2007年04月17日

PTV、情勢煽動の為に地方住民の動員を画策との指摘を否定

 タイ・ラック・タイ党の元幹部が中心になって設立されたPTVのヂャトゥポン副会長(元タイ・ラック・タイ党副報道官)は15日、PTVが27日に開催を予定している集会に参加させる為に、地方の住民の動員を図っているとの指摘を否定しました。

 これは、先に反クーデターを標榜していた市民団体テームーヂン・ネットワーク代表のチャーナパット・ナ・ナコン氏が、政権返り咲きを狙うタクシン前首相の支援下でPTVが地方のタイ・ラック・タイ党の票の取りまとめ役を利用して、27日に開催される集会へ参加させる為に旧政権の息がかかっている地方役人や草の根層を中心とした地方住民の動員を図っているとした上で、動員の背景に不安定な情勢を煽動し当局側との衝突という事態を引き起こしたいとの思惑があると指摘した事を受けたもので、ヂャトゥポン氏は、国家安全保障評議会側が嘗て反クーデターを標榜していたチャーナパット氏を利用してPTV攻撃に出るとは思わなかったと語り、チャーナパット氏の変貌ぶりを皮肉った上で、地方の草の根層は独裁政治云々以上に農産物の価格低下問題等の生活に密着した問題に対する関心が強くPTVの集会に対する関心が低いと思われることから、集会に参加する地方層は中産階級以上の者に限られるのではないかとの認識を示していました。

 尚、今回のチャーナパット氏の指摘を受け、ナコン・ラーチャシーマー県内に本部を置く第二地区国軍本部は16日、長距離バスの利用客に対する監視を強化する他、各幹線上に設置された監視拠点での動向監視を強化する方針を明らかにしていました。

 また、国家警察本部のウィチヤ副本部長は16日、PTVが主催する反クーデターを標榜した集会に参加する為に、ソンクラーンの帰省客に混じって上京する地方住民が少なからずいるとの情報に基づき、警察内で対策の協議を終えた事を明らかにしていました。

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仏教系団体、仏教の国教化を要求するマラソン集会を開催

 タイ仏教保護センター及び仏教系団体は共同で、仏教の国教化を要求する集会を16日夕方から第一回新憲法原案が公表される予定になっている19日までサナーム・ルワンで開催する方針を明らかにしました。

 団体は傘下団体を含め既に仏教の国教化を新憲法で明文化する事を要求する100万人分の署名を集めており、今後署名をプラソン憲法起草作業委員会委員長に提出し、仏教国教化を憲法の条文に含めるよう要求すると共に、要求が実現しなかった場合は新憲法案にノーを突きつける方針を明らかにしているようです。

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南部情勢 (15-16日)

・15日夜半から16日未明にかけて、パッターニー県県都内9ヶ所で学校や教員宿舎、保健所、幼稚園が連続して放火。放火が発生した地点は、何れも携帯電話用電波の送信設備の連続放火及び放火に関与したと疑われた少年3人が軍関係者によって射殺された地区及び隣接地区内。当局側は、何れも少年3人が軍関係者によって射殺された事件に対する抗議活動を背後から煽動している一味が犯行に関与した可能性が高いとみて捜査を展開。また、住民側の目撃証言等から、地域外の者が放火に関与している可能性が濃厚とのこと。

・16日7:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、自宅前にいた60歳の地元行政機構評議会議長(イスラム教徒)が、何者かに銃撃され死亡。更に約2Km離れた地点にある民家で、35歳のイスラム系住民が何者かに銃撃され死亡。警察側は35歳の男性が銃撃された際に目撃された、バイク二台に分乗した戦闘服状の服を着た3人の若者組が両方の犯行に関与したとみて行方を追う。男性は、地元官僚付きの運転手。

・16日昼過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、村内の友人宅に徒歩で向かっていた24歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。

・・15日17:00過ぎ、ナラーティワート県ランゲ郡内で、バイクで路上を走行中だった30歳の村長(イスラム教徒)が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。更に、たまたまバイクで現場を通りかかった64歳のイスラム系住民男性が流れ弾にあたり重傷。死亡した村長は、昨年9月に自宅に押し入った一味に銃撃され死亡した父親の跡を継いで村長に就任していた。

・16日、ヤッラー県県都内中心部にある県庁舎前で首相・国家安全保障評議会議長との直接協議を求め座り込み抗議活動を展開している仏教系住民は、テロ撲滅住民ネットワーク名で当日予定されていた惨殺された仏教系住民女性の火葬を団体が掲げた目標が達成されるまで無期限に延期する方針を発表。また、団体関係者によると、前日にナラーティワート県ルゥーソ郡内で射殺された上で火を放たれた70歳の仏教系住民男性の遺族が、抗議集会に合流する為に男性の遺体を収めた棺と共に向かおうとしたところで、当局側の妨害にあい合流を断念していた事を明らかに。

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