2007年06月21日

選挙委、総選挙を11月25日に前倒し実施する可能性に言及

 選挙委員会のアピチャート委員長は20日、新憲法の成立時期次第では総選挙を11月25日に前倒し実施する事もあり得るとの認識を示した。

 これは、先だって日本の企業関係者との昼食会の席上で、早期憲法成立の可能性に言及したスラユット首相との協議を終えた後に記者団に語られたもので、アピチャート委員長によると、憲法起草議会のノラニット議長の見通し通り7月16日までに新憲法の原案ができあがった場合は、新憲法案の是非を問う国民投票の実施を約1ヶ月前倒しして8月19日に行える事になり、それに従い総選挙の実施も約1ヶ月前倒しして11月25日に実施できる見通しであるという。

 但し、アピチャート委員長によると、この見通しはあくまで国民投票で新憲法案に対する国民からの賛同が得られる事を前提にしたもので、仮に国民からの賛同が得られなかった場合は、総選挙の実施が大幅に遅れる事もあり得るとのこと。

* 首相と日系企業関係者との昼食会に関して一部の報道が「ナーヨック・ポップ・ポーカー・ユン・サーン・クワーム・チュアマン(首相が信頼醸成の為にジャップの商売人と会った)」という見出しでスラユット首相と日系企業関係者の昼食会について報じていました。日本人の蔑称であるユンは大衆紙なんかでも、見出しの字数を削減する目的で悪意無く頻繁に使用されていることから、書き手側には悪意は無いようですが、ただ日本人ビジネスマンの代わりにポーカー・ユン(ジャップの商売人)とした所は、悪意があったとも取れる遊びが過ぎる表現ではないかという気がします。

posted by Jean T. at 01:25| Coup D'etat | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パッターニーで爆破を計画していた容疑で3人の身柄を拘束

 20日6:00前、警察と軍で構成された混成チームはパッターニー県県都内及びヤラン郡内の民家で強制家宅捜索を行い、合計4個の使用可能な爆発物や銃器類、多数の銃弾等を押収すると共に、イスラム系の男3人の身柄を拘束した。

 今回の家宅捜索は、破壊活動を実行する為に爆発物を隠し持っているとの通報を受け行われた内偵により実現したもので、県都内では2個の爆発物や銃器類等を押収すると共に47歳と22歳の男の身柄を拘束し、またヤラン郡内では2個の爆発物や銃器類等を押収すると共に20歳の男の身柄を拘束した。拘束された3人の男は何れもイスラム教徒。

 また、ヤラン郡内では、20日昼前に夫人を後部座席に乗せバイクで路上を走行中だった国境警備警察に所属する男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負い、搬送先の病院で死亡した。夫人は難を逃れた。

 更に、夕方前には、ヤッラー県県都内のヤラン郡との県境近くの路上で爆発物が発見され処理回収された。付近を通行する教師の護衛任務につく当局関係車両を狙って仕掛けたものと見られる。

 一方、ヤッラー県ヤッハー郡内では17:30過ぎ、人数不明の一味がモスク前の路上を走行中だった小型トラックに向け銃を乱射し、車内にいた32歳の男性が死亡し48歳の男性が重傷を負った。銃撃を受けた2人は何れもイスラム教徒。

 また、同県ラーマン郡内では20:00過ぎに、車に乗った人数不明の一味が茶店に向け銃を乱射し、初期報道段階で1人が死亡し、2人の負傷者が出ている模様。

posted by Jean T. at 01:22| 南部情勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする