2007年06月29日

タイ・ホテル協会等、大手レコード会社の音楽使用をボイコット

 タイ・ホテル協会、タイ・レストラン協会及びタイ観光業協会の代表者が28日午後共同で記者会見を開き、RSプロモーション社(RS)の音楽の関連施設内での使用をボイコットする方針を明らかにした。

 これは、著作権使用料の支払い義務を負う必要が無い宴会場での演奏行為に対してRS側が著作権使用料の支払いを要求してきた事を受けた措置で、協会側によると宴会場においては場所及び音響設備を貸し出す立場でしかなく、宴会場内での音楽演奏に関しては借り手の責任で行われていると主張してきたにも拘わらず、RS側は貸し出された音響設備を通して音楽が流されている限りは著作権使用料を支払う義務があると主張し物別れになっていたという。

 仮に宴会場に於ける演奏行為に対して著作権使用料を支払った場合、小規模な宴会場で年間2万バーツ、大規模な場合だと年間数十万バーツの負担増になるという。

 更に協会側が商務省に仲介を要請しているにも関わらず、RS側は文書でしつこく宴会場内に於ける音楽演奏行為に対する著作権使用料の支払いを迫り、更に1994年に著作権法が発効して以来、ロビーやレストラン、カラオケ・ルームに於ける音楽演奏行為に対する著作権使用料を支払ってきたにも拘わらず、RS側はホテルやレストランが著作権使用料を一切支払っていないというデマ情報まで流布させようとしたという。

 協会側によると、RS側による不当な要求や不誠実な行為に対して抗議する為に、今後この問題が解決するまでRSが著作権を管理している音楽の関連施設内に於ける使用を一切ボイコットすると共に、数十万人にのぼる傘下の従業員に対してRSの音楽の視聴や購入を中止するよう要請する方針だという。

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クルンテープ・ポール、スラユット政権時代の方が新聞報道の自由がある

 私立バンコク大学が行う世論調査クルンテープ・ポールが、30県内在住の全国紙を最低でも週に一回は読んでいる有権者2,060人を対象に行った意識調査で、最も多い42.5%の回答者がスラユット政権時代の方がタクシン政権時代に比べ新聞報道に自由があると感じていると回答していた事が明らかになった。

 尚、逆と回答した者は30.1%、同じと回答した者は27.4%だった。

 また、スラユット政権時代の方が新聞報道の自由があると感じていた者の学歴別区分では、非大卒が39.5%、大卒が43.9%、修士以上が58.9%と、高学歴になればなるほど現政権の方が新聞報道の自由があると感じている事が明らかになった。

 一方、現在の新聞の報道内容に対する評価に関しては、総合評価では10点満点中6.10点となり、特に報道の迅速性に関する評価が一番高く6.60点となる一方で、報道の中立性及び報道の信頼性に関しては、それぞれ5.51点と5.41点と最低水準の評価が下されていた。

 また、新聞が果たしている使命に関しては、全体で5.99点の評価となり、特に出来事を追跡報道する使命に関する評価が一番高く6.74点となる一方で、政府や国内の大物に対する監視・牽制機能の使命に関しては5.16%と最低水準の評価が下されていた。

 更に回答者の多くが倫理と責任を旨に新聞報道を心掛けるべきと回答し、現在の新聞の改善点に関しては、真実に基づいた報道を心掛ける、内部で報道内容のチェックを行った上で報じるべき、報道に書き手の主観を混ぜるべきと回答する者が多かった。

* 「高学歴になればなるほど現政権の方が新聞報道の自由があると感じている」という所はタクシン政権に対する学歴別反感度と一致しているところが興味深いですね。また、「報道に書き手の主観を混ぜるべき」の部分は「報道から主観を排除するべき」が正しいのではないかと思われる位客観性を排除した主観的な報道がタイの新聞では展開される傾向がありますね。事実とは逆の事を平気で報じてしまう英字二紙は論外として、特にここ2-3年のプーヂャッガーン紙やタイ・ポスト紙は非常にその傾向を強めており、プーヂャッガーン紙なんかは「恵みの雨、同盟志半ばで散会」なんて見出しでこの前のデモ行進を報じたりしています。ただ、タイ字高級紙は政治的なスタンスを見出しやコラム、署名付き提言記事、分析記事等で主張する傾向がありますが、記事本文に関しては意外と客観的に書く傾向があります。というか、起きた事をそのままだらだらと書く傾向があるので、まとめるのにちょっと苦労させられています。

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ソムキット氏がルアム・ヂャイ・タイ党への合流を表明

 ルアム・ヂャイ・タイ党の設立発起メンバーの1人であるアネーク・ラオタンマタット氏は28日、道議主義会派を率いるソムキット・ヂャートゥシピタック氏が党への合流を表明した事を明らかにした。

 尚、同党に関しては、設立方針発表記者会見の際にソムキット氏が率いる道議主義会派と党とは無関係であると党側が説明していたにも関わらず、多くのマスコミがソムキット氏のバックのもとで設立されたとの言質で報じ、一方で、マッチマー派閥を率いるソムサック・テープスティン氏は、ソムキット氏が関知しないところで党の結党が発表された事に対して同氏が不快感を持っており、同党への合流の可能性に関しては不透明であるとの考えを示していた。

 アネーク氏によると、ソムキット氏は5年間に渡って被選挙権が剥奪されている身であることから、当面表舞台に出ず非公式に党の活動を支援する見通しだという。

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総選挙の実施を妨げる要因は存在していない

 スラユット首相は28日、あらためて総選挙の早期実施を目指す方針を確認した。

 これは、先に国家立法議会行政改革臨時委員会委員長のウィサヌ・クルゥアンガーム氏が、タイ主催の東南アジアスポーツ大会がナコンラーチャシーマー県内で開催される等の理由をあげ年内の総選挙の実施が不可能であるとの認識を示した事を受けたもので、スラユット首相は、政党を始めとする各階層の考えや準備状況を勘案した上で選挙日程を先延ばしにする事もあり得るとの認識を示したものの、国際社会からの信頼獲得や国益の為にも可及的速やかな総選挙の実施が好ましいとの考えを示した。

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中学歴層の多くが国民投票の重要性を理解していない

 ラームカムヘーン大学が全国の義務教育過程が最終学歴の中学歴層の有権者2,280人を対象に23日から27日にかけて行った意識調査で、48.7%の回答者が新憲法制定の是非を問う国民投票の意義を誤解ないしは理解していない事が明らかになった。尚、意義を理解していると回答した者は51.3%だった。

 更に、地方別では南部及び東部が国民投票の意義を理解している回答者が多い一方で、中部、北部及び東北部では意義を理解している回答者が少なく、また概して男性よりも女性の方に国民投票の意義を誤解ないしは理解していない傾向が見られたという。

 また、65.8%が国民投票と行政改革との関連性が解らないと回答しているなど、中学歴層の多くが国民投票の意義のみならず国民参加による行政改革の重要性を理解していない事を物語っており、総選挙と同様に国民自身の判断以上に政党の票の取りまとめ役や地方の大物の思惑が国民投票の結果を左右する素地を依然国内に残している事を覗わせる結果となった。

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防衛大臣、前首相の"Killing Zone"発言は罪に問われる事を恐れた詭弁

 ブンロート防衛大臣は28日、"Killing Zone"という言葉を使用して身の安全に確信が持てない限りタイ国内に帰国する意思は無いとするタクシン前首相の発言は、己が罪に問われる事を恐れている事を誤魔化すための詭弁でしかないとの考えを示した。

 発言の中でブンロート防衛大臣は、スラユット首相及びソンティ国家安全保障評議会議長何れもが身の安全を保障すると発言している中で前首相が"Killing Zone"という言葉を持ち出したのは、タイ国内で罪に問われる事を恐れている事を誤魔化すための詭弁でしかないと指摘した上で、政治的な機会を含む己の将来に繋がる何らかの新しい機会を掴むためにもタイ国内で己にもたれている嫌疑に対して正々堂々と戦う姿勢を見せるべきであると指摘した。

 一方、スラユット首相は28日、タクシン前首相が身の危険を強調している事に関してスラユット首相は、半分冗談めかして私はタクシン前首相の生命保険を預かる事を業とはしていないが、同前首相の帰国後の安全を保障すると語った上で、前首相がもたれている嫌疑に対しては万人に与えられる公正な法的手続きを保障すると語った。

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南部情勢 (28日)

・28日未明、ヤッラー県ラーマン郡内で、タムボン行政機構の庁舎が放火。

・28日7:00前、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で、バイクで路上を走行中だった51歳のイスラム系住民男性がバイクに乗った二人組に銃撃され死亡。実行犯は男性が所持していた銃器2丁を盗み逃走。男性は本業の傍ら村警察官として村内の治安維持任務に就いていた。

・28日午前、ヤッラー県ヤッハー郡内の路上で死後6時間以上経過したと見られる20歳と16歳(報道により18)のイスラム系住民男性の射殺体が発見される。

・28日11:30過ぎ、パッターニー県ヤッラン郡内の幹線上で、軍関係車両の通過にあわせて爆発物が爆発し、初期報道段階で軍関係者3人が重傷。

・28日夕方過ぎ、ヤッラー県県都内ラムマイ地区で、バイクに乗った二人組が運動場内でタックローを行っていた若者グループに向け銃を発砲し、28歳のイスラム系住民男性が死亡。

・28日夕方過ぎ、ヤッラー県ラーマン郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が路上の警戒作業にあたっていたレンジャー部隊の車列に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に、路上に鋲を撒きながら逃走。この銃撃戦による人的な被害は無し。

・マレーシア政府が非公然分離主義組織BRNコーディネートの首領と目されるスペーイン・バーソー容疑者を国営のペトロナス社の顧問の一人に据えていた事が明らかに。スラユット首相は、両国関係や情勢に影響を与えるものではないとの認識を示す。

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11歳少女強姦・出産事件、叔母のバイタク運転手の夫を逮捕

 首都圏警察本部バーンポーンパーン署は28日、11歳の少女を強姦し妊娠させた容疑で、少女が預けられていた母親の実姉の夫であるバイクタクシーの運転手の男(35、報道により40)を逮捕した事を明らかにした。

 今回の逮捕は、強姦した後に少女に他言しないよう脅迫している男の声を聞いた隣人からの通報により実現したもので、男は一緒に寝ている時に寝返りを打った少女の体が自分にまとわりついてきた事で猥褻な気分になり強姦してしまったが、強姦したのは一回限りだったと証言しているという。

 男によると、事に及んだ際に年少の少女の局部への挿入が適わなかった為、擦る程度で済ませ、またそれが原因で妊娠していた事には気づいていなかったという。

参考
11歳少女が強姦され妊娠・出産、母親が訴え出る
http://www.tv5.co.th/newss/tv5tv.php?transid=73412 (ビデオ)

* 多分に職業差別的ですが、国内報道では初期報道の段階から叔母の夫がバイクタクシーの運転手であることを必要以上に強調した上で、こいつが一番怪しいという言質で報じていました。

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都バスがバイクに接触、2人が死傷

 28日早朝、バンコクのバーンコーク・ヤイ区アマリン・タット・マイ通りで、57番路線を走行する民間委託運行の都バス車両が前方を走行中だったバイクに接触し、バイクに乗っていた56歳の女性が死亡し7歳の女児が重傷を負った。

 死亡した女性は娘を後部座席に乗せ学校へ送り届ける途上だった。

 高速で走行中だったバスが前方を走行中だったバイクに接触し、バイクが転倒した際に路上に投げ出された2人がバスの車輪に巻き込まれたと見られる。

 尚、事故を起こしたバスの運転手は現場から姿をくらます事無く警察の事情聴取に応じているという。

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