2007年04月14日

南部情勢 (12-13日)

・12日夜半、ヤッラー県県都内中心部で、飲食店付近に仕掛けられていた爆発物が爆発し、2人が軽傷(報道により人的な被害は無し)。飲食店はビールを始めとする酒類を客に提供していた。

・13日早朝、警察・軍で構成された混成チームは、11日に仏教系住民女性惨殺事件が発生したヤッラー県県都内ユポー地区を始め近隣の複数の地区内で一斉に強制家宅捜索を行い、首謀者クラスと見られる男を含む11人の容疑者の身柄を拘束し、取り調べの為にパッターニー県ヤッラン郡内にあるインカユット司令本部に連行。

・13日午前、パッターニー県マーヨー郡内で、学校が放火され木造平屋建ての校舎がほぼ全焼。

・13日午前、パッタニー県県都内で、イスラム教指導者や地域リーダー、イスラム系・仏教系住民約100人が県中央モスク前に集まり、11日にヤッラー県県都内で発生した仏教系住民女性惨殺事件を始め女性・子供を問わず無実の住民を殺害し、またデマ情報を意図的に流し住民等に恐怖と混乱をもたらしている不穏な動きに関与している一味を非難。

・13日午後、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、村道脇に仕掛けられていた爆発物が、警戒作業にあたっていたレンジャー部隊関係車両の通過に会わせ爆破。人的な被害は無し。

・13日午後、ヤッラー県県都内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だった25歳と22歳の仏教系住民男女が、バイクに乗った二人組に銃撃され二人とも負傷。

・13日16:00過ぎ、ヤッラー県バンナンサター郡内で、29歳の仏教系住民男性が何者かに銃撃される。男性の状況や事件の発生状況に関しては不明。

・13日午後、ヤッラー県県都内中心部にある県庁舎前に、11日夕方頃から惨殺された仏教系住民女性の遺体を収めた棺を安置し座り込み抗議活動を展開していた仏教系住民が、王室から葬儀用の花輪が下賜された事を受け棺を県都内の寺院に移動させると共に座り込み抗議活動の一時中止を決定。 (その後の報道によると、住民側は葬儀に関しては王室から下賜された花輪を飾るに相応しい寺院内で行うことで合意にいたったものの、座り込み抗議活動に関しては、首相・評議会議長との直接協議が実現するまで継続する方針を確認しているようです。

・13日夕方過ぎ、ナラーティワート県タークバイ郡内で、私立イスラム教学校に向かうためにバイクで路上を走行中だった19歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・ヤッラー県の安全保障当局は13日、12日以来県都内中心部で爆破や爆発物が複数箇所で発見された事を受け12日夜半から県都内中心部全域で爆発物の起爆装置として使用される恐れがある携帯電話の電波の遮断措置を講じている事を明らかに。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アメリカ人を身代金目的で誘拐した警察官ギャングを逮捕

 警察は12日夕方、都内ヂャトゥヂャック区ソーイ・ラートプラーオ41内にあるタウンハウス内で、首都圏警察本部フワイクワーン署に所属する巡査部長クラスの55歳の警察官とタイ人とアメリカ人との間に生まれた25歳の男を営利目的誘拐の容疑で逮捕し、石油・天延ガス取引関連企業オーナーの46歳のアメリカ人男性を保護しました。

 男性は4月7日夜半に、麻薬の強制家宅捜査名目で自宅コンドミニアム内に押し入った制服・私服警察官と見られる4-5人の男に拉致されていたもので、男性の妻(41)の証言から、実行グループは、当日ソーイ・スクムウィット4内にあるコンドミニアムに帰宅する為に車を運転していた妻の車を停止させ、タイのFBI関係者であると名乗り車内の強制捜索を行い、予め隠し持っていた麻薬を妻に見せ麻薬不法所持の濡れ衣を着せた上で、強制家宅捜索名目でコンドミニアム内に押し入り当時室内で就寝中だった男性に暴行を振るった上で室内にあった現金約40万米ドル(約1,400万バーツ)を強奪すると共に男性を拉致し、その後妻に身代金として80万米ドル(約2,800万バーツ)の支払いを要求していたようです。

 今回の逮捕は、男性と交友関係があったタイ人女の周辺から浮かび上がった2人の警察官の証言により実現したもので、これまでの調べで現在逃走中の警察中佐クラスの人物の名前が首謀者として浮かび上がっているようです。

 尚、現場で逮捕された警察官は、首謀者と目される警察中佐から1日2万バーツで雇われ男性の監視にあたっていただけで、事件の事は一切知らないと証言しているようです。

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 その後の報道によると、首都圏警察本部ルムピニー署は13日昼過ぎまでに新たにタイ人とアメリカ人との間に生まれた兄弟2人(報道によりタイ国籍を持つアメリカ人兄弟)を逮捕。これまでに現場で逮捕された上級巡査部長1人を含む3人の警察官及びタイ人とアメリカ人の間に生まれた男とタイ人の男の合計7人を逮捕。警察側は、主犯格と見られる警察中佐を含む2人の警察官及びタイ人の男1人の逮捕状をとって身柄を追っているようです。逃走中の警察中佐は、昨年5月非番中にトンブリーの援助交際カフェで知り合ったニューハーフに殺害された警察中佐の遠縁。

posted by Jean T. at 02:00| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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