2007年06月02日

元タイ・ラック・タイ党幹部、独裁制に反対する土曜日の人々を不敬罪で告発

 元タイ・ラック・タイ党幹部のソンティナー・サワッディー氏(元同党副報道官、現民主選挙推進連合委員)が1日、警察犯罪抑止制圧局を訪れ、姑息な手段を講じてプレーム枢密院評議会議長の罷免を王室に誓願する為の署名を募り、1997年憲法で保障された国王の指名権を侵害したとして市民団体”独裁制に反対する土曜日の人々”の幹部2人を不敬罪で告発した。

 ソンティナー氏によると、独裁制に反対する土曜日の人々は、国民の間で人気があり常に品薄状態にあるお守り”ヂャトゥカーム”を集会参加者に1バーツで配布すると喧伝して回り、1バーツとプレーム枢密院評議会議長の罷免を誓願する為の署名簿への署名と引換にヂャトゥカームを希望者に配布しており、署名自体も半強制的に行われていた疑いがあるという。 

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マッチマー会派、全会一致で被選挙権剥奪解除の恩赦を申請

 マッチマー会派を率いるソムサック・テープスティン氏は1日、同日開かれた会派の総会の席上で、次期政権成立後に恩赦法に則りタイ・ラック・タイ党に対する解党判決により被選挙権を剥奪された当時の111人の幹部に対する剥奪解除を申請する方針を決定した事を明らかにした。

 自らも剥奪の対象になっているソムサック氏によると、今回の決定は次期総選挙後に被選挙権剥奪処分に関してマッチマー会派側と考えを同じにする民主党が下院を支配し政権を握るとの読みに基づいたものであるという。

 また、会派幹部のオンワン・テープスティン女史によると、新党として次期総選挙に候補者を擁立する事を視野に今後も政策立案機関として会派を存続させる方針であるという。

 先の憲法裁判所判決によりマッチマー会派所属元下院議員80人の内15人が被選挙権を剥奪された。

 一方、旧チャート・パッター党系のラムタコン会派を率いるスワット・リプタパンロップ氏は1日、タイ・ラック・タイ会派に合流する方針が無いことを明らかにした上で、チャート・パッタナー党を復活させる方針を明らかにした。

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南部情勢 (31-1日)

・31日夜半にヤッラー県バンナンサター郡内で発生した、レンジャー部隊を狙った銃乱射事件を受け応援の為に現場に駆けつける途上にあった同じ部隊に所属するレンジャー部隊の車列の通過にあわせて消火器爆弾が爆発した事件に関して、1日午後までに12人のレンジャー部隊員の死亡が確認。また、死亡した隊員の一部は爆破後に実行グループにより銃やナイフ等で殺害されていた事が確認された。死亡したレンジャー部隊員は何れも、事件発生前に同日発生していた住民による幹線道路を封鎖した抗議活動の強制排除任務についていた。

・31日に発生した一連の不穏な動きにより1日午後までに搬送先の病院で死亡が確認された1人を含め合計で22人が死亡していた事が明らかに。(昼までの報道や午後に掲載されたネーションの英文速報は21人のままで報じる)また、同日夜半にソンクラー県サバーヨーイ郡内中心部にあるモスク前で発生した銃乱射により、搬送先の病院で死亡した2人を含む合計7人の17歳から25歳のイスラム系住民が死亡した事件に絡んで、実行グループ側が当局側の犯行であると喧伝して回っている事が確認されている。

・31日朝からパッターニー県県都内中心部にある中央モスク前で座り込み抗議活動を展開している複数のイスラム系学生団体を中心とした住民達は、あらためて地域内からの軍及び自警レンジャー部隊組織の撤退及びヤッラー県二郡内で施行されている夜間外出禁止令の解除、南部国境三県及びソンクラー県内4郡内で施行されている非常事態令の解除、住民に対して襲撃を仕掛ける等の不法行為に関与した当局関係者に対する処分、身柄拘束されている無実の容疑者の早期釈放の要求等が無条件で受け入れられるまで座り込み抗議活動を継続させる方針を確認。尚、31日時点で抗議行動に参加していた女性・子供の多くが活動から離脱し、また県イスラム教委員会事務所ビル前で行われていた抗議活動は31日夕方過ぎまでに散会している事が確認されている。尚、パッターニー県知事によると、抗議活動を組織した学生団体は何れも勝手に名乗っている実体が無いものであるという。

・1日朝、ナラーティワート県内のターク・バイ郡、ランゲ郡、ヂョアイローン郡及びルゥーソ郡内で脅迫文と共に偽爆弾が路上に放置される。脅迫文には、イスラム系の住民を狙ったモスク、私立イスラム教学校、茶店襲撃事件は当局側の犯行であると記されたものと、村自警組織に所属するイスラム教徒は敵であると記されたものの二種類が確認されている。 その後、ナラーティワート県内合計25ヶ所で偽爆弾の放置や当局を攻撃する文言が記された垂れ幕が張られていた事が確認。

・当局側は1日、31日夜半にソンクラー県サバーヨーイ郡内にあるモスク前で発生したイスラム系住民を狙った銃乱射事件が、29日夕方に同郡中心部にある市場内で発生した爆破事件と同一グループによる犯行であるとの見解を示す。また、事件では銃だけでなくM79小型榴弾が使用されていた事が確認されている。

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