2007年05月10日

首相、政党解党判断後に政党活動禁止令解除の是非を検討

 スラユット首相は9日、タイ・ラック・タイ党及び民主党に対する政党解党の是非に関する判断結果が憲法裁判所によって公表される30日以降に、政党の政治活動を禁じた民主改革評議会(現国家安全保障評議会)令の解除の是非について検討を行う方針を明らかにしました。

 これは、前日首相官邸に各政党の代表者を招致し新憲法案に関する意見のヒアリングを行った際に、各政党からあらためて早期の政治活動禁止令の早期解除を要求する声が上がっていた事を受けたもので、スラユット首相によると国家安全保障評議会のソンティ議長との間で遠くない適切な時期に禁止令を解除する事で合意に至っているとのこと。

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政府、12日から新たな政見放送

 ヨンユット政府報道官は9日、12日から毎週土曜日8:30から9:15の時間帯で新たな政見放送の放映を開始する事を明らかにしました。

 ch11で放送される政見放送は、プゥット・バーン・ピッサヌローク(とりあえず首相執務室を一般開放と意訳しておきます)と題され、番組内ではスラユット首相による成果報告と今後の予定報告が行われる他、大臣が週替わりで受け持ちに関する成果報告等を行う予定になっているようです。

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ヂャムローン少将、首相罷免要求の動きに同調する意思はなし

 民主主義市民連合幹部のヂャムローン・シームゥアン少将(国家立法議会議員)は9日、現在の政府の状況は、決定的な特効薬が欠けた状況にあるだけで、近い将来これらの問題が氷解し持ち直す事が出来るとの認識を示しました。

 これは、嘗ての配下であるチャイヤワット・シンスウォン氏等が国家安全保障評議会のソンティ議長に対してスラユット首相の罷免を要求する書簡を提出した事に関してコメントを求められた際に語られたもので、ヂャムローン少将は、たとえスラユット首相下の政府内に再クーデターを誘発する恐れがある不安定要素があったとしても、タクシン前首相よりはまともな政権運用を行っており、また僅かしか残されていない任期中に首相を替えることは得策ではないと指摘し、チャイヤワット氏側の動きに同調する方針が無いことを明らかにした上で、現在起きている最悪の事態にまで情勢を煽動しかねない問題の多くが、クーデター時に掲げた理想の実現に邁進する事を忘れ外野に気を取られている国家安全保障評議会側の過ちに由来しており、この過ちが同評議会と政府との亀裂を生む要因になっているだけでなく、正常化実現の障害になっていると指摘していました。

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クリントン元米大統領、タイの特許強制使用許諾を支持

 現在アメリカ訪問中のモンコン公共保健大臣は9日朝ch3で放送された番組の中で行われた電話インタビューの中で、ビル・クリントン財団を主催するクリント元米大統領と面会した際に、同氏の口からタイが特許強制使用許諾(CL)を行使してアメリカの民間会社が特許権を持つエイズ治療薬や心臓病治療薬の製造に乗り出す方針を決定した事に対して支持と必要な支援を提供する意向が語られ、その後共同で公式記者発表が行われた事を明らかにしました。

 モンコン公共保健大臣によると、仮にCLを行使しタイ国内で治療薬の製造に乗り出した場合、製造開始から2-3ヶ月以内に現行より50%以下の薬価で必要とする患者に良質な治療薬を提供する事ができる見通しであるとのこと。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=7092 (ビデオ)
嘘つきタイランド・ドット・コム (aka タイの隠された秘密・ドット・コム)

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プーヂャッガーン紙編集長に名誉毀損で執行猶予2年付き6ヶ月の禁固刑

 刑事裁判所は9日午前、元タイ・ラック・タイ党幹部のプミタム・ウェーチャヤチャイ氏に対する名誉毀損行為があったとして、被告のプーヂャッガーン紙編集長のクントーン・ローセリーワーニット氏に対して執行猶予2年付きの6ヶ月間の禁固刑を下しました。

 この裁判は、2005年11月22日及び23日付けの紙面に記載された、嘗ての学生活動家でるプミタム氏は、もはや国民の権利や民主主義を阻害する輩に心を売った忠犬でしかないという記述によって名誉を毀損されたとしてプミタム氏側が提訴していたもので、裁判所側は根拠の無い中傷により読者にプミタム氏に関する誤った印象を植え付けた事により同氏の名誉を毀損したと認定し、クントーン氏に対して更生の機会を与えるための執行猶予期間2年付きの6ヶ月の禁固刑及び20万バーツの罰金の支払いを命じる判決を下しました。

 今回の判決に対してクントーン氏側は、問題となった記述は政治家の監視機能を担うマスコミ人としての義務感から為されたものであるとして、控訴審で再度争う方針を明らかにしているようです。

 尚、民主主義市民連合の集会の席上で、プミタム氏に対する中傷発言があったとして名誉毀損で訴えられている、プーヂャッガーン紙を発行するマネージャー社の創業者であるソンティ・リムトーングーン氏を被告とする名誉毀損訴訟は、1審で2年の実刑判決が下され現在控訴審で審理が行われています。

参考
刑裁、ソンティ・リムトーングン氏に対して名誉毀損で2年の実刑判決

posted by Jean T. at 02:00| 市民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (9日)

・9日朝、ヤッラー県ヤッハー郡内で、主に女性・子供で構成された住民約100人強が二手に分かれて道路を封鎖し、前日に発生した住民銃撃事件は当局側の仕業であると非難すると共に、早急に容疑者を逮捕するよう要求して座り込み抗議活動を開始。

・9日7:30過ぎ、パッターニー県サーイブリー郡内の病院前で、47歳の職員男性がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・9日午前、ヤッラー県内の複数箇所でグロンピナン郡内で逮捕された24人の容疑者の釈放を要求する座り込み抗議活動が展開されている事を受け、当局側は証拠不十分で釈放された12人を伴い住民達の説得にあたるが、住民達は説得を受け入れず全員の釈放が実現するまで座り込み抗議活動を展開する方針を確認。

・9日昼過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクの二人乗りで路上を走行中だったイスラム系住民親子が何者かに銃撃され、41歳の父親が死亡し12歳の息子が重傷。

9日15:00前、ナラーティワート県ランゲ郡内で、路上の警戒作業にあたっていた軍関係者の車列の通過に会わせ爆発物が爆発し、7人(初期報道では4人)の軍関係者が死亡し複数人が負傷。実行グループは、軍関係者が所持していたM16等を強奪した上で路上に鋲を撒きながら逃走。

・9日16:30前、パッターニー県サーイブリー郡内で、バイクに乗った二人組が、路上を走行中だった小型トラックに乗っていた県土地改良局の職員3人に向け銃を乱射し、2人が負傷。

・9日18:00過ぎ、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクで路上を走行中だった35歳のガムナンが、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・失踪したイスラム教弁護士の夫人としても知られるアンカナー・ニーラパイヂット女史(国家立法議会南部国境県問題調査検討委員会委員)は9日、南部国境三県域内で頻発している住民による抗議活動の背景に、依然地域の多くの住民が政府側から不当な扱いを受けているとの考えに固執している事があると指摘。特に非常事態令による逮捕状無しでの身柄拘束がイスラム系住民に対してのみ施行されているとの感情が強く、また当局側が容疑者の釈放に応じておきながら、約束が守られていない事が不満を爆発させる原因になっているとのこと。

posted by Jean T. at 02:00| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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