2007年05月31日

前首相、解党判決を尊重し抗議行動に出るべきではない

 タクシン前首相は30日、外国メディアのインタビューに対して憲法裁判所によるタイ・ラック・タイ党の解党を命じる判決は非常に残念な判決だったとした上で、タイ・ラック・タイ党の支持者に対して判決を尊重し抗議行動に出ることが無いよう呼びかけた。

 これは、ロンドン滞在中に受けたAFP及びCNNのインタビューの中で語られたもの。

 一方、判決後タイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首は党本部前に集まった党員や支持者等の前で、今回の判決は銃口下で用意されていた不公正且つ隠された思惑がある、将来専門家の間で議論を呼ぶ事になる判決だったと語り、言外に国家安全保障評議会側の思惑が強く働いた判決であったと指摘し判決結果に強い不快感を示したものの、集まった支持者に対しては判決を受け入れい抗議行動は起こすべきではないと呼びかけた。

 また、今後については、国民から支持されている大衆政策の継続と、失われた民主主義を取り戻すために戦い続けると語った。

 一方、被選挙権剥奪の対象と見られていた新旧党幹部の内、死亡ないしは問題となった総選挙以前に既に党を離党していたプレームサック・ピヤルラ氏(出家)、サノ・ティヤントーン氏(新党結党)、リキット・ティラウェーキン氏(新党結党)、ゴン・タップパランシー氏(政界引退)等8人が対象から外れ、合計111人の新旧党幹部が被選挙権剥奪の対象となった事が確認されている。

posted by Jean T. at 12:28| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

タイ・ラック・タイ党に対して解党命令

 憲法裁判所は30日夜、タイ・ラック・タイ党、ペーンディーン・タイ党及びパタナ・チャート・タイ党に対する解党の是非に関する判決文の中で、20%ルールにより選挙が無効になる事をおそれたタイ・ラック・タイ党幹部のタンマラック・イサラーングーン・ナ・アユッタヤー大将及びポンサック・ラクタポンパイサーン氏がパタナー・チャート・タイ党を買収しタイ・ラック・タイ党の単独候補者選挙区になる恐れがある選挙区に候補者を送り込むよう働きかけると共に、パタナー・チャート・タイ党と共謀して候補者資格要件を満たさない同党の擁立予定候補者の党員データの改ざんを選挙委員会に働きかけたと認定。

 その際、タンマラック大将は買収への己の関与を隠匿する為に、政治家ではないトライロン・イントラタット大将を買収資金の受け渡し役に指名したと指摘。

 更に、パタナ・チャート・タイ党のカッティマー女史が、民主党のステープ幹事長に軟禁状態に置かれた上でタイ・ラック・タイ党による党買収を告発するよう強要されたと主張した上で、実際には党の買収や資格要件の改ざんは無かったと主張している事に関しては、同党がタイ・ラック・タイ党から買収されていた事から一貫性に欠ける証言であるとして却下。

 また、ペーンディーン・タイ党に関しては、資格要件を満たすために偽造した書類を使用して3人の候補者を擁立したと認定し、3党何れにも民主主義制度を脅かす重大な違法行為があったと認定した上で、タイ・ラック・タイ党及び小政党二党に対して解党命令を下すと共に各党の(当時の)党首及び幹部は連帯して解党の責任を負うべきであるとの判決を下した。

 この判決を受け、タクシン前首相や既に党を離党している者を含む当時のタイ・ラック・タイ党幹部118人(報道により111人、119人)が向こう5年間に渡って被選挙権を剥奪される事になる。 また、対象者には新党結党に動いているソムサック・テープスティン氏やソムキット・ヂャートゥシピタック氏等も含まれる。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=7447
(ビデオ/タイ・ラック・タイ党の歴史)
憲法裁、4月2日の総選挙を無効と判断
小政党買収に関与したタイ・ラック・タイ党幹部
刑事裁判所、選挙委委員3人に4年の実刑判決
前選挙委員会委員、小政党買収疑惑に対する職務遂行義務違反でも有罪判決

(タイ時間 23:30掲載  23:45更新)

posted by Jean T. at 01:30| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南部情勢 (29-30日)

・30日6:00前、ヤッラー県ヤッハー郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった38歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。

・30日8:00過ぎ、ヤッラー県ターントー郡内で、路上の警戒作業にあたっていた軍用車両の通過に会わせ路上脇に仕掛けられていた爆発物が爆発。人的な被害は無し。

・30日午前、ヤッラー県ヤッハー郡内で、主に女性・子供で構成された住民200以上が道路を塞ぎ、22日深夜にゴム農園内にある民家内で15歳から56歳のイスラム系住民一族4人が殺害された上で、遺体に火を放たれ、一部の被害者が強姦されていた疑惑がある事件は地域に展開するレンジャー部隊関係者による犯行であると主張し抗議活動を開始。最終的に副県知事側が、レンジャー部隊の地域外への撤収要求に関しては権限外として受けいれる事ができないとしたものの、事件に対する公正な捜査を約束すると共に被害者の親戚を通して被害届を警察に提出するよう呼びかけた事を受け入れ住民側は散会。

posted by Jean T. at 00:39| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

モール・タープラ店に営業再開許可

 バンコクの行政当局は30日、2月5日に支柱にひび割れが発見された事を受け、補修の為の一時閉店命令を下していたモール・タープラ店に対して31日からの営業の再開を認める決定を下しました。

 個人的に何回かタープラ店の前を車で通りかかりましたが、大改装を行う上で邪魔なテナントを一時追い出すためにバンコク当局と結託して閉店命令を引き出したのではないかとの印象を持ちました。(二週間の予定だった一時閉店命令がその後一気に無期限に延びている)

posted by Jean T. at 00:33| 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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