一味が、出勤の為にバイクで路上を走行中だった26歳の仏教系住民女性を銃撃し殺害した上で、遺体にガソリンをかけ火を放った上で逃走。女性は今年ラーチャパット大学ヤッラー校を卒業し2月に県都内の民間企業に就職したばかりだった。 また、報道によっては、女性が銃撃を受けバイクから転落した際に、一味側がガソリンをかけ火を放ち焼殺との報も。

 この事件の発生を受け、県都内ユポー地区の仏教系住民約300人が県庁舎前に集まり、仏教系住民に対する安全確保と被害者に対する充分な補償を要求し抗議活動を展開。関係者協議に出席する為に当日県庁舎を訪問していた国家安全保障評議会のソンティ議長が、住民側に対してヤッラー県第一地区特務部隊のチンナワット隊長を責任者に任命し住民側の要求を前向きに検討する事を約束するも、住民側は県知事との直接協議を要求し同日16:00過ぎ現在抗議活動を継続。

・11日9:00前、パッターニー県ヤッラン郡内で、路上脇に仕掛けられていた爆発物が税務署職員5人を乗せた職員送迎用ワンボックスカーの通過に会わせ爆発し、税務署職員3人(報道により5人)が負傷。当局側は、一味側は警護にあたっていた軍関係者をターゲットに爆発物を仕掛けたものの、たまたまワンボックスカーが警護用にあたっていた軍関係者のバイクを追い越して走行していたために、職員側に被害が及んだとの見方。

・11日午前、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった19歳と47歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され19歳の男性が死亡し47歳の男性が重傷。

・11日夕方過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイク二台で路上を走行中だった20歳のイスラム系住民男性2人が、路上脇に潜んでいた2人以上と見られる一味に銃撃され2人とも重傷。

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麻薬密売組織と銃撃戦、1人を殺害し陸軍少佐等3人を逮捕

 11日15:00過ぎ、都内ソーイ・プラチャーソンクロ25/1内にあるアパート内で、囮捜査による逮捕から逃れる為に拠点として使用していたアパートの室内に逃げ込んだ麻薬密売組織関係者5人と警察との間で銃撃戦が発生し、組織関係者側1人が死亡し負傷を負った陸軍少佐を含む3人が逮捕されました。

 この銃撃戦で警察官1人が死亡し2人が負傷を負い、また組織関係者1人が銃撃戦をかいくぐり逃走しているようです。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=6588 (ビデオ)

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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