2007年06月07日

同盟、24日までに陸軍本部に向けた大規模なデモ行進を計画

 反独裁民主主義同盟幹部のヂャトゥポン・プロームパン氏は6日バンコクのサナームルワンで開催された集会の壇上で、同同盟が民主主義奪還の目標日に定めている24日までに国家安全保障評議会の本部が置かれている陸軍本部に向け大規模なデモ行進を行う方針を明らかにした。

 これは、先に評議会のソンティ議長が、大衆の多くが評議会を支持していると発言した事を受けたもので、ヂャトゥポン氏によるとデモ行進は24日の「評議会の崩壊日」にむけて反評議会勢力の力を誇示する意味合いがあるという。

 一方、ヂャトゥポン氏は、先にチャート・タイ党のバンハーン党首が旧タイ・ラック・タイ党所属の元下院議員が金銭で大衆を動員していると指摘した事に関しては、それを否定した上で、国家安全保障評議会の広報担当に成り下がった者の取るに足らない発言でしかないと切り捨てた。

 反独裁民主主義同盟は、PTVが中心となって組織作りが進められている反クーデターを標榜する団体の集合体で、6日現在旧タイ・ラック・タイ党出身者系やタクシン支持派系の団体のみが合流の意向を示している。

* 本ページでは、グルム・ネーオ・ルワム・プラチャーティパタイ・カップライ・パデーヂャガーンを意訳した反独裁民主主義同盟という名称を使用させていただきたいと思います。

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チャルゥム警察大尉がチャワリット大将と新希望党復活に向けた協議

 元新希望党副党首で同党がタイ・ラック・タイ党に吸収合併された際に合流を嫌い独自に党を結党し政治活動を行っていた事でも知られるチャルゥム・ユーバムルン警察大尉が6日、バンコクにある同党元党首のチャワリット・ヨンヂャイユット大将の自宅を訪問し新希望党復活に向けた協議が行われていた事が明らかになった。

 チャワリット大将に近い消息筋によると、現在チンチャイ・モンコンタム氏が党首に就任している新希望党に合流する形で党を復活させ、党首にはチャワリット大将、幹事長に元陸軍副司令官のウィチット・ヤーティップ大将、副党首にチャルゥム警察大尉が就任する見通しで、また過去に新希望党に所属していたスチャート・タンヂャルゥン氏(元下院第一副議長)が率いるポー・モット・ダム会派を始めとする旧新希望党系会派・派閥やマッチマー会派の合流も取り沙汰されている。

 来週中に党復活の正式アナウンスが行われる見通し。

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バンハーン氏、元タ党下院議員が大衆動員に関与

 チャート・タイ党党首のバンハーン・シルパアーチャー氏(元首相)は6日、情勢を煽動したいと欲する旧タイ・ラック・タイ党所属の元下院議員がバンコクで開催されている反クーデター集会に地方住民を参加させる為に現金を配って継続的に動員をかけているとの情報があることを明らかにした上で、買収に関与している者に対しては、買収行為によって国家だけでなく己にも災いが降りかかる事を理解し早急にかかる行為を止めるべきであると指摘した。

 バンハーン氏によると、動員は地方だけでなく、バンコクでは、工場のオーナーが従業員に500バーツを配り集会に2時間だけ参加するよう強要していたケースもあったという。

 一方、チャート・タイ党として民主党のアピシット氏を次期首相として支持する可能性に関しては、次期総選挙で民主党が最大議席を獲得した場合にはアピシット氏を首相として支持する事はあり得るとした。

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予定調和、元タ党下院議員が反独裁タクシン支持者グループを結成

 7日午後、旧タイ・ラック・タイ党所属の元下院議員60人が記者会見を開き、反独裁タクシン支持者グループを結成した事を明らかにした。

 グループ幹部のニシット・シントゥパイ氏(ローイ・エット県)によると、今後クーデター及び国家安全保障評議会に反対する国民の中心的存在として全国的な活動を開始すると共に、方向性を一つにするPTVが開催する反独裁民主主義同盟の集会に合流する方針であるという。

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タクシン前首相、日本の大学で講演終了後に記者発表

 タクシン前首相が7日に日本の拓殖大学で行われる特別講演の後に記者発表を行う予定になっていることが明らかになった。

 Industry and Peopleと題された記念講演ではアジアビジネスの方向性等を中心に語られる予定で、講演終了後に記者会見が行われる見通しになっている。

 尚、記者会見では客員教授受諾に関する話題が中心になると見られ、自身の身の振り方を含む政治的な話に言及されるかは不透明。

* 講演では、自分が施行した大衆政策は朝廷の影響力を排除した徳川三代型の絶対権力を背景にした強権政権を築き上げるための布石だったんだとでも宣って日本の学生を喜ばせるのでしょうか?

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15日から25日にかけてソンクラー県4郡内で破壊活動を計画と警告

 南部国境三県域内に拠点を置く安全保障関連の情報当局は6日、南部国境三県と県境を接するソンクラー県内のサバーヨーイ郡を始めとした同県内4郡内で15日から25日にかけて破壊活動が計画されている恐れがあると警告した。

 警告の中で情報当局側は、県境を接するヤッラー県内で一連の不穏な動きに関与してきた実行部隊が、主にヤッラー県ヤッハー郡内と県境を接するサバーヨーイ郡を経由してソンクラー県内への移動を済ませていると共に、300万バーツの懸賞金を掛けられ身柄を追われている大物幹部が変装と偽造された身分証明書により当局側の検問をかわし潜伏しているとの情報を掴んでいるとした上で、具体的なターゲットに関しては不明ながらも15日から25日にかけて既に国境線経由で持ち込まれていると見られる爆発物を使用した破壊活動を警告している恐れがあると警告した。

参考
RKKがヤッラー・パッターニー両県内都市部で破壊活動を計画と警告

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南部情勢 (5-6日)

・5日夜半から6日未明にかけて、ヤッラー県の県都内及びラーマン郡内で、合計で200本以上の線路固定用のボルトが再度外されているのが確認される。タイ国鉄側は7日の運行再開を目指して線路の補修作業を進めていた矢先だった。

・6日1:00過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で学校が放火され、木造二階建て校舎が全焼。火災発生直後に若者3人組が校舎の裏手から逃走するのが目撃される。

・6日未明、ヤッラー県ヤッハー郡内で、小型トラックに乗った人数不明の一味が、村道の入り口付近に居た若者グループに向け銃を乱射し15歳のイスラム系住民が死亡。当局側は若者グループ同士の抗争の可能性を含め捜査を展開。

・6日4:00過ぎ、ナラーティワート県ターク・バイ郡内で、ゴム農園へ作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった21歳のイスラム系住民男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。

・6日昼前、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクに乗って郡庁舎周辺を走行中だった郡庁付きの自警組織員男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。

・6日13:00前、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、掃除用品の行商中だったプラーヂンブリー県出身の21歳の男性が、何者かに銃撃され重傷。男性は出稼ぎで当地に来ていた。

・6日14:00過ぎ、ヤッラー県県都内で、 バイクの二人乗りで路上を走行中だった35歳と30歳の仏教系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され2人とも重傷。後部座席に乗っていた35歳の女性は県内最大の建設資材販売店の従業員。

・6日午後、パッターニー県コークポー郡内を通る線路上2ヶ所に爆発物と見せかけた複数の不審物が放置される。

・6日夕方前、ヤッラー県県都内で、6歳から7歳の男児3人が学校前で拾った爆発物をそれと知らずに投げ合いながら遊んでいたところで、爆発物が爆発し男児3人とも負傷。 

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