2007年06月13日

サンガムペーンで爆破、被害者は無し

 12日20:00前、チァン・マイ県サンガムペーン郡ボー・サーン地区にある郵便局前付近に仕掛けられていた時限発火式と見られる爆発物が爆発した。情勢を煽動する目的で仕掛けたと見られる。

 人的な被害は無い。

 サンガムペーン郡はタクシン前首相の出身地としても知られる。

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首都圏住民の過半数が前首相の口座凍結決定を支持

 スワン・ドゥシット・ポールが首都圏在住の1,110人を対象に11日から12日にかけて行った意識調査で、51.08%の回答者が国家毀損行為調査特別委員会によるタクシン前首相の全口座を凍結する決定を支持すると回答し、49.5%の回答者が厳しすぎる決定ではない、証拠に基づいた決定である、下されるべき決定だったと評価していた事が明らかになった。

  一方で、64.22%の回答者が、この決定をきっかけに情勢が激化すると回答した。

 尚、凍結決定を支持できないと回答した者は僅かに29.19%だった。

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スラユット首相、口座凍結措置と戦うための前首相の帰国を容認

 スラユット首相は12日、国家毀損行為調査特別委員会による口座凍結措置に異議を申し立てる為にタクシン前首相が帰国する事を妨げる方針が無いことを明らかにした。

 これは、先だってタクシン前首相の法律顧問であるノパドン・パッタマ氏が、前首相が帰国して自ら口座凍結措置に対して全面的に争う意向を示していた旨明らかにした事を受けたもので、スラユット首相は異議申し立ては前首相に認められた権利であり、タイ国民として等しく権利を持つ前首相の自由意思による帰国を妨げる方針は無く、また帰国後の身柄の安全は警察が責任を持って見ると語った。

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調査特別委、4人の委員が資産凍結に反対

 国家毀損行為調査特別委員会が11日にタクシン首相一家の前口座凍結の決定を下した際に、委員長を含む11人の委員の内4人の委員が反対票を投じていた事が12日明らかになった。

 反対票を投じたのは、反タクシン派の言論人として民主主義市民連合に合流した事でも知られる元上院議員のサック・ゴーセーンルゥアン氏を初め、ヂラニット・ハワーノン氏、ウィロート・サオハパン氏、アムヌワイ・タントラー氏の4氏。

 一方、ナーム委員長や反タクシン派の言論人としても知られる元上院議員のゲーオサーン事務局長、タクシン政権時代に不当解任の憂き目にあった事もある会計監査院院長のヂャールゥワン・メンタガー女史、タクシン前首相が絡む資産隠し裁判当時の国家汚職防止取締委員会事務局長で、前首相の天敵として知られるグラーナロン・ヂャンティック氏等7氏は賛成票を投じた。

 ナーム委員長は、全会一致で決定が下されなかったことは普通にあり得ることで、大きな問題では無いとの見解を示した。

* このページでは、カナ・ガンマガーン・トゥルワット・ソープ・グラタム・ティー・ゴー・ハイ・グゥト・クワーム・シヤハーイ・ゲー・ラットを意訳して国家毀損行為調査特別委員会という名称を使用させていただいておりますが、国内英字2紙及び各日本語報道は旧称の資産調査委員会ないしは資産調査特別委員会等の名称を使用して報じています。但し、英字2紙が異なる単語を使用した委員会名で報じていることから、英語の正式名称が資産調査委員会という訳ではないようです。英字とタイ字新聞を同時に読んでいる方なら既にお気づきだと思いますが、英字新聞はタイ語を結構いい加減に訳して報じる傾向があり、おそらく長ったらしい組織名をいちいち英語に直すのが面倒くさくなって旧称のままで報じているのではないかと思います。

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プラソン起草委委員長、口座凍結により裏資金ルートの一部が断たれる

 プラソン憲法起草作業委員会委員長は12日、国家毀損行為調査特別委員会が11日にタクシン前首相一家が所有する全ての銀行口座を凍結する決定をした事により、裏ルートを通じてタクシン前首相から水面下で策動する反クーデター勢力に流れていた資金の流れの一部を塞ぐことに繋がるとの認識を示した。

 更に、プラソン委員長は、タクシン前首相ないしは支持派が真相を無視し感情だけで今回の決定に対して異論を唱えることは、タクシン前首相自身に困難をもたらす事に繋がると警告した。

 また、クーデター後に発令された民主改革評議会令第30号に則り今回の決定が下された事に関しては、充分な証拠に基づいた決定であり、政治的な迫害行為には該当しないとの考えを示した。

 一方、民主主義市民連合のスリヤサイ調整役(大衆民主主義キャンペーン事務局長)は12日、先の口座凍結の決定が、反独裁民主主義同盟の集会活動が過激化させ衝突の事態に至らせる事に繋がり得るとした上で、同盟の幹部に対して自重を求めると共に国家毀損行為調査特別委員会に対して国民の誤解を解くためにも早急に決定に至った真相を国民に知らせるべきであると指摘した。

 また、スリヤサイ氏は、今回の決定が裏資金ルートを塞ぐことに繋がると指摘されている事に関しては、仮に前首相のルートが塞がれても、利権を喪失したグループによる資金ルートは今後も存在し続けるとの考えを示した。

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爆発物の製造に使用可能な部品等を所持していたカンボジア系ムスリムを逮捕

 サゲーオ県アランヤプラテート郡の国境検問所当局は12日午前、爆発物の製造に使用可能な複数の電子部品等を隠匿所持していた29歳のイスラム系カンボジア人の男を事情聴取の為に身柄を拘束した。

 男は取り調べに対して、知人のイスラム系カンボジア人からマレーシアとの国境付近にいる友人のカンボジア人に引き渡すよう頼まれたもので、ダイナマイト漁に使用する為のものだとは聞いているが、内容物については知らなかったと証言しているという。

 爆発物処理班関係者によると、押収された電子部品等を使用して遠隔操作式の爆発物を製作する事が可能であるという。

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南部情勢 (11-12日)

・11日夕方過ぎ、パッターニー県ノーンヂック郡内で路上脇にあるサーラーが放火され、ボヤ程度で消し止められる。

・11日20:00前、パッターニー県県都内で、人数不明の一味が電源施設の警戒作業にあたっていた軍関係者に向け銃を乱射し、約10分間に渡って銃撃戦を展開した後に、小型トラックでヤッラン郡方面に向け逃走。銃撃戦による人的な被害は無し。

・11日20:00過ぎ、パッターニー県ノーンヂック郡内で、仏教系住民の家屋が放火され木造二階立ての二階部分が焼損。家主一家は不穏な情勢を嫌い別の地区に引っ越していたため無人だった。また、ほぼ同時刻に郡内にある公衆電話ボックスが放火された。

・12日朝、ヤッラー県バンナンサター郡内で、人数不明の一味が幹線上で検問作業にあたっていたレンジャー部隊員に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に逃走。この銃撃戦で22歳のレンジャー部隊員が重傷。

・12日朝、ソンクラー県サバーヨーイ郡内の民家内で、42歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され死亡。男性は、インドネシアで宗教を学び同国人の夫人と一緒に帰国し、村内では宗教アドバイザー的存在だった。

・12日10:00前、ヤッラー県ラーマン郡内で、バイクで路上を走行中だった60歳のイスラム教教師の男性が、路上脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され死亡。男性は、学校でイスラム教を教える傍ら県イスラム教委員会の顧問を務めていた。当局側は、地域の女性・子供を煽動し当局に対する抗議活動を展開させる事を視野に入れた犯行との見方。

・12日10:00前、ナラーティワート県ルゥーソ郡内で、バイクに乗った若者グループが小型トラックでプラスチック製食器の行商中だった身元不明の商人3人に向け銃を発砲し、商人2人が死亡。更に実行グループは死亡した2人が所持していた財布等を強奪した上で、難を逃れた残りの1人に銃を突きつけ小型トラックに拉致し逃走。死亡した2人は55歳位と15歳から17歳位の少年。残りの1人の行方は不明。その後、現場付近で27,800バーツもの現金を所持していた不審な若者1人の身柄を拘束し事情聴取を行っているが容疑を否認。

・12日午前、ソンクラー県ハートヤイ郡内にあるショッピングセンター"カールフール"の駐車場付近で不審なバイクが駐車してあるのが発見され、あたり一帯を立ち入り禁止にした上で安全確認作業を行った結果爆発物は発見されず。この事件をきっかけに郡内に大規模な破壊活動が計画されているとの噂が広まり、当局側が対応に追われた。

・12日夕方過ぎ、ナラーティワート県タークバイ郡内で、雑貨店付近に仕掛けられていた二発の爆発物が連続して爆発。更に現場検証に現れた当局関係者が、未発の3発目の爆発物を発見し安全処理。尚、爆発による人的な被害は確認されていない。当局側は、2発の爆発物を爆破させ、当局関係者をおびき出した上で、3発目の爆発物を爆破させる計画だったとの見方。

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16歳少女集団強姦事件、4人の実行犯を特定し逮捕状請求へ

 チョンブリー県パッタヤーに近いバーンラムン郡警察署は12日、バンコクのヤオワラート地区在住の16歳の少女が車に拉致され、車内にいた複数の男に強姦されたとされる事件に絡んで、これまでに実行犯の男4人の名前を割り出し逮捕状請求に向けた証拠固めを行っている事を明らかにした。

 また、実行グループが既にカンボジア領内に逃走している可能性もあると見て、カンボジアの警察当局に捜査協力を要請する方針であるという。

 少女が拉致された車内にいた10人以上の男に強姦されたと当初証言していた事に関しては、その後の事情聴取で、少女が自分の意思で麻薬を運搬する車に乗車し、また強姦に関与したのは2人の男だけだったことが判明しているという。

 一方、国家警察本部のウォンゴット副本部長は、少女が自らが罪に問われることを恐れ依然偽証を行っている可能性があるとして、引き続き少女が麻薬売買や売春に関与していた可能性を含めて捜査を展開している事を明らかにした。

参考
16歳少女集団強姦事件、少女と麻薬取引に関与している実行犯は顔見知り

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2人組、銀行前で現金輸送車から350万バーツを強奪

 12日昼前、バンコクのシーナカリン通り沿いにあるアユッタヤー銀行前で、2人組の男が現金輸送車への搬入作業中だった行員に向け銃を突きつけ現金350万バーツが入った袋1つを強奪し、行員に地面に伏せるように命じた上で、付近に待たせてあった小型トラックに飛び乗りクローンタン方面に向け逃走した。

 犯人は何れも40歳くらいの色黒、長身やせ形で、警察側は行員が覚えていた車両ナンバー(ポー・ンゴー6815)を手がかりに実行グループを追っている。

* 報道により強奪に関与した2人と待たせてあった車の運転席にいた男の合計3人組とするものもあります。

参考
http://www.nationchannel.com/xnews/index.php?news_id=7701

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